禁忌の河原


 中学2年ともなれば、無防備で早熟な少女たちの一部は、性に目覚め始める――だが、山吹月子はまだ中学2年であり、処女性を尊重するスーパーヒロイン――のはずだった。
 
 喉仏を上下して怪人カメラは息を飲み込んだ。レンズの向こうには、顎を思い切り引いて、シュシュトリアンいちのプロポーションを備えた月子が悶えていた。だが、官能の喜びを見出しているわけではなかった。
「痛っ…ああぁ!」
 和洋折衷の着物がめちゃめちゃに乱れて、その光景はある種の芸術的エロチシズムを醸し出している。それでも、その官能は未熟だった。月子にとってみれば、身体を切り刻まれるようだった。涙と鼻水を流して耐えても、まだ恥毛のはえていない性器の悲鳴は止むことはなかった。
「ひぎいいいぃぃ!」
「大丈夫だからね、月子ちゃん」
 怪人カメラは一眼レフを置いた。ジュースの缶ほどもあるディルドウが超ミニから顔を出していた。ウブな中学生の身体は、必要なときに必要なだけ、愛液が迸るほど成長していない。怪人カメラがカメラを操るときのための手袋をはずし、ジェルの詰まった容器を手に取った。
「痛いだろう。痛いだろう。もう大丈夫だからね」
 どくんどくんと息づく月子のクレパスに怪人カメラはジェルを塗った。これ以上広がるとは考えられない襞に無理やり指を入れて、その奥までしっかり塗りつけていく。
 かなりの量を塗ったくった怪人カメラは、ぴくぴくと痙攣するように震えたディルドウを掴むと抽送した。
「ああぁ! あああ! あぁぁ! ああ! い、いいやああ!」
「つらいかい?」
 はじめはゆっくりと、徐々に速度をあげていく。ぐじゅぐじゅと音が室内を鮮やかに駆け巡っていた。血走った月子の瞳はもう何も捉えていない。マイペースでのほほんとしている彼女には、全く考えられないことだった。
 じゅぼ。
「あああああああぁ!」
 怪人カメラは思い切りディルドウを引っこ抜いた。膣の奥まで広がった空白に冷たい空気が雪崩れ込み、ひんやりとした感覚に月子は身体中の血が引くのを感じた。黒いストッキングに包まれた足に鳥肌が広がった。
「グフフフッフ」
 下劣な微笑みで、怪人カメラは月子を見下した。
「いや…死にたい…」
「まだまだだが、すぐ慣れるさ。お姉さんや妹たちと一緒にね」
「!?」月子は怪人カメラを見上げると言葉にならない声を上げた。「お姉ちゃんたちに何をしようと!?」
「簡単なことさ。わたしが散々遊んだあと、きみたち三姉妹をスケベおやじどもに売りとばす。そうすれば、もう一度カメラ屋を再建できる。あのヒステリックな店員や、カメラのカの字も知らない客にガミガミ言われない王国に返り咲きさ」
「そんな…真面目に働いて……」
「真面目!? お前みたいな餓鬼に真面目に働く辛さが解るか? シュシュトリアンを鯉のぼりにし損ねてからのわたしの転落の苦しみが解るのか?」
「…当然の報いよ。あたしたちを鯉のぼりにして、ローアングルからカメラでとろうなんてするからバチが当たったのよ!」
 涙を浮かべながらも月子は叫んでいた。恐怖と正義感の狭間にある中学生を哀れそうな目で怪人カメラは見下した。何を言おうと、シュシュトリアンは既に自分のものだった。
「奴隷が何を言ってる? そうだ、言うのを忘れていた。わたしはもう爆発しそうなんだ」
 怪人カメラはおもむろに自分の息子を露出させた。
 目の前に勃起するペニスはいかにもひ弱そうだったが、完全に熟して脂ぎっており、父親のものでさえロクに目にしたことのない月子は顔を真っ青にした。
「きゃあああああああ!」
