苛烈な高校二日間~城ヶ崎千里(メガイエロー)前編~
もうすぐ夏休みに入ろうかという季節。
高校の体育ではプールの授業がある。
女子たちははしゃぎ回っていた。
「気持いー♪」「あ、待ってよー!」
パシャパシャと冷たいプールで戯れる。
真夏の暑い日にはこの上なく気持のいいことだろう。
諸星学園では水着のタイプは自由で、各々多様な水着を着ていた。
律儀にスクール水着を着ている者、大胆なビキニを着ている者、スカートの付いたビキニを着ている者、セパレートの水着を着ている者、、
城ヶ崎千里は、ミニスカート付ワンピースタイプの水着を着ていた。
黒いロングヘアをポニーテールにまとめ、真夏の太陽の中でも白い肌。
水着は、スクール水着よりは薄く、露出も大きいが、肌触りも良く、花柄のデザインがついた可愛らしいものだった。
この水着は2年ほど前に購入したもので、今の千里には少し小さめだった。
発達過程だが、この2年で充分に膨らんできた胸やお尻が、窮屈そうに水着に押さえつけられていた。
この水着を持ってくるか、最初はためらった千里だが、前日使用した水着はまだ洗濯中なのだ。
それにどうせ男子は居ない(別メニューで、校庭でサッカー)、女子しか居ないので、恥ずかしい事は無いだろう。
そしてこの水着自体お気に入りなので、思い切って持ってきたのだ。
その甲斐あって、女子の反応は良好だった。
「千里可愛いー」「いいなあ、私も欲しいなあ」「え? 千里並みの胸とお尻を?」「あ、欲しいかも」「私も欲しい、えい!」
ふざけて千里に飛びついてその胸とお尻を掴もうとする悪友。
千里「きゃあっ、もう! やめてよー」
まるで子供のようにふざけ合っている。
高校3年生は大学受験の年。
夏はまさに受験勉強真っ盛りのシーズンで、遊んだり恋をしたりする暇も中々無い。
けど今だけはそのわずわらしさから解放される。
少女たちはめい一杯楽しんでいた。
しかし、体育の授業はすぐに終わる。
教師の合図により、終わろうとしていた。
「あーあ、もっと泳ぎたかったなー」「ねー、ホントよねー」
せっかくの息抜きがすぐに終わり、少女たちは遊び足りない気分だった。
教師「では、これで本日の体育の授業を終わります。城ヶ崎さん、後片付けお願いね。」
千里「はい。」
体育の準備や後片付けは、当番制となっており、本日の当番は千里だった。
本当は2人1組だったのだが、もう一人が風邪で欠席してしまい、千里一人だった。
「千里、1人で大丈夫? 私も手伝おうか?」
千里「ありがとう。けど大丈夫よ、あたし一人でやるわ。」
責任感の強い千里は、ひとりで後片付けを行う。
男子は既に終わらして教室に引き上げたようだ。
千里(ま、この暑さでサッカーはきついわよね。女子はプールでよかった♪)
等と考えながら黙々と後片付けを行う千里。
だがやはり一人はきつかった様だ。
既にクラスメートも教師も居らず、プールは千里一人だった。
千里「暑いなあ…」
少し雲が出てきたとはいえ、30℃を超える気温と照りつける太陽は容赦なく千里のきめ細やかな肌を焼く。
プールに濡れた体も全然乾いてなく、暑い中での作業により出てきた汗と加えて、千里の肌を、水着をきらきらと輝かせる。
客観的に見れば、何ともたまらない姿だったろう。
しかし今は誰も居ない、幸いである。
と、その時妙な視線を感じた。
千里「…?」
見渡してみたが誰も居なかった。
気のせいかと思って作業に戻るが、また視線が…
今度は気のせいじゃない。
千里は警戒して、ゆっくりと視線の方に振り返る。
…だが、やはり誰も居なかった。
さっきの視線は気のせいではない…間違いなく誰かに見られている。
考えてみれば、水着姿で一人でいるのだ。
とても無防備なこの状態に気付き慄き、一瞬胸を庇う仕草で怯えてしまう。
早く作業を終わらせないと…
その時、さらに視線の気配が大きくなった。
もはや気のせいではない…ねっとりとした視線を感じるのだ。
気持ち悪さに体が震え、しかし気を引き締め勇気をふり絞り、振り返る。
千里「誰!? 隠れてないで、出てきてよ!」
しかし何も反応は無い。
聞こえるのは、朝から喧しく鳴くクマゼミの声だけ。
1分ほどその場で固まり、辺りを警戒していた千里。
その時、
「千里ー!」
千里「はっ…」
「片付けまだ終わんないのー?」「さっさと終わらせないと、次始まっちゃうよー!」
着替え終わった夏服の友人たちがプールの下の道から、まだ水着姿で作業を続ける千里を心配して声をかけたのだ。
千里「(な、何だ。佳代子たちか。)うん、分かったー! 先戻っててー!」
そうだ、早く終わらせないと次の授業に遅刻してしまう。
その事に焦り、早く片付ける事にした。
千里(さっきの視線も、多分教室に帰るクラスメートの誰かのものだったのよ。)
さっきの視線は、舐めるようないやらしいもので、とてもクラスメートの女子が発するものではない。
いつもの冷静な千里なら、すぐに看破きるものだが、次の授業に遅れてしまう焦りのせいで、さっきの視線もあまり考えないようになっていた。
作業はすぐに終わった。
千里「ふう、終わった~」
「終わった千里!? 早く戻ろ~!」
遅れて着替え終わった友人の弥生が下の道から声を掛けてくれた。
千里「うん、すぐ行くわ! 先に戻っててー!」
「分かったー! すぐにねー!」
さっさと着替えようと、着替え室に続く部屋のドアを開けた。
その時、いきなり目の前にハンカチが!
千里「うむっ!? ん…っ」
ハンカチで強く口を塞がれ、さらに後ろから腰を荒々しく抱かれた。
そのまま、部屋の中に引き摺られた。
千里「っむ…んぅ!(な、何…!? 弥生…助…け)」
さっき会話した弥生に助けを求めようとするが、部屋の中に入れられて外から見えないようされた上、口を強く塞がれて声が出せない。
抵抗しようにも腰を両腕ごと抱かれて押さえ付けられてしまい、ビクともしない。
抵抗して前かがみになった時に見えるその腕が、筋肉質で男だと看破できる。
それだけじゃない。
前かがみになった時にお尻の上部に当たる、固いがどこか柔らかい生々しい感触が、男の股間についているものであると、犯人は男であると分かる。
分かったと同時に気持ち悪さと恐怖に襲われ、力いっぱい抵抗する。
だが、何故か力が入らなく、また意識がぼんやりし始めた。
そういえば、口と鼻に当てられるハンカチがシットリと湿っているような、それと何かツンとした匂いが…
そう思ったと同時に、千里の意識が遠のいた。
千里「ん…ぅ……クゥ」
ハンカチにしみ込んだエーテルにより、気を失った千里。
男は、水と汗に濡れた水着姿の千里の、子供のような寝顔に、口元を歪ませる。
…
バシャッ!!
千里「きゃぅっ!」
いきなり全身に水を掛けられて、千里は驚いて意識を戻した。
千里「ゲホッ、ケホッ! う…」
顔にまでまともに水を浴びて、千里は咽た。
次に千里は、真上から浴びる太陽の眩しさに目が眩んだ。
ガチャッ、バタン!
それから、扉を開け閉めした音が聞こえた。
水をかけた犯人である。
気配はもう無い、ドアから出て行ったのだ。
まだ頭が重く、千里は中々体を動かせなかった。
肌を撫でる風から、屋外にいる事が分かる。
しかし、なぜ…?
頭がボーっとして、まだ起き上がれない。
かすかに体を動かす。
その時、どこかスーッとした感触が体中に感じる。
(一体どうして…何があったんだっけ…)
千里は、眠りに就く前の事を思い出す。
(確か、いつも通り学校に行って、1限は体育で、そうプールだったわ…。プール!?)
とうとう覚醒し、体を起こした。
千里「な、、なっ…!?」
自分の姿を見て驚いた。
なんと彼女は、プールの授業の時の姿そのまま、水着姿だったのだ。
ポニーテールで、薄めで露出も多いミニスカワンピの水着を、着たまま眠っていたのだ。
髪や体はずぶ濡れで、全身に再び水で濡らされた状態で、真夏の空の中にいた。
千里「ここは…どこなの?」
憎らしいほどいい眺め、、下方には校庭が、、
さらに、
キーンコーンカーンコーン、、
とても大きなチャイムが聞こえ、驚くと共に慄く。
千里「まさか、、学校の屋上…!?」
そう、千里は学校の校舎の屋上の、入口の上で寝ていた。
屋上の屋上、まさに学校のてっぺんに居たのだ。
千里「やだ…どうして、、なんで??」
顔を赤らめ、頭が混乱してしまう。訳が分からない。
何故自分が、プールの授業の時のままの格好で、しかも濡れたまま、屋上のてっぺんで寝ているのか?
必死に頭を働かして、あの時の事を思い出す。
千里(そうだ、、片付け終わって、着替えに戻ろうとした時、誰かに襲われたんだ。口を塞がれて…意識が…)
襲われた時の事を思い出し、体が震えてきた。
千里(ツンとした匂いの、湿ったハンカチを口に押し当てられた、、きっと眠り薬を嗅がされて、眠らされたんだわ…)
眠り薬まで使って眠らせて、一体誰が何のためにこんな事をしたのか?
千里「誰、、一体誰が…? 何のために…あたしを…」
襲われた時の事をさらに思い出した。
千里の体を押さえ付ける腕は図太く筋肉質で、後ろから押さえ付けて当たる犯人の股間部の膨らみが、千里の柔らかく膨らむお尻に押しつけられた感触。
そう、犯人は男だった。
意識のない濡れた水着姿の少女、手を出していないはずがない。
眠っている間に、自分に何をしたのか?
そんな事、考える事すら頭が拒む。
その事が、混乱を鎮められない原因ともなっている。
しかしそうでなくても頭が混乱する。
無理もない。
プール水着から着替えようとしたら、いきなり誰かも分からない男に襲われて眠らされて、気が付いたら濡れたまま水着のまま、何と学校の屋上で寝かされていたのだから。
男がどういうつもりでこんな仕打ちをしたのか?
