―第30話 『 誘い 』―

サーンとシーカとのセックスを愉しみ、試験管とノートを奪われてから日数が過ぎた。

(何しているのよ、あいつらは!・・・早く来なさいよ!・・・早く寿里を犯しなさいよ!・・・そして、中に精液をぶちまけてよ!・・・)

と、寿里は心の内で叫び続け、一向に表れないサーンとシーカに苛立ちを覚えていた。そんな、ある日。

寿里はレスキュー活動後、帰途につきながら、
「明日は休日なのに予定がないよ~~~・・・」
スケジュール帳を見ながら嘆き、来月のページを開いた。

「来月は無理矢理に一週間も公休取らされちゃったし、ここも予定ないのよね~~~・・・」

赤ペンで派手派手しく、『ここからここまでお休み!誰か遊んで~!』と書き込んでみた。

そして、家の近くのいつもの公園の中を歩いて通り抜けようとしたときに、そこの駐車場に見覚えのある1ボックスカーを見つけた。

「あ!?・・・いやん♪・・・またレイプされちゃうわぁ♪・・・」

やっと来てくれたと思い、喜び勇んで寿里は駆け出した。
案の定それはいつもの移動販売車で、今度はラーメン屋であった。

(よし♪・・・でも・・・こいつら、面倒くさい!)

溜め息を吐きながらも、ラーメン屋の前まで駆けて行く。

「いらっしゃいませでゴンス!」
「お嬢ちゃん、美味しいよ、食べていくザンス!」

もちろんサーンとシーカである。

「あんた達、サーンとシーカなんでしょ!」

いちいちラーメンを食べるのも面倒なので核心を突いてみた。

だが二人は、
「わ、わ、わ・・・我輩達は・・・た、ただの・・・ただのラーメン屋ザンス・・・」
「そ・・・そ・・・そ、そうで・・・そうでゴンス・・・た・・・ただのラーメン屋でゴンス・・・」
慌てふためいて動揺を示したが、サーンとシーカであるということは頑なに認めようとはしなかった。

幾度も問い詰めてみたものの、二人は同じ台詞を繰り返すばかり。
また深い溜め息を吐いた寿里は諦めて、仕方ないという面もちで椅子に座った。

「・・・人違いのようね・・・お兄さん!ここに書いてある、超大盛り濃厚ラーメンひとつちょうだい!・・・(食べるしか無いみたいね・・・)」

「毎度ありーザンス!」
「毎度ありでゴンス!」

正体がバレずに済んだと思い、ホッと胸を撫で下ろしたサーンとシーカは、ラーメンを作り始めた。

(そうだ!・・・)

何かを思い出したように、寿里は鞄の中を探し始める。

(・・・これこれ!・・・このお薬、飲まなくっちゃ♪・・・)

鞄の中からポーチを取り出し、その中に忍ばせていたピルケースから錠剤を四粒出して、サーンとシーカに見つからないように噛み砕いて飲み込んだ。

ガリリリッ!・・・ゴックン・・・
(えへへへへへへ・・・これで完璧!・・・)

その薬はサーンとシーカが用意している催淫剤を中和する薬だった。

(もう薬なんて要らないもん!・・・今日は本気で感じるもん♪・・・本気で感じちゃったら、寿里どうなっちゃうんだろう~?・・・うふふ♪・・・)

