時桃3


2000年●月4日
今日の起床は少し遅めだが、何とか時間通りの範囲内だ。
昨日はほとんど眠れなかった。
体の疲れは残ったままだった。
だが、股間の疼きはもう消えていた。
その事に、とりあえず安心したが、どうせこの後、、と気が重たかった。
今日も暑い晴れた日だった。
きっと今日も辱められるのだろうな、と不安な思いがした。
気が重く、鈍い動きでベッドから出るユウリ。
とても敏腕戦士とは思えない光景だ。
ユ「そうだ、、ショーツ、乾いたかな…?」
干したショーツを見て、触れる。
ちゃんと乾いていた。
一安心すると共に、不安に襲われる。
今日もこれを穿いて、どう辱められるのだろう…?
昨日の辱めの感覚を思い出し、指を震わせながらショーツを摘み、バイブにローションを塗る。。
今穿いているショーツを脱ぎ、屈辱のショーツを再び穿く。
再びバイブが陰部の肉壁を擦り、中に入っていく。
「うあ…」とたまらない刺激に悲痛な悲鳴を上げ、バイブを挿入する。
陰部の肉壁に押し当てられるバイブの感触に、昨日のことがフラッシュバックされる。
ユ「ダメよ、あたし…! しっかりしなきゃ…」
と弱々しくなりそうな心を奮い立たせる。
すると、クロノチェンジャーが鳴った。
敵が現れたのだという。

仲間と一緒に凛とした顔で現場に向かうユウリ。
足を動かしたその時、
ヴィインッ!
ユ「ふあっ!!」
またもタイミングよくバイブが強振動し、たまらずユウリは悲鳴を出してしまう。
走り始めた仲間が足を止めて振り返り、「どうした?」と心配そうに聞く。
すかさずユウリは平静を装い、
ユ「だ、大丈夫よ。行きましょう!」
と足を進める。
だが、さっきの凛とした顔は消え、不安げな表情になっている。
ユ(ま、、まさか…戦闘中もあたしを辱めるつもりなの…? いやっ、お願い、、それだけはやめて!)
と届くはずのない願いを心の中でする。
走るたびにバイブが大事な陰部を絶えず擦らし、そのいやらしい感触にユウリは見る見る顔が染まり、甘い吐息が漏れ、汗が噴き出て、それにより薄いシャツが透けてくる。
それでもユウリは、皆にばれないよう声だけは我慢して走るが、それでも耐え切れず時折甘い息を漏らす。
現場に着いたころは、彼女は汗びっしょりで、シャツは汗に透け、その胸のふくらみや乳首までがありありと見えてしまう。
ユウリは思わず胸を庇ってしまうが、目の前で敵が暴れている。
覚悟を決め、変身ポーズをとる。
本当の辱めは、これからだった。

タイムレンジャーと戦闘員が対峙する。
その様子をじっと眺めるカメレオンのような恰好の幹部。
この幹部は‘ビアンス’という名前だ。
ロンダーズの幹部の中でも、有数の戦闘能力を持ち、また百錬戦術の曲者として恐れられている。
また無類の女好きでかつサディストで、今までも何人の女を苦しめて愉しんできた。
今回、ビアンスはタイムピンク・ユウリを見ていた。
なかなか美しい女だと思い、舌舐めずりする。
巧みな戦術で、敵をいつもねじ伏せてきたビアンスは、今回も成功を確信して成り行きを見守っていた。
戦闘員の数はかなり多く、さすがのタイムレンジャーも苦戦する。
特にタイムピンクは、明らかに動きに精彩が欠けていた。
バイブを仕込まれたショーツを穿かされ、そのままで変身し敵と戦っているのだ。
激しく体を動かすたびにバイブが陰部を擦り、刺激に動きを鈍らせあえぎ声を出しながら、必死に耐えて戦うユウリ。
普段は軽く倒せるはずの戦闘員たちにも苦戦している。
ユ(く…! やっぱり刺激が、、きつい…。ダメ、ダメよ! 戦いに集中しなきゃっ!)
