『アイドル誕生の巻』
「じゅぶぶぶぶぶぶッ♪・・・じゅぶぶぶぶぶぶッ♪・・・じゅぶぶぶぶぶぶッ♪・・・」
一糸纏わぬ姿の寿里が、ベッドの上で仰向けになって大の字に寝そべっている男の脚の間でペタンと座り込み、そして、女神のような微笑を投げ掛けて、その男のペニスを丹精込めてしゃぶっていた。
その男は背が低く、でっぷりと太り、髪の毛はボサボサで、無精髭を生やし、脂ぎった顔立ちをしている若い男だった。
そんな男のペニスを寿里は、かれこれ一時間近くもしゃぶっている。
長時間に及ぶ行為で、寿里は当然の如く顎に疲労と痛みを感じてはいたが、それに耐えて懸命にしゃぶっている。
それも笑顔を絶やすこともなく、愛情を込めて。
しかし、この男は寿里の彼氏でもなんでもなく、この男と対面したのは今日が初めてだった。
寿里は今日初めて出会い、そして、素性も名前も知らない男のペニスを、女神のような微笑を浮かべて丹精込めてしゃぶっているのである。
裏筋にも舌を這わした。
袋も口に含んだ。
袋の裏側も舐め上げた。
ベニスの側面からも咥えた。
胸で挟み込みもした。
そして、アヌスまで舌を這わして舐め上げた。
寿里は今、自身が持っている全ての口技を屈指していた。
今は手で袋を優しく揉み解しながら、ベニスをしゃぶっている。
男からの指示が出ない限り、寿里がこの行為を止めることはない。
何故なら寿里は、この男に従属すると誓ったからである。
事の始まりはこうだった。
防災の日に世界消防庁の一日署長として、国民的人気アイドルの長谷山恵理がやって来た。
驚くことに長谷山恵理と寿里はそっくりで、レイの思いつきで寿里と恵理を入れ替える悪戯をしてみたら、輝も響助も、どっちが寿里で、どっちが恵理か全く分からなかった。
「作戦成功!」と、レイと寿里と恵理は無邪気にはしゃぐ。
その愉しげな姿に輝と響助は、ちょっぴり悔しくなり「姿。形はそっくりでも、中身が違いすぎるから寿里にはアイドルは無理だな!」と、寿里をからかった。
その言葉を聞いて、レイも「そりゃ、そうだ!」と大笑いをし、恵理もそれに釣られて「くすっ♪」と笑う。
「なによ~~~~~ッ!」
馬鹿にされた寿里は膨れっ面になった。
恵理は慌てて「ごめんなさい!ごめんなさい!」と寿里を宥めるが、輝と響助とレイは変わらず笑いながらふざけている。
怒った寿里は、
「そんなことないもん!・・・寿里だってアイドルできるもんッ!」
と真顔で言い返す。
「無理!無理!無理!無理!・・・寿里にアイドルは無理だって!!!」
しかし、尚も輝と響助とレイは寿里をからかう。
「い~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」
寿里は地団駄を踏んで悔しがり、五人は和やかな空気に包まれて、世界消防庁の1階エントランスでじゃれ合っていた。
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパンッ!!!
