「ううう・・・」
大神官ガジャの神殿にボウケンピンクの呻き声が響く。
ゴードムエンジンの小型化とそれを内蔵した戦闘員カースの量産に成功したガジャにとって、もはやボウケンジャーは敵ではなかった。
そして、チームの全滅を免れるためにただ一人捕まったボウケンピンクに待っていたものは凄惨な暴力だった。
ドガッ!バキッ!ベキッ!・・・ドゴオッ!!
「うぐ・・がっ!・・あうっ!・・・うあああッ!!」
叩き壊されたマスクをリリースされたさくらの素顔にもカースの棍棒が容赦なく振り下ろされる。
ゴードムエンジンの影響によりパラレルエンジンからのエネルギーを遮断されたアクセルスーツは完全に機能を停止していた。
ボウケンピンクの体中に叩き込まれる無数の棍棒や鎌が機能を失ってなおピンクと白の光沢を放つスーツを汚し、さくらの柔らかな胸や鍛え上げられた腹筋を破壊していく。
顔面を鷲掴みにされて、繰り返し後頭部を神殿の石壁に叩き付けられるさくらの意識が徐々に薄れてゆく。
「チ、チーフ・・・・・ごめんなさい。・・・わ、私、もう・・・」
さらに、傷やあざだらけの体を股を開いた屈辱的な格好で縛り上げられたボウケンピンク。
本人の意志とは裏腹に、さくらはボウケンレッドたちをおびき寄せるための絶好の囮として利用されるのだった・・・