考えてみて、思い浮かべるのはおぞましい事ばかり…
千里「いやっ!」
嫌悪感と恐怖感と羞恥心から、千里は怯えて頭を抱えてうずくまった。
千里(どうして、、なんで…)
その事ばかり考えていたが、やはり頭に浮かぶはいやらしい事ばかりで、再び考えることをやめる。
少し時間が経って、多少冷静になってきた頭で今の状況を考える。
おそらくまだ授業中、自分は授業をさぼってしまった。
真面目な性格の千里は自己嫌悪がした。
しかし授業に戻れない。
いや、それどころか屋上から降りる事が出来ない。
ずぶ濡れの水着姿で、人前に出る事など、年頃の少女にはとても恥ずかしくてできない。
幸い、屋上のさらにてっぺんに寝かされていたので、だれにも見つかる心配がない。
しかしあまりに異常な状況に変わりはない。
冷静に考えて、この異常過ぎる状況を理解し、再び羞恥に体が震える。
体を丸めて、ポタリポタリ、と髪や体から水が滴り落ち、座っている床を濡らす。
と、さっき意識が戻る時に水をかけられた事を思い出した。
誰かは全く見えなかったが、おそらく自分をこんな目に遭わせた犯人に違いない。
どうやってかは知らないが、水着姿のまま屋上に連れてきたのだ。
しかもご丁寧に水をかけて再びびしょ濡れにして。
おそらくずぶ濡れの水着だけの恥ずかしい格好で、千里が羞恥心から逃げ出せないと思っているのだろう。
そうやって、犯人は千里を屋上に監禁したのだ。
ずぶ濡れの水着姿、、サイズが小さくずぶ濡れのため、太陽の反射を受け、乳首が浮き彫りになり、乳房のお尻のラインも良く見え、お尻の割れ目も良く分かる。
男子が見たら鼻血ものの煽情的な光景だ。
彼女の姿は、確かに花の17歳の女の子を閉じ込めるには充分過ぎる要素だ。
この異常過ぎる状況は、少女にとっては死ぬほど恥ずかしい。
それを見越しての犯人の仕打ちだろう。
しかしそれを看破した千里は、悔しさと正義感から、逆に逃げ出したくなった。
千里「こんな…絶対に許さない。こんなのであたしを閉じ込められると思ったら、大間違いよ…!」
気丈で負けず嫌いな千里は、水着姿なら何とか逃げ出せるかもしれないと思っていた。
幸い今は授業中で、誰もが教室か校庭にいる。
おそらく制服はプールの着替え室に置いたままなのだろう。
そこまで行けたらあるいは、、
その状況を思い浮かべ、千里は再び顔を赤らめた。
気丈とはいえ、やはり花も恥じらう17歳の少女だ、死ぬほど恥ずかしいに決まっている。
それでもやはり、メガイエローとしての正義感が、彼女を奮い立たせた。
覚悟を決め、屋上から脱出しようと足を動かしたその時、
千里「うっ…!」
股間に感じる鈍い痛みに、彼女は顔を歪ませてそのまま動きをとめた。
何か股間に違和感を感じる。
しかも一番大事な膣に、何かが埋まっているような…
股間に何かが埋め込まれている事に気付いた千里は、おずおずと股間の部分を水着の上から探った。
すると、何か固い感触がした。
驚いてミニスカートを捲って見たとき、その滑稽な光景に再び慄いた。
千里「なっ、、何これ!?」
彼女の股間部分はもっこりと盛り上がっており、水着の下に、膣に何かが埋め込まれていることは明白だった。
嫌悪いっぱいの表情で注視しながら、彼女は細い指で注意深く固い物を探った。
千里「うく…っ!」
固い物を探って動かした瞬間、膣内の肉壁を擦らされた刺激に、顔を歪ませた。
その固い物は膣深くまで埋まっている事が分かった。
千里「痛いっ、、そ、そんな…」
探ってみて、それは太く長い物で、少女の膣深く埋まっており、その長さ故膣からはみ出して、濡れた体を押さえ付ける小さめの下着を押し上げているのだ。
その光景は、まるで興奮してもっこりと膨らんだ男根のようだ。
花も恥じらう17歳の少女には酷すぎる光景だった。
千里「くっ、、何なのよこんな…!」
膣に仕込まれたあまりに酷過ぎる器具に、千里は思わず外そうと手を伸ばしたその時、
ヴィイイイイ
千里「うはうっ!」
何とその器具が振動したのだ。
振動して膣に受ける容赦ない刺激に、千里は電気ショックを受けたような大きい反応をし、飛び上がった。
振動が止めった。
少女は荒い息でその場に横たわって、恐ろしい正体に気付いた。
千里「まさかこれ、、バイブ?」
一度友人と見たHな雑誌に載ってた、女性の性感を刺激する妖しい器具。
それが今、自分の膣深くに埋め込まれているのだ。
しかも、ずぶ濡れの水着姿で屋上に閉じ込められた状態で。
あまりに壮絶なこの状況に、千里は何秒か固まっていたが、やがて気を取り直し、そして羞恥と怒りに真っ赤になる。
千里(冗談じゃないわ! こんな物着けてたら、また振動で、あたし狂わされちゃう!)
そして、一刻も早く自分を性的に苦しめる異物を膣から取り外そうとした。
千里「くっ、、う、、くはぅ!」
取り外そうとバイブを動かすたびに、肉壁を擦り容赦ない刺激を少女に与える。
千里「ふ、、ああぁ…!」
だいぶ深くまで挿し込まれているのだろう。
たまにするオナニーとは比べ物にならない官能が千里を襲う。
バイブを外そうとする作業を除けば、やっている事はオナニーとなんら変わらない。
自分は今、オナニーをしている…違う!
溢れ出る屈辱と羞恥を何とか我慢し、水着の股間部の裾を引っ張り、バイブを外そうとする。
その表情は、痛みと羞恥と屈辱で、何とも言えない艶めかしさがする。
懸命に取り外そうとする。
しかし、その水着はそもそもサイズが少し小さめで、膣に奥深く嵌っている長いバイブを取り外すには邪魔なのだ。
千里「くああっ!」
しかも、時折送られるバイブの振動に、作業はまた1からやり直し。
結局、どう頑張っても水着のサイズとバイブのサイズのせいで、さらには時折のバイブ振動の妨害で、絶対に取り外せないようになっているのだ。
これは、犯人の男の巧妙な企みだった。
そうやって千里を肉体的にも精神的にも追い詰めていく。
それに気付いた千里は、痛みと屈辱でさらに顔を赤らめ、べそをかく。
千里「う、、うぅ…酷い…こうなったら…!」
決心した千里。
それは、水着を脱ぐ、即ち屋上で裸になる事にしたのだ。
そんな事、恥ずかしいなんて物じゃないが、もはやなりふり構っていられない。
バイブがおぞましくて気持ち悪くて仕方ないのだ。
しかも、これ以上誰とも分からない男の謀略にハマり続けるのも嫌なのだ。
バイブを取り外したら、また着直せばいい。
心を決めた千里は、恐る恐る水着の肩紐に指を伸ばした。だがその時、
ヴィイイイッ!
千里「うああぁっ!!」
急に膣を襲ったバイブの強振動。
しかも今度はすぐには鎮まらない。
まるで彼女がバイブを取るのを阻止するように、まるで意思があるように、、
彼女は屋上の床に体を擦りつけて、何度も悶え返った。
千里「(あたしを苦しめて、何が何でもバイブを外せないようにするつもりね…なんて卑怯な、、負けないんだから!)く、、ぐっ! は、早く、取らない、とぉおーっ…!」
さっきまでの慎重さとは打って変わって、今度は荒々しく肩紐を掴み、取り外そうとした。
強引に引っ張った、その時。
ビリィッ! ビリビリイッ!
千里「き、、きゃああぁー!!」
何と水着が音を立てて簡単に破けたのだ。
それも部分的にでなく、体中一斉に。
手を止めた時はもう遅く、水着は、もはや修復不可能なまでにバラバラに破けてしまった。
残骸が足元にパラパラと落ちる。
そして、千里の成長段階だが充分に膨らんだ胸が、プルンと晒されてしまった。
充分に脂肪の乗った乳房、さらに頂点にツンと立つピンクの乳首まで、ありありと。
もはや、隠す服は何もない。
自分は真っ裸になってしまったのだから。
羞恥のあまり思わず体を抱き丸まってしまう。
と、自分の全身を改めて見て、ふと目を止めた。
何と水着の股間部だけは、全く破けていなかったのだ。
お尻と股間を覆う部分、さらにはミニスカートも無傷。
腰から上の部分だけが、見事に破けて無くなってしまったのだ。
つまり、水着のミニスカビキニの下だけの状態にされてしまったのだ。
腰の水着の端を見てみると、何とも真っ直ぐできれいな端部になっていた。
まるで本当にビキニパンティのようだ。
千里「ど、どういう事…?」
それは、とても偶然破けた跡ではない。
人工的に、即ち仕組まれた事のように思われた。
まさか、、冷静で頭のいい千里はすぐに考え付き、同時に慄いた。
慌てて破けた水着を調べると、破けた下着のいくつかには、カッターで刃を入れられたような切り傷があったのだ。
着用した時には間違いなくなかった切り傷。
やはり気を失っている時に犯人の男によって仕込まれたのだ。
傍目には見えないしかし確実な切れ込みを入れて、強く水着を引っ張ったら破けるように仕込んだのだ。
小さいサイズの水着の中の股間にわざわざ太長いバイブを挿し込み、水着を着たままでは絶対に外せないようにして、
時折バイブで甚振り、バイブを出そうと水着を脱ごうとしたら振動を強くして、焦って水着を引っ張らせて破かせたのだ。
千里自身の手によって破かせ、裸にさせたのだ。
その意地悪い企みに気付いた千里は、しばらく呆然となり、やがて涙を浮かべた。
異常過ぎる状況、、抵抗するたびに逆にどんどん追い詰められる屈辱、、いやらしい企みに嵌められた羞恥、、誰が何のためにやっているか分からない恐怖。
もはや、さっきまでの気丈さは根こそぎ奪われ、その場で女の子座りのまま泣きべそをかくしかなかった。
だってそうだ。
水着を着た姿ならまだ、時間を見計らって服を取りに行けたかもしれないが、水着が破け胸を存分に晒してしまうこの状況で、屋内に行く勇気など千里にはない。
普通の女の子なら当たり前だ。
しかも、股間にもっこりと膨らむバイブまで埋め込まれて、いつ振動するかも分からない状況下では、歩くことさえも怖くてままならない。
少女は、屋上に大人しく監禁されているしかなかった。
…
体を落ち着かせた千里は、今何時なのだろうと、当たり前の疑問を持った。
おそらく授業中だと思うが、何時間目なのか分からない。
昼前なのか、それとも昼休みを終わったのか?
校舎には時計が設置されているが、ここからでは見えない。
屋上の入り口の上から降りて、屋上の端に行けば何とか時計が見える。
とにかくここから降りようと思ったが、その瞬間体が固まり、再び羞恥心が。
この屋上は出入り自由で、時々授業をさぼる生徒のたまり場になっている。
つまり、いつ誰が入ってくるか分からないのだ。
ここならともかく、降りてしまっては入ってきた人間にこの姿を見られてしまう。
そんな事になったらもう自分は生きていけない。
屋上で人から身を隠す場所は、皮肉にも運び込まれたこの場、屋上の入り口の屋上しかないのだ。
そう思うと千里は身が竦んで降りられない。
ここで時が来るのを待つしかない。
放課後になり、夜になれば皆帰る。
そうなったらひっそりと屋上から降りてプールの着替え室に向かえばいい。
しかしもし着替え室のカギが閉まっていたら?
再び不安になる千里。
そうだ!教室にジャージがある。それを着ればいい!
表情が明るくなる。
まるで子供のように表情が変わる。
しかしそれは無理もない。
この状況があまりにも恥ずかしすぎる、異常過ぎるのだ。
もし裸のままどうしようもなかったら、誰かに見つかってしまったら、それは少女にとっては死ぬほど恥ずかしいのだ。
それだけは何としても避けなければならない。
冷静になり、今はとにかくじっとしている事にした。
幸い今、空は雲が出ていてさっきまでの強い日差しは無い。
肌が痛む心配はない。
若い女性にとって、肌のケアも重要な問題だ。
それどころではないはずだが…
冷静に対処法を考えた後は、妙に落ち着いてしまい、そんなくだらない心配もしてしまう。
…しかしそれでも30℃を超える気温で、暑い事には変わらない。
しかもさっきまで太陽が出ていたため、地温は気温よりも変化が激しく、しかもコンクリートの地面はとても暑い。
千里「暑い…」
びしょ濡れの下着姿でも、コンクリートで暖められたこの場所はやはり暑い。
パタパタと体を手で煽ぐが、効果など無い。
足元がかなり熱い。
暑さ(熱さ)から、千里は立ち上がるが、それでも足裏は暑い。
さらに、立ち上がる事により校庭の様子がとてもよく見えた。
校庭では体育の授業が行われており、40人以上の生徒がいた。
もし彼らの1人でも顔をあげてこっちを見たら…
千里「きゃあ!」
思わずその場に倒れてしまう。
床が暑いが、そんなこと言ってられない。
こんな姿を見つかったら、本当に生きていけない。
歯を食いしばって暑さに耐えた。
キーンコーンカーンコーン、、
その時、チャイムが鳴った。
授業が終わったのだ。
何時間目だろうか?
