「おおお……」
 その声は猿そのものだった。精悍なマスク、健太はメガレッドにインストールすると、同じように無理やり変身させた千里の腰から下のスーツを引きちぎり、抱きかかえて、マットの上に寝かせた。まだ元気な千里を殴打して、愛撫にぐじゅぐじゅにされたパンティをずらして、自らの男根を挿入した。
「アアッ……あっ……なんで、こんなことするのよ……」
「ほらあ、あれじゃん。メガレンジャーやってると、デートもロクにできないんだよ。B組の鈴原ちゃんもE組の大田ちゃんも、デート中に出動してふられちゃったしなー。でも、おまえなら、そんな事情もわかるだろ?」
「解らないわよ! あんたがうまくいいわけつければいいじゃない!」
「耕一郎といちゃついてる奴にはわかんねえんだろうな。あんな堅物のどこがいいんだよ? おれみたいなワイルドな男がいいぜ?」
「かって言わないでよ! は……ふっ……」
「偉そうなこといいながら、千里だって気持ちいいんだろ。ううう……そ、そろそろ、イクぞ」
「え、い、イクってなんのことよ」
「イクっていったらイクだろ、ああもう我慢できねえ、中に……」
「冗談じゃ……!!! ああ、馬鹿……」
 弛緩した健太の男根から熱い液体が千里の胎内へ放たれた。その歪な感じに喉から嗚咽がこみ上げ、吐き気に頭がくらくらした。
「うおおっ……」
「もう知らない」