果て無き執念

しかしその時、冴子は目の前にいるMDが2人しかおらず、1人足りない事に気づく。
その足りない1人、Cは彼女の背後にいた。
それに気がつくが、その瞬間に左手をつかまれる。
更にCは空いた手を素早く彼女の股間に伸ばし、陰部に指を入れる。そのまま指で中をかき回し、クチュクチュと音を立てる。
冴子「うあっ!!」
冴子は感じてあえぎ声を上げ、空いている右手でCの陰部をかき回している右手をどけようとしたが、ビクともしない。
Cの指はただ冴子の陰部をかき回している。
AとBは面白そうに彼女の様子を見ている。
―こいつら・・・!!
それに気づいた冴子は、自分の恥ずかしい姿を見られて楽しまれていることと、自分の「中」に指を入れられて弄ばれているという2つの事で屈辱が倍増していた。
冴子「ふあっ!!?」
そんな屈辱で歪んでいた冴子の表情は突然快感で引きつった表情となる。
Cが指の動きを激しくしたのだ。
グチュグチュと中に溜まっていた愛液の音も激しくなる。
冴子「あッ・・・ああッ!!」
C「どうした?気持ちいいのか!」
Cは彼女の耳元でそう言って更に指の動きを激しくする。
冴子「ああ・・・ああァ!!・・・アッ・・・・・!!!」
冴子の体がやがてビクン、ビクンっと強く反応し、冴子の顔は快感に歪んだ表情となる。イッたのだ。
C「随分と派手にイッたなあ。」
Cは愉快そうに笑って指を彼女の陰部から抜く。指と陰部の間で糸が出来た。
冴子はイッた余韻で力が抜けて膝をつき、地面に両腕をつき、四つんばいになる。
そんあ様子の冴子にAとBはニヤニヤと笑う。
B「いい音出てたな。そんなに溢れてたのか?」
C「ああ手がベトベトだぜ。」
Cは先程の右手を見せると愛液がかなりこびりついていた。
A「やはりな。ショーツが濡れていたからな。触ってみろ。これも愛液まみれだ。」
Aが先程引きちぎったショーツの一部を見せ付ける。
彼等の言うとおり、薬の効果とMD達の責めによって秘部は凄まじく濡れていた。
それを指摘され、冴子は四つん這いの状態でも悔しさで歯軋りをする。
C「あんなにはしたなく喘ぎ声出しちゃってよお、プライドの高い女がとんだ変態になっちまったな。こんなの今まで見たことがねえ。」
Cの言葉にMD達も「間違いない」と同意する。
しかしこれほどの言葉をかけられても冴子は屈していなかった。むしろある感情がわきあがっている・・・。
しかしその時、冴子は突然体を回されて仰向けの態勢にされ、そこから無理矢理脚を開脚させられる。
Aがそうさせたのだ。Aはズボンのファスナを下ろし、勃起したペニスを出す。
冴子がそれに驚く間もなく、Aはそのペニスを彼女の「中」に押し込んだのだ。
そしてそのまま腰を振ってピストン運動を始める。
冴子「あッ!!ああッ!!あ!!!!」
冴子はペニスが中で摩擦している感覚で喘ぎ声を上げる。
ピストンによって股間からパンパンと音が鳴り、更に冴子の「中」から愛液がかき回される音もする。
A「これはなかなかいいな!」
Aは彼女の締め付けに快楽を覚え、ピストン運動を更に強くする。
冴子「ああッ!ああァん!!」
Aはピストン運動を強くしていくうちに体の底から湧き上がってくるものを感じていく。
冴子は喘ぎ声を抑えることができない。
冴子「ああッ!!あああああ・・・・・ッ!!」
冴子はやがて体が激しくビクつき、力が抜ける。またイッたのだ。
あはペニスを引き抜き、精液を彼女の顔面から腹へふりかける。
冴子の顔は精液に覆われ、匂いを感じる。そして体にもまみれて生温かさも感じる。
B「次は俺だ。」
Bは冴子に休み暇も与えず、体を回させて再び四つん這いの状態にする。
Bもファスナを下ろし、冴子の陰部にバックから勢いよく挿入する。
