- ストーカー 狙われた桃色の女戦士 中篇 -
…次の日の夜、閑静な住宅街にあるあきらが住んでいるマンション…一日の任務を終えアスレチッククラブから、疲れた表情を浮かべながら彼女が自宅へと帰ってきた。「…ふぅ、今日も疲れたわね…さあ湯船にでもつかってゆっくりしましょ……あれは?」
自分の部屋の扉の前までたどり着いたあきら。その彼女を待っていたのは昨日懲らしめたはずのストーカー男、青山であった。
「…何よあんた!昨日あんだけ痛い目に遭ったのにまだ懲りてないわけ!!?」
「フフ、フフフフッ、今日はもっと楽しい事をしようよ、あきらちゃん♪…ウフフフフッ」
あきらの部屋の扉の前にいた青山は、ややうつむき加減に怪しくニヤつきその顔からは気色悪い笑い声がもれてくる。
「!まだそんなことを言ってるわけ?いい加減にしなさいよ!また痛い目に遭いたいの!!?」
怒りの形相で青山にズンズンと迫っていくあきら。だが今回の彼からはおどおどした様子は見られない。それどころかいやらしい目つきであきらの胸元をじーっと見つめている。
「!あんたまたどこ見てるのよ、この変態男!今度はこの前みたいに手加減はしてあげないわ…よ…っ、ううっ…うううっ…ああっ…あ、頭が…頭が…」
突然の耐え難い頭痛に襲われ両手で自身の頭部を押さえその場にうずくまるあきら。そんな彼女の頭の中から何者かの声が聞こえる。
【フフフッ、久しぶりだな…桃井あきら、いやデンジピンクよ、フフフフッ】
「こ、この声は、まさか?…ニ、ニンポウラー??確かおまえはわたしたちが倒したはず、なのに…どうして?っ…う、うううっ、あああっ」
【フフフフッ…オレはよみがえったのだ。新たな能力を身につけてな…それをこれからおまえの身体でじっくり教えてやろう…フフフ、フフフフフッ】するとあきらの手が独りでに動き出し、自分の部屋の鍵を取り出し青山にすっと差し出す。
「な、何で?…わたしそんな事してないのに手が勝手に…う、うううっ…ああっ…」
自分の身体が自身の意思に反して突然独りでに動き出したことにとまどいを見せるあきら。
【フフフッ、前におまえの身体を乗っ取った事があるのを忘れたのか?…そういうわけでこれからおまえは目の前のこの男の言いなりになってもらおうか?…クククッ、ククククククッ】
「…そういうわけだからよろしくね、あ・き・ら・ちゃん♪…ウフフフフッ」
そういうと青山はあきらの腰に左手を回し、そのまま彼女をあきらの部屋へとエスコートしようとする。そして彼はいやらしい手つきでその左手をボリューム感のある彼女の魅惑的なヒップへと動かしていく。
その青山の好意に何とも言えない気色悪さを感じ、思わず声を上げてしまうあきら。
「きゃっ!?…く、くっ…どこ触ってんのよ!…は、離して、離しなさい!」
「へぇ~…ぼくにそんな態度を取っていいのかな~…イマイチ君の置かれてる立場ってのを分かってないみたいだねぇ、あきらちゃん♪…ウフフフフフッ」
そのように言うあきらの尻を触っていた青山の左手は、さらに行動をエスカレートさせていき、ピンクのミニスカート越しに彼女の柔らかく肉付きのよいヒップをドーナツ状に撫で回している。
【そういうことだ…おまえはこの男の言いなりになってもらおうか、桃井あきら】
「ぐ、ぐっ……な、何でおまえたちベーダーがこんな回りくどい事するのよ!わたしを殺したいのなら一思いに殺せばいいじゃない?」
【フフフッ…正義のヒロインがこの男のようなオタク君にいいように弄ばれるというのはどうゆう気分かね?…我々ベーダーはおまえたちデンジマンをただ単に倒してもつまらんと思っているのでな…なるべく屈辱感を与えて殺したいと思っているのだよ…どうだね?このやり方は気に入ってもらえたかね?…クククッ、ハハハッ、ハーッハッハッハッハッ】
「そういうことだからよろしくね、あ・き・ら・ちゃん♪」
あきらの頭の中からニンポウラーの高笑いが聞こえてくる。それに呼応するように己の体を彼女の身体へさらに密着させてくる青山。あきらもそんな青山から何とか逃れようとする、が完全にニンポウラーに身体を掌握されてしまったあきらは自分の意思で己の身体をまったく動かすことができない。