 月子の額に巻かれた赤い鉢巻を後ろで掴むと、その頭を思い切り自分の下半身にあざなった。月子は必死の抵抗を試みたが、その逸物は赤い口紅の引かれた口の中に押し込められた。まだ、好きな人とキスもしたことのない月子の口の中を、怪人カメラのペニスが嘗め回していく。
「んんぐぐぉっ」
「痛てッ」
 煮えたぎるような肉棒を月子が歯を突き立てた。怪人カメラは頭を掴んだまま、足でその胸元を蹴り上げた。
「よしこうしよう。しっかり奉仕しろ。お前がおれを満足させれれば、姉や妹は助けてやる」
「んんんっ、ごごごぐう…」
 月子は返事をするように歯を引っ込めた。屈辱的だった。
「よし、そうだ。そうだ、舌を使え、しっかり嘗めろよ。しっかりきれいにするんだ」
 腐ったバナナのような臭いを月子は覚えた。花子の方が詳しいぐらい性について知らない彼女にしてみれば、口の中にあるペニスは不潔な代物で、口に入れるなど考えも及ばないことだった。
「んんんっ…」
 くちゅ、くちゅ…。
「そうだ、意外と上手だぞ」
 月子は不可侵のシュシュトリアンだったはずだった。それがこんなところで、敵の怪人に奉仕させられていた。必死に拙い舌を使いながら、月子はいつか来る逆転のチャンスを狙っていた。目を閉じて、目の前を出来るだけみないようにしながら、舌を使った。
「よし、よ、よし…」
 どぶっ。怪人カメラはザーメンを爆発させた。
「んぐ!?!!!」
 月子は目玉が飛び出るばかりだった。こちらは怪人相応の量を持っていた。煮えたぎる汁が噴き出てきたかと思うと、イガイガした生臭いものが口の中にあふれた。
「んぐううう」
 口から出そうとするのを後頭部を掴んで口の中に押し戻された。
「飲むんだ。飲み干せ」
 瞼が燃えるように熱かった。月子は喉をならした。首を持ち上げられて息が出来ない。ごくりごくり、喉の奥へ流れ込んでいく怪人のザーメンに彼女は白目を剥いていた。
「ぐぶっぅぅ…も、もう、こんなこと…」
 堰を切って泣き出す月子を怪人カメラが優しく抱いた。そのごつごつして脂ぎった手のひらは、父親でさえ汚らわしいと感じる思春期の少女には想像に耐え難いものがあった。
「ひいっ!」
 押しのけようとする手を払いのけられ、涙がなおもあふれた。
「お姉ちゃんや妹のことはどうでもいいのかなあ…」
 耳元に生暖かい息を吹きかけるように、怪人カメラは語りかけた。
「お…お願い…」
 顔を歪ませて、月子は懇願した。きっぱりと怪人カメラが首を振る。
「お姉ちゃんや妹だけは助けてあげよう」生暖かい息。「怪人カメラさまのおちんちんが欲しい。怪人カメラさまのおちんちんを私の未熟なおまんこに入れて、未熟なわたしを立派な女にしてください、と言うんだ…グフフフフ」
「そんなこと…」
「しょうがない。怪人カメラさまのおちんちんで立派な女にしてください、で許してあげよう」
「…………」
「お姉ちゃんたちがどうなっても~」
「………怪人、カメラのおちんちんで、立派な女にして…ください」
「怪人カメラ『さま』が抜けてるな、言い直せ」
「そんな…」
 月子は目を閉じて開いた。涙が止まらない。
「怪人カメラさまぁ――」


「お母さん、お父さんはー?」
「今日は張り込みだから、帰って来れないって、さっき電話があったわ」
「すいませーん、宅配でーす」
「はーい?」
「あ、あたし、行って来るっ!」
「ごめんね、花子」
 山吹家に宇宙宅配便で謎の小包が送られてきたのは、それから二時間後だった。
 結局、クレープ屋に現れずそれっきりどこかへ行ってしまった月子を、不審に思っていた花子がその小包を受け取ると、雪子のいる部屋に上がった。
「お姉ちゃん、小包来た」