ラーメンを食べた後のことを想像する寿里は、それで興奮している自分を感じていた。

「お待たせでゴンス!」

ラーメンが出てきた。
見た目は普通のラーメンだ。
寿里は二人の様子を窺うと、サーンとシーカはニタニタと笑っていた。

「いただきまぁ~す♪・・・(残念だけど、あなた達が用意している催淫剤は、何の役にも立たないわよ~・・・)」

ニタニタと笑っている二人の前で、寿里は催淫剤がたっぷり入ったラーメンを食べ始める。

「お兄さん、このラーメン最高!・・・(ホントにこいつら料理屋始めたら良いのに!・・・)」

「お汁も一滴も残さず食べて下さいでゴンス」

「え?・・・ええ・・・(わかっているわよ・・・でも、全く意味無いのよね~・・・)」

相変わらず笑っている二人の前で、寿里はラーメンをもくもくと食べ進めていく。

「ゴクゴクゴク・・・あ~美味しかった!完食~~~!」
ズギュン!
「うッ!・・・」

食べ終わった瞬間、子宮の中から熱いモノが噴き出してきた芝居をする。

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~・・・熱い・・・(名演技でしょ!・・・)」

超マイクロミニのスカートの中に手を忍び込ませて、股間を押さえ付けた。
二人からは見えないようにして、淫壺と肉芽を自分で弄んで蜜を溢れ返らせる。

「ジャーン!ザンス」
「ジャーン!でゴンス」

寿里が催淫罪に苦しみ始めたと錯覚した二人は、変装用の服を脱ぎ捨てて本来のサーンとシーカの姿になった。

「またまたまたまた騙されたザンスねー!」
「寿里ちゃんの中に射精しに来たでゴンス!」

サーンとシーカは、正体がバレているとは全く思ってはいなかった。

「あんた達・・・あん♪・・・また騙したのね・・・(最初からわかっていたわよ~!)」

自ら望んで来ているとは、絶対に知られたくないので芝居を続ける。

「今日は寿里ちゃんから奪った精液発射装置も装着しているザンスから、目一杯中に射精させて頂くザンスよー!」

寿里の思惑通りの行動を取っていることに気づかないサーンは、寿里に今日の目的を態々説明する。

「(あ~♪・・・膣に出されるんだわ♪・・・楽しみ~♪)・・・やだッ・・・やめて・・・もう・・・あんた達に犯されたくな・・・キャッ♪」

精液発射装置を装着して来てくれたことに喜ぶ寿里を、サーンとシーカは取り押さえる。

「行くでゴンス!」

寿里を抱え上げたシーカは、寿里を車の後部座席に押し込んだ。
寿里の隣にサーンが寄り添うように座り、そして、いつものようにサーンは寿里を膝の上に跨がせると、服を脱がせる為に寿里の体に手を掛けた。
そのとき、寿里の胸ポケットに入っている手帳の存在に気がついた。

「何ザンスか、これは?」

「寿里のスケジュール帳よ♪」

スケジュール帳を取り上げてサーンはそれを覗く。

「・・・・・おお!・・・シーカ喜べザンス。寿里ちゃんは明日、お休みザンス!」
「本当でゴンスか?」
「スケジュール帳にそう書いてあるザンス!・・・寿里ちゃん、お休みザンスよね?」

「そうよ、休みよ・・・(知らなかったの?・・・)」

はしゃいで興奮している二人に、寿里は素直に答えた。

「今日は実験結果を知る為だけに来たザンスが予定変更ザンス!」
「ゴンス!・・・今日はここでする予定でゴンスしたが、いつもの山中へ行くでゴンス!」
「寿里ちゃん、みっちり犯してあげるザンスよー!」

興奮が収まらないサーンとシーカは、急いでエンジンを掛けて車を発進させた。

「(こいつら、寿里のスケジュールを守ってるの?・・・そういえばHした後は、必ずレスキューフォースの活動に支障が出ないように送り届けてくれてたわ・・・)・・・レイプなんか嫌ッ!・・・放して!・・・放し・・・キャッ♪・・・」

寿里の言葉を聞く間もなく衣服を全て剥ぎ取ったサーンは、乳房を、乳首を、肉芽を、淫壺を、あらゆる寿里の性感帯を執拗に愛撫する。

(感じる~~~♪・・・薬がなくたって、めちゃめちゃ感じちゃうわぁ~~~♪・・・)

犯されることを想像していた寿里は、自慰をした甲斐もあり、既に興奮が最高潮になっていた。その為に乳首と肉芽は勃起し切っており、淫壺も蜜で溢れ返っていた。

「あッ♪・・・だめッ♪・・・やめてッ♪・・・あんッ♪・・・(もっと!・・・もっと!・・・もっと!・・・激しく愛して~~~~~~~~~~~ッ♪・・・



車を走らせてから一時間余り経ち、ようやくいつもの山中に着いた。
その間中、サーンの愛撫を受け続けた寿里は、早く犯されたい願望もあって既に何回も達していた。

(早く~~~、サーン!・・・早くあなたのイボイボおちんちんをぶち込んで~~~♪・・・)

