イエローフラッシュ絶体絶命!

メスとの戦いの合間に、両親の手掛かりを求めて街へ出たサラに、カウラーが情報提供を申し出た。
五人を拉致した張本人であるが故に、知っていて当然だが、確実に罠だとサラには、判っていたが、両親に会いたいという想いには勝てず、カウラーの誘いに乗るべく指定場所へと向かった。

「よく一人で来たな、褒めてやろう。」

「カウラー!約束通り一人で来たわ。さぁ!私達の両親の事を教えて!!」

「フ・・・それは、そこにいる奴らを、どうにかできたらな・・・」

カウラーが、指し示した場所には、五体の獣戦士がいた。
一匹は、無数の触手を持ったアノマロカリスのような獣戦士。
二匹目は、蝸牛のような姿をしており、三匹目は、ゴリラのような姿からパワー重視のようだった。
四匹目は、スマートで他の四匹と比べると弱そうだが、不気味な雰囲気を纏っている。
最後の五匹目は、凶々しい形状の剣と盾を持っており、かなりの実力者の様だった。

「さぁ、楽しませてくれよ?イエローフラッシュ。」

たった一人で五体の獣戦士と戦うのは、無謀の極みだったが、家族の手掛かりの為には、怯んだままでいる事は出来なかった。

「プリズム・フラッシュ!!」

サラは、イエローフラッシュに変身する!

「シャット・ゴーグル!イエローフラッシュ!!」

変身完了したサラは、名乗りを上げる。

「やれ・・・!試作獣戦士一号、二号、三号、四号、五号!」

「プリズムシューター!」

イエローフラッシュは、腰のホルスターから、プリズムシューターを抜き、獣戦士を撃つ!

「そんな?!プリズムシューターが・・・」

しかし、蝸牛型の二号が自身の殻を盾にして、プリズムシューターの光弾を全て弾いた上に、二号の身体に命中した光弾も効いていない様だった。

「二号に光線の類は、無意味だ!当然、お前のバル砲も効かん!」

「そ、そんな?!・・・だったら!」

イエローフラッシュは、プリズムシューターを剣と盾に変形させると、ジャンプして、二号に斬りかかる!

「・・・バカめ・・・」

空中から、斬り掛かって来たイエローフラッシュに、獣戦士二号が口から、大量の粘液と泡を噴き掛ける!

「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

咄嗟に盾で防御するも、空中では、避け切れず大量に泡粘液を浴びるイエローフラッシュ!

「これで、ただでさえ少ない勝ち目が、より、少なくなったな・・・いや、零になったと言っていいだろう。」

「う・・・くっ・・・なんですって?!この程度で、勝負は決まらないわ!」

粘液と泡塗れになり、泥に汚れたイエローフラッシュにカウラーが、イエローフラッシュの敗北を宣言する。

「じきに判る。俺が言った事が、真実だと。」

「こんな事で!」

サラは、立ち上がり獣戦士達に立ち向かう!
今度は、剣と盾を持った獣戦士試作五号が、イエローフラッシュに襲い掛かる!

「ヤァッ!」

五号が斬り掛かる前に、イエローフラッシュは、プリズムシューターで五号に斬り掛かる!
五号は、盾で受け止め、右手の剣でイエローフラッシュに斬り掛かる。サラは、プリズムシューターの盾で受け止める!・・・が?!

「・・・な?!」

なんと、確実に受け止めたはずの盾が、あっさり五号の剣に斬り裂かれてしまった!
五号は、驚愕して動きが止まったイエローフラッシュを容赦無く斬り刻む!

「きゃあ!ああぁ!あぁん!きゃあぁぁぁぁぁ!!」

胸をX字に斬り裂かれ、さらに両足を斬られたイエローフラッシュ!
斬撃を受けた箇所のフラッシュスーツは、斬り裂かれて内部のメカが、露出していた。

「あ・・・ぐうぅ!・・・あぁ!・・・そ、そんな?!・・・くっあぁ!・・・フ、フラッシュスーツが?!」

あっさり斬り裂かれた強化スーツに驚愕するイエローフラッシュ!