やがて雲が厚くなり、地温も落ち着いてきた。
ふう、とため息をつき力を抜いてゴロンと寝転がる。
その時、漠然と思う。
千里(あたし、、一体何やってるんだろう…)
びしょ濡れの水着姿で、しかもバイブを膣深く挿し込んだ状態で、屋上で四苦八苦している。
たまらなく自分が惨めになる。
ヴヴヴヴ
千里「うふっ…」
バイブは、時折思い出したように振動を送ってくるのだ。
強弱や長さ、振動の種類はその時によって様々で、慣れようがない。
そのたびに、千里は悶える。
一体なぜこんな事に、、それはあの男のせいだ。
あの男はいったい自分をどうするつもりなのか?
それを考えると、無性に怖くなる。
さっきは夜になったら服を着て帰れば大丈夫、と考えたが、
そもそもあの男はこのまま自分を大人しく帰してくれるのだろうか?
どうやったのか下着姿の自分を屋上まで運びこみ、水着を巧妙に切り刻み、バイブまで仕込み、おまけに水をたっぷり浴びせて目覚めさせて、見つからないように出て行った、、
そこまでする男なのだ。
そんな男が、このまま無事に自分を逃がす事などしないのではないか?
ではどうするのか?
大人しく屋上で怯える自分を悠々と迎えに来て、どこかに誘拐して乱暴をする、、
メガイエローとはいえ、デジタイザーも持っていない状態故、変身も仲間への連絡もできない水着姿の千里など、筋肉質の男にはとても敵わない、か弱い少女でしかない。
どうとでも料理できる。
考えているうちに恐怖がどんどん湧き上がり、千里は再び立ち上がる。
しかし、
ヴィイン
千里「うぐ…!」
まるで千里を逃がさないようにバイブが振動して彼女を苦しめる。
せめてこのバイブだけでも外せないだろうか?
しかし無理にパンティを引っ張ったら再びさっきの二の舞。
今度は股間も晒され、全裸になってしまう。
お尻や秘陰、陰核も容赦なく白日の元に晒されるのだ。
今の状況よりも遥かに恥ずかしい。
さっきは、パンティ部分は破れなかったが、これも狡賢くいやらしい男の謀略かもしれない。
彼女は体を丸めて、顔をパンティに近付け、慎重にパンティを探った。
切れ込みが無いか、指で探り注視してみた。
パンティの股間や腰を触り注視し、、お尻の部分は見えないので、指で撫でて確かめるしかない。
まるで自分で自分を痴漢しているような、、
恥ずかしさに顔を赤らめるが、なりふり構ってられない。
そんな彼女を甚振るように、相変わらず時折バイブの振動が。
そのたびに、ビクンと反応して顔がパンティから遠ざかってしまい、悔しがりながら体勢をまた戻す。
悔しがりそれでも我慢して、股間部を良く見ると、
その部分は明らかに水とは違う液体で濡れていた。
指に取り掬うと、粘々して、嫌悪感いっぱいにその粘液を床で拭いた。
改めてよく見ると、
千里「うっ!(くっさ、、何なの?この臭い…!)」
ミニスカートの中のその部分は、高気温と、びしょ濡れの体と床からの伝導熱も手伝ってムワッとしており、さらにとても臭った。
その臭さに、嫌悪感で顔を背けたほどだ。
千里「くっ!!」
悔しさ、屈辱、嫌悪感、、強烈に湧き上がり千里は大きな唸り声をあげた。
それでも、それらの感情は払拭されず、むしろ蓄積されていく。
あまりに滑稽な光景、しかもそれは、自分が男のいやらしいバイブに感じてしまった、避ける事の出来ない証なのだ。
悔しげにその光景を我慢して見て、切れ込みを確認していたその時、
ヴィイイイン
千里「やぁ…っ!」
またバイブ振動が千里を嬲った。
しかも今のは、ちょうど股間を探っていた時に起こったのだ。
あまりにタイミングが良すぎる。
まさか、どこからか見ているのか?
慌てて辺りを確認したが、誰も居ない。
しかし今のは明らかに狙い澄ました攻撃だった。
見張られている、いやらしい目で見られている。
恐怖を感じた千里、、もはや恥ずかしい等と言ってられない。
逃げなかったら何をされるか分からない。
思いきって逃げようとしたその時、
ヴィイイインッ!
千里「きゃんっ!」
強めのバイブ振動が、、千里はその場に崩れた。
バイブは止まず強めに、しかも小刻みに動き、千里を苦しめる。
動けない千里は、やむを得ずバイブを抜こうとパンティに手をかけた。
今度はちゃんと確認した、ちぎれる事は無い。
パンティを掴む手に力を込めた。が、
千里「!? えっ??」
なんと、パンティが何かに抑え込まれているように動かせない、脱げないのだ。
いくら力を込めても、脱げる気配がない。
ここで、腰の部分に何か引っかかるような感触を感じた。
恐る恐るパンティのミニスカートを捲った。
何とパンティの上部の、腰のちょうどくびれの部分に、同色の細いベルトがキュッと巻きついていた。
ベルトは柔らかいため今まで気付かなかったが、パンティをしっかり女体に締めつけていた。
柔らかいとはいえ素材は革製で、とても女性の力で引きちぎれるものではない。
しかもベルトの、臍のすぐ下の部分に、鍵穴のようなものが付いていた。
それを見た千里は震えあがった。
ベルトは鍵で外すタイプで、しかも革製であるため、自力では絶対に外せない。
千里「どこまでひどい事を…! くっ、、く…外せない!」
ベルトと肌に挟まれたパンティを、無理に引き剥がそうとしたが、このベルトの両腰部分にはどうやら接着剤が付けられており、パンティと接着されていて、ベルトを外さないとパンティを脱げないようにされていた。
まるで屈辱の縄ベルトをされたような、、そんな屈辱感が湧き上がる。
千里「そ、、そんな…」
もはやパンティを自力で脱げない事を確信した千里。
さっきの抵抗から、パンティを穿いたままバイブを外すのは不可能だと思い知っている。
さらに逃げようとすると、バイブの執拗な刺激で腰が抜けてしまう。
即ち、千里はもはやここから逃げられないのだ。
拘束された状態なら話は別だが、全く拘束などされていない。
ただバイブを挿入され、パンティとベルトを仕込まれ、、
この3つだけで、千里は屋上に完璧に捕らえられてしまったのだ。
それは、緊縛よりも精神的苦痛が激しいものだった。
千里(酷い、、なんて事を…! あたし、、これだけで逃げられないなんて…)
性的陵辱、、それだけで、千里は決して逃げられない捕虜となってしまったのだ。
あまりの惨めさに泣き崩れていた時、
ギイッ、、バタン!
ドアの開け閉めする音に、千里は竦んで肌身を床に押し付け、うつ伏せになった。
こんな恥ずかしすぎる姿を誰かに見られるわけにはいかない。
震えながら、うつ伏せの状態で寝ていた。
千里は誰かを確認しようと思ったが、その時。
ヴィイイイ
千里「ひぅっ、んんん…!」
またもタイミングのいいバイブ振動に、千里は声が漏れそうになり、慌てて口を塞ぐ。
それでも執拗な振動により官能であえぎ声が漏れそうになるが、必死に口を塞ぎ、さらに顔を床に押し付け、声が漏れないようにしていた。
当然、誰が入ってきたかを確認することなどできなかった。
そして再び、ドアの開け閉めが聞こえ、人の気配がなくなった。
千里は震えるため息を大きく吐き、緊張感を解放した。
この様では、とても我慢して屋内を歩けないだろう。
そう思い知った千里は、ふと目の前に置かれた紙を見つけた。
風で飛ばされないように、重し代わりに500mlポカリスウェットが置かれていた。
千里(? さっきまでは間違いなくなかった、わよね…。じゃあ!? あたし、見つかったの…?)
再び慄く千里。
しかしそれにしては、向こうから何の反応もなかったのが気になる。
普通こんな格好をした女子がこんなところで寝そべっていたら、向こうも驚いてそれなりの反応を見せるはずだ。
それが無かったという事は、千里がこういう状態でここにいるのを知っていた。即ち…
千里はゾワッと怖気が走った。
そう、さっきの人は千里をこんな目に遭わせた犯人だったのだ。
バイブを強振動させ、千里が声を出すまいと俯き何も見えないようにした上で、メッセージを置いたのだ。
どこまで狡猾で、、いやらしい男なのだろう。
彼女は良いようにやられる自分に不甲斐無さ、良いように自分を陥れる男に脅威感がしながら、紙を見た。
それには、メッセージが書かれていた。
内容を見て、千里は震えあがった。
【3年●組 城ヶ崎千里へ 衣服はプールの着替え室に置いてある。今は鍵をかけてあるから、夜までここにいろ。夜になったら鍵を開けてやるから、その格好のまま着替え室に来い。それまでここで大人しくしていろ。いつでも見張っているからな。】
明らかな脅迫、命令だった。
慄くと共に、脱出する期を完全に奪われた事を悟った。
夜までここから動けないのだ。
しかも自分のクラスや名前を知っている。
計画的な犯行だとは分かっていたが、自分だけが狙われていたのが明らかとなった。
それを知って、千里は震えが止まらない。
自分だけが狙われていた。
行きずりの犯行でなく、ターゲットを決め、以前から計画されていたものだ。
そんな人間に狙われた自分は、これからどうなってしまうのか。
千里(いや、、そんなの考えたくない!)
どっちにしろ、千里はここから動けない。
逃げようとしても、さっきのようにバイブで抑え込まれるのが落ちだ。
いつも見張られているため、ごまかしなど効かない。
どうやってかは知らないが、自分は常に男に監視されているのだ。
このいやらしい姿を、バイブを差し込めれ、ポニーテールで上半身真っ裸で、下半身も足は太ももの付け根まで剥き出しで、ミニスカビキニパンティのみを着ただけの姿を、監視、、
いや、監視ではない、視姦だ。
自分は常に視姦されている、今も…。
そう考えると、千里はたまらなく気持ち悪くなり、胸を両手で隠し、前かがみの格好で丸まってしまう。
そのままの体勢で動けない。
視姦されているという意識に苛まれ、見えない視線をリアルに感じ、その体勢のまま動けない。
そうやって、体の自由を奪われ、精神を剥ぎ取られていく。
夜まであとどのくらいか。
そもそも今何時間目なのか?全く分からないのだ。
それまで、バイブを差し込んだ、ミニスカビキニパンツの格好のまま、屋上で大人しくしているしかないのだ。
自分が情けなくて仕方ない。
…しばらくその場で俯いて泣いていた。
キーンコーンカーンコーン、、
またチャイムが鳴った。
授業が終わったのだろう。
しかしそんなの自分には関係ない。
夜にならないとここから動けないのだから。
大人しく胸を隠した前かがみの格好のまま泣きべそをかいていると、
ギイ、、バタン!