早く犯されたい想いで一杯の寿里は一時間余りも愛撫だけで過ごした為に、焦らされていると感じ、いてもたってもいられない状態になっていた。

「車も到着したでザンスからシーカ始めるザンスよ」
「了解でゴンス!」

仲間割れしないようにシーカの了解をきちんと得てから、サーンは寿里に迫った。

「いやッ、やめて!・・・もう・・・あんた達に・・・(早く♪早く♪早く~~~ッ♪)」

ズブッ!ズブズブズブズブズブズブズブッ!・・・
「あッ!・・・いやぁ~~~~~~~んッ♪・・・(入ってきた!・・・入って来たわぁ♪・・・サーンのイボイボおちんちん~・・・気持ちいい~~~ッ♪・・・)」

寿里を仰向けに寝かせると、その上に覆い被さったサーンは、肩口から腕を回して抱き締めるようにして、自慢の超長尺のペニスを突き刺した。
そして、そのペニスの魅力を存分に味合って貰うように、高速且つ長いストロークのピストン運動を開始する。

キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!・・・
「ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!・・・」

サーンの腰が異様なまでに上下して、激しく寿里を突き上げる。

「んッ♪・・・いやッ♪・・・やめ・・・てッ♪・・・んぐッ♪・・・(イボイボが・・・イボイボが擦れて、気持ちいいの~~~~~ッ♪・・・長い・・・長い・・・おちんちんが気持ちいいの~~~~~ッ♪・・・高速回転するピストン運動が堪らないの~~~~~~~~~~ッ♪・・・)」

対する寿里は突き刺されると、腕をサーンの首に絡み付けて、トロンとした瞳でサーンを見つめて抱き寄せる。
二人は今、完全にひとつになった。
始めは内心喜びながらも、表面上は嫌がる素振りを見せた寿里ではあったが、サーンが繰り出す長いストロークのピストン運動を味合うと我を忘れて感じてしまう。

「ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!ザンス!・・・」
「あんッ♪あんッ♪あんッ♪あんッ♪あんッ♪あんッ♪あんッ♪・・・」

たちまちの内に喘ぎ声は素直に呼応していた。

(感じる♪・・・超感じる♪・・・なんて素敵なのぉ~~~!・・・サ―――――ン!・・・寿里、あなたが、大好きぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♪・・・)

だが、愛し合い、悦びを分かち合うか如く、高速回転運動を繰り出していたサーンの腰使いが、突如として停止した。

「・・・?・・・」

突然の出来事に寿里は不思議に思う。
寿里の体に密着させていたサーンが、上体を起こして顔を上げて寿里に話し掛ける。

「・・・あの精液を持ち帰って調べたザンス!」

「え?・・・何?・・・」

行為を勝手に中断されて少し憤慨している寿里は、サーンが何を言っているのかが理解出来ないでいた。

「あの精液の生殖能力は著しく微弱だったザンス!」

寿里が呆気に取られているのは理解できたが、サーンは話しを続ける。

(何が言いたいのよ、能書きはいいから、早く精液を膣にぶちまけなさいよ!)

回りくどい言い回しをするサーンに寿里は苛立つ。

「だから我輩サーンが、ダーエン様が飼っていた淫蟲のDNAと融合させて、生殖能力を一千倍にパワーアップしたザンス!」

その言葉を聞いて寿里の顔色が一変した。

(え?・・・一千倍!?・・・)

再びサーンの高速回転運動の腰使いが動き出した。

キュィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!・・・
「あんッ♪あんッ♪あんッ♪・・・」

「ナハハハハハハ!・・・行くザンス!中に出すザンス!大量に出すザンス!・・・誰とも知らない男の子供を宿すザンス!・・・それとも淫蟲を宿すザンスか?・・・孕ましてやるザンス!・・・ナハハハハハハハハハハハハ!・・・」

「だめ・・・だめ・・・だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇえッ!!!・・・どっちも宿したくないッ!・・・妊娠なんてしたくないッ!・・・お願いッ!・・・出しちゃだめッ・・・いやああああああああああああああああ~~~~~~~~~~ッ!!!・・・」

ブッシャア――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!