自分を必死に奮い立たせ、戦うが、そんな頑張りをあざ笑うかのように、時折意地悪な振動が彼女を襲う。
時に優しくさするように、時に激しく擦られる…。
ねっちこくいやらしい振動の責めに、バイブを当てられた陰部からは愛液が溢れ、彼女を苦しめる。
ユ(い、、いや…。やめて、、お願い…!)
どこからか自分を陥れているⅩに向かい、心の中で懇願する。
少しでも気を緩めたら、あっという間にやられてしまう。
まるで、いやらしい男に男根を挿入され犯されながら戦っているかのような錯覚に襲われ、屈辱に顔を赤らめる。
そんな状態で戦い続け、彼女は疲れ果ててきた。
そんな彼らに止めを刺すか、と言うように成り行きを見ていたビアンスが立ちあがり、大砲を発射する。
とてつもない威力で、彼らを囲んでいた戦闘員まで巻き込まれた。
何発かタイムレンジャー目がけて打ち込むと、彼らは倒れてしまった。
ダメージで、変身が解けるタイムレンジャー達。
皆気絶していたのか、動かなかった。
彼らに悠々と近づき、眺めるビアンス。
確か全部で5人、、大柄な男たちに混じり、一人小柄な女性。
二十歳くらいだろうか、若い女性がダメージに顔をゆがませている様は何ともたまらない。
まだかろうじて意識があるとみて、、ビアンスは悠々とスタンガンを取り出しスイッチを入れ、それを彼女の首筋に押し当てた。
すると彼女はいやに甘い呻き声で気絶した。
ミニスカートからこぼれるきれいな太ももに誘われ、ビアンスはそっとスカートを捲った。
ショーツの陰部に当たる部分は、バイブの刺激によりぐっしょりと濡れ、大きな染みができていた。
ビアンスはいやらしい笑みを浮かべ、彼女をヒョイと腕に抱きあげる。
その眠り顔を眺めながら、ビアンスは無傷の戦闘員たちを連れて、その場を去っていく。
後には、気を失った残り4人のタイムレンジャーと、死んだ戦闘員だけが残された。

…もう夕方だろうか、ジージーと鳴く蝉の音に、ユウリはだんだんと意識を持つ。
ここはどこだろうか…。
体がきつい、、口がいやに苦しい。
何か違和感を感じ、だんだん意識がはっきりし始め、思わず体を動かそうとし、、。
しかし、何も起きなかった。
その代わりに、きしむ音と共に体をギュウッと締め付けられる圧迫感がした。
ユウリは一気に目を覚まし、目の前に置かれた大きい鏡を見た。
鏡に映った自分の姿を見て、愕然とした。
頭が混乱していく。
荒縄で後ろ手に縛られ、きつく胸縄を施されていた。
それだけではない。声を出そうとしたが、
ユ「ん…! んぅ~っ!」
口には手拭いが噛まされ、口の中の感触から、口の中に布の詰め物をされ、声を発することができないようにされてしまった。
敵に捕らえられた…そう感じ、何とか冷静さを戻し、周りを見渡す。
敵のような者は見えない。
ここはどこか見知らぬ山小屋のようだ。
その中に無造作に転がされ、目の前に置かれる大きな鏡。
自分の痴態をまざまざと見せつけようとするようで、屈辱に猿轡を強く噛む。
ショーツの中のバイブもそのままで、屈辱心を助長する。
どこかの山の中、どうせ猿轡を噛まされているが、助けを求めても無駄だと分かる。
だがユウリは冷静に、後ろ手に括られた手で、自分の服のポケットを探る。
