蜘蛛の巣に掛かった蝶~4.誘拐準備


その大小2つの棒状物体は、それぞれ男の親指ほどの大きさと、それより一回り大きいくらいだった。
棒状といっても先端は丸く、さらに少し膨らんでいる。
まるで男根を模したような、、そう、これらはバイブである。
さらに表面は柔らかく、さらにイボイボ状だった。
痴漢は相変わらず左手でリンのシャツの下から胸を揉み、乳首を撫で擦り、右手でひん剥いた剥き出しの尻、さらに股間や内腿、太ももの付け根を撫で回していた。
陰部はもう愛撫による愛液で濡れていた。
と、痴漢の右手は尻の割れ目だけに集中し始めた。
右手は彼女の尻の割れ目をこじ開けるように指を挿入してきて、割れ目の周りの肉壁を開くように揉み込む。
リンは驚き、意識をお尻に集中させて抵抗するが、すかさず左手に力を入れ左乳房を鷲掴みにし、揉む。
そのことでリンの意識は散漫になってしまい、集中できなくなってしまう。
いや、それだけでない。
突然の痴漢行為、さらに下着の剥ぎ取りに、正体がばれた上での脅迫行為、手錠とピアノ線による拘束、蹂躙による絶頂、その後の逆に生殺しのようなじれったい愛撫、これらの事を周到に、正確に、さらに見事な連携でされて陥れられた事にリンは精神的にも肉体的にも疲れ果て、思考が鈍くなっていった。
それが隣の筋肉男の行動を気付かせなくする。
筋肉男は小さな瓶を取りふたを開け、中の少し粘液状の白濁液体を2つのバイブの表面に塗りつける。
この液はローションである、滑りを良くする為の物だ。
たっぷりローションを塗りつけ、瓶と小さいバイブを仕舞う。
それから大きい方のバイブを右手で持ち、リンの尻の前で構える。
リンは痴漢の容赦ない蹂躙の前に気付かない。
と、痴漢の右手が力いっぱい彼女の尻肉を広げたその瞬間、まさに一瞬の出来事だった。
筋肉男はまず左手でリンの口を塞ぎ、同時に痴漢により広げられた尻の割れ目に、右手でバイブを強引に押し込んでしまった。
お尻を痴漢に長時間揉み込まれ、さらに最後の数分は割れ目を押し広げるように強く揉まれ、ほぐれはじめた尻の穴にローションで滑りを良くしたバイブを入れる、まさに一瞬だった。
そのあまりの衝撃にリンは思いっきり目を見開き背を反らし痙攣したようにビクビクし、、息を突っ返させたような声を塞がれた口の喉から出す。
リン「ぐっ…んぅ…っ…」
何が何だか分からなかった。
あまりに凄い衝撃だったが、その瞬間はリンの身体の反応は、筋肉男が口を塞ぎ、痴漢が胸と腰を掴み抱く事で最小限に防がれ、周りにまだばれずに済んだのだ。
段々と我に返るリン、お尻に何か異物感を感じる、と、
痴漢の右手の指が尻の上部に当てられ、そのまま割れ目に沿って下にゆっくりとつつーっと指を這わせる。
その感触にリンは身を震わせるが、、痴漢の指が何か異物に触れた。
痴漢はその異物をそっと下に押す、するとそれと同時に割れ目の先端も下に押され、だが尻の穴の中は逆に上に押された。
リン「う…っ!(こ、これって、、もしかして…)」
それは尻にくっ付いて、いや、しりの穴の突き刺さっているのだ。
ようやくリンは、バイブを尻に埋め込まれたことをはっきり自覚した。
もう18歳だ、バイブの存在は知っている。
しかし性に関する事に疎いリンは、まさか自分がそのバイブをお尻に仕込まれてしまうとは思わなかった。
自覚と同時にとんでもない屈辱を味わう。
もはや自分の想像の閾値をはるかに越えたいやらしい行為に、正常な判断を失いそうだ。
しかし、ダイレンジャーとしての正義感と強靭な心が、何とかそれを支えていた。
しかしそれもいつまで持つか…無防備で弱点である女としての自分を徹底的に攻撃され、落とされる寸前である。
バイブを撫でていた痴漢は、バイブの先端に指を這わせ、さらに挿し込みを確かめるようにゆっくりとリンの尻にバイブを押した。
