GP-29 大翔ヲトメロ アナザーストーリー

どこか濁った空気、気持ちが沈むような暗い空。今が昼なのか夜なのかもわからない。そんな空間の一角にある洞窟。いかにも周囲にマッチしたその洞窟は、普段はガイアークの犯罪者たちの刑務所・拷問場所だった。しかし、今日は不釣合いな「獲物」が二台の拘束台に乗せられている。
 一人は銀色、もう一人は黄色のスーツを纏った人間。しかしマスクは被っていない。正確には「破壊」されたのであるが…
「獲物」はどちらも光沢の美しいスーツを纏うに相応しい美女。しかし、その美しい顔には「破壊」の傷跡が生々しく残っている。
「いい気味でおじゃる。今まで散々苦杯を舐めさせられた恨み、ここでわらわが晴らしてやるぞ」
これもこの場所には似つかわしくない美女。しかし、こちらは美しいスーツなどではなく、鎧のような、しかし露出も多いスーツはとても人間の女性には着こなせそうにない。
「ん…うう…」
先に目覚めたのはゴーオンシルバー、須塔美羽だった。起き上がろうとするが、手足を拘束されたまま起き上がれない。
「何これ…くっ…ケガレシア…」
「やっと目覚めたでおじゃるか、待ちくたびれたぞよ」
美羽の顔を撫でながら笑みを浮かべるケガレシア。その顔には明らかに宿敵を捕らえた喜びが満ちている。
「っ!早輝!私たちをどうする気!?放しなさい!」
ゴーオンイエロー、楼山早輝が隣に拘束されていることに気がついた美羽。早輝が助けに来る前にハンマーバンキの攻撃に気を失った美羽にとって、早輝が共に囚われている今の状況は理解できない。しかし、今はそれを気にしている場合じゃない。
「貴様らゴーオンジャーには散々手を焼かされてきたのでな…わらわが直々にこれまでの礼をしてやるんでおじゃるよ」
手にしたスイッチを押すと、美羽を拘束した台の手足のベルトから電流が流れ出す。破壊され、ダメージを受けた身体には、僅かな衝撃も美羽を蝕む。
「あああっ!いやあああああっっっ!」
大きく仰け反り叫び声をあげる美羽。しかし拘束ベルトは美羽の手首・足首に食い込み、外れそうにもない。
「そう、その姿が見たかったのじゃ。忌々しいゴーオンジャーの女がわらわの手で泣き叫ぶ姿が」
サディスティックな笑みで美羽を見下ろすケガレシア。更に容赦なく電流の強度を上げると一層美羽の悲鳴が響く。
「やめてえええっ!きゃあああっっっ!!」
「ん…うう…み、美羽!」
美羽の悲鳴で目覚めた早輝。早輝も美羽同様に手足を拘束されているが、隣で苦しむ仲間の姿は見える。
「や、やめて!」
美羽の姿に顔を歪めてケガレシアに懇願する早輝。
「目覚めたでおじゃるか、ゴーオンイエロー。ならば次は貴様じゃ」
「あああっ!」
早輝に気付いたケガレシアは、攻撃の対象を早輝へと移す。こちらも電流を流すと身体を小刻みに震わせながら悲鳴をあげる。
「やめて!早輝には手を出さないで!」
妹のように仲が良かった早輝の姿が見ていられないという風な美羽。こちらも必死にケガレシアに叫ぶが、ケガレシアの残虐性をくすぐるばかり。更に強度を上げると、早輝は大きく仰け反る。
「いやああああっ!やめてええええっっ!!」
あまりに衝撃が強すぎたのか、早輝は痙攣しながら再び気を失った。
「やめて!早輝をやるなら私をやりなさい!」
「ふん、そんな思いやりというような甘い考えがわらわは大嫌いなのじゃ!」
ドスッと美羽の無防備な腹部に、ケガレシアの拳が落ちる。
「ぐふっ!うあ…」
悲鳴すらあげられないほどの衝撃に、美羽の口からは涎がだらしなく流れる。
「貴様の望み通り、こっちの小娘には手を出さないでやろう…しかし貴様にはわらわの拷問フルコースを味わわせてやるぞよ」
何をされるのかと不安に駆られる美羽。恐らくこのままでは二人共生きては帰られない。しかし、ケガレシアの行動は全く予想できないものだった。美羽の汚れた口元を舐め始めたのである。
「ひっ…な、何!?」
「わらわは美しいと呼ばれるものが大嫌い…だから貴様らをわらわが直々に汚してやるでおじゃる」
ケガレシアの舌は美羽の口角から始まり、ゆっくりと唇まで舐め上げる。
「んんっ、いや…」
顔を背けても、固定された台の上ではケガレシアの舌から逃げられない。そして遂に、美羽の口内にも侵入されてしまう。
「ふふっ、中からゆっくりと汚してやるでおじゃる…」
「!?むうう…っ!」