はたから見た彼女と青山は恋人同士のように寄り添ってあきらの部屋へと入ろうとしている。だが、それは彼女の意思ではなく“ニンポウラーの操っているあきら”が彼女の意思に反してそのようにしているだけだ。
そんな彼女はその凛々しく整った表情をゆがませ、わずかに動く頭部でいやがるようなそぶりを見せる事ぐらいしかできなかった。
(ぐ、ぐっ…う、ううっ、か、身体が動かない…う、動いて、お願い、動いてっ…ぐっ)
【…フフフッ、ムダだよ…おまえの身体はオレがしっかり制御してるからな…おまえにはしばらくこの男の虜になってもらうよ、クククッ、ククククククッ】
「…さぁ、行こうか。いよいよ楽しい時間の始まりだよ、あ・き・ら・ちゃん♪」
ガチャッ…鍵が開いたあきらの部屋の扉へと青山と彼にエスコートされたあきらが、恋人同士のように寄り添って入っていった…。
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明かりもついてないあきらの部屋の中…彼女は受話器を手に電話の前に立っていた。留守電にしばらく“お休みをする”旨を入れておくためである。
ただしこれは“ニンポウラーに操られたあきら”がやっていた事である。彼女はその身体だけでなく“声”を出す事さえも一時的にニンポウラーによって支配されてしまっていた。
どうやらこれが復活したニンポウラーの“新たに身につけた能力”の一つらしい。
「…そういうわけでしばらくお休みするわ…みんな、ごめんなさい…」
ガチャッ…“ニンポウラーに操られたあきら”が手にしていた受話器をそっと電話機に戻す。そして彼女の中のニンポウラーはニヤリと笑った。
【…これでよし…フフフッ】
(く、くっ…こ、こんなことしておまえたちどうするつもりなの?)
今の彼女は“声”で自分の意思を表す事ができない。そんな口の利けないあきらは頭の中のニンポウラーに向かって心の中で話しかけていた。
【なぁに…ちょっとしたアリバイ作りだよ…これで二、三日は他のデンジマンはここには来ないはずだ…これでしばらく邪魔は入らないだろう…ククククッ】
(くっ……)
「…お~い、こっちは準備できたよ」
少し離れたあきらの寝室からそんな青山の声が聞こえてくる。
【そうらしいぞ…ではおまえの愛しき彼氏のもとへ行こうではないか?…クククッ、フハハハッ、ハーッハッハッハッハッ!】
(くっ…う、動いて、お願い…動いて、動いてよっ!)
しかしそんなあきらの願いもむなしく“ニンポウラーに操られたあきら”は青山の待つ彼女の寝室へと向かうのであった。
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…青山の待つ寝室まできたあきら、彼女はベッドに背を向けるようにして部屋の中央付近に立っていた。普段、左の薬指に身につけているはずの指輪“デンジリング”は“ニンポウラーの操るあきら”によって外されていた。
そして部屋の中であるにも関わらず、何故か彼女のトレードマークの一つである下履きの“白いロングブーツ”は履いたままである。
これは青山の希望で“あきらちゃんは白いブーツは履いてなきゃダメだ”ということらしいのでそうしているようだ。
その青山はベッド上の映像を撮るため、天井から吊るすようにビデオカメラをセットしていたようだ。
この事からも彼がこの後何がしたいのかあきらには何となく想像できた。それが自分にとって、女にとって屈辱的な事であることも。
「…よく来たねぇ…さぁ、楽しい時間の始まりだよ。ムフフフフッ」
【そうらしいぞ…ではおまえの“声”だけは開放してやろう。ただし、あまり大きな声は出せないようにしてな…でかい声で騒がれても困るからな、ククククッ…】
「くっ?…こ、声が!?…声が出せる??」
ニンポウラーから“声”を出す事だけは許されたあきら。だが、身体は相変わらずまったく動かす事ができない。
「…それじゃあ、ぼくと楽しいひとときを過ごそうよ…ムフッ、ムフフッ、ムフフフフッ」