「だから、言っただろう・・・じきに判ると。二号の泡粘液には、お前達の強化スーツや武器の分子結合を破壊する力があるのだ。今のスーツでは、ゾローの攻撃すら防ぐ事は、出きんぞ!」

淡々と説明するカウラーの顔には、サディスティックな笑みが浮かんでいた。

「さぁ、虐殺といこうか・・・喰らえ!」

カウラーが、鞭を振るう!

「きゃあ!ああぁ!あぐぅっ!あぁん!くぅ!あん!あぁん!きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

カウラーの電磁鞭が、イエローフラッシュを何度も打ち据える!
鞭が振るわれる度に、イエローフラッシュの強化スーツが爆発し、破壊される!

「あ、ああぁ・・・くっ・・・うぅ・・・」

たった数度の攻撃で強化スーツは、ズタボロになり、全身から、火花を散らしながら悶え苦しむイエローフラッシュ。

「うぅ・・・くぅ!」

満身創痍ながらも、立ち上がるイエローフラッシュ!

「イエローバル!」

ボロボロの身を圧して、イエローバルを獣戦士試作四号に向け発射するイエローフラッシュ!

「きゃあぁぁぁぁぁ!」

次の瞬間、イエローバルの光弾は、全てイエローフラッシュに命中した!

「な、何故?!イエローバルが・・・くぅ!」

「フ・・・四号は、最強の念力を持っているからな・・・お前達の切り札、ローリングバルカンすら跳ね返すぞ!」

「そ、そんな?!きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

突然スーツが火を噴く!
四号が、念力で強化スーツを破壊し始めた!

「あ、ああぁぁぁぁぁぁ!!きゃあ!くぅ!あん!あぁん!きゃあぁぁぁぁぁ!!!!!」

身動きも出来ずに、一方的にスーツを破壊されまくるイエローフラッシュ!!
さらに三号が、その刺付きの剛腕でイエローフラッシュを殴り付ける!

「ああぁ!あぐぅっ!ぐはぁ!がはぁ!」

腹部を中心に殴り続ける三号!
身動きが全くとれずに、ただ、殴られ続けるしか、サラには、無かった。

「あぐぅっ!うぅぅぅぅぅぅ!」

三号が、腕の内側に刺を無数に生やして、イエローフラッシュにベアハッグを掛けた!

「がはぁ!ぐ、ぐうぅ!・・・ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

右腕の刺から超高圧電流が、左腕の刺からは、猛烈な業火がイエローフラッシュを襲う!

「あ、ああぁぁぁぁぁぁ!!きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

全身を、激しく爆発させるイエローフラッシュ!!

「あぐぅっ!きゃあぁぁぁぁぁ?!」

今度は、五号がイエローフラッシュの背中に斬り付けて来た!
三号の額に刺付きのドリルが生えた!高速回転を始めるドリル!
そのドリルでイエローフラッシュを袈裟掛けに、ゆっくりと斬り付ける!

「ああぁ!あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

刺付きドリルが、イエローフラッシュの強化スーツの生地どころか、内部メカまでも削り砕く!

さらに今度は、一号が触手を伸ばし、強化スーツの破れ目からスーツ内に触手を侵入させる!

「う、くっ・・・あぁ!・・・あん!」

胸や下腹部、股間等から侵入してきた為に、性感帯を刺激され、感じ入ってしまうサラ。

「あ、あぁん!くぅ!あん!あぁん!あん!あん!あん!あん!あぁん!こ、これは?!・・・あん!あぁん!・・・力を、あぁん!す、吸われ、て、きゃあん!あん!あぁん!」

遂に秘所に侵入され、さらにスーツとサラ自身の生体エネルギーを一号に吸収させるサラ!

「どうだ?そいつに犯される感想は?」

さらに触手に引き寄せされて、触腕に捕われるイエローフラッシュ!
両肩の裂傷から、触腕に生えた無数の触手が、スーツ内に侵入し、エネルギーを吸収し始める!

「あん!あん!あぁん!くぅ!こ、こんな事で・・・あぁ!あぁん!あん!あん!あん!ま、負ける、あぁん!わ、けに、あぁ!わぁあ!」

サラが甘く喘ぐ度に強化スーツから、火花が飛び散り電流が走る!

