時桃1
2000年●月1日
夏の終りの残暑のころ。
街の喫茶店に入る一人の女性。
ブラウンのジャケットにミニスカート、ピンクのインナーというい出立ちで、肩まで伸びた髪が歩くたびにサラサラとなびく。
彼女はタイムレンジャーのリーダー・ピンクのユウリだ。
弱冠21歳と年は若く、160cmほどの背丈だが、完璧なプロポーションと美貌に、人々は皆一瞬目を引き寄せられてしまう。
今日はこの喫茶店で依頼人と会う予定だった。
依頼人はもう来ており、席に座っていた。
ユウリもそこの席に座り、コーヒーを頼んで、依頼の内容をしっかりと聞く。
しばらくしてコーヒーが運ばれてくるが、運んでくる店員の表情が一瞬変わる。
そして、ユウリのコーヒーに何か錠剤をポチャン、と入れる。
だが依頼人と話していたユウリは気付くはずもなく…。
…依頼の内容を聞き、キビキビと解決策を導き、しばらくして依頼人と別れる。
と、体に何か違和感が、、気のせいだろうか…。
仲間のところに戻り、皆に迎えられるユウリ。
共に死線を共有する仲間たち、タイムレンジャーだ。
年下のシオンが何気なくおなか空いた、と呟く。
ユ「あたし作ろうか?」
そう言った途端、皆揃って否定の言葉。
自分は家事はからっきし駄目だった。
当たってはいるが、こうもはっきり否定されると、いらだつユウリ。
…何とか料理を作り、食べる団らん。
家族を失ったユウリには、こういう当たり前の時間が至福だった。
その後、今日の報告を終えて、解散した。
ユウリはまだ仕事があるため残る。
と、竜也がコーヒーを手にやってきた。
「お疲れさん」とユウリにコーヒーを渡し、おいしく頂く。
仕事で疲れた身に、コーヒーの温かさ、苦さがとても優しい。
そして、竜也も。
彼は、自分や他のメンバーに比べ、正直仕事力は劣る。
だが彼は、自分にはない清々しいまでの真っ直ぐな熱い心を持ていた。
そんな人間にはめったに出会ったことがなく、そんな竜也がうらやましかった。
そして、一緒に行動をしているうちに、彼の人間的魅力にどんどん惹かれていった。
今では、誰よりも大切な恋人だ。
今がとても幸せだと感じるユウリだった。
少し竜也と談笑し、分かれる。
自分を気遣ってくれる竜也の暖かさに、心の中で「ありがとう」と感謝する。
さて!と仕事の続きに励む。
しばらく自分の仕事をしていたユウリ。
夕方になる…、さっきの体の違和感が大きくなってきた、無視できないほどに。
体は熱くなり、むず痒い感じが…。
自然に息が漏れていく。
皆に気づかれまいと、自分の部屋に戻り、鍵を閉めるユウリ。
ユ(な、何なの? この感じは…。)
体が熱く、ジャケットの上着を脱ぐ、ピンクの薄いノースリーヴが露わに。
だが一人になっても体の疼きはさらに大きくなり、自然に自分の急所を押さえてしまう。
見ると、乳首が肥大しシャツから浮き上がっていて、陰部からは愛液が出て薄グリーンのショーツを濡らしていた。
ユ(いや…そんな、、あたし、そんな女じゃない、のにっ…!)
股間や乳房がどんどん疼く。もう我慢できない!
