(5)5th Battle
「はあ、はあ、ああ・・・・・」
ブルードルフィンは疲れ果て、呼吸も整わないまま、その四肢を横たえていた。傷ついた全身。もう抵抗する余力もない。マスク・グローブ・ブーツ全てに傷と焦げ目が入り、本来鮮やかな青と白のスーツは血と焦げ目で汚れはてあちこち裂け目が入り、ただただ無残な、痛々しい姿をさらけ出していた。これが科学を結集したライブマンの実力とすれば、あまりに悲しすぎる。ビアスはそんな無抵抗でか弱い女性と化したブルードルフィンの腕を縛った。
そして非情にも、その汚れても尚美しさを保っていた女体の内側に、ビアスの滾った肉棒が入れられた。
ズズン!グチャ、ヌチャヌチャ。
「やめてえええ!痛いいたい、あ、あついいいい!」
未曾有の、未体験の快感と衝撃!
清らかな体に入れられる、恨みのこもった性的攻撃。
「ひゃああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーー」
ブルードルフィンは全身で肉棒の硬さと気持ち悪さを感じて声を上げた。嫌々をするように首を振った。
「きゃああああああああああああああ!入れないでえええええええええええええええ!」本心からの叫び。それでも入れられ、下から揺らされる。
ズン、ズン、ズン!挿入する響き。呼吸ができず、成されるがまま。「はっ、はっ、ああっ!やめてとめてやめてーーーーーーー!勇介、丈!コロン!みんなああああああああああああああ!」
肉棒が振動し、上半身がガクガク揺れる。自分の膣に異物が侵入し始めた。膣が熱くなる。性感帯な上半身にも熱さと激しさと揺さぶりによる苦しみが来た。ブルードルフィンの目覚めさせられたエロスがさらに掻き立てられ、性的興奮で体温が上がっていく。「ん・・・・んーーーーっ、あ、熱いっっ!」マスクの中で呻く。もうすでにマスクの中は汗が熱で水蒸気になり、さっきの媚薬も取れないので、ほとんど目隠し状態になっている。
ブルードルフィンは嫌がって離れようとするが姿勢を倒され、下からではやりにくかったのかビアスが上になり、さらに深く挿入される。熱さが膣に充満する。熱い液が漏れ出した。「なんだbルードルフィン、もうイキそうなのか?早すぎるぞ」「んくうううう・・・・(悔しいけど何も言えない)・・・はっ、はっ、はあああ・・・・・」
スーツが丈夫なので股間の部分がコンドームの役割を果たし、ビアスの精子が入る気遣いは無い。
しかし丈夫過ぎて締りがよく、肉棒を入れれば入れるほどにブルードルフィンのスーツに食い込み、彼女は身をよじって、少女のようないやらしい声で啼く。「らめぇ(駄目)・・・・ああ・・・・」
「あ、ああああっーーーーーっ!いやああっーーーーー」咽喉が裂けるような哀願。恥ずかしさから少しでも離れようとする。そのたびにピストン運動は激しさを増す。
快感でたまらないという言葉とビアスに一回陵辱されただけでこんなにも感じてしまう恥ずかしさがグルグル回っていた。
(こんなことになるなんて・・・・好きな人に私の体を捧げたかった・・・)
でも、好きな人って、誰だろう。
幼いころから秀才を謳われた岬めぐみは、異性への憧れというものの経験が無かった。(逆はあったろうが)

ずん、ずんん、ずん。ずん、ずん、ずずん。
はっ、はん、ああっ。や、いや、あ、あはん。
挿入、一旦引いて、また挿入。苦痛と恍惚が交互に襲いこらえる口から可愛い悲鳴。嗚咽。

やがてエクスタシーが岬めぐみの頭脳を襲う。頭の中で銃声が鳴り響く。「あはあん・・・」襲い来る、これまでにない、絶頂の習慣。「く、ぐ、くうう・・・気持ち、いい・・・」誇り高い彼女に理性が一瞬出てきたものの、とめどない性的快感に流された。溢れ出す性感が彼女を覆う。