「一号!そろそろ放せ。」

「あぁん!あん!あん!あん!あん!あん!あん!あ、あぁ!ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

カウラーの指示と共に、強化スーツを爆ぜさせながら犯されていたイエローフラッシュが絶頂を迎える!
絶頂を迎えると、強化スーツの至る所が、火を噴き爆発した!
一号がイエローフラッシュを解放すると、火花を散らしながら、イエローフラッシュは、ゆっくりと倒れ込んだ。
倒れ伏したイエローフラッシュの股間から、ヘドロの様な粘液が溢れ出した。

「う、ああぁぁぁぁぁぁ・・・くっあぁ!・・・うぅ、くぅ!」

犯された上に、スーツと自身のエネルギーを大量に奪われながらも、立ち上がるイエローフラッシュ!

「二号!始めろ!」

二号が、口から無数の小さな蛞蝓を吐き出す!
それら蛞蝓は、強化スーツの内部に侵入していった。

「うっ、くぅ!くぅぁ!あ、あぁ!きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

イエローフラッシュが、しばらく身もだえた次の瞬間、スーツが激しく爆発した!

「苦しいか?だが、まだだ!」

カウラーと共に、五体の獣戦士達が、激烈な破壊光線を満身創痍のイエローフラッシュに放つ!

「きゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

破壊光線が全て命中し、大爆発に吹き飛ぶイエローフラッシュ!!

「くっうぅ!プリズムバトン!!」

内部メカから、断線したケーブルやらコードがはみ出しながらも、戦おうとプリズムバトンを出すサラ。

しかし、カウラーと獣戦士達が次々に襲い掛かる!

「きゃああああああ!!あ、あぁ!ああぁぁぁぁぁぁ!!」

一号は、円形の口から破壊光線を発しながら、無数の触手でイエローフラッシュを、叩きのめす!
火を噴きながら吹き飛ぶイエローフラッシュ!

「きゃあ!あぁ!あぁん!ああぁ!」

さらに二号が、何処からか取り出した刀で斬り刻む!

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

三号は、刺付きドリルで突進する!
なんとか身体を捻って串刺しは、避けたものの、胸に僅かに残った黄色い生地と内部メカを破壊した!

「きゃあぁぁぁぁぁ!!ああぁぁぁぁぁぁ!!」

四号は、手の爪を鋭く伸ばしてイエローフラッシュのマスクを引っ掻きまくり、ボロボロにした!

「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

四号が貫き手でイエローフラッシュの額のプリズムを木っ端微塵に砕いた!

「あ・・・ああぁ・・・」

エネルギー源であるプリズムを破壊され、棒立ちのサラを、五号が襲う!

「きゃあ!あぐぅっ!ぐはぁ!あぁん!ああぁ!あん!あぁん!きゃあ!きゃあぁぁぁぁぁ!!ああぁぁぁぁぁぁ!!」

五号が、一太刀浴びせる度に強化スーツは、何度も爆発した!

「うぅぁぁぁぁぁ・・・くっ・・・カウラー!!」

ボロボロのイエローフラッシュは、カウラーに立ち向かう!
カウラーへ駆け寄る間にも、今までスーツに蓄積されたダメージが酷過ぎた為に一歩毎に強化スーツが爆ぜる!
カウラーは、鞭を槍に変えて迎え撃つ!

「やぁぁぁぁぁぁ!!」

最後の力と裂帛の気合いを込めてプリズムバトンを二本同時に振り下ろす!

「フン・・・」

カウラーが、槍で受け止めると、プリズムバトンは、呆気なく砕け散った!

「そ、そんな?!」

「終わりだな、イエローフラッシュ・・・死ねぇ!」

カウラーが、槍を振るう!

「きゃあぁぁぁぁぁ!!ああぁぁぁぁぁぁ!!きゃああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」

袈裟掛けに逆袈裟、そして唐竹に振り下ろすとイエローフラッシュのマスクが、真っ二つに割れ、サラの顔が露になった。

「止めだ!」

「あぁぁぁ!!」

カウラーの槍がイエローフラッシュの腰のベルトのバックルごとサラの身体を貫く!
そして、高エネルギーをサラの身体に流し込んだ!

「きゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

イエローフラッシュの強化スーツが一際、激しく爆発した!
カウラーが、槍を引き抜くとサラは、血を吐き、スーツを爆発させながら、ゆっくりと倒れ込んだ。