そのとき、そこへ大量の爆竹と白煙筒が投げ込まれた。
爆竹の鳴り響く大音響と白煙筒の出す白煙とで騒然とする中、寿里はそれらを投げ込んだ犯人にクロロホルムを嗅がされて気を失い、その犯人に連れ去られてしまったのであった。
誘拐に気づいた輝か響助が直ぐに犯人を追えば、容易に犯人を捕まえていただろう。
しかし、実際はそれが出来なかった。
なぜなら、爆竹の音に驚いた隊長が階上から駆け下りて来て、何事だと一人大パニックに陥って大騒ぎしてしまい、寿里が恵理に、恵理が寿里に摩り替わったことを説明し、納得するまで小一時間も要してしまった為に、犯人の後を追うことが不可能となってしまったからであった。
そこで直ちに、世界消防庁と世界警察庁の合同で寿里捜索隊が結成された。
捜索隊は当初、寿里と恵理とを間違えての、人違いの誘拐と考えて初動捜査に着手した。
勿論、誘拐された当の寿里も、そう考えていた。
しかし、寿里が見知らぬ部屋で目覚め、その犯人と対峙し「何が目的で誘拐したの?」、「どうやって世界消防庁に侵入したの?」と尋ねている内に、犯人の話の中に矛盾があることに寿里は気が付いた。
自分のことを恵理ではなく寿里だと分かっているのである。
寿里は犯人に迫った。
「ちょっと、どういうことよ!・・・初めから恵理ちゃんじゃなくて、寿里が誘拐の対象だったのッ!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「答えなさいよッ!」
「・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・初めから寿里ちゃん目的での誘拐だよ・・・」
「・・・(やっぱり人違いじゃ無かったんだ・・・)なんで、寿里を誘拐したの?目的は何?・・・」
「寿里ちゃんのことを愛しているから、自分の物にしたかったからさ!」
「なんですって~~~~~ッ!?・・・」
寿里は立ち上がり、男を取り押さえようとする。
「ちょっと待って!」
男が手を突き出して寿里を制止する。
「力で争っても僕が寿里ちゃんに敵うなんて思ってないよ・・・でもね、寿里ちゃんは僕の物になるんだよ!・・・くくくくく・・・」
「何を言ってるのよ!・・・寿里がそんな物になる訳ないでしょ!」
「くくくくくくく・・・じゃあ、試しにこれを見てくれる?・・・これを見てからなら僕を逮捕してもいいよ!」
男は自信満々に答え、手元に置いていたノートパソコンを開いて、キーボードを叩き始めた。
「わかったわ・・・(力で負けると自分から言っておいて、何なの?・・・その自信たっぷりな顔つきは?・・・)」
「これ!」
男はノートパソコンの画面を寿里に見せた。
「何?・・・これ?・・・」
ノートパソコンの画面には、立体的な菱形の図形が上下左右に動きながら回転していた。
「・・・これが・・・何だって言うの?・・・」
寿里は訳が分からず男に質問をする。
「くくくくく・・・」
男は含み笑いを浮かべ、再びキーボードを叩いた。
「はい、出たよ!・・・見て!」
画面を見る。
「何よ!?これ~~~!?・・・」
画面には、『白木寿里ファン倶楽部』の文字と、寿里の顔写真が大きく映し出されていた。
「寿里ちゃんのファンクラブなんだ!・・・友達だけで作った・・・全会員は6人しかいないんだけど、立派なファンクラブなんだよ!」
「寿里のファンクラブ?・・・」
「そ!」
「それで・・・そのファンクラブが何なのよ・・・」
寿里は予想もしていなかった物を見せられて、明らかに動揺していた。
「寿里ちゃん、見ててね?」
トップページの項目をカーソルで指していく。
「画像館と動画館だけなんだけど・・・寿里ちゃんに見て欲しいのは動画館・・・っと!・・・」
男が動画館をクリックする、と、ページが移行した。
「僕が動画で収めた寿里ちゃんの今までの活動だよ・・・避難訓練や安全教室とか、その他諸々の・・・さすがにレスキュー活動中の動画は無いんだけどね・・・」
「これが何だっていうの?・・・」
まだ寿里は訳が分からない。