ユウリはベッドの上に横たわり、痒くて熱くてたまらない股間と乳房を両手で揉み込む。
股間と乳房のたまらない感覚に、ユウリは吐息を漏らし、いやらしい声を上げる。
ユ(ど、、どうして…最低だわ、あたし…)
自分のふしだらな行動に屈辱で自尊心が傷つき、だが気持ち良く、表情がだらしなく緩んでいく。
そして絶頂に達する。だが疼きは止まらず、再度オナニーを繰り返す。
気持ちいい…たまらない感覚に、思わずそう思ってしまう。
普段の強気で真面目なユウリではありえない感情だ、いやだからこそたまっていたものが一気に放出されたのか…。
いや違う、実はちゃんとからくりがあった。
喫茶店に行ったとき、自分が飲んだコーヒーには知らないうちに錠剤が入れられていた。
それは媚薬だった、少しずつ効いてくる特別な媚薬。
それを飲んだユウリは、体が熱く痒くなり、このような有様になってしまった。
刑事であるユウリは、依頼人には注意を向けていたが、店員には全く不注意で、媚薬を飲み込んでしまった。
ユ(あ、、、ダメ…。声を洩らしちゃ、、竜也に、皆に、、気付かれちゃう…!)
あまりの気持ち良さに、声が漏れてしまうが、何とか抑えようと片手で口を塞ぐ…。
そんな姿と声は、何ともいやらしかった。
何度目の絶頂だろうか、ユウリはやっと体の疼きを払拭できた。
もう2時間近くオナニーを…冷静になってきて、改めて自分のした行動に大きな恥ずかしさに襲われ、自分が情けなくて仕方なかった。
そして、こんな不自然な体の疼きは何かおかしい、と思う。
もしかしたら媚薬を…聡明なユウリは、すぐにその考えに達した。
しかしどんなに考えようと、もう自分はその媚薬に負け、ふしだらな行為をたくさんしてしまった。
悔しさに顔を赤らめながら、ユウリは床に入る。
2000年●月2日
あまり寝れなかったが、普段通りの時間に目覚める。
しかし心はどこか重かった。
一体誰が、何のために自分に媚薬を…。
犯人とその目的がわからないため、不安で仕方ない。
疑問に思うとともに、自分のいやらしい行動への情けなさで、その足取りは重い。
皆も起きていた。竜也が挨拶する。
竜也…とても目を合わせられない、、。
ユウリは何とかさりげなく、しかし伏し目がちに挨拶する。
不安を感じながらも、何とか気を取り直して今日の仕事に取り掛かる。
しばらくして、ユウリの携帯が鳴る、メールだ。
見たことのない送信アドレス…誰だろう?
疑問に思いながらもメールを見る。
画像ファイルだった。
それを開いてみると、、驚きに目を見開くユウリ。
ユ(ひいっ!!!)
何と、昨日のユウリのオナニーの様子の画像だった。
驚いたユウリはすかさず皆を気にして、平静を装って部屋に戻る。
部屋に戻り、その写真を改めて、そしてほかの写真も見る。
その体や表情、それらが至近距離で写されており、驚き慄く。
ユ(そ、、そんな…。一体誰が、、どうやって…?)
訳が分からず、動揺するユウリ。
その動揺を必死に抑え、考える。
ひょっとして監視カメラが、、。
だが写真はあらゆる角度から撮られており、いつの間にそんなにカメラを、と驚く。
今も見られている…!と思ったユウリは、たまらなくなり監視カメラを探そうと、その時。
携帯が再度鳴る、身が凍る思いだった。
今度は電話だ、見たことのない番号、、。
だがタイミング的に、この写真を送ってきた者だろう、と思う。
ユウリは、震える体を深呼吸して抑え、気丈な声で電話に出る。
ユ「…もしもし」
?「お送りした写真は気に入ってもらえたかな?」
ユウリは顔をゆがめる。
やはり犯人だった。
だが声がおかしい。
ボイスチェンジャーでも使っているのだろう。
自分が知っている人間なのか…。
恐る恐るユウリは、聞いてみる。
ユ「あなた、、一体誰?」
?「私かい? そうだね、、とりあえず、‘Ⅹ’とでも名乗っておこうかな。」
ユ(未知数を表すⅩ…これじゃ、とても犯人を特定できないわ…!)