「ふーん、だから? あのねえ、あたしはテスト勉強が」
 何よ、自分が一番クレープ食べたくせに。頬をぷっくり膨らませた花子が学習机に向かう雪子の背後で、テーブルの前にあひる座りをして、小包を開け始めた。
「なにこれ!??!?!?!?!?!?!??!?!?!」
 中身にびっくりして本棚にぶつかった花子の頭に、中学数学の教科書が落ちて当たった。
「何よ? あたしの勉強の邪魔!?!?!?!?!?????!!!!!!!!!!」振り返った雪子も言葉を失った。「なによ、これ!」
「何って、多分、月子お姉ちゃんの…」
「あたしのきいてるのはそんなことじゃない!」
 小包の中には玉状になった発泡スチロールが詰まっており、その上に月子が変身したときにつける金色の髪飾りが入っていた。雪子がテーブルに来て、その小さな髪飾りを取り上げる。
「月子に何があったの……」
「お姉ちゃん、これ!?」
 髪飾りの下にあるものを見つけて、花子が手を伸ばした。それは、シュシュトリアン姿の月子がコスチュームをめちゃめちゃにされている写真だった。時代劇に出てくる大奥の乱れた女中にそっくりの姿だった。
 そして、いわゆる大人のおもちゃを性器に入れられてる姿、フェラチオ――吐き気を催す凄まじい写真の数々は、保健体育以外では性の知識など知らない花子にさえ、何であるかを明確に見せていた。雪子は写真を持つ手をがくがく震わせた。
 そんなことはあるはずがなかった――可愛い妹が何者かに誘拐され、男の手に堕ちた。姉でありシュシュトリアンのリーダーである雪子が、戦いからの解放に安堵し、ストロベリーアイス・アンド・ブルーベリーチーズ・フルーツクレープを食べている間に。
「違うわ…」
 その十葉ほどの写真が雪子の手から落ちて床に広がった。彼女が見ると、まだ何か入っていた。それはカセットだった。震える手でそれを取ると、無意識にラジカセに向かった。はっとして、イヤホンを付け、再生する。
『いやああ……ああぁん! あああ! あああああぁぁ! そんなの入れないでぇーーーーわたし、しんじゃう!!』
 髪を振り乱す月子の姿が想像できるような生々しい音声だった。その音はイヤホンから漏れて、花子もなんだか解ったようだった。全身の血の気が引いて、頭がくらくらした。小包には最後に便箋が入っており、それにはこう書いてあった。

『シュシュトリアンに告ぐ
 私はお前らを鯉のぼりにしようとして失敗したあの怪人カメラである。遂に地獄からよみがえった。その記念に、諸悪の根源であるお前らに正義の鉄槌を落とすことにした。可愛い月子を返して欲しければ、二十時に酉川の河原まで来い。

                            怪人カメラ
 追伸 必ず変身してこい。紅のバトンは持ってくるな』
 その文字は微妙な丸みを持っていた。おそらく、月子に書かせたのであろう。典型的な脅迫文と丸字が異様な空気を放っていた。雪子は便箋を持つ手がこれほどにないぐらい震えるのを覚えた。


 だいぶ寒い夜だった。河原は異様な冷気に包まれていた。変身した雪子と花子たちにとってみれば、そんなものは関係なかったし、ふつふつと燃え上がる怒りに湯気でも出そうな勢いだった。
「月子っ」
「お姉ちゃん!」
 広い河原の草地のど真ん中に月子は放置されていた。水をぶっかけられ、ずぶ濡れにされ、痙攣するように震えていた。二人は走って近づいた。生気のない月子が二人を見ると、くちをぱくぱくさせたが、残念ながら何を言っているか伝わらなかった。
「だ、だめ…」
「月子、もう大丈夫だから」