リン「んふ…ぅ…!」
この刺激に、口を塞がれたリンは、自由な鼻から息を漏らす。
そして痴漢は、最後に太ももの付け根にずり下げたパンツを、丁寧に元通り戻した。
すると筋肉男は、右手に何かリモコンのような物を持ってリンの目の前に晒す。
それから後ろの痴漢がいつの間に耳元に口を寄せたと思ったら、唇を耳に密着させ、息を吹き込みながらリンの反応を楽しむよう囁く。
痴漢「驚いたかい? 周りに気付かれなくて良かっただろ。俺たちがお前の口と身体を押さえたおかげだぞ、感謝しような。」
などととんでもない身勝手なことを言う。
耳に唇をつけ息を吹きかけながら囁く痴漢の行為に、リンはビクッと反応してしまうが、筋肉男は相変わらずリンの小さい口を容赦なく塞いでいる。
それに気をよくした痴漢はさらに、
痴漢「お前の尻に突っ込んだのはバイブだよ、ローション付きのな。そして目の前の小さい機械はリモコンだよ、お前の尻のバイブのな、、どういう事か、わかるか?」
リン「…っ!(まさか、まさか、、こいつ…)」
耳元の甘い刺激に身を震わせながら、リンは痴漢の魂胆を感じ取った。
すると、筋肉男がゆっくりリモコンのスイッチを入れた。
リン「んぅ…っ!!」
ヴヴヴヴヴ
同時にリンの尻に埋め込まれたバイブが微細振動し、リンに刺激を与える。
バイブのイボイボ状の表面がリンの尻の肉壁をほじり、それは通常の滑らかな表面のバイブよりもするどい、それでいてじれったい刺激を与える。さらに、
痴漢「気持ち良いか? こんなことも出来るんだぜ、おい。」
合図を送り、筋肉男が別のスイッチも入れた。
ブゥヴィィィイイン
すると今度はうねる様に振動し、肉壁を掻き回した。
振動は弱に設定されているが、それでもリンにはたまらない強い刺激だ。
リン「んっ…ん、んぅぅ…っ!」
そして、振動が中に設定され、
リン「んっ! …ぅ…っ」
ブブブブブ
鋭さを増した刺激にたまらずリンは塞がれた口から悲鳴を漏らし、すかさず筋肉男は口を塞ぐ力を強め、悲鳴を上げられないようにした。
もし筋肉男に口を塞がれていなかったら、とっくにたまりかねて悲鳴を上げていただろう。
痴漢たちはそれも計算済みで彼女の口を塞いで声を出せないようにしていた。
そしてすぐにスイッチを切った。
リン「んふんぅ…っ!」
ようやく刺激から解放され、口を塞がれながら鼻から大きく吐息を漏らす。
さらに筋肉男の左手はやっとリンの口をゆっくりと離した。
手を離すついでにあざとく、彼女の唾液で濡れた唇を、指でいやらしく撫でていった。
そんな行為にリンは屈辱に身を震わせながらも、男たちの恐ろしいまでの蹂躙に恐れおののき、大人しくした。
リン(まさかバイブまで入れられるなんて、、どこまでやるつもりなの…)
と、そんなリンにさらに追い討ちを掛けるように、痴漢が耳元で再びいやらしく囁く。
痴漢「分かっただろ? このリモコン一つでお前の身体は俺たちの自由のままだ。」
リン「…」
リンは何も答えなかった、必死に勝気を装うが、それでも多少屈辱に顔をゆがめる。
痴漢たちはその表情を見逃さない。
痴漢「くくく、くやしいか? だがお前はもう俺たちの言う事に素直に従うしかない。なぜだか分かるか?」
彼女も薄々気付いているが、やはり何も答えない。続いて痴漢が言う。
痴漢「さっきので大体分かったが、このリモコンを中か強、またはうねりでスイッチを押したら、凄い振動がお前の尻を襲う。その振動にお前は悲鳴を我慢できないだろうな。スイッチを押した瞬間、お前は大きな悲鳴を上げ、敵に気付かれて乗客全員がそいつに襲われる。そして縛られているお前はそれに対し何も出来ず、皆が死ぬのを黙って見ているしかない…」
リン「…っ(やっぱりそうだわ…! バイブと近くのゴーマ族をネタに、さらに乗客を盾にしてまで、あたしを服従させようと脅すつもりなんだわ! くっ…なんて卑劣な! けど…待って。)」