あった!小型ナイフだ。
戦士として刑事として、常に武器を携帯しており、ポケットに入れておいたナイフに、安心するユウリ。
縄を切ろうとした時、人の気配がした。
小屋の扉が開き、戦闘員が入ってきた。
仕方ない!ユウリは自由な脚ですぐさま立ち上がり、縛られたまま素早い動きで戦闘員に迫る。
銃を構える戦闘員を何とか避け、縛られた体で何とか蹴りだけで戦闘員たちを蹴散らす。
ユ「んっ!! んんっ!!」
バイブの刺激に喘ぎながらも、捕まったらお終いだと必死に耐えながら、猿轡された口から気合声を発し、戦闘員たちを蹴散らし、外に出る。
やはりどこか山奥のようだ。
とそこに、応援の戦闘員7人が迫る。
銃を持っていないのが幸いだった。
縛られて猿轡されたまま、何人か蹴散らし森の中に逃げていく。
戦闘員も追いかける。
縛られた不自由な身で走っているため、すぐに追いつかれる。
しかしその途端、彼女は振り返り蹴りをくらわせる。
そうして、何とか戦闘員たちを撒いたユウリは、安心して物陰に隠れる。
バイブの刺激と不自由な身での走りに、ユウリは疲れ切っていた。
だが休んでいる暇はない。
いつ追手が来るか分からないのだ、早く縄をほどかなければ…。
ユウリは、後ろ手で掴んだ小型ナイフを、不自由な身を揺らして縄に当て、擦る。
背中の死角のため、ユウリは不慣れな体勢で縄を切る。
しばらくして、縄が切れ、拘束をほどいたユウリ。
猿轡を外すが、安心していた油断から、戦闘員の追手が迫っていたことにギリギリまで気付かなかった。
10人ほど、変身しなければ、、と、ここで重要な事実に気付く。
クロノチェンジャーがない、敵に取られてしまったのだ。
目を覚ましてから、考える暇もなくどんどん敵が来るので、今まで気付かなかった。
ユウリは焦燥感を何とか抑え、覚悟を決めて生身で戦闘員と戦う、股間のバイブに必死に耐えながら。
ダメージを食らいながらも、戦闘員をなんとか蹴散らし終えた。
疲れとバイブの刺激に疲れ、その場に座り込んだ。その時後ろから、
バチィッ!
首筋に強烈な痛みが、、彼女は力なく倒れる。
それは、幹部のビアンスだった。
ビ「ご苦労さん、ユウリ。」
何てことだ、敵の気配に全く気付かず、不様に捕まってしまうとは…。
しかし、本当に気配を感じなかった…、かなりやり手なのだろう。
スタンガンのダメージで倒れながら、この幹部に対し言い表せない脅威を感じるユウリ。
ビ「気絶しないギリギリにパワーを押さえた。だが動けまい。さて、一緒に戻ろう。」
ユ「う…。(いや…)」
嫌悪に顔をゆがませるユウリを堪能しながら、ヒョイとその体を腕に抱き、元の山小屋に向かい歩くビアンス。

その頃、タイムレンジャーの仲間は、ユウリがいなくなったことに気づいた。
あの時、ロンダーズの幹部に、不意に強力なビームを浴びせられ、不甲斐なくも気絶してしまった。
気がついた時、そこはビームの影響で地面はボコボコで、それに巻き込まれた戦闘員の遺体がたくさん横たわっていた。
(自分の仲間まで、、平気で巻き込むとは…。)
そうロンダーズに憤りながらも、彼らは集合する。
その時、気づいた、ユウリがいない!
辺りを見渡して探しても、やはりいない。
まさか、爆発に巻き込まれて…!