 息を弾ませた雪子が言った。寒空に白い息が浮いていく。すっかり怯えた調子の月子は俯きながら、その長い髪の毛から水を滴らせていた。
「もう、終わりよ。あたしたちの…」
「なに言ってるのよ。お姉ちゃん」
 冷え切った月子の身体を抱きかかえるように、花子が起こした。そのとき、眩いばかりの光が三人を襲った。
「シャッターチャーンス!」
「怪人カメラ!」
 月子に意識を取られていたせいで、敵が近づくのを察知できなかった。唇をかんだ雪子は立ち上がろうとした。だが、動けない…
「なんで?」
「お姉ちゃん…」
 月子を抱えて前傾姿勢の花子が苦しそうな声を上げた。ぽたぽた月子の身体から雫が滴り、花子のコスチュームを濡らしていた。その場で固まる三人に、怪人カメラが歩みを進めた。
「いやあああああ!!」
 怪人カメラに腕を掴まれて、花子がわれを忘れて叫んだ。
「やめなさい!」
「ほう、指図できるのかな」
 怪人カメラは月子に使ったディルドウを取り出して見せた。彼女の愛液とジェルがついて、艶めかしく光っていた。花子のフリルのついたスカートをめくりあげた。白い下着が露になる。
「くっ…」雪子が舌を噛んだ。
 怪人カメラはその手で花子の下着をいとも簡単に下ろしてしまう。完全に動けなくなった無防備な花子が目の前で怪人に犯されていく。花子はまだ小学生なのに……
「わ、わかったわ」
「何がわかったのかな?」
「あたしを犯しなさい…」
 振り絞るような妹を想う姉の一言だった。
「ほう。見上げた姉妹愛だ」
 感心した怪人カメラは雪子の前に立ちはだかった。地面に片足を下ろしていた雪子は怪人カメラに見下される形になった。シュシュトリアンのリーダーとはいえ、雪子はまだ高校生だった。その男の威容にそれでも、何とか威厳を保とうとした。
「おや、泣きそうかい?」
「そ、そ、そんなことないわ」
「実はシュシュトリアンが三人もいたら私の手に余ると思ったんだ。ということで、飛び切りの上客を何人か呼んである。紹介しよう」
 シュシュトリアンたちの前に、むさ苦しい父親世代の男たちが現れた。
「こちらが警察署長さん、こちらが殺人課の刑事さんと生活指導課の指導員さん。普段からシュシュトリアンに出し抜かれ続けている警察の方が、君たちを直々に指導しにきた」
「お父さんッ……!?」
 雪子をはじめに三人は我が目を疑った。紹介された中で一番うだつのあがらなそうなくたびれた背広の男――それは紛れもない父・英三郎だった。その三人の目は一応にとろんとしており、正気がない。おそらく、洗脳された……
「そんな、お父さん!! 気づいて」
 花子の必死の悲鳴にも三人は気づく様子はない。度重なる陵辱にさらに実の父親に犯される恐怖を前にして、月子は意識だけはかろうじて保っている状態だった。
 あっけにとられた雪子の顔を怪人カメラがわしづかみにした。
「おやおや、妹の代わりに犠牲になるという威勢のよさはどこへ行ったのですか? お約束はお守りしましょう」
 怪人カメラが父親を知っているとは到底思えなかった。なんという偶然の悲劇、雪子はそれでもシュシュトリアンのリーダーだった。
「どうしましたか? みなさん、熱狂的なシュシュトリアンのファンですよ」
 父親がシュシュトリアンのファンであることは事実だった。署長室で見つけた偽造シュシュトリアンTシャツを臆面もなく家で着てみせるのだから、その熱の入り具合は見上げたものだった。
「シュシュトリアン…」
 うなだれた頭でぶつぶつ呟いた英三郎は雪子を押し倒すと、その両手を掴んで抑えた。
「いやああ!」
 必死に雪子は首を振って抵抗した。その足を署長と指導員が抑えてくる。
 ビリビリビリ!