「あっ、あん、ああーーーーっ!い、い、いくううううううう!(だ、駄目っっ)うあああああーーーーーーーーーーーーーー!勇介、丈、コロン、助けてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ブルードルフィンの体の力が抜けて行き、ついに彼女は犯された。敵にイカされてしまった。

「ん、あふうん、んんん・・・・」
ドン!ぶわっ、どばばあ・・・。ザーメンと精液の混じって出たものがゴボゴボ音を立てて溢れ、白いライブスーツの足は青いブーツの先まで精液に汚された。上着の胸の部分にも耐えられず出た精液のシミが出来た。さっきから出ていたので、精液がスーツの中で垂れて泣いたようになっている。
「不不不、それが貴様の嫌らしい精液か?ライブマンに相応しい姿だ。」「いやっ、みらい(見ない)で・・」
それらはさらに糸を引いて外へと出てきてどうにも止まらない。「あ、ああんっ、ん・・・」可愛らしい呻きと共に、ブルードルフィンの身体は硬直し、ブルっと震え、イルカ型のマスクが横を向き、握り締めていたグローブから力が抜け、楽になった。最後の愛液の塊が出てきて、気絶した。

性交による熱気が止み、バイザー越しに見えたブルードルフィンの目は、気持ちよさで笑っているように見えた。

ビアスは動かないブルードルフィンの身体を嘗めるように見た。
(予想以上であった。正義の味方気取りを犯すのが、こんなにたまらないものとはな。)
犯しがいのあった柔らかく、それでいてしなやかに鍛えられた若い美人女性の身体。
しかもスタイルのよい身体が横たわっている。これが秀才で無ければよかったのだが。
興奮で己の肉棒が硬くなり、しかもライブスーツの頑丈さのお陰で局部が硬く締め付けられ、そのせいで精巣が刺激され止まらず、精液が充填され続けだった。
そして隠し切れない健康な女の匂い。実にかぐわしかった。
スーツのデザインもあるが、すぐ感じてくれた白いピチピチな太もも。
これから脇や首を責めるのもいい。可愛い悲鳴を上げ続けであった。これからも出させよう。なるだけ「ビアス様の妙技が私などには激しくて耐えられません」というような声を、な。
マスクを外して顔を見た。
なぜかイヤリングが片方だけ取れていた。こんな物要らぬわ、と思い引きちぎった。
熱がこもっていたせいで充満していた水蒸気。それが冷えて水滴になって濡れていた。
丸い顔。ほほ笑みで閉じられた目。高い鼻。厚い唇。鼻と唇から出た鼻水と涎を拭く。厚めの唇に接吻してみる。反応なし。深く舌まで入れる。反応は、ない。
化粧はすでに取れているがそれでも眉毛の太い知的な、気の強い顔。
意識は無く、死に目と絶頂を同時に迎えたような風貌で気を失っている。

時間がたった。

ビアスは痛々しい焦げ目と白く光る太ももを、そろりそろりと目を覚まさせようと上へ上へと触っていく。続いてスカートをめくり上げ、柔らかなヒップをさすり、傷だらけになったイルカマークとVラインの入った鮮やかな濃い青の上着をヒップの次は見事な細さを誇るウエストを触り、さらにウエストが細いおかげでさらに大きく見えるバストをなぜるように触れていく。しかもあちこちの、化膿している傷口を「グリグリと・・・」いたぶるものだから、目が覚める。