寿里から得られる快感が最大限になったサーンは、寿里がいくら大声で泣き叫ぼうが、そのことは一切無視し、己の欲望を満たす為に、ペニスから大量の精液を噴射させて寿里の膣内に一滴も漏らさずに注ぎ込んだ。

「あぁぁぁ~~~・・・ぁぁぁ~~~~・・・(やっと・・・サーンに・・・中出しされたわぁ♪・・・嬉しい~~~ッ☆☆☆・・・それに・・・中に出されたから・・・いつもよりすっごくすっごく気持ちいい~♪・・・この装置作って大正解だったわぁ~~~♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも・・・でも・・・一千倍に強化したっていう精液を中に出されちゃった・・・妊娠しちゃうの?・・・赤ちゃん出来ちゃうの?・・・)」

望んでいた通りにサーンに始めて中に出されたことで爆裂的な快感を得た寿里だったが、それと共に妊娠の不安と恐怖も頭の中に過ぎった。

「オ・・・オオ・・・オオオォォォ・・・実験・・・大成功・・・ザンス・・・」

初めての射精を経験したサーンも、感動と計算以上の気持ち良さで鋼鉄製の機械の体をガタガタと震わせていた。

「・・・・・・・・・・射精は、そんなに気持ち良いものでゴンスか?」

サーンの震えが収まるのを待ってからシーカは実験結果を尋ねた。

「・・・我輩の脳内コンピューターが・・・今までの快楽値を遥に越えて・・・メーターを振り切ったザンス!・・・これは・・・この上ない・・・極上の・・・究極の・・・至高の・・・嗚呼!!!・・・表現のしようの無いほどの快楽ザンス――――――――――ッ!!!」

「おおぉぉぉ~~~!!!・・・そうでゴンスか!・・・それでは次は俺様の番でゴンス、俺様も中へ出して、寿里ちゃんを孕ますでゴンス!」

サーンの答えを聞いたシーカも、興奮状態になって寿里を見る。
サーンのペニスを引き抜かれた寿里は、中に出された快感と、妊娠の恐怖に呆然としたまま仰向けになっていた。ただ淫壺だけがひくひく蠢き、そこから流し込まれた大量の精液が溢れ出ていた。

(受精能力を一千倍に強化した精液って何~?・・・何、勝手にそんなもの作ってんの~?・・・妊娠なんてしたくないのに!・・・ただ気持ち良くなる為にだけに作った精液なのに・・・どうしよう?・・・ただ中に出されたいだけだったのに・・・どうしよう?・・・)

寿里は佐伯に犯されて純潔を奪われて以来、万一の為に自身が作り出した避妊薬を愛用していた。
始めて中出しされたホームレスの男達とのレイプも、その薬のおかげで妊娠は回避されていた。ただ始めての中出しレイプ、中出しセックスだった為に、パニックに陥りそのことを忘れていただけだった。
それ以後の数々の中出しセックスも、避妊薬のお陰で妊娠を回避されて来た。
寿里は自身が作り出した避妊薬を完全に信頼していた。
しかし、今回の一千倍に強化された精液に対して、果たして効き目があるのかどうか、それが不安であり恐怖だった。

ズボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ!・・・
「あっ!・・・あぁぁぁ~~~~~~~~~~んッ♪・・・(シーカの超極太おちんちん~~~♪・・・ぶっとくてカチカチで大好き~~~~~~~~~~ッ♪・・・)」

その不安と恐怖もシーカに突き刺されると、頭の中から一瞬で消え去った。
シーカは寿里を突き差し、太股から腕を回して抱えると車の外に出る。
屋外駅弁ファック。
パワフルで豪快なシーカの大好きな体位だ。

「行くでゴンス!」
(来て、シーカ♪)

寿里はシーカにしな垂れる。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!・・・
「ゴンス!ゴンス!ゴンス!ゴンス!ゴンス!ゴンス!ゴンス!・・・」
「あんッ♪あんッ♪あんッ♪あんッ♪ぁんッ♪んぐッ♪あんッ♪・・・」