 いとも簡単に破られるコスチュームから胸が露出した。洗脳された英三郎の熊のような力が、黒に金の刺繍のブラジャーに手を入れてきた。怪人カメラはといえば、必死にカメラのシャッターを切っていた。
「お父さん、気づいて、私よ。雪子よ。あなたの娘よッ!!」
 豊満な雪子の胸が英三郎の手によって露出した。その乳房を二つの指で巧みに転がされて、いやがおうに女性の本能を沸き立たせられる。あっという間に屹立した乳房に英三郎の口が迫った。
 ちゅば…ちゅば…
 乳輪を吸い取られて、生気を失ったようにずるずると腰が抜けていく。
「ああぁぁん…」
 誰も知らないが雪子はオナニーをすることがあった。シュシュトリアンのリーダーとしての役目、夫婦ケンカを繰り返す親たちをけん制する役目、高校での優等生としての人間づきあいと勉強をする役目、あまりに多いそれらのことを処理するには、あまりのパワーが要り、あまりのストレスが溜まるのだ。
「お父さん! それはお姉ちゃんよっ!」
 まだセックスを知らない身体が、オナニーを覚えたときの快感を忘れられなかった。そしていつか出会う白馬の王子様を想って――だが、それは妹たちの前で父に犯されるという、最悪の形で裏切られてしまった。
「や、やめて…お父さん…」
 勃起する英三郎のペニスの存在がコスチュームを通して痛いほどに感じられる。ブチブチッ…雪子のほかの二人よりずっと成熟した身体が、寒空の下いよいよ曝露されていく。肩の押えも腰巻もまるで紙か何かのようにあっけなく、拭い取られていく。ただ、屈辱的だったのが、それらをすっかりはずしてしまうのではなく、あくまで付けたままにされたことだった。シュシュトリアンの格好を保ったまま、尊厳だけ土足で荒らされる。
「いやッ」
 その想像を絶する絶望に、うわずって抵抗しようと努力していた雪子も、ただうわごとみたいに口をぱくぱくさせるだけになっていく。
「お父さんッ…お願いだから、正気に戻って……」
 黒に金の刺繍を貴重とした雪子のコスチュームはシュシュトリアンの中でも際立って、気品にあふれていた。その上品さが彼女をプライド高いリーダーであると示しており、不可侵の象徴であるともいえた。
 今、そのスカートが実の父親の手によって、たくし上げられていく。内から現れたのはこれまた気品あふれる黒いTバックだった。英三郎が指を入れると、鬱蒼と生い茂った森は女の本能に湿っており、湯気を上げているかのようだった。
「ほう、コスチュームもエロければ、下着もエロいな」怪人カメラは下劣に笑いながら、シャッターを切り続けた。
 英三郎がベルトをはずし、スラックスを下ろすと、赤黒く怒張したペニスが雪子の目の前に晒された。雪子の瞳はその異物を息を飲んで捉えていた。寒空の下に晒されたペニスは父親の威厳たっぷりの猛々しかった。
 彼女はあそこを通じて生まれた。父と母のセックスがあり、雪子や姉妹が生まれた。そして、それは再び体内に戻っていく。今まで気高に振舞ってきた雪子の気力も一気に萎えてしまい、堰を切って涙を流し始めた。
「お父さん……ああああああぁぁぁぁ!」
 突き上げるような英三郎の衝撃に、目を白黒させた雪子は金縛りにされているというのに、狂おしく長い髪を振り乱した。英三郎の男根の傘が雪子の肉襞の一番外側を抉って中に入った。
「あああぁん……ああぁぁぁ…」
 夜空で金色の髪飾りと鉢巻の飾りだけが狂おしく光っていた。
「だ、だめ…あたし、狂っちゃいそう…」
 三人の美少女を育てただけのことはあり、父親の男根は強かった。雪子の肉塊に一気に火がついて燃え出した。じゅぶぶぶっぶ…一気に膣の奥まで込められていく。
 なんてことなの!
 オナニーでは怖くて手が出なかった場所まで達した男根がぐいぐいと雪子を突き上げている。
「あああぁん!」
 遂に英三郎は雪子の体内でその男根を抽送しはじめた。それが体内を繰り返し力強く動く姿は脳天まで突き抜けるかのようだった。
「あああぁ…いやあああ!」
 感じてはならない。相手は父親…そんなことは決して許されない。雪子がいくら口をきつく結ぼうと舌を噛んでも、女の快楽が喉の奥から声を吐き出した。
 雪子の中枢神経はそのち完全に麻痺してしまい、前後不覚になってしまう。いくら恐怖におののいても無駄なことだった。雪子は完全に快楽に身を委ねるだけの人形になろうとしていた。
「い、いやあああ、あああぁん…ああああぁんん!」
 だ、だめぇ! だが、全身が腫れ上がったみたいだ。強烈な蠢動に腰を激しく上下に揺らしながら、シュシュトリアンのリーダーはエクスタシーへ堕ちていく自分をはっきりと意識した。
「いやあああああああああああああああああっっっっ!」
 おしろいの塗られた顔をピンク色に染めたプライドあふれる雪子は河原の草地の上で、狂おしい姿を晒しながら火照った身体を晒した。
 怪人カメラはそれから巻き起こる一部始終を、ファインダーでがっちり捉えていった。