起こされて、意識が戻り、その顔はおびえきっているが、これからのスパイスに過ぎない。
(全てにおいて及第点。せめて頭が悪いのだから、これからの「貢献」、期待を裏切るでないぞ、岬めぐみ・・・、耐えられぬ大恥を持って死なせてやる。私の頭脳を破壊した罪、後悔しながら絶頂を迎えるがいい!)
その殺気を感じてか、ブルードルフィンは起き上がって逃げようと?した。
逃げようとした、というよりは後ずさりした、か。尻餅ついて後退しただけである。
当然これまでの縛りや鞭といった拷問、その上絶頂を迎えて弱りきっていた身体は、難なくビアスにつかまれた。
そしてビアスは捕まえておいて、すっと上から下へ背中をさすった。
「ああっ・・・」
無防備だった背中をさすられただけで、性的に感じてしまう媚薬の魔力。
ブルードルフィンはそこから逃れられなくなってしまった。
全身性感帯と化したスーツの、腹部を軽く、妖しくさすって、脇をくすぐってやった。変な力を入れさせないために、下らない強がりを言わせないために。
「はううん・・・」
ブルードルフィンは大人しくなってしまい、再びビアスに抱かれた。お姫様抱っこ。
「(・・・不覚)」
言おうとしたが言葉になることはなかった。理性は止まり逆らうのをやめ本能に身を任せた。すでにライブマンの女リーダーではなくなった。目から力が消え、理性はあるが遠くへ行った。顔に赤みがさし、性的な刺激を欲しがる女性の目つきになった。いわゆる「レイプ目」になった。青と白のライブスーツを着た(正義の味方の)女は、悪の首領に身を任せた。
そして教会にあるピエタ(イエス・キリストを抱いたマリア像や絵画)がごとく従順なブルードルフィンを難なくビアスは抱きかかえた。ピエタと違うのは聖母マリアがビアス、抱かれる息子イエスがブルードルフィンの役割であることか。

イエスキリストのように抱かれ、身を任せたブルードルフィンの整った顔が恐ろしく忌まわしい性交の予感で青白く、激しくなった呼吸で巨乳が揺れる。

部屋の真ん中にある手術台のようなベッドにブルードルフィンは寝かされた。
耳の裏を匂ってみた。
若い元気な女はここからかぐわしい匂いがするという。
嗅いでみた。
かぐわしい匂い。これなら(犯しても)大丈夫。
今度は耳たぶを噛んでみた。かぷり。
「あああっ!」
可愛らしい声を上げて、ブルードルフィンは悶えた。
「このくらいで悶えるとは・・・」
苦笑して耳の穴を舐めてやった。
「はああ・・ん」
喉から空気が抜けるような声を上げて切なそうに喘ぎ、恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「いや・・・そこ・・・無理」
次に首へと攻撃を変える。唇でねぶり舌で舐め、性的に感じるたびピクリ、と身体が反応して波を打つ。
「感じるか?」
「感じて(なんかいない)・・・」耳に指を入れられ、優しく噛まれる。「はんっ!ああっ!」
力みが抜け、めぐみは恥ずかしそうに顔をしかめる。拒絶はしない。

舌で首を興奮させながら、次に乳房に行くことにした。
すでに乳首はこれまでの縛りで発情し、拷問で興奮しきっており、絶頂を迎えていた。なのに全く責めを受けなかったので(主人の意思に反して)「やられること」を欲しがる淫らな性感帯になり下がっていた。
とりあえず立派な大きさで柔らかい2つの乳房に顔をうずめて見た。丁度イルカのマークに接吻しているような格好になった。
トクン、トクン、トクン。
心臓が脈を打つ声が聞こえる。
「うっ・・」ビアスの予想外の行動にブルードルフィンは戸惑った。
ビアスは満足し、舌でその先をなめ、もう片方のお留守になっていた乳首を指で捩じるように攻め始める。「はあっ!あん、痛い!」
今までと再びの快感であふれた液をなめ、吸っていく。「嫌っ!」ブルードルフィンは美しい顔をそむけた。
「あ・・・あっ・・・あんっ!らめ、らめ、ああん、ああーーーっ」恥ずかしそうに、為すがままにされている。
身を捩るが、それは拒絶ではなく、ビアスが与える最上の快楽と少しの(息切れすることによる)苦しみを全身で受け止めていたからだった。
その恥ずかしいけどイッてしまう寸前まで与えられる快楽を味わいたくてたまらないのだ。
乳首をなじられただけでこれなのだから、絶頂を迎えた局部の場合はこれより凄かったことになる。
今度は胸を押し上げるように揉んでやる。むにむにむにゅむにゅう。
女性の象徴をいやらしく、壊された頭脳の敵とばかりに手加減せず揉んで時々スリスリと乳房の根元から乳首へ触れる。
一瞬それで気が抜ける。それもつかの間、またムニムニ揉み上げられる。
「くああっ!」
揉まれた恥ずかしさと、揉まれる喜び。矛盾。
「おおっ・・・ああ・・・おああーーー・・・・」恥らって身をよじり、よがるブルードルフィンの情けなさを楽しんだビアスは手を休めず、激しくムニュムニュ乳を揉み、「あっ、そこ・・・」時々圧迫し乳首を愛撫し「なああん」軽く噛んでやり、その若く大きく張った乳房の感触を楽しんだ。
息が上がり、悲鳴すら上げられなくなっても揉まれ続けた。