「さーて、終わった終わった!」「よし、食おうぜ!」
千里(ひいっ!!)
慌てて彼女は身を床にうつ伏せに倒して固まった。
数人の男子生徒が、屋上に上がってきたのだ。
会話の内容からして、昼食を食べに来たのだ。
よくお弁当や購買のパンを屋上で食べる生徒はいる。
という事は、今は昼休みなのだろう。
千里(まだ、、昼休みなの…)
とっくに昼休みは過ぎているかな、と思っていたが、まだ昼休みに入ったばかり。
という事は、千里が気絶していたのはほんの少しの時間で、意識が戻ったのは、まだ2時間目が終わる頃だったのだ。
犯人の男は、千里をわざわざ薬で眠らせておいて、恥辱と恐怖の時間をじっくりとたっぷりと与えるためにすぐ起こしたのだ。
起こす時に水をかけたのは、濡らして千里に恥辱を与えるためだけでなく、薬でぐっすり眠った千里をその眠りから無理やり引きずり起こすためだったのだ。
考えれば考えるほど、男の狡猾でいやらしい、おぞましい計画が浮き彫りになり、一層千里を怯えさせる。
水をかけずにそのまま眠らせておけば、昼過ぎまでは起きなかったろう。
そうすれば、今この見つかるかもしれないという恐怖感を味合わずにもすんだ。
しかし敢えて起こしてたっぷりと恥辱を恐怖を与えたのだ。
今この瞬間も、千里は怖くて仕方ない。
幸い千里は、屋上の入り口の上の屋上で寝そべっているため、下からは見えない。
生徒がはしごを使って登らない限りは、千里が起き上がらない限りは、絶対に見つかる事は無い。
それでも、恐怖感は止む事は無い。
ただ見つかりませんように…と子供みたいに神に願うだけだった。
ヴィヴッ、ヴヴヴヴ
そんな千里を陥れるように、バイブの振動が始まった。
千里「ふっ、、ぅむん……」
慌てて口を塞ぎ顔を床に押し付ける。
いくら千里が起き上がらなくても、生徒がはしごで登ってこなくても、千里が声を上げれば見つかってしまうのだ。
犯人による厳しい拷問を受けているようだ。
ヴヴヴ、、ヴ、、ヴィン!
千里「むふっ…!」
それでも振動は止まず、さらに一瞬大きくなった。
たまらずバイブに手を当て押さえ付けようとすると、震える手が誤ってバイブを膣に押し付ける動作をしてしまい、
重い振動が膣を直撃する。
千里「むぐうぅ!」
「ん? 何だ?」「何だどうした?」「いや、何か聞こえなかった?」
男子生徒の一人に気付かれてしまった。
千里は身が固まった。
バイブの振動はそのままだが。
振動による官能は感じるが、それ以上に見つかることの恐怖が、千里の身の動きと声を固まらせた。
幸い、大声で談笑していた男子生徒達にはほとんど聞こえず、聞こえたのは一人だけだったが。
それを知ってか知らずか、振動はさらにねちっこい振動で千里を責め立てた。
千里から悲鳴を引きずり出すように。
それでも千里は、涙を浮かべながら懸命に声を我慢し続けた。
「どんな音?」「いや、、なんか、人の声?、女の声だったような…」
やはり一人には聞こえていたのだ。
千里は面白いように身を固まらせ、その場から動けない。
「お、おい、気持ち悪い事言うなよ!」「そうだよ、気のせいに決まってるぜ!」「そ、そうだよな! 気のせいだよな!」
男子生徒達は再び談笑に戻った。
とりあえずごまかしきれた事にホッとした千里。
しかし、バイブは相変わらずねちっこい振動をやめない。
千里「んむ、ぅんぅ……(いや、、やめて…お願いだから、、やめて下さい!)」
犯人など居ないのに、見つかる危険性大のこの状況下、千里は汐らしくも自分を暴虐する犯人に心の中で敬語で懇願した。
ただ怯えるだけの、か弱い子猫。
いつもの気丈で負けず嫌いの千里からは考えられない姿だった。
実はこれも犯人の狙いである。
ただ水着姿で屋上に放り込んだだけなら、千里の気の強さを考えれば脱出されていたかもしれない。
しかし、水着を破き、バイブを仕込み、ベルトで固定し、水で濡らしてすぐに起こして恥辱をじっくりたっぷり味合わせることで、千里の精神力をじわじわと削り取り、昼休みの頃には、千里の心はすっかり弱ってしまったのだ。
さらに、時折決して忘れることなく、多様な種類のバイブ振動を与えることで、常に千里を色責めにし怯えさせ、また真夏の気候下でずぶ濡れの水着だけ着た格好で放置したため、体力も削り取っていた。
そして、彼女が何か抵抗する度に、彼女を一層辱め苦しめるような仕掛け・責めをしていった事が、気の強い彼女をここまで弱らせた一因であろう。
男子生徒は女子が居ないと思ってか普段教室では絶対にしないような過激な性的トークを繰り広げていた。
それをすぐそばでうつ伏せのまま聞いていた千里は、恐れ慄く。
千里(だ、ダメ…こんな格好で見つかったら、あたしボロボロにされちゃう…)
犯人が居ないにも関わらず、人がいるのに助けを求める事も出来ない…
枯れかけた涙が再びジワリと溢れてくる。
さらに、下の涙もジワリと沸いてくる。
ヴ、、ヴヴ、
バイブは時折振動を続けており、生かさず殺さずのジワリ責めを展開しており、そんな攻撃をずっと受けているしかない彼女の秘陰からはジュクジュク、と愛液が溢れてくる。
彼女は、男子生徒に気付かれないように、めい一杯口を塞いで顔を床に埋めて声が漏れるのを防いでいた。
千里「ん、、ぅふう…(お、お願い…早く、、早く出て行って…! たまらなすぎて、声が、我慢、できない…)」
官能は決して最後まで達しないが、確実に少女を高みに押し上げており、少女は我慢の限界近くまで来ていた。
しかし、さっきばれそうになったため、もう一度声を聞かれたら、今度こそ間違いなく見つかってしまうだろう。
ヴィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
それでもバイブは関係なしに振動を送りこんでくる。
だんだん少女の頭がボーっとしてきた。
官能で頭がボケてきたのだ。
しかしその時、
ヴィイン、、ヴ、ヴィイインッ!
千里「んむふっ…ぅ!」
ボケて我慢の壁を剥ぎ取られたところに強烈な一発を受け、千里は思わず声を上げてしまった。
犯人の責めは、千里の我慢の一枚上手だった。
ここまで狡猾な計画で千里を貶めた犯人だ。
たかだか女子高生でしかない千里の性の我慢など何ら障害もない。
千里(き、、気付かれた…?)
「お、おい。」「ああ、変だぞやっぱ。」「何だよ、またかよ?」
今度は二人が気付いたみたいだ。
千里(今度こそやばい…ど、どうしよう…!)
この上なく体が震え、その場から動けない千里の元に、男子生徒の一人が近付く。
千里が観念して目を瞑った、その時。
キーンコーンカーンコーン、、
「あ、やべえ!」「おい次、生物室だったよな!?」「遅れちまう、行くぞ!」
慌てて次の授業に行く男子生徒、屋上から居なくなった。
千里「ほぉーーっ…」
安堵のため息をついて体の力を抜いた、その時。
ヴィイイインッ、ヴィイイッ!
千里「ふわああぁーー!」
今までねちっこい振動を続けていたバイブが、強振動を始めたのだ。
男子生徒に見つからなかった安堵感に意識から外していたバイブの強振動は、その振動以上の威力を千里に与えた。
あっという間に秘陰からトプン、と粘液を吐き、即ちイッてしまった。
千里「はあ、、はあ、、はあ、…う、ぅ、グふっ…ううぅあ~~…」
今まで我慢していた官能がついに弾け、昇天した余韻でいた少し後、バイブ即ち犯人に無理やりイカされた情けなさに、とうとう声をあげて泣いてしまった。
顔も分からぬ男に、遠隔操作で良いように弄ばれ嬲られ続け、とうとう絶頂まで無理やり味合わせられたのだ。
悔しくて情けなくてしょうがない。
千里(もういやだ、、こんなの…。誰か、、皆、助けて…!)
メガレンジャーの仲間に、思わず心の中で助けを求めるが、聞こえるはずはない。
それから5,6時間目を大人しく屋上で過ごした。
もはや余計な抵抗はしなかった。
これまでの嬲り責めにより、すっかり大人しくなってしまったのだ。
長時間、水着姿で暑い屋外に居るため、体の水分が心配だが、さっき犯人に渡されたポカリを飲む気にはなれなかった。
今まで散々弄ばれたのだ。
飲むに違いないだろうポカリを用意して、飲むだけで済ませるはずがない。
きっと何か薬でも入ってて、自分を苦しめるつもりに違いない。
喉が渇くが、千里は意地でも飲まなかった。
喉の渇きよりも苦しい目に遭う方がよっぽど嫌なのだ。
…
授業が終わり、放課後になった。
しかしまだ生徒は残っている。
帰宅部で委員会にも入っていない生徒を除けば、皆まだ学校にいる。
クラブ活動や委員会が盛んな学校。
入学した時は魅力的だったが、今ではその魅力も恨めしい。
早く皆帰ってほしい。
とりあえず千里は、皆が帰る夜まで、ここを動けない。
さらに安心もできない。
昼休みに自分の存在に少し気付いた男子生徒が、ここに確かめに戻ってくるかもしれない。
さすがに2時間以上も経過してそれは無いだろう、と思いなおしたが、可能性は0%ではない。
そう思うと、実際の可能性よりも高く彼女の心を脅かした。
千里(誰も、、誰も来ませんように…!)
そう願うしかない千里だった。
…
やがて空が青から橙に染まり始めた。
気温も少し下がってきたようだ。
体はすっかり乾き、気温の低下もあり、冷えてきてしまった。
千里(早く夜になって…)
そう願うが、時間が経つのは、いつも一定だ。
気を紛らわすために、千里はさっき犯人に渡されたメッセージを再度読んだ。
内容の屈辱さから、怒ってぐしゃぐしゃに丸めたが、まだ手元にあったのだ。
メッセージを開き読むと、再び犯人に対する恐怖が湧き上がる。
夜になったら、本当に無事に帰してくれるのか?
