- 黒い死の要塞!!恥辱まみれのモモレンジャー 絶望編 -
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
うっ!?ぐ、ぐぅ…う、腕が…腕が…。
真っ赤に腫れ上がった左腕を右手でかばいながら、目指す場所へよたよたと走り続けているペギー。そんな彼女はその美貌を苦痛にゆがめ、額にはたっぷりと脂汗をにじませている。左腕の傷がよっぽどひどいのか、その顔色も明らかに血色が悪い。
…で、でももう少し…もう少しでここから…。
それでもペギーはよたよたとバランスを崩しながら、懸命に走り続けている。
志半ばに死んでしまった仲間たちのためにもまだ自分は死ねない!わたしが死んだらゴレンジャーは…世界はどうなるの?
そんな、ゴレンジャーとしての強い使命感、責任感だけが傷ついた彼女の身体を突き動かしていたのだ。
…残り150メートル…残り100メートル…そんなペギーの必死の頑張りの甲斐あって、彼女は着実に目的地の“低い外壁”に近づいていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
あ、あともう少し…もう少しだわ…頑張れ!頑張るのよ、ペギー!
傷ついた身体を無理矢理動かし、意識をもうろうとさせながらもそんな自分を励ましながらよたよたと懸命に走り続けているペギー。そして目指す“低い外壁”まで残り50メートルと迫ったその時…。
「はぁ、はぁ、はぁ…あ、あと少し…!?ぁ、あうぅっ!?」
これまでフラフラしながらも、何とかよろよろと全身していたペギー。だが彼女は急に左足に力が入らなくなってしまう。当然、彼女は自らの進退を支えられなくなり、前のめりに転んでしまった。
「あ、あうっ!?」
それでもまだ自由に動く右手をとっさに差し出し、前からモロに転ぶ事だけは何とか免れたペギー。しかし…。
く、くっ!?…き、急に左足に力が…力が入らなくなって……な、何で…どうしてなの!?
彼女はまだ動く右足を立て、突然力の入らなくなった左脚をひきずりながら、その脚の太腿を恨めしそうに眺めている。そしてペギーはその肉付のいい太腿に小さな針のような物が刺さっている事を発見した。それは…。
!?…こ、これは??も、もしかして…ま、麻酔針!?…これのせいでわたしの脚に力が入らなくなってしまったというの??
彼女は自分の左脚の太腿に刺さっていた小さな針のような物をそこから抜き取り、その針を右手でつまみながら、それを驚きの表情で眺めている。何より右手につまんだその小さな針を見ながら、ペギーには一つの大きな疑問が脳裏をよぎっていた。
で、でも一体誰がこんなものをわたしに…そ、それに一体どこから…どこからこんな物を撃ってきたというの??
そのような疑問が頭の中に渦巻いていたペギーは、その小さな針の刺さっていた左脚太腿の外側の方、彼女の左側を目を皿のように凝らして見回している。そして彼女は立ち並ぶ廃倉庫、建物と建物の間から覗く高いやぐらのような場所に“とある物”を発見した。それは…。
!…あ、あれは!?もしかして…??
その場所からは“自分の存在”を誇示するように赤い蛍光色の光がチカチカと点滅している。更にペギーがその場所に目をじっと凝らしてみると…何とそのやぐらの上には人影のような物が見えるのだ。
!?あ、あそこに誰かいるわ。……!?も、もしかして“あんなところ”からわたしにこの針を撃ち込んだというの??…そ、そんな!ウソ!?ウソでしょ!?