犯人もかなり周到だった。さらに‘Ⅹ’は続ける。
Ⅹ「いい声で鳴いてたね。動画も撮らせてもらったからね、至近距離からね。クク。」
その言葉に屈辱に打ちひしがれるとともに、一体どうやって、と思わずあたりを見渡す。
Ⅹ「おっと。探そうとしても無駄だよ。私はある魔法を使って、君を見ているんだから…。」
やはり見ている、今も。
気持ち悪さを感じながらも、そんなⅩの言葉が嘘だと、思えなくなってしまっているユウリ。
Ⅹのいやらしい囁きを黙って聞いていたユウリが、不安を隠して口を開く。
ユ「あ、、あなた、昨日喫茶店であたしに媚薬を飲ませたわよね?」
Ⅹ「さあ、知らないなあ。クク。」
そうとぼけてみせるⅩ。いやな感じだ。
Ⅹ「どちらにしても、君はもういやらしいオナニーをして、私はその瞬間をたっぷり写真に収めた…。その事実に変わりはないんだよ? 淫乱なタイムピンクさん。」
く、、と屈辱に顔をゆがませながら、何とか平静を保とうと耐え、
ユ「目的は、、何? こんな事して、、あたしをどうするつもり?」
核心に触れるユウリ。心の中は不安でいっぱいだった。
そんなユウリに不安を長引かせるように、Ⅹはゆっくりと言う。
Ⅹ「そうだねぇ…、何だと思う? タイムレンジャーのリーダーさん。」
自分のことをやはり知っている。
いちいち癇に障る言動だ。
憤るユウリは怒鳴りたかったが、下手な事をして犯人を刺激したくないので、我慢する。
そんなユウリのリアクションを、Ⅹはじっくりと堪能しているのだが…。
彼女は何とか平静を保ち、再び聞き返す。
ユ「分からないわ、、教えて。」
Ⅹ「ふ、いいだろう。なぁに、簡単さ。ユウリに私の奴隷になってほしいんだよ。」
ユ「え…?(な、、何を…こいつ…!)」
ユウリは一瞬訳が分からなかった、という顔をする。
しかし時間と共に顔をしかめ、憤る。
屈辱的な要求、、何とか平静を装いながら、冷静に対応するユウリ。
ユ「…そんな事、はい分かりました、て従うと思ってるの?」
Ⅹ「ククク。君の痴態の画像・動画がどうなってもいいのかい? データはたっぷりと持っているんだよ。」
やはりそうだ…自分の痴態を写した画像・動画を質に脅し、自分を従わせようというのだ。
なんて卑劣な…だがユウリはそれでも気丈に返す。
ユ「好きにすれば…? あたしにはもう家族もいない。仲間と一緒に、あんたを捕まえてやる!」
本当は恥ずかしくてたまらないが、、。
こんな卑劣なやつの奴隷になるくらいなら、そう思うユウリだった。
脅迫に負けまいと、強気に返す。
しかしⅩは慌てもせず、淡々と話す。
Ⅹ「まったく、勝気なお嬢さんだ。じゃあ、今すぐ郵便ポストを見てもらえるかな。君にプレゼントがあるんだよ。」
ユウリは不安げな表情に戻り、
ユ「な、、何なの…?」
Ⅹ「見てからのお楽しみだよ。早くしないと、お仲間に先に見られて、取り返しのつかないことになるよ。」
ユ「な…!!」
と驚くユウリ。すぐさまⅩは電話を切る。
不安に襲われ、ユウリはすぐさま郵便ポストに向かう。
誰かいないか、罠ではないか、と警戒しながら、ユウリは自分宛の箱状の郵便物を見つける。
ユ「何なのかしら…。」
それを自分の部屋に持ちかえり、中身を警戒する。
だが危険物ではないようだ。
一安心したユウリは、それでも不安げに見る。
軽い、、振ってみると、カサコトカサコト…と音がする。
恐る恐る開けてみると、中にはもう一回り小さい箱とディスクと手紙が入っていた。
『ユウリへ。』と書かれた手紙を開き、読んでみる。
『可愛い奴隷のユウリへ。』
冒頭にそう書かれており、屈辱に顔をしかめて、続きを見る。
『今の気分はどうかな? 怖くて怖くて仕方ないよね。今回ユウリには、素敵なプレゼントを用意したんだ。箱の中のものね。ユウリにピッタリの、私お手製の特別性だよ。きっと気に入ってもらえるだろうな。今回ユウリにしてもらうのは、これを穿いて、ブラを外して過ごしてほしいんだ。ごまかしても無駄だよ。私にはすぐに分かるんだ。いいね? ‘ちゃんとプレゼントを穿いて、ノーブラで過ごすこと。あ、服装はいつも通りのジャケットとスカートに、シャツは袖なしの薄いものを着ること。’ 命令だから、しっかり従おうね。逆らおうと思ってもいいけど、同封のディスクの中身も見て、よく考えてね。じゃあ、これからもよろしくね。 ユウリのご主人様より。』
何気ないふざけた言葉遣いだが、内容は明らかな脅迫だった。
ふざけた言葉遣いが、屈辱を増長する。
だが、それよりも疑問に思う事が…。
ユ(穿く? ノーブラ? プレゼント、て一体…?)