悔しい話だが、変身もできず孤立し、バイブを仕込まれ監禁され、精神的にも肉体的にも弱った今の千里は、筋肉質の男の犯人にしてみれば、楽に誘拐もレイプもできるのだ。
その時、弱りきり孤立した千里は、襲われたらひとたまりもない。
誰も居なくなる夜まで待ったら、助かる保証など何もない。
再びの恐怖に、千里はもう屋上から逃げる事を決意した。
プールの着替え室までは行けないが、教室のジャージがあるところまでは行けるはず。
1階降りれば3年の自分の教室だ。
覚悟を決めた千里は、恐る恐る歩き出した。
バイブの振動が怖かったが、幸い振動は来なかった。
ホッとしたがやはり緊張しながら、恐る恐るはしごを下りた。
ドアから誰か入ってこないか、不安になりながらも、少しずつドアを開けた。
ドアの向こうに誰か居ないか。
隙間から見ながらドアを開け、とうとう屋内に入った。
人の気配は無い。
時間はもう部活の時間を終えていて、学校に残っているのは教師などの大人たちか大会が近い野球部かテニス部だけだ。
しかし居ないわけではない。
両手で胸を抱き隠し、慎重に周りに気をつけながら歩く。
廊下の床が冷たく、裸足でいる事がまざまざと思い知る。
そう、自分は裸足で、ミニスカビキニパンツだけしか着ていないのだ。
ミニスカートは、水着のため丈は極めて短く、辛うじてお尻と股間を隠しているだけだ。
ちょっとした動きや体の折り曲げで、股間もお尻も丸見えになってしまう。
その時、股間の恥ずかしすぎるもっこりにも気付かれてしまうだろう。
胸は乳首も剥き出しで、、もっこり、バイブまで仕込まれていていつ振動するかもしれない。
そしていつ人に見つかるか、、怖くて怖くて仕方ない。
それでも千里は、勇気を振り絞って一歩一歩歩いて行った。
…とうとう自分の教室の入り口に来た。
誰か中に居ないか、誰か廊下を歩いてこないか気をつけながら、恐る恐るドアを開けた。
幸い、誰も居なかった。
千里「ほぉぉーー…」
震えるため息を吐き、安心して教室に入り、ドアを閉めた。
自分のロッカーに入り、体操着袋を見つけた。
千里(これで一安心だわ。)
気が緩んで、袋を開けてジャージを出そうと両手を入れた。その時、
ガチャッ、ガチャリッ!
千里「…え?」
袋に入れた両手首に何かが嵌った音がした。
驚いて両手を袋から出した時、驚いて目を見開いた。
千里「な、、どういう事よ、これ…」
何と両手首に手錠が嵌められていた。
ガチャガチャと手首を動かしても、両手首は束ねられたまま、手錠は外せなかった。
おもちゃの手錠だろうが、か弱い少女の細い手首では、とても自力で外せる代物ではない。
千里「ど、、どうして…?」
袋に手を入れた途端、その手首に手錠を嵌められてしまった。
再び混乱し、今度は慎重に袋の中を見た。
中には、紐や輪ゴムが入って設置されていた。
どういうカラクリかは知らないが、袋を開けて中に両手首を入れると、手錠が自動的に手首に嵌る仕掛けなのだろう。
人の気配以外は何の注意もせず、袋の中身も見ずに不注意に両手を入れたためだ。
それは無理もない。
屋上に放り込まれた朝から今までずっと人に見つからないように、気付かれないように、、
ただそれだけを注意していたのだ。
その不安が無くなった時、やっと服を着れると安堵した時、千里はもはや何の注意もできなかったろう。
そんな千里の心理を巧妙に利用した、犯人の罠だったのだ。
袋の中に、またメッセージが入っていた。
【夜まで大人しく屋上に居て、プールの着替え室にその格好で服を取りに来い、と命令したはずだ! 命令に背いた罰だ。手錠をしたまま夜にプールの着替え室に来い! 次逆らったら…覚悟しろよ!】
さっきより強めの脅迫だった。
逆らった事を怒っている。さらに、
ヴヴヴィ、ヴィイイインッ!
千里「きゃうっ!」
久しぶりにバイブの強振動、、それはまるで命令に背いて逃げようとした罰を与えるかのよう。
ビクンと弓なりに身を反らし、何とかロッカーを掴んで倒れるのを防いだ。
袋の中には、ジャージの代わりにスポンジの束が入っていた。
それが入っていた事により、外からはジャージが入っていると錯覚してしまったのだ。
おそらくジャージは盗まれてしまったのだろう。
バイブの振動が今まで無かったのも、袋の仕掛けで千里に手錠を嵌めてさらに貶めるためだったのだろう。
何とも巧妙な手口…
今度命令に背いたら、本当にズタズタにされてしまうんじゃないか…
千里はまたしおらしくなってしまう。
改めて両手首を見ると、手錠がガッチリと嵌められていた。
犯人は姿を一切見せず、とうとう拘束まで施した。
両手首にガッチリ嵌り拘束する手錠は、まるで自分が犯人から決して逃げられない捕虜なのだ、と思い知らせているようだ。
その事がさらに千里を脅えさせ、もはや抵抗など考えられず、そのまま屋上に戻る事にした。
ここにいたら、見周りの人に見つかってしまう。
人の気配に精いっぱい注意を払い、再び屋上に戻る。
自分を監禁して出れなくした、犯人に運び込まれた屋上に、自分から、、
涙を流しながら、千里は屋上に戻った。
ジャージを着ようとして羞恥に怯えながらも勇気を振り絞って教室に向かったのに、、
結局は手錠を嵌められ、元の屋上に戻るはめになっただけだ。
勇気を出して状況を良くするどころか、さらに悪くなっただけだった。
屋上の入り口の上の屋上に戻り、その瞬間声をあげて泣いた。
敵わない、、自分は非力だ、、誰かも分からない男に良いように弄ばれ嬲られて、、
夜までそのまま泣き崩れ続けた。
そして夕暮れから暗くなり、月が出て、完全に夜になった。
千里「ヒック、、もう行かないと…」
未だ嗚咽を漏らす千里は、命令により指示された夜になり着替え室に向かう事にした。
もうこの時間なら、人は残っていないだろうが、、ただ当直の教師と用務員の人はいる。
その人らに気を付けなければならない。
いつまで怯えていなければならないのか…千里は疲れたため息を吐きながら、恐る恐る屋上を出た。
人の気配に気をつけながら校舎内を歩くが、、
夜の校舎はやはり怖い。
子どもの頃は夜の校舎や病院にはよく怖がったものだ。
もう17歳だが、やはり改めて見ると怖い。
それは単純な雰囲気の怖さだけではないだろう。
自分の異常な格好の恥ずかしさと、そんな格好を人に見つかる事の恐れ。
そして一番は、犯人がどこかに潜んでいるかもしれない恐怖だ。
夜に行け、という命令を下したのだが、散々酷過ぎる辱めをした犯人だ、、何をされるか分からない。
どこかに潜んでいて、いつ襲われるかも分からない。
いつしか千里は、呼吸が小刻みに震え出してきたのが分かる。
自分に襲いかかるかもしれない、まだ見ぬ犯人に怯えているのだ。
しかし結局、何もない。
少女は逃げるように鍵を開けて校舎の外に、再び屋外に出ると、入り口の向こうに住宅が見える。
住宅はすぐそばだ。
電気はまだ点いていて、住民にいつ見つかるか分からない。
たまらず千里は背を向けてプールの方に逃げるように走った。
手錠を嵌められたままなので、うまくバランスがとれず、速く走れない。
犯人の罠で嵌められた手錠が恨めしい。
そしてついに、着替え室に着いた。
鍵は掛ったままだ。
千里「そ、そんな…。どうしよ、、あ!」
一瞬慌てたが、そばの収納ボックスを探ってみると、鍵が入っていた。
おそらく犯人が入れたのだろう。
鍵を開け、ドアを開けようとして手をとめた。
さっきから懸念している、犯人がどこかに潜んでいるんじゃないかという疑問だ。
もしかしたら、着替え室の中に潜んでいて、ドアを開けた瞬間に引きずり込まれるんじゃないか?
そうなったら、誰も居ないこの状況下、レイプされても不思議でない。
恐怖に体がガタガタと震え、それを抑えるように胸に手を当て、深呼吸をする。
そして、ドアノブをゆっくりと回し、勢いよく開け、ドアから素早く離れた。
しかし、何も居なかった。
見渡してみても、犯人の気配は無い。
千里「ほ、ほおぉーー…っ」
安心したが、注意は止めずに、電気を付けて部屋に入った。
服を入れていたロッカーを見つけた。
ロッカーの入り口に鍵が付いていて、それを手に取り鍵を開けた。
やっと服が着れる。
千里は微笑みを浮かべ、ドアを開けた。
その時、千里は固まってしまった。
そこには、何も無かったのだ。
確かに入れたはずの制服がなかったのだ。
千里「う、嘘でしょ! どうして!?」
何故、、答えはすぐに分かった。
犯人に盗まれたのだ。
夏服のリボン付きカットシャツも、スカートも、下着までも、、時計や財布やデジタイザーまでも、、
ジャージに加え、千里は衣服や装着品の全てを犯人に奪われてしまったのだ。
下着まで盗んで、一体犯人は何をするのか、おぞましくて考えたくもない。
千里(どこまで人をコケにすれば、、気が済むの…)
その時、
バサッ、、
後ろから何かが落ちる音が聞こえ、千里は慌てて振り返った。
何も居なかった、しかし何かあった。
それは、男物の上着だった。
おそらく購入したてのもので、たった今置かれたのはすぐ分かる。
そして、誰かが走って遠ざかる音が聞こえた。
犯人だ、犯人がすぐ後ろにいて、この上着を置いて行った。
一瞬恐怖に震えたが、すぐに怒りに変わった。
命令通り夜まで我慢して屋上にいた。
この上ない恥辱だったが、全ては衣服を取り返すためにだ。
しかし結局衣服は全て盗られ、挙句の果てに上着だけ着て帰れというのか?
男物でサイズは大きく、恐らく股間やお尻も隠してくれるだろうが、この仕打ちはあまりに酷過ぎる。
悔しさに顔を歪め、怒ってドアの外に出た。
千里「いいかげんに!…し、してよ。」
大声で叫ぼうと思ったが、こんな格好で叫んで人に見つかりでもしたら恥ずかしくてしょうがない。
情けなく思いながらも、声を抑えて文句を言った。
誰もいない、誰にも聞こえないのに…
千里「女の子を虐めて、、そんなに楽しいの? 卑怯者…。」
もはや怒りよりも自身の情けなさの方が先立ち、羞恥と屈辱も溢れて泣いてしまう。
仕方なく千里は着替え室に戻り、犯人に渡された上着を手に取った。
すると、チャリン、という音と共に新たな鍵が落ちた。
千里(何の鍵だろう?…あ、ひょっとして!)
感づいた千里は、その鍵で手錠の鍵穴を探った。
両手首を手錠で繋がれているため、中々鍵穴に鍵が嵌らない。
しかしなんとか頑張って、やっと手錠が外れた。
千里(やった外れた! 次はもう片方を、、あ、あれ…?)
しかしどういうわけか、もう片方の手首からは外せない。
改造して違う鍵でないと外せないようにされたのだ。
とにかく両手首の動きが自由になった。
その手首は、多少抵抗したために、薄く赤い痣ができていた。
手首を擦りながら、上着を手に取る。
着てみると、やはり男物だけあってサイズは大きく、彼女の股間やお尻は隠れた。
しかし辛うじてであり、女性が穿くミニスカートよりも確実に短く、ちょっとしたことでパンティが見えてしまうかもしれない。
けど何も着ないよりはましだ。
さらに、ポケットを探ると、千里の財布と時計が入っていた。
一安心、これで家に帰れる。
他にも入ってないかと探ったが、もう何も出てこなかった。
これで股間もお尻も胸も、恥ずかしい部分は大体隠せた。
しかしまだ懸念は消えない。
それは股間に埋め込まれたバイブだ。
腰に巻きつけられパンティに接着されたベルトの鍵は渡されておらず、バイブを付けたまま帰らなくてはならない。
こんな状態で、街中を、電車内を無事に過ごせるか? 無事に帰れるか?
両親に迎えに来てもらうか? いや、もしこんな姿を見られたら、一巻の終わりだ。
そんな事はできない。
仕方なく、この格好で帰ることにした。
げた箱から靴を出して履き、学校を出た。
学校を出て、駅に向かうとだんだん人気が多くなってきた。
今の自分の恥ずかし過ぎる格好、さらには上着の下はほぼ全裸だという事、また時折振動するバイブの刺激、そしてバイブ刺激による官能で溢れ出る愛液が腿まで濡らしている事、、
これらの一つでもばれたら、全てがばれてしまうかもしれない。
人気がさらに多くなり照明も多くなり、千里を怯えさせた。
こんな状態で、恐らく満員であろう電車に乗れるのか?