冴子「あァッ!!?」
その感覚で冴子の朦朧としていた意識は覚醒し、また喘ぎ声をあげる。
Bはそんな冴子の両手首を掴んで馬の手綱をとるような態勢になる。
そして手首ごと彼女を思いっきり引きよせ、ペニスを強く中に押し込む。それを何度も繰り返した。
冴子「ああッ!はあッ!!!」
B「ほらあ!喘げ喘げ!!!!」
Bのピストンは更に強くなる。
―イクッ!またあ・・・!!
冴子「イッちゃう!!!ああッ!!!」
B「俺もだ!俺もイクぜ!!」
冴子が絶頂に達しようとしているうちに、Bも何か湧き上がるものを感じる。冴子はそれに気づいた。
冴子「!!?・・・やめて!!中だけはぁぁ!!!!」
しかし、冴子のそんな懇願も聞かずにBは、
B「出すぞ!!」
冴子「イヤァァァァァァァァァ!!!!!!・・・あッ!!!」
とうとう中出しをされた
冴子は体の動きが一瞬止まり、Bはペニスを強く押し付けて精液を彼女の中へ流し込んだ。
Bはやがてペニスを引き抜き、解放された冴子はそのまま地面に倒れる。
MD達は満足したように笑い合う。
意識が朦朧とする・・・。だが冴子はここで終わってしまうわけにはいかなかった。その思いが彼女を動かす。
彼女は力を振り絞り、地面に偶然落ちていた刃物を見つけ、無意識にそれに手を伸ばす。
そしてそれを手に取った。MD達は気がつかない。
その刃物には柄がなく、握ると刃が手に食い込んで、その痛みと共に血がにじみ出る。
この痛みで冴子の意識は完全に覚醒した。
冴子はそれによってある決意をする。
一方MD達は彼女の方には向いておらず、完全に彼等同士で見合って話をしている。
冴子の目はそれを見てギラリと光る。
C「もう十分楽しんだしなァ。殺しちまうかあ。」
B「だな。」
A「ミュージアムのトップである琉兵衛様の娘でありながら最後はこの様とは・・・」
冴子は勢いよく立ち上がる。
A「あっけないも・・・・。」
Aが冴子の方に振り向いた瞬間、彼の動きが止まる。
A「かっ・・・。」
BとCから見ると、Aの首筋から何か細い鉄の塊が生えているように伸びている。それには血がこびりついている。
冴子が拾った刃物をAの喉に素早く刺したのだ。
やがて冴子が刃物を引き抜くとAは喉から血を噴出して弱弱しく倒れる。
BとCが呆然として見ていたところ、冴子は次はBの頚動脈に刃物を切りつける。するとその切り傷から血が噴き出し、Bもまた弱々しく倒れる。
Cが驚いている内に冴子は今度は彼の片目に刃物をさして頭を通して貫く。
C「ぎああああああああ!!!!!」
Cは尋常じゃない程の叫び声をあげる。
冴子は刃物を乱暴に抜き、Cは尻餅をついて片目を抑える。
Cがもう一方の見える目で冴子を見てみるとその顔は殺意で歪んでいた。
そう、冴子が陵辱の中で湧き上がっていた感情はこれだった。
完全に油断していた。Cは彼女を恐れおおのき、尻餅をついた状態で後ずさるがそこは狭い路地、すぐに壁にぶつかってそれ以上下がれなくなる。
C「待ってくれ!!悪かった!!許し・・・!!」
冴子は何も言わずに刃物を振り上げてCの脳天に振り下ろす。
C「ぎゃああああああああああ!!!!」
恐ろしいほどの叫び声があがる。

その路地に残ったのは血まみれの人のものではない死体が3つ。残っているのはそれだけだった。

冴子は全裸のままで、精液で汚れた体のままで、刃物によって血で滲んだ手のままで、彼女は人気のないところをよろよろと歩いていた。
持っていた刃物はベットリと凄まじい量の血がこびりついている。
彼女の目は最初の時より黒く光っている。
―生きる。生きて必ず・・・這い上がる!!
耐え切ったのだ。彼女はあれほどの陵辱を受けながらもなお執念をなくさなかった。
冴子は這い上がるチャンスを求めて彷徨うのだ。