「本当に見て欲しいのは、この下にある・・・この『スペシャル動画』さ!・・・クリックするよ!・・・いいね!・・・よく見ててね!・・・いくよ!・・・」
男はニヤリと笑い、そして、寿里にしつこいほど念を押してからカーソルを合わせてクリックする。と、画面一杯に動画が流れ始めた。
「ひッ!?・・・あ・・・あ・・・あ・・・いやああああああああああ~~~~~~~~~ッ!!!・・・止めてッ!・・・こんなの見たくないッ!・・・見たくないから早く止めて~~~~~~~~~~ッ!!!」
そこには寿里が、優斗と再会したときに受けた、大人の玩具によるショーの様子が、クリアな映像と共に音声付きではっきりと映し出されていた。
「なんで?なんで?・・・なんでこんなものがあるの?・・・なんで?・・・」
忌まわしい記憶が蘇って寿里はパニックに陥った。
画面からは、寿里の悩ましい姿と声が流れ続けている。
「何故この映像がここにあるか教えてあげるね・・・答えは至極簡単だよ!・・・あの場所に僕がいてムービーを回していたからさ!・・・あの会場にいた人は、ほとんどが顔見知りだったんだよ・・・それで寿里ちゃんに心を打ち抜かれた仲間が自然と集まってさ、僕がファンクラブを立ち上げた!という訳さ・・・で、月に1度集会してね、みんなで寿里ちゃんのこの映像を見て楽しむの!気心が知れた仲間6人だけで!・・・みんなと見るときは、こんなちっちゃい画面じゃなくてプロジェクターの大画面で見るんだ!・・・寿里ちゃんは僕らのアイドルなんだよ!」
「もういい・・・もういいから・・・その映像を止めて!」
涙ながらに寿里は訴えた。
「わかったよ!」
男は映像を切った。
「寿里ちゃんが僕の物になったら・・・この映像は完全に闇に葬ってあげるよ!」
「・・・・・・・・・・・(そんな動画、消し去って欲しい・・・でも・・・こんな卑劣な男の物になんて成り下がりたくない!・・・)」
寿里は葛藤していた。
そんな寿里に止めを刺す為に、男は違うノートパソコンを取り出してきて、そのキーボードを叩き始めた。
「これも見てくれるかな!・・・これは僕が個人的に楽しんでいる物!・・・まだ他の誰にも、会員の誰にも見せたことが無いレア物なんだよ!」
恐る恐るノートパソコンを寿里は覗いてみる。
そこには画像集と動画集と書かれたフォルダがあった。
男は画像集をクリックする。
これも寿里の様々な活動中の画像があり、レスキュースーツ姿、制服姿、私服姿の寿里の画像が多数並んでいた。
(・・・ストーカーじゃん、これって・・・怖い・・・)
そして、最後の方に並んでいる写真を見て、寿里は愕然とする。
そこにはサーンとシーカが変装して行っていた屋台で、食事している自分の姿を映している写真が何枚もあった。
(うそ・・・こんなものまで撮られてる・・・)
寿里の表情の変化を感じ取った男は、厭らしい笑みを浮かべ、寿里に声を掛ける。
「くくくくくくく・・・どうしたの?・・・くくくくく・・・じゃぁ、寿里ちゃん・・・これも見てね!・・・くくくくくくく・・・」
男は画像集を閉じて、動画集を開いた。
寿里は不安で一杯だった。
その不安は的中する。
ひとつの動画が流れ始めた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!・・・」
寿里は号泣し、床に倒れ込んだ。
そこには、サーンとシーカに犯され、泣き叫んでいる自身の姿があった。
「寿里ちゃんは、敵の幹部と平気でセックスしちゃうんだね!」
「違う!違う!・・・レイプされたの!・・・無理矢理に犯されたのよ!」
「ふ~ん・・・レイプなんだ・・・じゃぁ、これは?・・・」
その動画を閉じて、また新たな動画を開き再生する。
「あ!?・・・あ、あ、あ・・・ぁぁぁ~・・・」
寿里は再び愕然として、崩れ落ちた。
そこには自らが出向いて、サーンとシーカとセックスをして悦んでいる自身の姿があった。
「寿里ちゃんは嘘つきだね!・・・これは普通にアンドロイドとセックスに興じている変態女にしか見えないよ!」