そう言う青山が顔をだらしなくニヤつかせながら、自分の首にぶら下がっているカメラを手にあきらにゆっくりと近づいてくる。
彼女に迫っていくその青山は獲物を品定めするようにあきらの肢体をじろじろと眺めている。
「く、くっ…い、一体何をするつもりなの??」
射るような鋭い視線で迫ってくる青山を睨みつけているあきら。身体の自由が利かない今の彼女にはこれが精一杯の抵抗だ。
だがその睨みつけている瞳にも徐々におびえの色が現れてきている。
それは“戦士”としてというよりも、目の前の男に対しての”女”としての恐怖なのだろう。
「そうだねぇ…じゃあとりあえずこれくらいから始めようかな?…えへへっ、えへへへへへへっ」
ガバッ。あきらのすぐ傍まで近づいていた青山はその場にいきなりかがみこむ。そして彼女のミニスカートの中を覗き込むようにカメラを向け、その股間の薄いピンクの下着をじろじろと注視し始めた。
「へへっ…こんな物凄いアングルであきらちゃんのパンチらを拝めるなんて…ムフフッ、ムフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?……や、やめなさい!この変態男!!」
無防備にミニスカートの中身を覗かれているあきらは、恥じらいから顔がドンドン朱に染まっていく。
(く、くっ…??えっ…動くわ、何で?…でもそれは今はどうでもいいわ…よぉし)「このっ!」
何故か身体が動かせる事を確認したあきらは、目の前でニヤつき這いつくばっている青山の顔面を蹴り上げようとする。
「えっ!?…ひ、ひっ!」
青山の顔面に襲い掛かるあきらの右の蹴り上げ。襲い掛かってくるそれに思わず反射的に目をつぶってしまう彼。
だが青山の顔面に炸裂するかと思われたその蹴り上げは、彼の顔の直前で止まり、そのまま右脚を天井に向かって真っ直ぐ伸ばすように開脚させられてしまった。
(く、くっ!?ま、また身体が勝手に??…くっ…あっ…や、やっ)
【…残念、もう少しだったのにな、ククククッ…おい、おまえこの方がお望みのものがよく見えるんじゃないのか?ククククッ】
「えっ!?…あ、う、うん。…えへっ、えへへへっ…」
パシャパシャ…天井に向かって右足を思いっきり蹴り上げているあきら。そのおかげで丸見えの彼女の股間へと青山のカメラのフラッシュの嵐が浴びせられている。
「…いい眺めだなぁ…そのムチッとした脚もたまらないよねぇ…ウフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…こ、この変態男!…絶対に許さないわ!」
「お~こわっ…さすがに正義のヒロインだねぇ…でももう許してもらわなくってもいいよぉ…何たってあきらちゃんはもうぼくのものなんだから…ムフフフフッ」
(ぐ、ぐっ…)
しばらくあきらの股間を除き続けていた青山が、カメラをそれに向けるのを止めスクッと立ち上がりさらに彼女へと近づいていく。
「これはもういいかな?…じゃあもう下ろしてもらってもいいよ…ウフフフフッ」
【よし分かった…ではコイツの言う通りにしてやろう…ククククッ】
(く、くっ…)
そして“ニンポウラーに操られたあきら”が添乗に向かって蹴り上げられている右脚をゆっくりと床に下ろす。
「…じゃあ次は身体検査でもしようよ……ムフッ、ムフフッ、ムフフフフフフッ」
そう言うと青山はいやらしい手つきであきらの肢体へと触れてきた…脇の下、ほどよく柔らかい二の腕、くびれた腰、ムチッとした太腿…彼女のピンクの服の上からその柔肌の感触を確かめるようにベタベタとあきらの肢体へと触れていく。
「うひょ~、メチャクチャ柔らかいなぁ…やっぱ凄くいい感触だよあきらちゃん♪…ウフフフフッ」
(ぐ、ぐっ…で、でも今は我慢よ…何をされても耐えるしかないわ…)
自身の身体にまとわりつくように触れてくる青山の両の手の平に物凄い寒気を感じているあきら。だが彼女はその気色悪さを懸命に耐え反撃の機会を窺っていた。
(でも見てなさい、チャンスがきたら…この男だけは絶対に許さないわ!…それまではせいぜ…!はっ!?)