不安が強くなり、小さな箱を開けるユウリ。
ユ「あ、、やっぱり…っ!」
中に入ってたのは、小さなショーツだった。
高級そうな白のシルク製で、手触りはとてもいい。さらに…
ユ「な、、なによ、これ!?」
ショーツの内側の、自分の陰部に当たる個所に、大人の親指よりも一回り大きい、太く長い物体が取り付けられていた。
男根を模した形、バイブだった。
当然ユウリも知っている、屈辱と羞恥に顔を赤らめる。
ユ(これを使って、あたしを辱めるつもりなんだわ…!)
これを穿け、というのだ。
ユ「だ、、誰が、こんなもの…、穿くもんですか…!」
気丈に嫌がるユウリだが、手紙の中身の、
『逆らおうと思ってもいいけど、同封のディスクの中身も見て、よく考えてね。』
この文面を思い出し、同封のディスクを見てみた。
中身は動画ファイルだった。
時間は30分ほどだった。
ファイルを開き、動画を見る。
…動画を見たユウリは見る見る顔を引きつらせていく。
わずか30分で、逆らっていた心は、(従うしかない…。)と不本意ながら心に決めた。
まず今穿いているショーツを脱ごうと、おずおずとスカートの中に手を入れ、ショーツに手をかける。
この姿もやつにどこからか見られている…。
ユウリは恥ずかしくてたまらないが、意を決して一気にショーツを下した。
脱ぎたての薄グリーンのショーツを、どこからか見ているはずのⅩから隠すように、ベッドの中に入れる。
そしてバイブ付きのシルクショーツを手に取り、ゆっくりと足に通す。
憎らしいほど肌触りがいいショーツだ。
ユ「きつい…」
一回り小さいそのショーツを穿こうとすると、どうしても中のバイブが股間に押し付けられ、その感触に屈辱が増長される。
ショーツは小さくまたバイブが大きいため、しっかり穿けない。
と、小箱の中にもう一つチューブが入っていることに気づいた。
ローションだった、滑りを良くするためのもの。
これについては何も指示されていないが、自然と使い道が決定される。
バイブに塗って滑りを良くし、バイブをしっかり陰部に挿入しろ、と言うことだ。
ユ(く、、やっぱりちゃんと体内に挿入しないといけないの…?)