「言わないで~・・・そんなこと言わないで・・・」
「これを見てしまって・・・僕は寿里ちゃんの誘拐計画を練り始めたんだ・・・ショックだったなぁ・・・僕の大好きな寿里ちゃんのこんな姿を目の当たりにしたのは・・・このとき・・・この撮影をしてるときに・・・僕の中で何かがガラガラと崩れていったんだ・・・」
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「レア動画は全部で4つあるんだ!・・・4つともサーンとシーカとのセックス集・・・でも寿里ちゃんは変態でヤリマンだから、僕の知らないところでセックスしまくってるんじゃないのかなぁ?・・・」
「してません・・・信じて!・・・してないから!」
「やっぱり寿里ちゃんは嘘吐き女だ!・・・じゃぁ、これは何?・・・」
男は動画集を閉じると再び画像集を開いた。
そして、秘密のフォルダを開いて、とある一連の画像を寿里に見せ付けた。
「あぁぁぁ~~~・・・もう、赦して・・・お願い・・・赦して~・・・」
寿里は更に号泣して、その男にすがり付いて赦しを請うた。
その画像とは、ホームレスの男達の元に、自らの意志で抱かれに行った際の大乱交の写真だった。
(こんなものまで・・・撮られてる・・・なんて・・・)
「これはさすがに近づいてムービーを撮ることは出来なかったんだけど、超高性能望遠レンズで、しっかりセックスに興じている寿里ちゃんの姿を、バッチリ写真に収めさせてもらったよ!・・・すごいね寿里ちゃん!・・・こんな男達ともセックスしちゃうんだ!・・・10人以上はいるね!・・・この様子だと全部中に出してるね♪・・・このドスケベ変態ヤリマン女!」
「どうしたら赦してくれるの?・・・これ以上責めないで・・・お願いします・・・」
「僕の言うことを全部訊いてくれるかな?・・・」
「はい・・・」
男はノートパソコンをまた操作して画面を四等分にすると、それぞれに別の4つの寿里のセックス動画を流し始めた。
「寿里ちゃん!・・・僕に逆らったり、抵抗したり、裏切ったら、この4つの動画とさっきの動画・・・それと選りすぐりの寿里ちゃんのセックス写真を全世界に配信するからね!・・・こんなものが流れたら寿里ちゃん、レスキューフォースでいることも出来なくなるし、表社会では生きていけないよ!」
「はい・・・絶対にあなたに逆らったり、抵抗したり、裏切ったり致しません・・・だから寿里をお赦し下さい・・・」
「わかった!・・・今日から・・・いや!今から寿里ちゃんは誰の物かな?・・・」
「はい、寿里はあなたの物です!」
(へっへっへっへっへっへっ!みんなの正義のヒロイン、レスキューフォースR4こと白木寿里ちゃんを堕としてやった!・・・僕みたいな、力も無い平凡な男が、寿里ちゃんを堕としてやった!)
こうした経緯で寿里は、この男に従属することを余儀なくされた。
そして、寿里を手に入れた男は、嬉々として次々と寿里に命じていった。
「キスして!」
「おっぱい見せて!」
「全裸になって!」
「オナニー見せて!」
従属を誓った寿里は嫌な顔ひとつもせずに、逆に笑顔を浮かべて従った。
それからも男は、
「おっぱい揉ませて!」
「おまんこ見せて!」
「指入れさせて!」
「じゃあ、僕の服、全部脱がせて!」
と命令し続けた。
寿里が男の服を脱がせ終わると、男はベッドの上に大の字に寝転がった。
「フェラチオしてくれるかな、寿里ちゃん!」
その命令にもニッコリ笑顔を浮かべた寿里は男の脚の間に蹲ると、男のペニスを両手で愛しそうに持ち上げて口に含んだ。
それから寿里は、そのペニスに愛情をたっぷりと込めてしゃぶっているのであった。
一方、寿里捜索隊は誘拐の真相など知る由も無い為に、長谷山恵理の関係者を洗い出し中で、犯人に辿り着く訳も無く、それ以前の問題だった。
「あ~気持ち良かった!・・・寿里ちゃん、もういいよ!」
「(ぬちゃあぁッ)・・・はい・・・」
男のベニスから口を離した寿里は、自身の唾液に塗れたベニスをティッシュで丁寧に拭う。