一つの疑問点が浮かんだ。だが考えても分からない。
淡々と痴漢は続ける。
痴漢「お前はどうなるんだろうな。乗客と一緒に殺されるか…いや、冷静に考えて殺さずに捕らえるだろうな。仲間への人質としてな。そしてお前も厳しい拷問を受けるんだ。仲間の手がかりを吐かせるため、そして今までの恨みを晴らすために、、恨みを晴らすためにな…!」
恨みを晴らす、の言葉だけ妙に感情、怒気がこもっていたような気がした。
それがリンに向けられる気がし、彼女は怯えの色を見せた。
そして痴漢は、
痴漢「大人しく言う事をきくんだ、分かったか?」
強めの口調でリンを脅迫する。
だがリンは負けずに男を睨み、
リン「あ、あんた、バカじゃないの。奴に見つかって命が危ないのは、あんたたちも同じなのよ。ばれたらやばいのはあんたもじゃない、、ひゃぅ…っ!」
凛とした顔で健気に男を睨み強気な言葉を吐くリンは、すぐに弱々しい悲鳴と顔に変わった。
痴漢がバイブの先端を尻の穴に向かって押したのだ。
痴漢「お前に発言権は無いんだよ。黙ってれば良いんだ。」
リン「く…っ!」
屈辱に歯を噛み締めるリン。
だが痴漢の言う通り、自分は抵抗できないまでに追い詰められていることを今ので自覚した。
バイブを指で軽く押されただけで鋭い刺激が走り、危なく悲鳴を上げそうになった。
もしリモコンで振動されたら、ましてや強い強度でやられたら、後ろ手に手錠を嵌められ悲鳴を抑える手段の無いリンは大きく悲鳴を上げ、敵に気付かれ、皆やられてしまう。
そして痴漢はさらに続ける。
痴漢「俺たちも危ない、か。別に俺たちは構わねえよ。俺たちは会社で働けなくなって莫大な借金を抱えて、そんな生き地獄の中で生きているんだ。未練なんかねえさ。」
そんな馬鹿な、と思っていたが、説得力のある内容だった。
そして、決定打を言う。
痴漢「そしてその会社で働けなくなったのは、お前らが敵さんと暴れて俺たちの会社のビルを潰しちまったからだ。俺らがいた中小の会社は、それだけでお陀仏なんだよ。全ては…」
リン「うっ…」
言いながら痴漢はリンの顎をしゃくり上げた。
痴漢「お前ら、ダイレンジャーのせいでな…!」
静かで淡々と、それでいて怒気と憎しみをはらんだ迫力のある声を出し、顎をしゃくり上げられたリンは恐怖した。
もはや死んでも構わない、という言葉が真実本音だというのは疑う余地が無い。
リンは一切の抵抗をやめた。
抵抗すればバイブで尻を犯される、その結果皆殺しに遭う。
こんな奴らを守りたくは無かったが、周りの無関係な乗客まで巻き添えにするわけにはいかない。
顎を摘んだ手をゆっくりと動かし、顎筋や頬や唇や髪をゆっくりとした動きでランダムに撫でながら、痴漢はしゃべる。
痴漢「どんな責めが良いかなあ、、ん? 激しいヤツ…やさしいヤツ…ねちっこいヤツ…」
淡々と耳元でおぞましいことをしゃべる痴漢に、リンは身体を震わせた。。
そんなリンに構わず痴漢は、
痴漢「どれもいいなあ、、どっちにしても、お嬢ちゃんの苦悶の反応を見てみたいぜ…だが、まずは、これだな。」
言い終わると共に、リンの顔をいやらしくペッティングしていた手で再び顎をつまみ、そして頬を握るように圧迫した。
リン「うっ…!」
頬を両側から圧迫され、やがてリンの口が少しずつ開いていく。と、
リン「ふぐっ…ぅ!」
突然筋肉男が大きなハンカチを持ち、それを少し開いたリンの口の中に入れる。
だが思わず口を閉じるリン、結局ハンカチは一部だけ口の中に入り、大半は外に出たままだ。
筋肉男がぐいぐいとリンの口にハンカチを押し付ける。
だが、口を塞がれると確信したリンは開けるもんかと歯を食いしばり口を閉じ、ハンカチのそれ以上の侵入を防いだ。と、
リン「んむうぅ…っ!」
ヴヴヴヴヴ。