シーカに激しく突き上げられる度に、寿里は甘美の声を上げる。

(気持いい~~~♪・・・もう、だめッ!・・・もう何にも考えられない・・・そんなことなんて、もう・・・どうでもいいわぁ~~~~~~~~~~ッ!・・・好きなようにして!・・・寿里をメチャメチャに犯して~~~ッ♪・・・中に一杯出して~~~~~~~~~~~~~~ッ♪・・・



望み通りに寿里は、丸々一日犯されて、膣内には大量の精液が注ぎ込まれた。
そして、シーカが寿里の膣内に、今回何十回目かの精液を大量に注ぎ込む。

「ゴンス!ゴ―――――ンス!」
「あんッ♪あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~んッ♪・・・」
ビッシャァ――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!

(薬を使わなくったって・・・とっても・・・感じる♪・・・中に出されるから・・・とっても・・・気持ちいい♪・・・それに・・・サーンとシーカとの体の相性がいいからなのかなぁ?・・・性修行の賜物なのかなぁ?・・・犯され続けても・・・中に出され続けても・・・頭が痛くならないや・・・頭がおかしくならないや・・・)

「はい、時間ザンス、帰るザンスよ」
「了解でゴンス!」
(え~~~~~ッ!?もう、終わりなの~~~~~ッ!?・・・)



寿里とのセックスを思う存分堪能した二人は、嬉々とした表情でいた。
車を走らすシーカ。
寿里の体を丁寧に拭くサーン。

(もう離れられない~~~♪・・・また直ぐにでもHしたぁ~~~い♪・・・)

いつものようにサーンに衣服を着せてもらっている寿里も、サーンに満足感一杯の笑顔を浮かべて身を預けていた。

やがて車は寿里の家の前へ到着する。
すると、寿里は何かを思い出したように辺りをキョロキョロと見渡し始めた。

「どうしたでザンス?」

その行動に疑問を抱いたサーンが尋ねる。

「寿里のスケジュール帳は何処?・・・寿里のスケジュール帳を返して!・・・来月の予定だけは絶対に見ないで返して!・・・」

か弱い声を態と出して寿里は答えた。

「何ザンス?・・・」

と言った瞬間、サーンは気がついて寿里のスケジュール帳が足元に落ちているのを見つけると、それを拾い上げて来月のページを開いた。

その瞬間、
『ここからここまで休み!誰か遊んでー!』
の文字が飛び込んで来た。

「遊んで欲しいザンスか?」

「誰があんた達と!・・・絶対、嫌よ!・・・(お願い!遊んで~~~~~~~~~~♪)」

「・・・フム・・・決定ザンス!」

寿里の心の声など聞こえるはずも無いのに、サーンは勝手に決定を下した。

「何がゴンスか?・・・」

何が決定したのかが分からないシーカがサーンに説明を求めると、サーンはスケジュール帳を見せながら説明する。

「寿里ちゃんはここからここまで休みザンス!しかしながら遊び相手がいないザンスから、我輩達が寿里ちゃんのお相手をするザンス!」

「次は一週間でゴンスか!?・・・一週間寿里ちゃんを犯し続けられるでゴンスか?」

(レイプ予告?・・・)

勝手に盛り上がり話を進める二人を、寿里は笑顔で眺めていた。

「いいザンスね!この1週間の休みは我輩達が遊んであげるザンス!」

「(うれしい~~~~~~~~♪・・・でも・・・)また移動販売車で来て、寿里を浚うの?・・・」

犯される為に、いちいち二人が用意した食べ物を食べなくてはいけないことに飽き飽きとしていた寿里が、再び核心を突いた。

「そうザンス・・・て、あれ?・・・バレているザンスか?・・・」

思ってもみなかった指摘にサーンは焦った。

「もうバレバレよ♪」

笑顔満開で寿里は答えた。

「いかんザンス!寿里ちゃんを浚う計画を練り直せねばならんザンス!」
「どうするでゴンスか?」

パニックになる二人。
寿里が分かっているにも関わらず、態々催淫剤入りのラーメンを食べていることに気がつかないでいる二人。
纏まらない会話を延々と繰り返す二人に、苛立った寿里が口を開いた。