「寿里ちゃんのフェラチオはとっても上手だね!」
「ありがとう!そう言ったもらえて、寿里、嬉しい♪」
「じゃあ、寿里ちゃん!・・・・・セックス・・・しようか・・・」
「うん♪」
自分はこの男の物ですと宣言してからの寿里は、男の言うことの全てを笑顔で応えていた。
「それでね・・・寿里ちゃん・・・」
「何?」
「僕・・・したこと・・・ないんだ・・・童貞なんだ・・・」
「え?・・・ほんと?・・・」
「うん・・・・・」
「くすッ♪」
「あ!寿里ちゃん!今、僕の事、バカにしたな!」
「違うよ!違うよ!・・・こんなにおっきくて太くて長くて立派なおちんちんなのに、もったいないなぁって思ったんだよ♪・・・ほんとだよ♪」
「ほんとに?・・・僕のおちんちんておっきいの?・・・」
「うん!とってもおっきいよ!・・・だって、お口でしてるとき、大き過ぎて・・・寿里、顎が外れるかと思ったもん!」
「ほんと?・・・」
「ほんとだってば!・・・自信持っていいよ!」
寿里はそう言うなり男の上に被さり、男の顔を両手で優しく包み込んで唇を合わした。
自ら男の口の中へ舌を挿し入れて、舌と舌とを絡ませ合う。
キスとはこうするものだと教えるように、寿里は舌を絡ませた。
今まで常に受け身のセックスしか経験がなかった寿里が、戸惑いながらも積極的に男に奉仕している。この男を大人の男性にして上げられるのは、自分しかいないという使命を帯びているように。
寿里の顔がゆっくりと男から離れ、二人の唾液が名残惜しそうに糸を引き、二人を繋いでいた。うっとりとした表情を浮かべた寿里は、再び男の舌を求めて唇を合わして舌を絡ませ合った。
寿里の上体が男の肌に密着する。
寿里は舌を絡ませながら上体を小刻みに揺らし、自身の胸で男の肌を刺激する。すると男の体がピクッ!ピクッ!と反応する。
それが合図だったかのように寿里の唇が移動し始めた。
男の肌からは離れずに這わしながら移動する。
顎から喉、首すじ、そして、胸へと。
胸へと移動した寿里の唇は、男の胸先に付いている突起を口に含めて舌で転がした。
男は低い呻き声を出し、そして、その度に体がピクンッ!と反応する。その反応が楽しくなった寿里は、もう片方の突起物を指先で撫で回した。もう一方の手は、男の手と絡めるようにして握り合っていた。
自身が行う行為で男が反応するのが楽しくてしょうがなくなった寿里は、更に男と密着している秘所を擦り付けるように腰を上下左右に動かせた。
「気持ちいい?・・・」
寿里は唇を肌から離し、男の顔を見つめて微笑んで聞いてみた。
「うん・・・」
男が答えると、寿里はまた唇を合わせて舌を絡め合う。
寿里の興奮も高まっていくに従い、寿里の腰の動きも激しく大きくなっていき、度々いきり立った男のベニスに触れるようになっていた。
そして、長い長い口付けを解いた寿里は、肢体を一気に擦り下げた。
男は寿里の肢体でいきり立っていたベニスが擦れて、呻き声を上げて体が過度に反応する。
男の膝辺りまで肢体をずらした寿里は上体を上げて、白くて細い指で垂直に立っているベニスを手に取り、その先端に舌を這わせた。その先端からはヌルヌルとした粘液が溢れていて、寿里は、その粘液を愛しそうに舌先で拭い取った。
次第に男の体がプルプルと小刻みに震えてきた。
それを感じ取った寿里は更に肢体を起こして、しゃがんだ姿勢になって股間を大きく広げた。
「見て!」
微笑みながら男に問い掛ける。
男は頭をもたげて寿里の指差す、ぱっくりと開いた寿里の秘所を言われた通りに凝視する。
「ここよ♪・・・ここに入れるの♪・・・」
自らの指で陰唇を目一杯に開いて、優しい笑顔を浮かべ説明する。
そして、寿里は男のベニスを握り、その先端を自身のヴァギナの入口にあてがった。
「いくね♪・・・」
優しい笑顔のままでベニスの上に腰を沈める。
ズッズズズズズズズズズ・・・
「ふゎぁッあああ~~~ッ・・・おっきくて・・・太くて・・・固い・・・あなたのおちんちんが寿里の中に入っていくよ・・・見える?・・・見えてる?・・・あぁ~ッ・・・気持ち良いぃ・・・どんどん入ってくよ♪・・・あああはぁ~~~・・・」