舌を絡ませながら、ケガレシアの唾液が美羽の口内に入れられる。ケガレシアの唾液はどこか甘酸っぱく、拒否できないような不思議な味・匂いだった。
「ふふっ、わらわの性攻撃からは、人間レベルでは逃げられぬぞ…」
 かつてはガイアーク界のセックスシンボルとして君臨したケガレシア。ガイアークの幹部ですら彼女のテクニックの前では牙を抜かれてしまう。そんな情けない男共に飽きたケガレシアは、ガイアークの女にも性交の手を広げ、完全に女を堕とす方法を身につけていた。彼女はゆっくり自らの唾液を美羽に飲ませると、そのくびれた腰から胸元までを撫でていく。
 「なっ…やめなさ…ああっ!」
 唾液を飲んでしまった美羽。身体を触れられることに嫌悪感を覚え、その手を止めさせようと…したところで「快感」が美羽を襲った。こんなに優しく、的確に身体を撫でられた経験などない。
 「あう…やめ…あん!」
 これは快感なんかじゃない。ケガレシアに触れられて、気持ちいいわけがない。自分に言い聞かせていた美羽だったが、その手を拒絶しようと言葉を出した瞬間、ケガレシアが胸の頂部を抓った。それが決定打となり、シルバーのスーツに二つの突起が浮かび上がる。
 「もう無理じゃ、わらわの唾液を飲んで正常を保てる者など、ガイアークにも存在しないでおじゃる」
 ケガレシアの身体は、自ら改良を重ね、性攻撃に特化したものにした。唾液も彼女が作り出した「汚水」、他の生物には媚薬となるものだった。
浮かび上がった突起を、入念に舐め上げる。スーツ越しでも舌の暖かさや柔らかさははっきりと美羽に伝わる。
「あん、いっ、嫌っ!」
ゴーオンジャーとは言え、美羽も年頃の女である。性に興味を持ち、自ら胸を触ったこともある。しかし、自らの指とケガレシアの舌…それもケガレシアの唾液で完全に「目覚め」てしまった身体に伝わる快感は、比べ物にならない。そんな事実を消し去りたいがための拒否の言葉も、ケガレシアには完全に読まれている。
「ふふっ、もう気持ちよくて仕方がないであろう?」
「ああんっ!!」
人差し指で軽く秘部に触れる。それだけで、美羽はビクンと仰け反ってしまった。
「もう貴様はわらわには抗えまい。こうなってはな…」
ケガレシアの指にはスーツ越しにもはっきりと濡れているのがわかる。美羽の身体は明らかに挿入を欲している。それをニヤリと笑いながら、ケガレシアの指は美羽の秘部にスーツを押し込み、グリグリと内部を掻き回す。
「んんっ、ああああんっ!」
無意識の内に腰が動く美羽。もう美羽にゴーオンジャーの自覚などない。残っているのは、女としての本能…「入れて欲しい」の一心だった。
「ゴーオンシルバー…貴様を犯してやるでおじゃる!」
長い爪で軽くスーツの股間部を破ると、よく手入れされた茂みの下には、愛液が溢れた女性器…
すると、ケガレシアの股間が不意に大きくなり始める。女性には付いていないはずの物。これも彼女は性攻撃のために自らの身体を改造し、取り付けたのであった。機械らしく、いかにも固い物。しかし、その表面が男の物と決定的に違うのは、表面の凹凸だった。まるでバイブのように瘤がついたケガレシアの物。彼女は美羽に馬乗りになると、美羽の聖域に狙いを定める。
「やめ…やだ…」
まさかのケガレシアの行動に、恐怖で震える美羽。自らの指しか受け入れたことのないその場所に、ケガレシアの物が入れられるなんて…
しかし、ケガレシアは容赦なかった。涙を浮かべる美羽を、一気に貫く。
「あああああっっっ!!!」
一瞬の痛み、その後には美羽が崩壊するのに十分な快感が押し寄せた。
「小娘もここだけは利用価値があるのでおじゃるな!」
ケガレシアの高笑いは美羽には届かない。ケガレシアのそれは、激しく振動しながら、狭い美羽の中を瘤で掻き回していくのであった。
「あああんっ!んんっ、いやっ、あああああんっ!!!」
ケガレシアに合わせて動く美羽の身体。彼女にできることは喘ぐだけだった。
「んんっ、あっ、あっ、やあああああああ!!!」
やがて美羽の絶叫が響き、彼女の動きが止まる。初の絶頂を、ケガレシアによって迎えてしまったのだ。
「あ…う…」
ぐったりと首をもたげる彼女の口内に、ケガレシアの物から出された液体が放たれた。
「意外と使える小娘でおじゃるな。これは黄色も楽しみぞよ」
満足げに美羽に射精するケガレシア。まだ精力が有り余っている彼女は、気を失ったままの早輝に向かう。