あきらがそんな事を考え、虎視眈々と反撃の機会を窺っていると…ムニュ…突然身体にそれまでとは明らかにちがう違和感が…
彼女の背後に回っていた青山があきらの脇の下から両腕を回し、彼女の両胸を鷲掴みにしてきたのだ。彼はその柔らかい感触を味わうようにあきらの両の乳房を揉みほぐしている。
「!きゃっ!?…な、何す…あっ、あん…あぁん」
「へぇ、おっぱいはさらに柔らかいや…ん?…あきらちゃん、ひょっとしてブラしてないんだ?だから動いてた時に微妙に揺れてたんだね。まぁ、ぼくにはその方がいいんだけど…ムフフッ、ムフフフフッ」
「…あっ…あぁん…はあぁん」(ぐ、ぐっ…こ、こんな変態男に…で、でも今は…)
両胸を揉まれていたあきらの顔は、だんだん汗ばんでいきその表情はみるみるうちに赤く染まりその凛々しい顔を蒸気させていく。
だが青山の彼女に対する変態行為はまだまだ終わらない…彼はさらに彼女のミニスカートの中へ左手を侵入させ、薄い桃色の下着越しにあきらの秘部をまさぐり始めたのだ。
「あっ!?…なっ??や、やめっ…あっ、あん、ああっ…」
「うフフフッ…かわいいなぁ、あきらちゃん♪…それにしても…前にあきらちゃんが戦っているところをこっそり見て思ってたんだけど…あきらちゃんって悲鳴とか喘ぎ声とかホントに色っぽいよねぇ…ムフッ、ムフフッ、ムフフフフフッ」
(ぐ、ぐっ…コ、コイツ…)
青山にいいように弄ばれるあきらの身体…そんな彼女にはだんだんと屈辱感が広がっていく。その薄い朱唇をギュッと噛みしめあきらはその恥辱から懸命に耐えていた。
「さぁてと…これはもういいかな…次はこんな感じで遊ぼうよ…ムフッ、ムフフフフフッ」
「くっ…つ、次は何なのよ…!」
ポフッ…そう言うと青山はあきらの前に回りこむ。そして身につけていたメガネを外し、自分の顔を彼女の胸元にうずめるようにあきらに抱きついてきたのだ。
「きゃあ!?…な、何すんのよ、この変態男…や、やめ…やめなさい!」
「うわぁ~、これが夢のパフパフだよ、気持ちイイ…しかもそれがあきらちゃんのおっぱいで実現するなんて…くぅぅ…感激だぁ、たまらないなぁ…ムフフフフッ」
あきらの胸元に気持ちよさそうに顔をうずめている青山。さらにその彼は彼女の腰に回していた両腕のうち、右腕を彼女のミニスカートの中に忍び込ませ、あきらの柔らかく肉付きのいいヒップを撫で回し始めた。
ゾクッ…身の毛がよだつような気色悪さが彼女を襲う。
「!…やっ!?いやっ…ぐ、ぐっ…や、やめ…どこ触ってん…は、離して…あっ、あん」
「…えへへへっ、やっぱりいいなぁ…このお尻も柔らかくてボリュームがあって…もう最高だよっ…ムフッ、ムフフッ、ムフフフフッ」
青山に尻を愛撫されるたびにそこから何とも言えない不快感が彼女の全身を駆け巡る…その気色悪さからあきらは全身に思わず鳥肌を立ててしまう。
(ぐ、ぐっ…こ、こんな男に何もできないなんて…で、でも今は耐えるしか…チャンスを待つしかないわ…で、でも…何か…何か手はないの?このままこんな男に好き勝手にやられるしかないの??)
【クククッ…いいぞ、感じるぞ、おまえの苦しみを…何もできないもどかしさを、無力感を…こうなっては正義のヒロイン、デンジピンクも形無しだな…クククッ、ハハハッ、ハーッハッハッハッハッ!】
(!はっ…そ、そうだったわ…今のコイツはベーダーの手先も同然なのよ…だから簡単にあきらめちゃダメ…このままベーダーの…ベーダーの好きにはさせないわ!)
自分の身体を青山にいいように蹂躙され、何もできない自分への無力感から弱気の虫が顔からのぞいていたあきら。だが、彼女の中から聞こえてくるニンポウラーの高笑いが再び彼女を奮い立たせていく。
【クククッ…その精神力の強さは女と言えどさすがにデンジマンの一員と言ったところか…だがそんな強がりもいつまで続くかな?…そんなおまえが弱音を吐いて堕ちていくのが楽しみだよ…ククククッ】
(くっ…わたしは負けない!…ベーダーのこんな卑劣な手には絶対に屈しないわ!)
絶望的な苦境の中で抵抗への決意を新たにするあきら。その精神的な強さが桃井あきらの…デンジピンクの最大の強さかも知れない。
だが、それでも彼女の圧倒的に不利な状況が変わるわけではない。青山のあきらに対する欲望はまだまだ続く…うずめていた彼女の胸元からわずかに離れた青山は、外していたメガネを再び身につける。
「さぁて…そろそろメインイベントを始めようよあきらちゃん♪…ムフッ、ムフフッ、ムフフフフフッ」
あきらの腰に両腕を回し彼女を抱きしめていた青山は、その体勢のままで彼女の後ろにあるベッドへとあきらを押し倒していく。
「やっ!?やめ、何すん…き、きゃああぁぁ…あんっ」
ドサッ!…青山に押しつぶされるようにして、あきらはそのキレイな白いシーツがピシッと敷かれたベッドの上に押し倒されてしまった…。
-続く-