「ちょっといい?・・・あんた達は寿里ん家の場所を知っているんでしょ?・・・現に今もそうだし、今までも何回も家まで送り届けてもらっているし!」

頷く二人。

「だから・・・これからは直接、寿里の家まで来ればいいのよ!」

そうなのかと思う二人。

「寿里の家に来るのッ!」

納得する二人。

「休みの日じゃなくて、休日の前日の夜から来るのよ!・・・もっともあんた達ネオテーラが活動したら休みも無くなっちゃうんだけどね!」

もっともだと頷く二人。

「その間の活動は禁止だからね!」

大きく頷く二人。

「前日に寿里が家に帰ったら連絡・・・?・・・連絡?・・・どこに連絡すればいいの?・・・」

それまで捲くし立てるように喋り続けた寿里だったが、連絡手段が無いことに気がついた。
困り顔になった寿里を見て、サーンは何かを思いついて切り出した。

「え~~~~とザンス・・・・・・・・・・寿里さんは、携帯電話はお持ちザンスか?」

「ええ、持っているわよ。」

「それでは今から言う番号をメールアドレスに登録するザンス・・・あ!・・・番号が長いから、我輩が打ち込むザンスから携帯電話を貸すザンス!」

「いいわよ、はい♪」

寿里は素直に登録画面を開いて、サーンに携帯を手渡した。
携帯を受け取ったサーンは、異様に速い手つきで長い長い番号を打ち込み始めた。

「・・・・・・・・・・出来たザンス!・・・この番号にメールを送れば、我輩の脳内コンピューターに送信されるザンスよ!」

携帯電話を寿里に返す。

「わかったわ、ありがとう♪・・・それであなたからの連絡方法は?」

「一度メールを送って貰えれば寿里さんの番号を認識するザンス!・・・それから返信するザンス!」

「そうなんだッ♪・・・じゃあ、今ここでメールするねッ♪」

ピッ!ピッピッピッピッピッピッピッ・・・

にっこりと微笑んで寿里は携帯にメールを打ち込む。
その姿をワクワクとして見守るサーンとシーカ。

「出来たぁ♪・・・じゃ、行くね♪・・・そう~~~し~~~んッ、えいッ♪・・・」

送信ボタンを押して寿里はサーンを見る。
一瞬の静寂が流れた。

「オォォ――――――――――ッ!!!着信したザンス――――――――――ッ!!!」

サーンは喜びを爆発させる。

「なんて書いてあるでゴンスか?・・・」

シーカはサーンの体を激しく揺さ振って尋ねる。

(くすっ♪・・・可愛い~~~♪・・・)

二人の子供のような態度に寿里は微笑んでいる。

「シーカには見えないザンスか?・・・帰ったら我輩とシーカのコンピューターを繋ぐコードを作らねばいけないザンスねぇ・・・」

「そんなことはいいでゴンスから、早く教えるでゴンス!」

シーカは尚も駄々っ子のようにして、サーンを激しく揺さ振って催促する。

「わかったザンス!・・・今から言うザンス!・・・では・・・『サーン(はあと)。シーカ(はあと)。大好きだよ(はあと×3)。いっぱいHしようね(はあと×連打)!』・・・以上ザンス」

「ウオオオォォォォォ――――――――――でゴンス――――――――――ッ!」
シーカは立ち上がり、胸を乱打して大興奮し、
「声に出したら恥ずかしいよ~・・・」
寿里は顔を真っ赤にして、ふくれっ面になった。