女性にとって大事な乳を揉まれ恥ずかしがるブルードルフィン。ビアスは徹底して陵辱し続ける。
「え、嘘。そんな、まだ早いいいいいいいいいいいい!うあーーーーーーーーーーーーーー!!!!」さっきイッたばかりのアワビに再び挿入。「そんなの入らない、あああーーーーっ!」しかも今度はバイブを使い、苦しさを与え続ける。「う、う、うふうんん」そしてグローブの掌の部分や空いていた腋にもビアスの魔の手が伸びた。掌をなでるようにスリスリ、腋をいやらしくクリクリといたぶる。「そんなの無理、いやっ、駄目っ、ああん・・・」それだけでも絶頂が来るのだから休まる暇が無い。

もはやブルードルフィンは身体の敏感なところを触られただけで性的暴行を働かれるようになってしまったのだ。しかもビアスはいたぶり苦しめ、殺すまで気持ちが収まらない。

クチャクチャ、ピチャピチャ、グニュッグニュッ。コリコリ、ムニムニ、クチャクチャ、プニプニ、ムニュムニュ。カリカリ、クイックイッ。
「あ、あ、あ、あふ、んは、ああああああーーーーーーーーーーーー、あ、あ・た・し・を誰か(楽に、させて)、た・す・け・て、勇介、丈、コロン、みんなあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
再び来た絶頂の瞬間、ブルードルフィンは仲間の名を呼んだ。
「私の、名前は?」
ビアスが、囁いた。(もしビアスというなら、少しは楽にしてやっても良いが・・・)そう考えていた。

身体の奥から声が聞こえる。
(ビアス様。そう言いなさい。言ったほうが楽になるわよ)
(駄目よ!あなたは正義の味方。こんなことで屈したら立ち直れないわよ!)
(ほら、言っちゃいなさいってば)
ブルードルフィンの中で悪魔な囁きが聞こえる。本能が理性を揺さぶる。
「返事は?」

「し、んれ(死んで)も、い、わない。言って・・・やらない」 息も絶え絶え、かすかな声で、拒絶した。

ビアスは本気を超えて、怒った。「おのれ小癪な小娘があああああああ!これほどの恥辱を受けてなお逆らうのなら、望み通り殺してやる!!!!」
「いやああああ・・・・・」(勇介、丈、コロン・・・)
ビアスがイルカマークの下にあるブルードルフィンの心臓を貫こうとした、その時!

ビアスの、その手を光線が貫いた。

「うぬ!」振り返るとレッドファルコン、イエローライオン、コロンが助けに来ていた。
「勇介!丈!コロン!みんな・・・」!はついているが実際は掠れ声である。
「何故、ここが・・・」
「マスクのイヤリングを引きちぎったろ?発信機になっていたのさ」レッドファルコンが解説。
「うぬう・・・小癪な・・・」
その間に残りの二人がブルードルフィンを助け出す。
1週間以上監禁されていたのと媚薬のとでそれはなんともいえない醜悪な匂いであった。イエローライオン、思わずよろけた。

「まだ・・・終わっていないぞ、ライブマン!貴様らに私は倒せない!」
ビアスは片手を撃ち抜かれたままその場を逃走する。追う4人。さて、いったいどうなるのか。
(5TH BATTLE 完)