そんな、突拍子もない考えに辿りつくペギー。だが彼女は自らその仮説を立てたにも関わらず、それを未だに信じられないといった様子で、右手につまんでいた小さな針を驚愕の表情で見つめながらわなわなと震えている。
しかしペギーはその“自分の仮説”が正しかったとして更に恐ろしい事を想像してしまうのだ。それは…。
!?ひ、ひょっとして昨日わたしのモモミラーに突然ヒビが入ったのも、大ちゃんたちの目の前で火を消したはずのダイナマイトがいきなり爆発したのも…そして今日アカたちの首筋に銃弾を撃ちこんだのも…す、全てあそこにいるヤツがやったって言うの!?そんな、そんな…。
これまで自分、そして自分たちに降りかかってきた不可解、それでいてあまりにも黒十字軍に、ヤツらに都合のいい出来事。しかしそれらもペギーの立てたその仮説が合っているとすれば、全てつじつまが合ってしまうのだ。
でもあんなに遠い距離なのよ。そんな事できるわけ……で、でも…でも…。
だがその赤い蛍光色の明かりが点滅しているやぐらのある場所は、ペギーのいる所から数百メートルは離れた位置にあるのだ。その“彼女の常識”には到底あるわけがない、超遠距離からの射撃という事をペギーは未だに信じる事ができないでいる。
そ、そんな…そんなのウソよ!幾ら何でもそんな事。でも…でも…。
そのやぐらの上で点滅している赤い蛍光色の光を、激しい動揺の色を浮かべていたペギーが呆然と見つめていたその時…。
「グフフフッ、グッフッフッフッフッフッ…」
「!…えっ!?だ、誰?……!?ぁ、ああっ!?」
ガッ。
己の左側に集中し、その代わりにその他の方向への注意が散漫になってしまっていたペギー。その結果、彼女は正面から何者かの接近を簡単に許してしまい、その何者かに喉元を鷲掴みにされてしまう。
「グフフフッ…敵地のど真ん中でよそ見とは随分余裕だな?なぁペギー松山よ…グフフフッ、グッフッフッフッフッ」
ペギーの喉元を鷲掴みにしてきたのは日輪仮面の右手だった。ペギーの細い首を鷲掴みにしたヤツは、そのまま彼女を右腕一本で宙釣りにしていく。
「く、くぅ!?ぁ、ぁ……に、にちり…んか…めん……は、離…せ…」
不意を衝かれるように宙釣りにされてしまったペギーは肉付のいい脚をバタバタと暴れさせている。細い首を絞め上げられ苦悶の表情を浮かべている彼女は、まだ自由に動く右腕で自分の首を鷲掴みにしてくる日輪仮面の右手を必死にはずそうとしていた。
「グフフフフフッ…しばらく見ないうちに随分いい格好になったじゃないか?なぁペギー松山よ。…特に貴様のこの剥き出しになった乳は中々いいぞ?わたしも思わずいじりたくなってしまうな、グフフフッ、グフフフフフッ」
剥き出しにされていたペギーの乳房に、そんな卑猥な視線を浴びせてくる日輪仮面は、その中心にツンと立つ桃色の突起を左手の指でピン、ピンと弄んでいく。
「!?ぁ、あっ!?…や、やめ…な、何すん…や、やめな…さい…」
突然乳首を弄ばれ、ペギーはそのすでに苦悶の表情を浮かべていた美貌をたまらず朱に染め上げてしまう。更に彼女はこれまで自身の首を絞め上げていた腕を外そうとしていた右手で、その自分の乳首を弄ぶ日輪仮面の左手を懸命に払いのけようとしている。
「グフフフッ…そんなにやめてほしいのか?ではやめるとしてこういうのはどうだ?グフフフッ、グッフッフッフッフッフッ」
ムギュッ。
そう言って今度日輪仮面は黄色いホットパンツに包まれたペギーの股間をムギュッと握りつぶした。更に日輪仮面は握りつぶした彼女の股間をムギュムギュとまさぐっている。日輪仮面に右手で細い首をぐいぐいと絞め上げられ、更には左手で股間をムギュムギュとまさぐられてしまうペギー。
「ぁ!?ぁ、ぁ…な、何すん…こ、この…ヘンタ…イ」
次から次へと性感を責め立てられ困惑していくペギー。彼女はまさぐられる股間をかばうように自分の内腿をキュッと閉める。そしてペギーは徐々にその表情を朱に染め上げ、顔をほてらせていく。
更に彼女は自身の股間をまさぐってくるその日輪仮面の手を嫌がるように、それから逃れたい一心で身体を懸命にくねらせていた。しかしそんな彼女の動きはたまらなく官能的でいやらしい。
「へへっ…こりゃいい見せモンだ。よぉモモちゃん、今のあんたムチャクチャエロいわ。オレたちの“ムスコ”もビンビンきてるぜぇ…へへへっ、へへへへへへっ」