不安はどんどん蓄積されていく。
学校から10分ほど歩くと駅に着く。
駅前のデパートを見て思いついた。
千里(そうだわ! 財布のお金で、服を買えばいいのよ! ちょっと恥ずかしいけど、なんとかなるわ!)
希望に胸を膨らまし、いくら持っているか財布を見た途端、表情が固まった。
何と財布には、入っていたはずの現金やカードが全て抜き盗られており、乗車用定期しか入ってなかった。
犯人の仕業だ。
千里「く…っ!」
このままの格好で電車で帰れ、というのだ。
先手を取り続け、希望を叩き折り続ける犯人の狡猾な手口に、恥ずかしいシチュエーションに追い込まれ続ける事に、千里は目眩がした。
どこまで辱められるのだろう、と。
さっきまでの希望からすっかり消沈した千里は、とぼとぼと駅に向かう。
そして駅に着いた。
駅は照明で明るく人も多い。
少女の異常過ぎるこの格好、ばれやしないかとハラハラする。
今は満員の時間帯で、人が多い。
さらに、駅に着いた電車内も人が多い。
千里(いや、、怖い…)
このまますぐに電車に乗るのは気が引け、とりあえずトイレに入る事にした。
女子トイレに逃げ込んで個室に入って座り、改めて自分の姿を見た。
上着はサイズが大きいとはいえスカートやズボンを穿いてないため、裾丈は一般のミニスカートよりも短い状態で、生足が腿の付け根まで容赦なく裾からこぼれる。
しかもさっきから時折振動を食らうバイブが埋め込まれている股間部分が心配だ。
恐る恐る見ると、やはりもっこりが水着のミニスカからかすかに見えていた。
しかもその部分は粘々したお汁ですっかり濡れ、太ももまで伝っていた。
あと少しで上着の裾から見えるところだった。
年頃の少女にはあまりにも情けない光景だ。
慌ててトイレットペーパーを取り、丹念に粘液を拭きとった。
拭く度にバイブがかすかに動き、少女の膣を刺激する。
たったこれだけの刺激でも、朝から辱めを受けて完全に性感が呼び醒まされた女体は感じ、少女を肉体的にも精神的にも苦しめる。
ただでさえ性感豊かな年頃である上に、あれだけの辱めだ。
性感はすっかり敏感になってしまい、こんな状態で電車に乗って大丈夫なのだろうか、と不安になる。
電車は満員で、人と密着した状態だ。
そんな時にバイブで嬲られたら、、確実に気付かれる。
不安がりながら、股間を丹念に拭く。
だがどんなに拭いても股間のシミは取れず、さらに拭こうとすると奥から粘液が染み出てくるようだ。
仕方なく簡単に拭いて適当なところで止めた。
やはりシミは取れなかった。
しばらく恥辱と恐怖に竦んでいたが、いつまでもこのままのわけにはいかない。
勇気を振り絞って、駅のホームに向かった。
…
さっきよりも人混みは激しかった。
間もなく電車が着いたが、その車内も混雑していて、こんな電車内に入る事に恐怖を感じ立ち竦んだが、勇気を出して乗り込んだ。
千里「うく、、ぐぅ…!」
想像以上の満員状態に、千里は思わず小さくうなる。
車内はまさにギュウギュウ詰めで、その場から全く動けず、さらに全方位から人に押されて苦しいほどだった。
今まで満員電車の経験は何度もあったが、これほどきついのは初めてだ。
こんな一番まずい時に、、つくづくツイてない、と思った。
これも犯人の謀略なのだが…。
目的の駅まで20分、すぐに着くだろう、と我慢していた時。
千里「…?」
お尻の部分に、何かが触れる感触がした。
それはすぐに離れたが、また触ってきた。
上着越しなのでよく分からない。
何だろう?と何もしなかったのが悪かった。
今度は裾からこぼれる太ももの裏に触られた。
千里「!(ひっ…、こ、これって)」
生足に感じた感触から、人の手だと分かる。
しかもごつごつした感触から、男の手だ。
痴漢だ!と理解した。
驚いた千里をよそに、その手は太ももをつつー、と蛇のように這い撫で、やがて上着を捲り腿の付け根に上がっていく。
千里(いやっ、、服を何も着ていないことがばれちゃう!)
脅威を感じた千里は、慌てて防ごうと手を動かすが、ギュウギュウ詰めのこの状況下で、手を動かす余裕がない。
むしろ、痴漢のその余裕たっぷりで繊細な動きをとれる手が不思議だ。
そう考えているうちに、その手は太ももを揉むように手のひらで撫で、指を時折立ててプ二プ二と若い女性の生肌の感触を味わいながら、徐々に付け根に上がっていく。
その感触に吐き気すら覚えながら、千里は懸命に腕を動かすが、その時痴漢が少女の耳元に息を吹きつけた。
千里「ひゃぅ…」
何とか悲鳴は我慢できたが、力が抜けてしまう。
その隙に、痴漢は上着の中を確かめるように太ももを撫でた。
そしてある確信をしたように唇を上げ、再び彼女の耳元に口を寄せ、息を吹きつける。
顔を歪ませた少女の耳元で、息を拭きながら囁く痴漢。
痴漢「やっぱお前、穿いてねえんだな、スカート。」
千里「!!(き、、気付かれちゃった…)」
体が固まり慄く千里の姿に満足して、太ももを撫でながらさらに囁く。
痴漢「ホームで見た時から、おかしいと思ってたんだ。明らかにガバガバな上着を着て、太ももが付け根近くまで見えてるんだからな。普通なら、スカート見えるだろ? いくら短くても、見えないはずはねえよなあ?」
ねちっこく尋問するように囁く。
太ももへの愛撫はなお続き、我に帰った千里は、慌てて手を伸ばすが、痴漢の耳への息拭きにより、力が抜けてしまう。
痴漢「女は性感が豊かでな。耳も性感帯の一つなんだぜ? 知ってたか? お嬢ちゃん。」
千里「っ…!」
罵倒も含んだいやらしい物言いに、千里は悔しさに唇を噛むが、どうしようもない。
そして早くも、ビキニパンティの裾に指が到達した。
すぐに掌が丸いお尻を包み、やわやわとお尻を撫で擦る。
痴漢「ん??」
明らかにおかしい、、普通の下着パンティの感触ではない。
こんなに張り詰めた、ピチピチの感触なハズがない。
痴漢は疑問を確かめるために、パンティの肌触りを確かめるように撫でて、尻を揉み抓る。
おぞましさに苦しむ千里をよそに、パンティの質感を感じ取った痴漢は気付いた。
痴漢「お前、水着を穿いてんのか? いやらしい娘だ、こんな場所で。」
とうとう水着まで気付かれてしまった。
千里は顔を真っ赤にして、深くため息をついた。
少女の弱みを握った事に気を良くした痴漢は、さらにお尻を揉み撫でまわし、パンティを確かめた。
痴漢「ミニスカ付きか、、最近流行ってるからな。まだガキのくせに、色気づきやがって。」
さすがにカチンと来た千里は、怖さに声を震わせながらも気丈に痴漢に言い返す。
千里「っ…そ、そのガキにいやらしい痴漢してるのは、、あんたじゃない…!」
痴漢「何だその口のきき方は?」
ギュウウッ!
千里「いっっ…!」
柔らかいお尻を強引に抓られ、痛みに思わず声を上げそうになったが、すんでのことで抑えた。
そのままお尻を揉みこむ痴漢。
たまらず千里は反抗を言う。
千里「やめて…! 見つかったら、痴漢をしたあんたが終わりなのよ…!」
だが痴漢は物怖じなど全くせずに、
痴漢「じゃあ悲鳴を上げろよ。助けて、てよ。まずいのは、お前の方じゃないのか?」
千里「? な、、何を…(ま、まさかこいつ、、あたしが上着の下は全裸だって分かってるんじゃ、、ううん、そんなはずは無いわ!)」
だが冷酷にも痴漢は、千里の顎に指をかけて囁く。
痴漢「お前、上着の下は何も着てないだろ? もし助けを呼んだら、上着のチャックを開けて、ほぼ全裸の浅ましい姿を、乗客全員に晒してやるよ。」
千里「!! な、何で、、わか、っ…?」
あまりの驚きに呂律が回らない千里の幼さに加虐心が燃えながら、痴漢は千里の顎筋を撫でながら囁く。
痴漢「上着の胸元から、お前の胸がよく見えるぜ?」
その言葉にハッとし、少女は自分の胸元を見た。
そう、傍目では分からないが、密着したこの状態では、上方から胸元が見えてしまうのだ。
幸い乳首までは見えないが、ブラジャーを付けていない事などバレバレだ。
しまった、、自分の不甲斐無さが悔しかった。
少女が気付いたのを見た痴漢は、少女の顎をつい、と引き上げ上向かせた。
千里「うく…」
痴漢「な、分かったろ?」
幸い、自分の胸元が見える位置にいるのは痴漢だけなのが幸いだった。
痴漢は後ろにいたが、千里の体を抱きこむ体勢でいて、その背の高さゆえ顔を前に出せ、少女の胸元も見えたのだ。
160cmと少しの千里に対し、痴漢は頭一つ分くらい大きい180cmはありそうだ。
千里のお尻を撫で、顎を摘み、顔を少女のつむじ付近に当て髪の匂いと感触を味わい、時折口付けをしてくる。
つむじに口付けをされるというのは、自分が格下なのだと、従わされているのだと、思い知らされているようで、何とも屈辱だった。
頭突きをしようかと思ったが、こんな満員状態ではとてもできないし、した後でどんな仕返しをされるかと思うと怖くてできない。
痴漢はそのまま、大人しく立ち竦む千里のお尻を撫でていた手を、股下から前方に動かした。
再び恐怖に襲われる。
股間にはバイブが埋め込まれているのだ。
これにも気付かれてしまったら、脅されるネタがまた増える。
千里は思わず、足をギュッと閉じ、痴漢の指を挟みこみ進入を防いだ。
ククク…といやらしく笑いながら痴漢は、指を微かに動かし、腿の付け根や股の底部を刺激した。
千里「きゃ…っ」
その刺激に千里は官能に震えながらも、閉じて締める足の力を抜かなかった。
さらにやっと自由になった左手でお尻にある男の腕を掴んだ。
その時、少女の右手首に嵌る光るもの・手錠に気付いた痴漢。
驚いたが、少女に気付かれないようにゆっくりともう片手で少女の右手首の手錠を掴み、グイッと少女の背中に引っ張った。
千里「あっ…何を、、」
少女の細い右手首は男の力にあっさりと引っ張られ、お尻にある左手首に運ばれた。
そして痴漢は、掴んだ手錠を器用に左手首に嵌めた。
左手首に感じた手錠の感触に、千里はハッと気付き、震えた。
手首を動かすが、ガチャガチャと音がし、手錠が食い込む感触と共に後ろ手で繋がれた事を理解した。
千里(そ、、そんな…電車内で、縛られちゃうなんて…!)