尻に埋め込まれたバイブが振動を始め、鋭い刺激に苦悶するリン。
ハンカチで口を塞がれていたのが不幸中の幸いだ。
無論、痴漢たちは計算済みでの行為だったが。
振動は数秒だけですぐに切れた。
まるで、分かってるな?と改めて念を押したようだ。さらに、
痴漢「おい、口を開けろ」
リン「…」
もはやリンに抵抗の術は無く、諦めて顎の力を抜き、
リン「ぐっ、ふ…うぅぅ…っ」
その瞬間に筋肉男の手は無遠慮にハンカチを彼女の口に押し込む。
仕上げに口から少しはみ出たハンカチを奥に押し込み、それにリンは時折苦しそうに喉をならす。
そして、大きなハンカチは完全にリンの小さい口の中に押し入れられてしまった。
強引に無理やり押し入れられてしまったため、ハンカチに圧迫された舌はびくとも動かせず、呼吸が制限され苦しそうに鼻で息をする。
そして間を入れず筋肉男は銀色の粘着テープを取り出すと、適度な長さに切ってリンの口にゆっくり構えて近づける。
それに怯えるリンだったが、抵抗は出来ず、口とテープがある距離まで近づくと、素早くリンの口にテープを貼り付け、テープを何度も強めに撫で付け、しっかりと彼女の口に貼り付けてしまった。
口をテープで塞がれ、リンはたまらず剥がそうと口を必死で動かそうとするが…
リン「んぅ…ぅ…っ」
口がわずかに動き、それに合わせテープのしわがわずかに揺れる。
その光景を痴漢たちは満足げに観察する。
どういう事か、どんなに口を動かそうとしても、その口を覆うテープの粘着によりほとんど口を動かせず、剥がすことができないと悟るのに時間は要らなかった。
リンは声を出すことが本当に出来なくなってしまった。
と、痴漢は彼女の口に貼られたテープの貼り具合を確かめるようにテープ越しに彼女の口元を撫で擦りながらまたも耳を蹂躙しながら耳元で囁く。
痴漢「どうだい、俺らが用意した特性の猿轡は。」
リン「っ…」
その痴漢の言葉と愛撫に憤りながら、確かに強力なまでの猿轡におののく。
特に、彼女の口に貼り付けられた粘着テープの強力な粘着力に。
リン(いや、、こんな…ガムテープ、て、、こんなに粘着力あったの? もっと剥がれやすいはずじゃ…)
例え口の中にハンカチを押し込まれているとはいえ、全く剥がれる気配が無い、まるで吸い付いているほどの強力な粘着力を持つガムテープをリンは知らない。
と、痴漢は彼女のその動揺を見抜いたように言葉を続ける。
痴漢「いいテープだろ。これはな、業務用ダクトテープ、といってな、一般に使われるクラフトテープと違い、密着度と粘着度が数段優れているんだ。それに持続性も強力でな、長時間その粘着力を保てる優れものなんだよ。 へっへっへっ」
笑い声を出した時に痴漢は、テープ越しに彼女の唇を指でトントンと軽く叩いた。
痴漢の馬鹿にしたような、淡々とした物言い・仕草に怒りながらも、そんなものを自分の口に貼られ、声を出せない様にされたことにリンは恐れおののく。
何という猿轡を施されてしまったのだろうか。
すると、筋肉男は突然リモコンのスイッチを中で入れた。
リン「っ…ぅ…っ…ん…っ!」
ヴヴヴヴヴ
振動させ、リンはビクッと反応したが、強力な猿轡のおかげで悲鳴はほとんど漏れなかった。
辛うじて自分を嬲り者にしている、肉迫している痴漢たちに聞こえるぐらいの小さな声だった。
その事にリンは屈辱を感じながらも自分に施された猿轡の強力さに改めて、いや、さらに強く恐怖を感じた。
自分は完全にこの男たちに捕まってしまったのだ。
ヴヴヴヴヴ
さらに振動が続く、相変わらず身を震わせ苦悶の表情を浮かべるリン、しかし悲鳴は本当にほとんど漏れていない。
男たちも自分が彼女に施した猿轡の完成度に感心した。
それもそのはず、リンの口の中に押し込められているハンカチが舌を圧迫して動かせないようにし、その上ハンカチ自体が防音の役割を助けている。