皆は、特に竜也は不安で懸命にユウリを探すが、残骸らしきものも見つからない。
クロノチェンジャーでも、通じないし、居場所も分からない。
基地にいる仲間に聞いても、戻ってないという。
間違いない、、ユウリはロンダーズにさらわれたのだ。
ロンダーズに敗れ気絶してしまい、その間にまんまとユウリを捕らわれてしまった…。
自分に不甲斐なさを感じながらも、ユウリを心配し助けようと決意する。
しかし、手掛かりとなるはずのクロノチェンジャーは、なぜか通じないし、居場所も分からない。
ロンダーズの処置による妨害のせいだろう。
どこにさらわれたか分からないのだ…。

ユウリを腕に抱いたビアンスは、山小屋に着いた。
さっきまでの丁寧な抱擁とは裏腹に、小屋の中に無造作にユウリを放り投げるビアンス。
痛みと屈辱に、ユウリはその顔をビアンスに向け、キッと睨む。
だがビアンスはそんなユウリに、いやらしい笑みで返す。
そして、周りの戦闘員に向かって叱咤する。
ビ「お前ら、なんて様だ! 女一人閉じ込めることもできないのか!」
そう言うが、どこか愉しそうな表情でユウリを見て、戦闘員に何か指示をする。。
すると戦闘員は探知機でユウリの体を探り、口惜しげに見る彼女の隠し武器をすべて回収した。
入れ替わりにビアンスが迫る、その手には新たな荒縄の束が。
再び縛りあげられることに、ユウリは嫌だったが、ダメージで体が動かない。
ゆっくりとユウリに迫ったビアンスは、まずジャケットの上着を脱がせた。
薄い白のノースリーヴシャツが露わになる。
薄いシャツは汗で濡れ、小さめだが豊かな胸の膨らみの形がありありと見える。
ビアンスはそんなユウリの乳房をまずからかうように突き、
ユ「ぐ…!」
それから愛おしむ様に掌で包み、ゆっくりと揉み込む。
ユウリはその感触に屈辱で目を瞑る。
そんなユウリの姿を観察しながら、時折ピンッと乳首を弾き、ビクッと反応する彼女をさらに責めるように乳首を摘み握る。
痛みに顔をゆがませるユウリ、満足したビアンス。
縛られていないのに、好きに体をいやらしく撫でまわされることに、屈辱だった。
まだ体はスタンガンのショックで動けない。
その後ビアンスは、乱暴な手つきでユウリの手首を後ろに捻り、後ろ手に縛り上げ、胸縄をきつく締め、さらに補強をするように割縄を施し、胸がさらに絞られ腕がびくとも動かなくなる。
それから、足首を縛る。
だがこの拘束だけなぜか緩いような…。
そして力の入らないユウリの口をこじ開け、ハンカチで詰め物をする。
苦しがるユウリを堪能しながら詰め物を完全に彼女の口内に押し込む。
そして仕上げの手拭を噛ませ、後頭部できつく結びつける。
彼女の意識がある中で、ビアンスは素早くかつきつく彼女を拘束した。
それをただ黙って受けていたユウリは、屈辱に顔をしかめ、自分の力のなさに情けなく感じる。
と、またユウリのすぐ横に鏡が置かれる、見せつけるように。
やはりこの鏡は、自分を辱めるためのものだったことを理解し、悔しさに顔を赤らめる。
ビ「どうだ? 自分の縛られた惨めな姿は。また捕まって…非力だな。」
いちいち癇に障ることを言うビアンスに、ユウリは猿轡を強く噛みしめながらビアンスを睨みあげる。
そんな恰好で気丈に睨む彼女に何ともそそられ、そんな彼女の勝気を消してやろうと、ビアンスは次の行動に出る。
ビアンスは、すかさず彼女のスカートに手をかけ、驚き顔を染める彼女の反応を堪能しながら捲り上げる。
そして、ショーツの大きな染みに指を這わせ、ビクッと反応するユウリに向かい言う。
ビ「ところで、このシミは何だ? それに、中にバイブがあるようだが。」
ユ「っ…」
恥ずかしいことを指摘され、気丈に睨んでいた目を思わず逸らせる。
ショーツのシルクの手触りと彼女の愛液の生暖かさを堪能するように、指をスリスリとゆっくり這わせ、ユウリは縛られた脚を動かし指の愛撫から逃れようとする。