「やめ…て…早輝…には…」
絶頂を迎え、犯され尽くしても、美羽は早輝を庇った。
「ほう、まだ仲間を救う気になるとは…ではわらわからは手を出さないでやろう」
一瞬ほっとした表情を浮かべる。しかし、すぐに自らの異変に気付く。
「黄色い小娘を犯すのは貴様じゃ、ゴーオンシルバー!」
その声を合図に起こった美羽の異変…そのあまりの衝撃に、美羽は声にならない悲鳴をあげた。
「…っ!!!」
違和感のある下腹部を恐る恐る覗く美羽。そこには、自らの股間には、間違いなく男性器がそそり立っていた。
「いやああっ!」
思わず顔を背ける美羽。しかし、確かにそれは美羽の股間に生えていた。
「さあ、起きるのじゃ!」
頬に一発平手打ちを入れると、痛みに目を覚ます早輝。既に彼女の拘束は解かれていたが、隣にはまだ拘束されたままの美羽…の股間の異変は、すぐにわかった。
「美…美羽っ!?」
「嫌、見ないでえっ!」
信じられないと、大きな瞳をさらに見開く早輝。美羽の股間に生えてあるもの…直に見たことはなかったが、間違いなく「あれ」であることは容易にわかった。
「さあ、仲間を気持ちよくさせてやるのじゃ!」
ケガレシアは早輝の頭を掴むと、美羽のペニスに近づける。
「えっ、そんな、無…」
言い終わる前に、早輝の口に美羽のペニスが入れられた。
「んむうっ!んんんっ!」
その頭をケガレシアに掴まれ、美羽のペニスを咥えたまま上下させられる。
「早輝っ!やっ!あああああ!」
ヴァギナを掻き回されるのとは違った快感が美羽に押し寄せる。美羽のペニスはやがてビクビクと動き出し、その時が近づく。しかし、当然美羽にその感覚が何なのかわかるわけもなく、ただ何かわからないまま、早輝の口内に大量の精液(?)を出してしまった。
「むうぅ!?んんんん…げほっ、げほっ…」
ケガレシアに抑えられ、口内一杯に精液が入れられても逃げられない早輝は、ようやく全てを飲み干し、ペニスから開放された。
「早輝…ごめん…」
妹分を自ら汚してしまったことにただ呆然とするしかない美羽。しかし、まだケガレシアの気は収まらない。
「さあ、今度は貴様を気持ちよくしてやるでおじゃる」
ぺたりと座り込みむせる早輝を後ろから抱え上げると、美羽の上に跨らせた。
「まさか…嫌あああっ!」
何とか腰を下ろさずに逃げようと抵抗する早輝。しかし、ボロボロの彼女がケガレシアの力に敵うわけもなく、軽くスーツの股間部を破られてしまう。出てきたのは、全く汚れを知らない、ピンク色の女性器。それを守る茂みは全くなく、いかに少女とは言え、あまりにも幼すぎるほどのものであった。
ケガレシアによってもたらされた美羽のペニスから出る精液は、少なからず、本体の媚薬成分を含んでいる。それを大量に飲まされた早輝にも、身体の異変は起こっていた。
「身体が…熱い…胸が…」
美羽のペニスの直上で膝立ちのまま、早輝は自ら胸を弄り始めた。美羽ほど抵抗する力は残っておらず、ただただ快感に身を委ねてしまったのである。
「んあっ!はあっ!」
小ぶりな胸を弄り悶える早輝。遂に膝立ちする力もなく、その場に座り込むと…勢いよく美羽が貫いた。
「!?はああああっっっ!」
「んんんんっ!」
気付かずに貫かれてしまった早輝と、何とかそれを避けようと身を固めていた美羽。彼女たちは無残にも、ゴーオンジャー同士で繋がってしまった。
「さあ、貴様らの大好きな仲間同士、一緒にイキ果てるでおじゃる!」
「んあっ、あっ、美っ、美羽ぅぅぅっ!」
「だめっ、動いちゃだめえええ!」
「ああんっ、んんっ、あああああっっっ!!!」
「出ちゃう、出ちゃうよ、早輝ぃぃぃっ!」
「んああああああああっっっ!!!」
「イクうううううううっっっ!!!」
ぐったりと美羽に被さる早輝。貫かれ、中に出されても尚その接合部は運動を止めない。絶頂で自制心を失った美羽も、腰を打ち付けながら、早輝の唇を、口内を貪るように舐め回す。
「んう、美羽ぅぅぅ…」
「くちゅっ、くちゅっ、ふあ、早輝ぃぃぃ…」
「これでゴーオンジャーもただのメスになったでおじゃる…ふふっ、ここまで淫乱になるとは想定外ではあるが…これはこれで良い道具になりそうじゃ」
かつてゴーオンジャーとして苦杯を味わわされた二人の姿にほくそ笑むケガレシア。やがて彼女たちはケガレシアの「おもちゃ」として、日々性処理のために使われていくのであった。