身を震わせながら、太ももで引っかかったショーツの中に指を入れる。
バイブを握り、ローションを塗りつける。
まるで男根を撫で擦っているような錯覚に襲われ、顔を赤らめる。
そして、少し戸惑いながら、意を決する表情になるユウリ。
バイブを自分の陰部に挿入していく。
表面はゴムみたく柔らかいが、決して折れない硬さの弾力性のあるバイブ、さらにローションに濡れている。
こんなものを恥ずかしい陰部に自ら挿入している自分と、このたまらない感触に、ユウリは顔をゆがませ、抑えようとしてもうめき声が漏れてしまう。
そして、奥までバイブを挿入し終えたユウリ。
バイブが陰部に入り、肉壁を圧迫する感触。
何ともたまらなく、思わず体を動かすと、
ユ「う…。」
体の動きに合わせて中のバイブが肉壁を圧し、たまらない感触だった。
ユ(ここが、、動いて…)
おずおずとその部分に指を触れる。
ショーツ越しに固いバイブがしっかりと自分の陰部に挿入され、体を震わせる。
少し外にはみ出たバイブは、ショーツ越しに少し盛り上がっているのがすぐに分かる。
恥辱に顔を引きつらせ、ショーツを見る。
Ⅹのお手製だというこのシルク製のショーツ。
サイズが一回り小さいのは、中のバイブを陰部にきっちりと押し込むためだ。
つまり自分のサイズを正確に知っていなければ、こんな正確には作れない。
Ⅹが自分の体のサイズを正確に把握していること、さらにはこのお手製のショーツを作る時のⅩの様子を想像し、羞恥に顔が真っ赤になってしまう。
肌触りのいいシルクだということも、却ってユウリの羞恥心を増長させてしまう。
もしも振動したりしたら…自分はとても我慢できる自信などない。
そしてもう一つの命令…ブラを外さなければ…。
顔を赤らめながら、彼女はノースリーヴの裾から手を入れ、ブラのホックをはずす。
胸の締め付けがなくなり、薄グリーンのブラが外される。
彼女はすかさず鏡を見て、思わず恥ずかしさに胸を庇う。
ユ(やだっ…見えちゃう!)
薄いピンクのノースリーヴシャツ越しに、彼女の決して大きいとは言えないが豊かな乳房の膨らみの形がありありと見え、羞恥心が増す。
まだ暑い中、汗をかきでもしたが、乳首まで浮き出て、確実に周りの人間にばれてしまうだろう。
Ⅹの魂胆に羞恥に憤り、そんなⅩに逆らうこともできない事に情けなく思う。
このまま一人でいたいが、今日の分の仕事を終わらせなければならない。
彼女は観念して皆のところに戻る事にした。
気を引き締め、彼女が足を進めようとしたその時、
ヴンッ。
ユ「う…っ!」
いやにタイミングよくバイブが弱振動し、すぐに止まる。
彼女の羞恥と不安を煽るようなその行為に、
Ⅹ「ちゃんと動くだろう。いつでも見ているからな。しっかり辱めてやる。」
と言われているような気がし、不安を払しょくすることができず、恐る恐る部屋を出る。
足を動かすだけで、固いバイブがしっかりと挿入されている陰部を擦り、いやな感触だった。
さらにノーブラをばれやしないかと、皆の視線を気にしてしまう。
平静に振る舞いたいが、やはりそこは若い女性らしい羞恥を隠せない。
Ⅹは、そんなユウリを女として辱め、刑事としてのプライドもズタズタにしようとしている。
その後、いつ来るかもしれない振動に怯えながら、仕事を進める。
だが結局その日はもう振動に襲われることはなかった。
先ほどの振動により、仕事中も振動してしまうのではないかと、ユウリはずっと怯えていた。
これもⅩの狙いだった。
ユウリの不安を煽り、からかうように。
安心と共に、屈辱な思いがするユウリだった。
明日どんな事を、、いやらしい事をされてしまう事に不安に震え、床に着いてからもなかなか寝れない。
ユ(いや、、いやっ! 助けて…誰か、、竜也…。)
脅迫され、誰にも言えないことは分かっている。
しかし誰かに助けてほしい。
普段は決して見せない弱気な感情を出す。
心を体を唯一許した竜也。
心の中で彼に助けを求める。
布団に横たわりながら、しばらくいやな予感に苛まれ、払拭するように寝返りを打ち続ける。
だが動くことで、挿入されたバイブが陰部を擦る事により、顔をしかめる。
いやな感触だ…、ちっとも眠れない。
結局眠りに着いたのは、それから4時間ほど経ってからだった。