だがそんな反応を愉しみながらビアンスは、逃げる度に何度でも余裕で追いかけ、磁石のようにピタッとその部分に指を乗せ、元通り撫でる。
そんなイタチごっこでユウリをいじめ、さらにそのシミに顔を寄せる。
嫌がり逃れようと不自由な体をもがくユウリの抵抗を易々と押さえ、そのシミに鼻をくっつけ、盛大にクンと嗅ぐ。
ユウリは恥ずかしくてたまらず、顔を真っ赤にして目を瞑る。
優秀で冷静で強気なユウリも、やはり若い女性らしく恥じらいのリアクションをする。
そんなユウリの可愛いリアクションにビアンスはご満悦気味に、
ビ「臭いな、、いやらしい匂いだ。」
はっきりと卑猥な言葉を浴びせられ、屈辱が増す。さらに続ける。
ビ「おしっこじゃないぞ。という事は、ユウリのいやらしいお汁…。」
ユ「んんぅっ!!(いや! もう言わないで!)」
あんまり卑猥な言葉と行為に、耐え切れずくぐもった悲鳴を上げるユウリ。
そんな彼女に満足げにビアンスは離れ、捲ったスカートをわざわざ丁寧に戻し、皺を正すように優しく撫でる。
その行為もユウリには屈辱で、厳しくビアンスを睨みつける。
ビ「たまらない姿だよ、ユウリ。」
と言葉を浴びせると、ユウリはさらに真っ赤になり、ビアンスから顔を逸らし、屈辱に身を震わせる。
若い女性らしい可愛らしい恥じらいの反応に、どんどんそそられるビアンス。
ビ「逃げようと思っても無駄だからな。お前はいつも監視されているんだ。」
と、意味ありげな言葉を言い、戦闘員2人を見張りにつけ外にも1人付け、去っていく。

夜も更けた。
ユウリは、諦めずに縄をほどこうと見張りの目を隠れて、少しずつもがく。
だがびくともしない、完璧な拘束だと恐れ慄く。
だが、足首の縄だけは甘かった。
ビアンスの思わぬミスに、ユウリは希望を持ち足首の縄をほどこうともがく。
最初はユウリをしっかり見張っていた戦闘員も、時間が経つにつれ、注意が散漫になってきた。
だが見張りは2人もいるので、なかなか隙が見つからず、時間はどんどん過ぎていく。
しかしユウリは焦ることなく縄をほどこうと冷静に懸命にもがく。
やがて足首の縄にたわみができてきた。
ユ(やっぱりこの縄だけは縛りが甘かったようね。もう少し…!)
ユウリはこのチャンスに希望が膨らみ、必死に足首のロープをほどこうともがく…。
果たして逃げられるだろうか。。


2000年●月5日
長い深夜の中でも相変わらず、戦闘員は見張っており、ユウリはそんな見張りのわずかな隙を見つけては足首をもがかせる。
やがて空が明るくなり、朝がきた。
その時、とうとう足首の縄がほどけた。
ユウリは音をたてないように足首に巻きついている縄をはずし、そして戦闘員が気を緩ませたその時。
素早く立ち上がって戦闘員に迫り、バイブの刺激に耐えながら強烈な蹴りを浴びせた。
ユ(やった! これで逃げられる!)
と、扉に歩き、後ろ手で開け外に出た、だがその時。
ユ「ん…っ!」
後頭部に銃が押しつけられ、肩をそびえるユウリ。
何と外にも一人見張りが付いていた。
戦闘員は気付かれぬよう、外に出てきたユウリの後ろから銃を突きつけたのだ。
さらに戦闘員はユウリの後ろ手の縄尻を掴み、銃をぐいっと押して無理やり彼女を歩かせ、山小屋の中に戻らせる。
銃を突き付けられたユウリは、口惜しくも大人しく歩きながら、悔しげに猿轡された口を噛み、
ユ(そんな、、やっと、逃げれると思ったのに…。また捕まるのは、、絶対にいやっ! 何とか、、何とかしなきゃ…。)
と、戦闘員が小屋の扉を閉めるために、掴んでいた縄尻を離したその時、隙ができた。
ユウリはすかさず振り返り戦闘員を蹴り倒した、一瞬だった。
戦闘員は倒れ、やった!とユウリは小屋から出る。
恐る恐る周りを見渡す。