その上からさらに超強力な粘着テープをべったりとしっかりと貼り付けられてしまったのだ。
声が出せなくなってもおかしくない。
と、筋肉男がやっとスイッチを切った。
たまらない振動からやっと解放されたリンは、強張っていた身体の力を抜き、自由な鼻から息を漏らす。
リン「フー、フー、フー…」
そう、猿轡は声だけでなく呼吸の自由も制限してしまった。
今彼女は鼻からしか息が出来ず、苦しそうである。
と、痴漢の指が猿轡の強力さに満足するようにテープ越しに彼女の唇をいやらしく撫で、
痴漢「中とはいえ、ほとんど声が漏れないとは、いい猿轡だぜ。だが…強にしたら、、どうかな?」
リンの肩がビクッとそびえる。
痴漢「強はほぼよがり狂うほどの強さだ。テープの粘着力と、どっちが上なのかな?」
痴漢はリンのテープ越しにつつーっとリンの唇を横に撫で這う。
その感触もいやだが、、それどころでない。中でさえ鋭い刺激に我慢できなかったのに、バイブを強で振動されたら、、本当に自分は壊されてしまう。
リンは必死に後ろの痴漢を振り返りイヤイヤをする。
と、幾度ものお尻への蹂躙により感じてしまったリンの乳首がまた肥大し固くなり、再び薄いシャツの上から乳首が見えた。
リンは痴漢の顔を見たままだ。
痴漢は気付かれぬようリンの顔を見据えたまま時折その先の下の胸元に目線をやり、そしてそっと乳首に手を伸ばし、
リン「んっ…!、、フッ…」
乳首を摘んだ。思わずリンは反射的に身体を丸めようとし、、首に巻かれたピアノ線が彼女の首をギリッと締め上げ、苦しさから思いっきり息を漏らした。
だが口はまさに塞がれているため、息は全て鼻から出た。
その勢いで、鼻の中の鼻水も出てしまった。
それを見た痴漢はほくそ笑み、耳元でまた耳を蹂躙しながら囁く
痴漢「おいおい、鼻水を出すなよ。全く、いい年頃の女の子が鼻垂れかよ、だらしない子だ。」
ことさら大げさに言われ、リンは顔を赤らめ涙をぽろぽろと流す。
結局また胸を強調するような若干仰け反るような体制を続けざるをえなかった。
自分が情けない、胸を、しかも乳首を摘まれているのに、それでも胸を強調するような体勢を、まるでどうぞ触ってください、というような体勢を取り続ければならない自分が情けなくて仕様が無かった。
痴漢は乳首を解放し、ポケットティッシュを取り出し、それから口元を撫でていた手で顎をつまみしゃくり上げ、
リン「っ…!」
リンの鼻水を丁寧にティッシュで拭いた。
まるで子ども扱いだ、リンは身体を震わせる。
そして、
痴漢「さて、ここでの最後の仕上げだ。」
意味深な発言だった。
まだ何かひどい事をするつもりだ。しかもここで、ということはまだこの先がある、ということなのだ。
リンは怯えた、そんな彼女の様子を満足げに眺める男たち。
筋肉男が小さい方のバイブを取り出す。それでも大人の男の親指くらいの大きさはある。
その男根を模した、イボイボだらけの滑稽なデザインにリンはおののく。
そして、筋肉男は先ほどと同様、小瓶からローションを取り出し、バイブに塗りたくった。
リンははじめて見る、いや、男たちはわざわざ彼女に見せているのだろう。
ローションをたっぷりと塗られ、バイブがさらに滑稽でおぞましいものに見えたリンは、明らかに怯えて拒絶し、腰を引く。
だが後ろの痴漢がリンを押さえつける、第一満員状態じゃ逃れる術はない。
ここはもう大分、駅を進んだようで、あと20分もすれば終着駅に付く。
だが、この20分で最後の、そして最悪の行為をするつもりなのだ。
塗りすぎるくらいローションをバイブにたっぷり塗りつけ、ようやくローションの瓶を仕舞った。
そしてローションまみれの表面がどろどろのバイブを構え、もう片手をリンの股間に迫る。と、
リン「ん…ん…んぅ…!」
これから何をされるのか気付いたリンは、ほんの小さな悲鳴を上げてイヤイヤをして小さく抵抗した。