「寿里さんの番号を認識したザンスから返信するザンスね!」

サーンが言い終わると直ぐに寿里の携帯が鳴った。
寿里は携帯を開いてメールを読む。

「・・・やだぁぁぁ~~~ッ♪・・・サーンのH♪・・・」

寿里は益々真っ赤な顔になってサーンを小突いた。

「ナハハハハハハハ・・・」

小突かれたサーンも照れ笑いを浮かべる。

「なんて送られたでゴンスか?・・・」

蚊帳の外におかれたシーカが、興味津々な面持ちで寿里に尋ねる。

「寿里に聞くの~~~・・・いじわるッ♪・・・言うよ・・・『来月は寿里さんを我輩達の自慢のペニスで、たっぷりと可愛がってレイプするザンス!寿里さんを我輩達の精液でドロドロに汚してレイプするざんす!楽しみにしておくざんすよ!』・・・以上よ・・・」

言い終わっても寿里の顔を真っ赤だ。

「楽しみにしておくでゴンス!」

シーカも笑顔になって念を押す。

「もおぉぉぉ~~~♪・・・わかったわよ~、楽しみにしておくわね♪・・・それじゃあ失礼するわ♪・・・ばいばぁ~~~い♪」

腰を抑えて、ふらつく足取りで車を降りて家へと帰る寿里の姿を、手を振って見送るサーンとシーカ。
それに気づいた寿里も歩きながら笑顔になって手を振り返す。
寿里がマンションの中に消えると車は走り去った。


寿里を降ろした車内。

「あの精液を強化したって、いつやったでゴンスか?」

「あぁ~・・・あれは嘘ザンス」

「嘘吐いたでゴンスか?」

「調べたところによるとレイプされて精液を中へ出されると、人間の雌は妊娠の恐怖が走ると書いてあったザンス!・・・一千倍に強化したと言ったら寿里さんは、恐怖に戦いて可愛いかったザンス!」

「なるほどでゴンス、今日の寿里ちゃんは、それで最高に可愛かったでゴンス!・・・これは最大級の苛めでゴンス!」

「まあ・・・精液は調査したザンスが・・・微弱ながらも生殖能力があったザンスから無力化しといたザンス」

「無力化でゴンスか?」

「そうザンス!どんなに寿里さんの中に注ぎ込んでも、寿里さんは妊娠しないザンス」

「頭良いでゴンスねー!」

「これからも嘘つき続けて、寿里さんを苛めるザンスよ―――!」

「了解でゴンス!来月は一週間寿里ちゃんを苛めて苛めて犯しに犯すでゴンス!」

「ナハハハハハハハハ!・・・」

「ワハハハハハハ・・・でゴンス!・・・」

なんだかおかしな関係になった三人組。

当の寿里も。

「妊娠なんて、なってから考えたら良いやッ!・・・それまではあいつらとのHを愉しんじゃいましょう~~~っと♪・・・薬を使わなくても、すっごく感じちゃうし・・・超!気持良いし!・・・もう毎日でも、あいつらとHしちゃいたいわぁ~~~~~~~~~~ッ☆☆☆☆☆・・・
でも・・・不幸よね・・・お互いに敵同士だから・・・毎日会えない・・・毎日会いたいし・・・毎日Hしたいし・・・毎日苛められたいのに・・・愛し合ってるのに不幸な話だわぁ~・・・まるで・・・ロミオとジュリエットみたいだわぁ~~~♪・・・きゃはッ♪・・・それは言い過ぎよね!・・・
でも・・・来月が待ち遠しいなぁ~♪・・・早く来月が来ないかなぁ~♪・・・それまでは、メールで我慢しなくっちゃ!・・・そうだ、毎日メールしちゃおっと☆・・・
でも・・・来月はどんなことされちゃうんだろうなぁ~?・・・一週間も犯されるのよ・・・あいつらに・・・膣にぶちまけられて・・・ドロドロに汚されて・・・全身を精液塗れになって・・・感じまくって・・・逝きまくって・・・・・・
この清楚で、清純で、可憐で、アイドル並の美貌の寿里がよ・・・獣に犯されて・・・淫らになるのよ~~~♪・・・あぁ~~~・・・想像しただけで・・・興奮しちゃう~~~♪・・・寿里どうなっちゃうんだろう?・・・テヘッ(#^-^#)・・・」

一ヵ月後に二人に犯されて、精液で全身がドロドロに汚されている自分の姿を想像して興奮しながら、嬉々とした面持ちでリビングのカレンダーに書き込みをしているのだった。

                                     つづく