もう敵はいない、それでも何とか警戒しながら見知らぬ山道を、厳しく縛られ猿轡をされバイブを挿入された状態のまま歩く。

時間が経つにつれ太陽が高度を上げ、日差しが強くなっていく。
気温が高くなり、その上歩くことによるバイブの刺激が重なって、ユウリは汗を噴き出し、疲れと官能の混じった苦しげな吐息を漏らす。
肩までかかるサラサラな髪は、汗で濡れ、一部は首や額にくっついている。
彼女は明け方からずっと山道を歩いていた。
時折足を休めながら、山道を進んでいく。
だが山は想像以上に深く、いつまでたっても町や民家も見えてこない。
山道はかなり険しく、縛られた不自由な身で歩き、厳重な猿轡で呼吸も制限され、常にバイブによる刺激を受けているため、とてつもなく疲れてしまっている。
さらにその山道は整備された様子がなく、道に出た木の枝が彼女の剥き出しの腕や足に、薄いシャツやスカートに擦れたりなどして、ぼろぼろの姿になっていた。
ユ「ふぅっ、、ふぅっ、、ふぅっ…!(一向に山を抜けられない、、いつまで歩けば…)」
やがて、山小屋から逃げたときに抱いていた希望が、絶望感と焦燥感へと変わっていく。
一体自分は、どこにさらわれてしまったのだろう…。
このままずっと山から抜け出せないのではないか、と思ってくる。
そして、
クチュ、、、クチュ、、、
バイブを挿された陰部から、卑猥な音が聞こえてくる。
自分の歩きにより長い刺激を味わわされた陰部から、愛液が溢れ、音を出すほどになっていた。
その音に、羞恥に顔をゆがませる。
さすがに疲れ果てたユウリは、少し休むことにした。
朝から何時間も歩きっぱなしなのだ。
倒れた木をイス代わりにして座り、息を落ち着かせるユウリ。
自分の体を見てみると、汗で透け透けの薄いシャツから、彼女の縄に絞られた胸の膨らみと乳首までもが容易に見えた。
さらに、刺激を加えられ続けた彼女の陰部からの愛液は、ショーツから染み出し、スカートから覗く太ももの付け根に漏れていた。
ユ(やだ…)
自分の恥ずかしい姿に、屈辱と共に情けなく感じる。
戦士として刑事としてのプライドも気高さもズタズタだった。
ユウリは泣きたい気分になった…。
しかしそんなユウリに不意打ちが襲う。
ヴィッ! ヴィイ、ヴィィィィィィン。
ユ「んふっ、、うぅっ!!」
急にバイブが振動をはじめ、ご無沙汰だった振動による刺激に、ユウリは激しくビクンッと反応してしまった。
なぜここに来て…、まさか追手が来ているのか?
自分を捕まえるために、バイブを食らわせ、悶絶させて動きを封じるつもりなのか…。
ユ(くっ…! そんな事、、思い通りには、、させないわ!)
どこから見ているのか知らないが、Ⅹの魂胆を感じ取るユウリ。
迫りくる脅威を感じ、Ⅹの魂胆に憤り心を奮い立たせ、刺激に必死に耐えて立ち上がり、歩こうと、
ヴィィイイッ!
ユ「んひゅっ!!」
いきなりの強振動に、ユウリは猿轡された口から悲痛なくぐもった悲鳴を上げ、その場に倒れてしまった。
ユ「っ…!!(どうあってもあたしを捕まえるつもりなのね! あたし、、負けないんだから…!)」
いやらしいバイブの蹂躙に悲痛な反応をしながら、後ろ手に括られた不自由な身を振り何とか立ち上がり、ぶるぶると震える脚を抑え、歩くユウリ。
少しでも逃げないと…、健気に歩いていく。
それからバイブの振動は、巧みに緩急を織り交ぜ、必死に踏ん張るユウリをあざ笑うかのように、刺激を与え続ける。
巧みな強弱・オンオフに、ユウリは刺激に慣れることも反応を抑えることもできずに、振動の度に惨めに反応しくぐもった悲鳴を上げる。

…そんなこんなで時間が経っていく。
バイブの振動は止んでいたが、それでも時折思い出したように振動を再開し、絶えずユウリを苦しめる。
あまりの屈辱だ…強気なユウリの目からは、自然に涙が浮かぶ。
と、人の気配がした、、とうとう追いつかれた!?