だが、後ろから痴漢が彼女の耳元に口をあて、囁く。
痴漢「リモコン、敵、皆がどうなってもいいのか?」
その三語だけで充分だった、それだけでリンは身体を固まらせてしまった。
痴漢「いい子だ。」
リンの身体を捕らえていた痴漢は、捕らえる力を緩ませずに彼女の身体を愛撫し、さらさらな長い黒髪の匂いを嗅ぎ、堪能する。
リン「っ…」
その愛撫に強い屈辱を感じたが、筋肉男がこれからすることの方が恐ろしくて強烈である。
筋肉男はローションまみれのバイブを構えたまま、前からリンの内腿に指を這わせる。
その感触にリンはゾクリとするが、抵抗は許されない。
そしてゆっくり這いながら指を上に上げ、やがて太ももの付け根、そしてパンツの下の端を撫で、そのパンツの端を摘み、そのまま指を挿し入れた。
無理やり急に入れることはせずに、あくまでそっと、リンの緊張を長引かせるようにゆっくりと、蛇のように股間に指を這わせる。
その気持ち悪い感触にリンは身体を震わせる。
しばらく指はわざと急所からはずし、その周りを撫で擦り、リンの焦燥感を高める。
そして、ずっと愛撫されていたリンは、2分もしないうちに股間が熱を帯び、トローッと愛液が溢れてくる。
リンはまた絶頂を迎えてしまうかもしれないことに怯える。
しかし拘束と脅迫で抵抗を一切封じられたリンは、ただ祈るしかない。
リン(お願い…もうやめて…お願い!)
だが、そんな心の中の懇願が聞き入れてくれるはずも無い。
しばらく放置していた、充分に熱を帯びた陰部の入り口を2本の指をかぎ爪の様に引っ掛け、煮えたぎるアソコを押し開き、バイブを持った手もパンツの中に入り陰部を探る。
バイブを持つ手がある一点で止まり、筋肉男は痴漢に合図する。
すると痴漢はリンの縛られた体をぎゅうっと力強く抱きしめ、そう思った瞬間。
リン「んふぅ…っ…ぅ!!」
筋肉男の残酷な手が動き、バイブはクレヴァスを抉り込む勢いでクリトリスを弾いた。
再度リンは絶頂を迎えてしまった。
それと同時にバイブが陰部に挿入されてしまったのだ。
バイブが8割近く陰部に埋まったことを確認すると、バイブを満足げにポンと軽く叩き、ビクッと反応をし再度感じ始めるリンをよそに、手をパンツの中から放し、その上捲り上げ腰部にはさみ落ちて来ないようにした彼女のスカートを、元通り戻した。
これで彼女はほとんど元通りになった。
いや、元とはもはや全然違う。ブラは剥ぎ取られ、後ろ手に頑丈な手錠を嵌められ、彼女の手首と首を丈夫なピアノ線で結んで固定され、口は大きなハンカチを突っ込まれその上から強力な粘着テープで塞がれ、そしてスカートの、パンツの中、お尻と陰部には威力抜群のバイブが挿し込まれてしまった。
全く違うのだ、、もはや最初とは。
リンの目の前に何かが突き出された。
それを見たリンはおののいた、新たなリモコンだ、陰部に差し込まれたバイブ用の。
それを動かそうとするのだ。
冗談ではない、陰部に掛かる刺激は尻とは比べ物にならないはずだ。
それを、口を強力な粘着テープで塞がれているとはいえ、周りにばれてしまうかもしれない。
と、筋肉男はゆっくりとした動きでリモコンのスイッチを入れ、
リン「んんん…っ!!」
ヴヴヴ
すぐにスイッチを切った。
やはり刺激の強さは尻よりもずっと鋭い。
今回は筋肉男がわざとゆっくりと、見せながら中のスイッチを入れたため刺激への対応が取れた。さらにすぐにスイッチを切ってくれたため刺激もそれほどには感じなかった。
だが、もしいきなりスイッチを入れられたら、長時間振動を継続されたら、もっと強い、又はうねりを加えた振動だったら。
そのときの事など考えたくも無い。
電車が減速を始める。後数分で次の見知らぬ駅に着くだろう。
リンを完全に捕らえた痴漢たちは、次の行動に移ろうとする。