痴漢「あんまりもがくと、手錠の音で周りに気付かれるぜ? お嬢ちゃん。」
ギクッとして固まる千里。
幸い、誰にも気づかれていないようだ。
痴漢「まさか手錠をしてるなんてなあ。大方、水泳の授業中に誘拐されて、何とか逃げてきた、てとこか?」
千里「……」
大体当っているが、そんなに単純なことではない。
もっといやらしい事情だった。
それが、もうすぐ気付かれてしまう。
股間を触ろうとする指が、バイブに触れた時に…。
少女が固まっている隙に、足の締め付けが緩くなり、指を進める痴漢。
慌てて足を閉じる千里。
しかし痴漢はコツコツと愛撫を加え、徐々に少女の足の力を削げ落していった。
さらに、
千里「ひぅ…っ」
顎を摘んでいた手が、首筋を撫でた。
気持ち悪さから悲鳴が漏れそうになったが、何とか抑えた。
しかし足の力が一瞬抜け、股間の指がさらに前に進む。
千里「あ…!」
慌てて力を入れてまた足を閉じ、男の指の侵入を防ぐ。
しかし再びその指が股間や腿を刺激する。
千里「ぐっ…ぅ」
少女は必死に悲鳴を堪えながら、ブルブル震える足に力を込め指を抑え込んだ。
しかし指の侵入は抑えられても、指の動きまでは、柔らかい腿では抑えられなかった。
痴漢はその指を除く指と掌でお尻を撫でて、もう片手で首筋を撫でながら、
痴漢「頑張るじゃねえのよ、お嬢ちゃん。あぁ?」
懸命に耐える千里の顎を摘み上げ、必死にもがく表情を覗き堪能しながら、愛おしげに頬にキスをする。
痴漢「どんなに足をふんじばっても無駄だぜ? 女は腿の脂肪が多くてなあ。どんなに締め付けてもその柔らかさゆえに、指の動きまでは押さえ付けられねえのさ、お嬢ちゃん。」
悔しげな表情を浮かべながらも、仕返しができない状況であり、歯を食いしばるしかなかった。
その表情を満喫した痴漢は、止めを刺そうと、顎を摘んだ手を素早く上着の胸元に潜り込ませ、乳房に手を当てた。
千里「ひ、、ぃい…」
あまりの事態に怯え震えあがった。
さっきから股間の指にしか意識が向いてなかったが、もう片方の手はフリーだった。
その手で胸を触られたのだ。
ヒタヒタ、と指で乳房を撫でられ、逃げようとしたところで掌で掴まれた。
千里「くぅ…!」
目を瞑って悲鳴を我慢し、愛撫に耐えるが、足の力までは維持できない。
そして足の力が抜けた隙に、指を広げ太ももを無理やり押し広げ、
千里「い、、いや…!」
少女が抵抗する前に、広げた足の間に痴漢自身の足を割り込ませ、閉じられないようにした。
千里(あ! そんな、、もう、ダメなの…?)
愕然とする少女の胸を掴み股間の底部に指を触れ、ちょうど少女を抱き込む体勢になった痴漢は、そのまま少女を抱きしめたまま囁く。
痴漢「ククク…もう逃げられねえぜ、お嬢ちゃん。」
股間の底部に触れていた指が、余裕しゃくしゃくにお尻から腰に回り撫でながら股間の前部にゆっくり移動する。
もがこうにも、腕は手錠で後ろ手に繋がれてて動かせないし、足は閉じられない。
痴漢の足は千里の細い足に絡ませるように割り込み、満員で移動ができない状態ではどんなに頑張っても足を閉じられないようにされてしまった。
この男は痴漢の常習犯で、痴漢の技術もかなりのものだ。
たかが女子高生でしかない千里では、とても敵わなく防ぎようがない。
指の動きにただ怯えるしかなかった。
その指がとうとう股間に触れた。
と、もっこりとした固い感触に驚いた。
痴漢「何だ…?」
股間のもっこりとした固い感触、、まさかこんな女の子が男根など持ってるはずなど無い。
だとしたらこれは…
股間のもっこりを慎重に探る。
少女の震えが大きくなっていく。
この怯えよう、このもっこりの感触、、まさか…
その時、
ヴィイイ、ヴヴヴ。
千里「くぅ…っ」
憎らしいタイミングでもっこりが動いた。
千里(ち、ちくしょう、、どこまでコケにすれば…)
犯人の悪意に悔しげに顔を伏せる千里。
あまりに機械的な音と振動…確信した痴漢。
痴漢「お前、バイブまで仕込まれたのか?」
囁きに少女は顔を逸らして伏せる。
千里「…」
痴漢「くっくっく、大分辱められたようだな。ま、水泳中に誘拐して水着を剥ぐ奴だ。そいつもかなりやるだろうとは思ってたがな。何をされたんだ、あぁ?」
千里「…、、ぐっ」
黙っている千里に、水着の上からバイブを押し込んで尋問する痴漢。
痴漢「黙ってないで教えろよ、何をされたんだ? お嬢ちゃん。」
股間を胸をまさぐりながら、しつこい尋問を繰り返す。
どういう事か分からないが、誘拐されて性的陵辱までされて逃げ出してきたのだろう少女に満員電車で出会ったのだ。
まだ子供だろうが中々の上玉…すっかり痴漢は気に入ってしまった。
絶対に逃がさない、、たっぷり弄んでやる、と痴漢は燃える。
さらに痴漢は、耳に息まで吹きつける。
千里「や、、やめて…、うく…っ」
痴漢「逃がさねえって言っただろ、お嬢ちゃん。フウ」
千里「ひぅ…っ」
逃げようともがく千里の胸と股間を掴み、動きを封じる。
そのまま揉んだり撫でたりし、少女を苦しめる。
痴漢「誘拐犯に代わって、俺がお嬢ちゃんを辱めてやるよ。」
新たに自分を嬲りものにする人間が増えた事に慄く千里。
自分が降りる駅はとっくに過ぎていた。
何とかやめてもらおうと、小さく囁いた。
千里「や、、やめて…。もう、降りないと、あたし帰れない…」
だが痴漢は冷酷に囁き返す。
痴漢「まだ終電には早いから大丈夫だ。まだまだ付き合ってもらうぜ、俺が満足するまでな、ククク。」
千里「ふぎ、いぃ…っ!」
首筋にナメクジが這うような生々しい感触に、震えあがった。
何とポニーテールで剥き出しの首筋に、痴漢が舐めたのだ。
胸と股間を掴み動けないようにしたまま、何度も首筋を執拗に舐め、時折口付けをする。
たまらず小さく抗議する千里。
千里「っ…やめ、てよ、、ぅ、声が、あっ、、出ちゃう…!」
ククク…、と笑いながら受け流し、再び愛撫を再開する。
今度は両手も駆使し、胸や股間を容赦なく撫で擦る。
時折股間のバイブを揺らしたり奥に押し込んだり、その愛撫は激しく、ジュクジュクと愛液が溢れ出てくる。
千里は、声を抑えるのに精いっぱいで、抵抗などできなかった。
抵抗に気を取られて刺激に声を上げたら、その場で終わりだ。
手錠のせいで、千里は痴漢の責めを防げないのだから。
逃げようとしたら痴漢は容赦なく自分を裸に剥くだろう。
それらを恐れ、千里は抵抗ができない。
ただ耐えて受け入れるしかないのだ。
痴漢「ビショビショだ…いやらしい子だ。まだ子供のくせに。」
千里「く…っ」
痴漢「ん? そうだろ? どう見ても高校生くらいだ。なのに、こんなにお汁を漏らして。ホラ」
そう言って痴漢は、粘液を指ですくい、千里の目の前に見せつけた。
痴漢「よく見ろ。これは、お前が感じることで体から染み出たいやらしいお汁だ。」
指にたっぷり染み付いた粘液を、指をくっつけたり離したりして、その粘々を少女に見せつけた。
千里「っ…ぃや…」
痴漢「今さら恥ずかしがるなよ。女子高生くらいのくせに、淫乱なガキだ。そういやお前、年はいくつだ?」
千里「…、んふっ」
痴漢「答えろ。何才なんだお前は?」
千里「ふ、あぅ…やめ…!」
ねちっこく責め立てる痴漢の執拗さに、千里は苦しみながらも耐える。
痴漢「お前が答えるまでやめねえよ。い、く、つ、だ?」
さらにバイブを押し込みながらしつこく聞く。
千里「17…ふぐぅ…!」
答えたのに、バイブをさらに押し込まれた。
痴漢「聞こえねえなあ。もう一度いくつか言え。ちなみに学年もな。」
千里「(な、なんて奴なの!)17、、高3…っ」
痴漢「やっぱり女子高生か。ピチピチして、スベスベで、細く引き締まってて、弾力性もあって、手触りが最高だしなあ。大人になる寸前の…ホント、たまらねえぜ。」
千里「っ…!!」
舌なめずりして囁く痴漢に、恐怖に顔を歪めて震える少女。
本気で怯えていた。
あまりにいやらしい痴漢の言動、オーラまで感じ、このままでは本当に壊されてしまう、と慄いた。
…
少女が電車に乗ってから1時間以上が経っただろうか。
胸や股間、首筋や耳を嬲られ続け、千里は声を出さないように、抵抗せずにただ耐えるしかなかった。
手錠で手首を後ろ手に拘束されて、愛撫を止める事も出来ない。
そのせいで、執拗な愛撫を鋭敏に感じてしまう。
股間は愛液でまさにビショビショになってしまい、太ももまで垂れ流してしまう。
朝から辱めを受けた少女は、もはや肉体的にも精神的にも限界だった。
少しでも気を緩めると声を上げて仰け反ってしまう状況を耐え続け、疲弊しきった少女は、意識が吹っ飛びそうだった。
そしてとうとう千里の足が崩れた。
痴漢「おっと。」
素早く痴漢が片手で千里の華奢な腰を抱きとめた。
少女はもはや息も絶え絶えで、本当につらそうだった。
痴漢(この子はもう無理だな。これ以上やったら本当にばれちまう。クライマックスと行くか、ククク)
少女を片手で抱いたまま、痴漢はもう片手でバッグから何か取りだし、少女のお尻に向かう。
半ば意識を失っている少女は、警戒もしなかった。
痴漢の手はピッチリとお尻に張り付いた水着のパンティの裾をかき分け、指を中に入れた。
千里(な、に…?)
散々な色責めでまだ意識がボンヤリしている少女のお尻に何と、指を突っ込んできた。
千里「! うっ、、ぐ…っ」
さらにお尻の穴深くにグリグリと指を突っ込まれた。
お尻の穴に指を突っ込まれた痛みに、少女は意識を戻したが、男は腰を抱いた手で素早く少女の口を塞ぎ、悲鳴をうまく抑えた。
しかしその時には既に遅く、お尻の穴深くに何か異物を挿入され、元通り水着の裾を戻して蓋をされた。
一体何をされたのか、、半ば意識を失っていた少女には分からず、困惑する。
ククク…、と痴漢はいやらしく笑いながら、少女の口を塞いだ手でその顔を上げさせ、戸惑う少女の表情をじっくりと観察する。
痴漢「何をされたか分からない、て顔だな。お嬢ちゃん。何されたか、知りたいか?」
千里「ん、、むぅ…」
口を塞がれたまま、千里は悔しげに唸る。
何をされたか知らないが、またいやらしく弄ばれたのだ。
少女は目の前で自分の表情を観察し堪能する痴漢から顔を伏せたいが、
口を塞がれた手で顔の動きを抑え込まれ、顔を上げたまま動けないのだ。
大人しく、いやらしい視姦を受け続けるしかないのだ。
少女の口を塞いだまま、痴漢は耳元で囁く。
痴漢「お前が色ボケしてる間に、お前の尻にローターを仕込んでおいた。さっき町のショップで購入したんだよ。尻の穴の奥深くまで突っ込んでおいたから、簡単には外せねえぜ。しばらく悶えてるんだな。」
それを聞いた少女は愕然とした。
股間にバイブを仕込まれた上、今度は尻の穴にローターを仕込まれてしまったのだ。
ローターも、友人と見たHな雑誌で知っている。
バイブと同じく女性を性的に感じさせる器具。
少女はこれで、股間にバイブをお尻にローターを突っ込まれてしまったのだ。
愕然としている少女の口からゆっくりと唇を撫でるように手を外した痴漢。
久しぶりに口を解放されて小さくため息を吐いた千里だが、いやらしい責め具を新たに仕込まれたショックで、呆然としてしまっている。
電車が駅に止まる。
千里の姿に満足した痴漢は、
痴漢「電池切れるまでローターを味わいな。じゃあな、お嬢ちゃん。」
満足げに唖然としている千里の頭をポンと撫で、駅から他の乗客と共に出て行った。
…
ローターを仕込まれた少女だけが残された。
手錠で後ろ手に括られたまま、少女は立ち尽くしていた。
もうボロボロだった。
その時、ローターが振動した。
千里「ぐっ、、ぅぅ…」
慌てて声を抑える。
ローターはずっと振動し続けていて、止まる気配は無い。
電池切れるまで、、痴漢が去る前にいったセリフを思い出し、慄いた。
まさか、電池が切れるまでずっとこのまま嬲られ続けるのか?