慌てて猿轡を噛まされた顔を振り、辺りを見渡す。
戦闘員たちだった。
ユウリの逃走に、捕まえに追ってきたのだ。
ユ(いやっ! 逃げないと!)
疲れ切った、縛られた不自由な身で、ユウリは懸命に山道を走り、追っ手から逃げる。
股間のバイブの刺激に官能を感じながらも、必死に我慢して走る。
この縛られた身では、捕まったら本当に終わりだ。
しかし、やはり不自由で疲労困憊な体では、すぐさま追いつかれてしまう。
だがユウリはちゃんと考えている。
追いつかれては撃退し、また追いつかれては撃退し、を繰り返し、追手からうまく逃れる。
…どうやら何とかまた撒けたようだ。
しかしすぐまた追手が来るだろう。
ユウリはひとまず山道から少し逸れて山に入り、物陰に隠れた。
けど、どうやら完璧にまいたようだ。
ほーっと一安心し、猿轡された口から安堵の息を漏らし、縛られた不自由な身でその場に座り込んだ。
もう疲れた…本当に。
さらにバイブの刺激が追い打ちをかける。
バイブに気を取られているユウリは、すぐそばにいる敵に気付かなかった…。
縛られその場でじっとしているうちに、少しは疲弊し切っていた体力が回復し、早く逃げようと立ち上がる。
山道に戻ろうと、その時だった。
ビ「逃げても無駄だって。」
ユ「!!!?」
いきなり耳元で囁かれた、ビアンスだった。
全く気付かなかったユウリは、心臓を鷲掴みにされる思いだった。
逃げようと、何とか恐怖に震える体を動かそうとし…。
しかし逃げようとするユウリの体を即座にいやらしい腕が女体を撫でるように巻きつき、強い力で抱きしめ、捕まえた。
ユウリはあまりの驚愕と気持ち悪さから、喉が詰まり悲鳴を上げることもできず、体をビクッビクッと痙攣させるように小刻みに動かす。
ユ(ど、、どうして!? いったい、いつの間に…、いやっ!!)
愕然としているユウリの体を強く抱きしめたまま、ビアンスはその手でいやらしくユウリの女体を撫でつける。
嫌がるユウリを易々と押さえ、ビアンスは耳元で囁く。
ビ「俺はビアンス。カメレオン型の幹部だ。お前が俺らに捕まってから今までずっと、姿を周りに溶け込まして、お前をじっと見てたんだよ。」
ユウリはその言葉にゾクリと身を震わす。さらに、
ビ「山小屋で言っただろう。ずっと監視していると。」
このビアンスに対し、底知れぬ脅威を感じるユウリ。
ビアンスの片手はその縄で絞られた乳房に添えられた。
乳房に触れた手で、じっくりと乳房を揉み、時折撫でつけ、彼女の体にいやらしい刺激を与える。
ユ「んんっ!! むぐぅっ!!」
ビアンスのいやらしい愛撫に、ユウリは嫌悪感いっぱいに抱きしめられた体を小刻みに動かすが、効果はなく、ビアンスのやる気を助長しただけだった。
さらにビアンスは、片手で胸を掴み揉んだまま、ゆっくりとした動きでもう片手を薄いシャツを動かし、剥き出しの腕、脇、鳩尾、腰、そしてスカートに辿り着き、スカートを過ぎて剥き出しの肉感ある太ももを撫で、時折付け根まで指を這わせ、ユウリの羞恥を煽り、股間に迫ることを意識させ、怯えさせる。
やがて、その手は再びスカートに戻り、スカート越しに股間を撫でつけ、時折捲ってユウリの羞恥と不安を愉しむ。
ユウリは力いっぱい動くが、なんせ縛られた上疲労困憊で、そしてビアンスに抱きしめられ動きを封じられているので、羞恥と屈辱だけが強まり、抵抗は弱々しい。
それでも嫌悪いっぱいに抵抗するユウリを、ビアンスは易々と抑え、ゆっくりとした動きでスカートを捲り、ユウリの屈辱を長引かせる。
ユウリもそんな魂胆を感じ取って、身を震わす。