男のベニスは徐々に寿里の中へと消えていき、そして、その全てが寿里の中に飲み込まれた。
「童貞卒業だね!・・・おめでとう!」
うっとりとした表情を浮かべた寿里は、微笑んで男を祝福した。
「寿里ちゃん、ありがとう!・・・寿里ちゃんの中って・・・とっても温かくって、気持ち良い!」
「ありがと♪・・・あなたのおちんちんも、とっても熱いわ♪・・・」
寿里は答えると両手を男の腰に添える。そして、それに脚に押し当てて、更に結合部が見易くなるように股を広げていった。広げている股の角度が180度になると、その体勢で上下にゆっくりと男に見せ付けるようにして体を上下に動かせた。
「あぁ~~~♪・・・あなたの逞しいおちんちんが出たり入ったりしているよ♪・・・すっごく気持ちいい・・・見えるでしょ?・・・」
男に笑顔を浮かべて語り掛ける寿里は、ベニスの抜き差しを繰り返す。
「気持ちいいよ♪・・・あなたのおちんちん、とっても気持ちいいよ♪・・・寿里、あなたのおちんちんで感じちゃっておかしくなっちゃいそう・・・」
男は上下する寿里の顔、揺れ動く乳房、そして、寿里の甘い蜜が纏わり付いていくベニスを、幸福感で一杯の表情で眺めていた。
寿里も男と視線が合う度に微笑み返し、嬉しそうに肢体の上下動を繰り返した。
「寿里ちゃん!・・・僕、もう出ちゃいそう!・・・」
挿入してから数分後、不意に男は寿里に射精間近だと伝える。
「だめぇ!だめぇ!逝くときは一緒でなきゃ、だめぇ!・・・寿里も、もうすぐ逝きそうだから・・・我慢してぇ!」
寿里は一緒に逝きたい一心で膣全体を改めて強く締め、肢体の上下の動きを早く激しくする。
「う・・・うぅ・・・寿里ちゃん・・・もう・・・限界~・・・」
「いやッ!いやッ!いやッ!寿里も、もうすぐだから!・・・寿里を置いてかないで!来たの!来たの!逝きそうなの!・・・」
「寿里・・・ちゃん・・・」
「あッ!逝きそう!逝くッ!逝くッ!逝くッ!・・・一緒に逝こッ!一緒にッ!・・・あ、逝っちゃうッ♪」
「うッ!・・・」
ドビュッ!
「あああぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んッ♪・・・」
男の想いの全てを中で受け止めた寿里は、ベニスを咥えたままで男の上に女の子座りの形でへたり込んだ。
「ああああ~~~ぁぁぁぁぁ~~~・・・~~~♪・・・すっごい気持ち良かったよ♪・・・一緒に逝けたね♪・・・気持ち良かった?・・・」
「うん・・・」
「改めまして、童貞卒業おめでとうございます♪」
「うん・・・ありがとう・・・」
「どうしたの?・・・」
「うん・・・・・・憧れの寿里ちゃんで童貞を卒業出来たし・・・感激してるんだ!・・・」
「嬉しい・・・ありがとう♪・・・」
この男のことが益々愛しく感じた寿里は、ベニスを吐き出すことなく上体を倒して唇を交わして舌を貪った。そして、自身の肢体の昂ぶりが鎮まるのを待って、寿里は絡め合っていた舌を解き、唇を離して、微笑みながら男に尋ねた。
「あなたのお名前を教えて♪」
「菱形光(ひしがたひかる)だよ」
「ひしがたひかる・・・じゃあ、ひかるんだね!・・・ひかるん!もっとしよ♪」
甘えた口調でそう言った寿里は、またもや舌を貪るように唇を重ね合わせた。
それから寿里は菱形の両手を掴んで、それを自分の臀部へと導く。
菱形がどうしたらいいのか分からずに戸惑っているのを感じ取ると、寿里は合わせていた唇を放して笑顔を投げ掛けた。
「寿里のお尻を鷲掴みして・・・そう♪・・・そして、お尻を広げるように揉んで・・・うん♪・・・それからは、もう言わなくてもわかるでしょう?・・・」
菱形は寿里の言う通りに行動を移し、寿里の小さな臀部を上下に動かし始めた。
「はぁ~~~・・・そうよ・・・ああぁ~~~ッ♪・・・もっと激しく動かして♪・・・あ~~~ッ♪・・・そう・・・もっと・・・もっと・・・
それからも、二人は果てしないまでに愛し合った。