冗談じゃない!
そんな事になったら、自分は本当に壊れてしまう。
…
少女は次の駅で降りて、女子トイレに駆け込んだ。
股間とお尻の異物の感触がたまらない。
特に、ずっと振動を続けるローターの感触は、千里の心をも蝕む。
フラフラな足で個室に入り、とにかく手錠を外そうと、鍵が入った上着のポケットに手を伸ばす。
後ろ手に繋がれているため、中々上着のポケットを探れない。
今までの辱めの屈辱から、ローターとバイブの刺激から、涙を流しながら鍵を探る。
何分か経ち、とうとう鍵を手に取った。
再び数分苦闘し、やっと手錠の拘束を外せた。
これだけで10分以上かかってしまい、疲弊しきった少女にはつらすぎた。
やはりもう片手の手錠は外せなかった。
その場にペタンと尻もちをついた時、尻の中のローターの感触に鈍い痛みがし、顔を歪めた。
おぞましすぎて、外そうとした。
しかし、お尻にピッチリと張り付いた水着は手を入れる余裕はあまりない。
指なら入れられるが、自分のお尻に指を入れて尻穴を探るのは体勢的にとても難しい。
手を入れなければお尻の穴を探れないが、とても手を入れる余裕はない。
千里(酷い…、こんなの、、こんなの無いわよ…!)
水着のバイブを仕込まれた時は、どんなに頑張って外そうとしても水着ワンピの上部が引き裂かれた上にバイブによる甚振りで悶え苦しみながら、結局外せなかったのに、いとも簡単に痴漢に水着の下に指を潜り込まされお尻の穴深くにローターを仕込まれ、そのローターはやはり自分では外せないのだ。
水着を固定するベルトは、やはり外せる気配もない。
とても酷過ぎる現実だ。
少女は泣きべそをかきながら、どうしよう…と弱々しく呟く。
しばらく泣きじゃくった後、千里は太ももまで濡れた粘液をペーパーで丹念に拭いた。
…
そしてトイレから出て帰りの電車に乗る。
さっきは下りだったため満員だったが、今度は上りのため乗客が少ない。
千里は少し安心して電車に乗った。
ローターの振動も、上着だけの状況はそのままだが。
電車に入って、その状況に気付いた少女は、席に座ろうとしたが、出来なかった。
千里(座ったら、上着がずり上がって、パンツ丸見えに、、スカート穿いてない事がばれちゃう!)
そうなったら、股間のもっこりも当然ばれてしまうだろう。
まして責め具を振動されてるこの状態…
千里は仕方なくドアのそばに立つ。
電車が発進するが、この状況の恥ずかしさに気付き、顔を赤らめる。
さっきとは打って変わって人があまりいない。
しかし席はほとんど満杯で、全然いない事は無い。
満員で無いため、付け根まで剥き出しの太ももが、白日の元に晒され、満員の時とは違う羞恥に震える。
体の震え、顔の赤らめを抑えられず、しかも人のいやらしい視線も感じる。
しかもこんな時に限って、やはり股間のバイブはねちっこい振動を千里に喰らわせる。
自分の駅まで30分以上、こんな恥ずかしい状況でいなければならないのだ。
ドアのそばの柱をギュッと掴み、早く駅に着く事を願う。
今度は人がたくさん乗ってくれる事を望んでしまう。
しかし満員になったらなったで痴漢行為を受け、恥ずかしい格好がばれてしまう。
どっちにしろ自分は恥ずかしい目に遭わなければならないのだ…
千里(どうして、あたしがこんな、、恥ずかしい目に遭わなきゃいけないの?)
今まで真面目に過ごしてきて、人想いな優しい千里は、酷い目に遭わなければいけない理由など何もないのだ。
命がけでメガイエローとして人々を守るために戦ってまで、守っている人々に酷い目に遭わされているのだ。
少女の正義感も誇りもズタズタにされ、今の恥ずかしい状況に怯え続ける。
やっと駅に着き、安心して駅を出る。
だが、ずっと振動するローターに苦しみ、少女は立ち眩みながらも家路を歩く。
逃げるように家路を急ぎ、何とか安全に家に帰れた。
と、郵便ポストに大きな包みが入っていた。
宛先は、千里自身だった。
覚えがない千里だったが、ローターの尻への陵辱にもはや我慢できず、包みを持って家に入る。
「ただいまあ」と明るくあいさつし、逃げるように部屋に急ぐ。
階段を登る時に足を上げたことで股間のバイブとお尻のローターの感触をまざまざと感じ、擦り上げるおぞましさに顔を歪ませ、それでも倒れるのを耐えながら、カクカクと笑う足に力を入れて階段を登り切り、部屋に入った。
部屋は質素だが、ぬいぐるみや女の子用の小物などが置いてある、少し可愛らしい部屋だった。
まさに普通の女子高生の部屋だ。
そんな普通の女子高生が、散々嬲られ、辱めを受け、いやらしい器具まで施されてしまったのだ。
こんな恥ずかしい姿、親に見せるわけにはいかない。
急いで部屋に入り、上着を脱いで部屋着に着替えた。
ここで千里はやっとへたり込んだ。
千里(もういや、、何で、こんな事に…)
また泣きべそをかいたが、さっきの大きめの郵便物を思い出した。
千里「…何かしら。」
力無い声で呟き、包みを開けて、驚き慄く。
千里「きゃっ! こ、これって…」
中には、諸星学園の夏服のカットシャツ、リボン、スカート、ブラにショーツまで入っていた。
そう、千里の衣服だった。
カットシャツの腰の端部分に、以前付けてしまったジュースの小さいシミが確かにあった。
間違いなく自分のである…。
これらはクリーニングに出したようにきれいになり、丁寧に折り畳まれていた。
恐らくドライヤーもかけたのだろう。
それは、下着も同じだった。
下着を丁寧に洗い、丹念にドライヤーをかける男の姿を思い浮かべるだけで、おぞまし過ぎて吐き気を催してしまう。
我慢して包みの中をさらに見ると、デジタイザーと何か鍵束が付いていた。
これらを見てハッとし、2つ付いている鍵の1つを、今着ている水着を固定するベルトのカギ穴に通した。
ガチャリ
鍵が開き、ベルトが外れた。
安堵のため息を深くつき、ビキニパンティを脱いだ。
もうとっくに乾いたとはいえ、水で濡れていた水着を脱いでスッキリした。
脱ぐ際に、散々辱めで濡れた粘液がいくつも糸を引き、恥辱のあまり目を反らした。
さらに両腰部分には接着剤で屈辱の拘束ベルトがくっつき、お気に入りの水着は見るも無残なものだった。
千里「いやっ!」
あまりの汚らしさにパンティを投げ捨てた。
しかしこれは自分のパンティで、この粘液も自分の体から染み出た愛液なのだ。
その股間は、粘液がたっぷり染み付いて濡れかえっていた。
とそこには、バイブが突き刺さっていた。
今まで水着にピッチリと押さえ付けられ、外せなかったバイブは、大きかった。
嫌悪感から千里はバイブの先を手にとって、痛みと官能に耐えながら抜き始める。
千里「ふっ、、う、あぁあ、っ…!」
ズブ、ズブズブといやらしい音を立てながら、バイブが膣からやっと外れた。
そのバイブはやはり大きく、またリアルに男根を模した形で、さらに千里の愛液でヌラヌラとずぶ濡れになり、とても滑稽だった。
肩で息をつきながら、そのバイブを見て自己嫌悪と今までの恐怖に苛まれる。
女子高生にとってはあまりに恐ろし過ぎる大きさ・形のバイブで、こんな物を今まで突っ込まれて、辱めを受けていたのだ。
こんな恐ろしいバイブを女子高生の自分に仕込んだ犯人が恐ろしくて仕方ない。
さらには、そんな犯人のバイブにたくさん感じてしまった自分が恥ずかしくて浅はかで仕方ない。
どんなに否定しようとも、股間とバイブに溢れ染み込んだ愛液が、官能に感じた事を示す証なのだ。
情けなく思いながら、さっき電車でお尻の穴に突っ込まれたローターを外す。
ローターは未だ振動しており、しかも穴に深く挿入された小さい物なので、官能に震えながらの作業なので、中々取れない。
しかし何とか時間をかけて、辛抱して取り外す事が出来た。
ローターもやはり粘液に濡れており、少女はとうとう耐えかねてその場に泣き崩れた。
責め具から解放された安堵感など無く、ただ恐怖と恥辱と情けなさが募る。
と、包みの中に手紙が入っている事に気付き、恐る恐る読む。
【今日はたっぷりと楽しませてもらったよ。これからはお前は俺の奴隷だ。ビデオも撮らせてもらった。一人で楽しむのはせっかくだから、学校の皆にも楽しんでもらう事にした。明日の朝に、お前を監禁したあの場所に置いておく。朝は、部活の朝連を早く終わらした生徒がたまりに来るから、まずはそいつらに愉しませてやるか。じゃあまた明日、一緒に愉しもう。じっくりたっぷり、悶え逝かせてやるよ。逆らったら…分かってるよな? 千里のご主人さまより】
千里「あぁ、、そ、そんな…」
内容を見て、目眩がしてきた。
それほどおぞまし過ぎる内容だった。
確かに朝に屋上に溜まる1年生のグループがいる。
千里たちは薄々気づいていたが、教師は気付いていない。
気付いてたら注意され、止めさせられる。
そうなったら、屋上の使用が制限されてしまう。
そのため、千里たち生徒もずっと黙っていたのだ。
けどちょうどいい機会だから、明日ビデオを取りに行くついでに注意しないと。
しかし、それ以上に明日何をされるのか、今後何をされるのか、怖くてたまらない。
あの恥ずかしい姿をビデオで撮影された以上、もはや犯人の男に逆らうことはできない。
完全に脅されて奴隷にされてしまった。
一体、何をされるのか…?
体がガクガク震え、再び泣きじゃくる。
バイブやローターは袋に何重にも詰め、おぞましい物を扱うかのように、ゴミ入れに捨てた。
今までの恥辱から、しばらく泣いていたが、激しい疲労から、すぐに泥のように眠りに就いた。
こうして、1日の夜が更けていく…
≪続≫