捲り終えた後もゆっくりとした動きで、手を股間に潜り込ませ、愛液に濡れるショーツの手触りを堪能するようにそっと、手を這わせ撫でつける。
その感触にユウリはぞわっとし、猿轡を強く噛み目を瞑る。
それから、ショーツ越しに突き挿さったバイブをトントンとノックする。
ユウリはそのたびにバイブが陰部を擦る刺激にビクビクと反応する。
そしてビアンスは、そのバイブに手を添えたかと思ったら、それをグイッと陰部に押し込んだ。
ビクッ!とユウリの押さえられた体が反応し、鋭い刺激に目を見開く。
そして、ユウリの股間にそう刺激を加え続けたビアンスは、やがて股間から指を離し、その指を見ていやらしく笑い、彼女の目の前に運び、見せつける。
その指は、彼女の愛液に濡れかえっていた。
さらに指同士をくっつけたり離したりして、愛液の粘々をまざまざと彼女に見せつけ、それに目を見開いたユウリは、見たくない!という感じで顔を逸らす。
ビアンスは、指を濡らす愛液を、彼女の猿轡を噛まされた唇に口紅のように塗りつけ、彼女の屈辱を煽った。
さらにユウリの鼻の下にも塗り嗅がせ、それを嗅いだユウリは、いやらしい匂いに顔を真っ赤に染める。
そしてビアンスは、ユウリの耳元に唇を寄せながら囁く。
ビ「スリルある逃亡劇、どうだった? 逃げられない、て言ったのに…分からずやだな。いけない子だ。レロッ!」
ユ「ん…んぅっ!!」
言葉責めの後、すかさず盛大に耳を舐め上げ、その感触にユウリは身を凍らせ悲鳴を漏らす。
やはり、こいつはわざと自分を逃がし、散々苦しめてまた捕らえたのだ。
まるで遊ばれている…そんな敵にいいように遊ばれている自分に激しい劣等感がする。
すぐに、追手の戦闘員が来て、一人がユウリのこめかみに銃を突き付け動かないよう脅し、もう一人が荒縄でユウリの足首と太ももを、きつく縛りあげた。
脅されて動けないようにされているので、口惜しく自分の唯一自由だった足が縛られていく様を見る…。
そして、彼女の足がぴったりと括りあげられてしまった。
これでもう歩くことができない、、逃げることは、不可能だ…。
絶望感に苛まれるユウリを、後ろから抱きよせていたビアンスが急にヒョイと軽々腕に抱き、腕の中で震えるユウリに囁く。
ビ「元の山小屋までは遠い。この近くにアジトがあるんだ。ちょうどいい、このまま連れて行ってやるよ。ユウリ。」
それを聞いたユウリは、さらなるビアンスの魂胆を感じ取った。
これから連れていくアジトに、最初からユウリに歩かせる気だったのだ。
わざわざ少し遠い山小屋に閉じ込め、足首の縄を緩く縛ってもがかせて解かせて、一本しかない道を延々と縛られて猿轡を噛まされバイブを挿された惨めな格好のまま歩かせて、そして散々不安を煽って、アジトの近くでゆっくり捕まえて、嬲り者にしてから、さらに厳しく縛りあげて悠々とアジトに運ぶ…。
何と言う、計算高い狡猾な考えなんだろうか…。
聡明なユウリを何度も陥れる見事な作戦。
ユウリは自分を拘束し、お姫様抱っこをしているビアンスに、自分は敵わない、という脅威と劣等感がする。
それと共に、これからの底知れぬ恐怖に震え、何とか逃げようと、気付かれぬように縛られた体をもがかせるが、完璧な拘束はびくともしない。
ユウリを腕に抱いているビアンスは、そんな健気な抵抗に容易に気付き、
ビ「気が済んだかい? 誇り高いタイムピンクさん。」
と余裕綽々でユウリに罵倒の言葉を浴びせる。
悔しさに顔をゆがませながら、どことも知れぬ山道を運ばれる。
こうして、ユウリは敵のアジトに連れて行かれてしまった…。


≪完≫