案の定、そんなペギーに誘われるように日輪仮面についてきていたゾルダーたちが、股間をふくらませ、いやらしい笑みを浮かべながら、宙釣りにされ、身体をいやらしくくねらせている彼女の下へわらわらと近寄ってきた。
「何だおまえら?…ひょっとしてこの女のエロい身体をもっと近くで見たくて近寄ってきたのか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「へへへぇ~…これだけのムチムチボディがいやらしく身体をくねらせてるんですぜ。オレたちもう我慢なんかできませんよ、早くオレたちに犯らせてくれませんかねぇ、へへへっ、へへへへへへっ」
「グフフフッ…まぁそうあわてるなよ。…そういえばおまえら、さっきこの女のこのモロ見えのおっぱいがブルンブルン揺れるところを見て相当喜んでたよな?グフフフッ、グフフフフフッ」
「へへっ…そりゃあまぁ…へへへっ、へへへへへへっ」
「だったらわたしがまたこの女の生パイをブルンブルン揺らしてやろうか?…そうだな。こんな感じにだ、グフフフッ、グフフフフフッ」
そんな、周囲のゾルダーたちの欲望を満たしてやるように、日輪仮面はペギーの肢体を上下に揺らし始めた。
ペギーの細い首を鷲掴みにしていた右手を上下に小さく揺らしながら、左手でその揺らしていた彼女の股下をパン、パンとリズミカルにはたいていく。
「やっ!?あん、あんっ……な、何すん…!?あん、あんっ…」
日輪仮面の左手がペギーの股間を股下から一定のリズムでパン、パンと突き上げるたびに彼女はそのはたくリズムで喘ぎ声のような甘い声を漏らしてしまう。ペギーの身体が上下に踊らされる度に彼女のふくよかな乳房がその弾力を示すようにブルッ、ブルッと震えていく。
「うひょ~揺れる揺れる♪…近くで拝むとやっぱすげぇ迫力だわ。へへへっ、へへへへへへっ」
揺れ動くペギーの肢体に合わせてブルッ、ブルッと震える彼女のふくよかな乳房。そんなペギーの姿を見て彼女の周りに集まってきていたゾルダーたちは、顔をだらしなくニヤつかせ、震える彼女の乳房を嬉々として凝視している。
「ぁ、あんっ!?…ち、ちょっ…や、やめなさ…いよ。このヘンタ…ぁんっ、あんっ、あんっ…」
パン、パン、パンッ…。
首を絞め上げられ息苦しそうに苦悶の表情を浮かべるペギー。更に股間をいいように弄ばれ、自身の柔肌に突き刺すような卑猥な視線を容赦なく浴びせられてしまうペギーはその美貌が少しずつ桜色に染まっていく。
だが性感を責め立てられ不覚にも少しずつ感じてしまっていたペギー。彼女のその表情は苦しそうな中にも目をトロンとさせ、ほんの少しだけ甘美な感覚を味わっているようでもあった。
「…何だその“目”は?どうやら感じてるみたいだな?たかだかこの程度の愛撫ぐらいで…まったくふしだらな女だ、グフフフッ、グフフフフフッ」
「ぁ、あっ!?…そ、そんな…か、感じて…なんか…!」
「グフフフッ…強情なヤツだ。貴様の身体はこれだけ正直に反応してるのにな。つまらん意地など捨ててもっと素直になったらどうだ?グフフフッ、グッフッフッフッフッ」
自らの愛撫にたまらず甘い吐息を漏らしてしまう目の前の女戦士を見て、見下すようにそう言い放つ日輪仮面。
確かにペギーは桃色の乳輪の中心にある突起を明らかに勃起させてしまっていた。苦悶に満ちたその美貌も目元を甘くトロンとさせ、顔色もだんだん紅く染まってきている。ヤツに触られているホットパンツの股間部分も徐々に湿り始めてきていた。これでは日輪仮面に“自分の愛撫に感じているのか?”と罵られても弁明のしようがない。
「…だがわたしの周りにいる“こいつら”が貴様と随分遊びたがっているもんでな。そろそろこうして貴様と遊んでやるのも終わらせなきゃいけないんだよ、グフフフッ、グフフフフフッ……そぉら!」
ガッ。
そう言うと日輪仮面は再びペギーの股下をムギュッと握りつぶした。そしてそのまま彼女の身体を自分の頭上に高々と抱え上げる。
「あ、あっ!?…な、何する気なの!?わたしをどうするつもり!?」
いきなりうつぶせ向きに高々と抱え上げられてしまったペギー。日輪仮面の頭上で彼女は“これからわたしをどうするつもり?”と言わんばかりに不安げに弱々しく叫んでいる。
「グフフフッ…貴様、ボディスラムという技を受けた事はあるか?」
「ぁ、あっ!?…な、何よ!?一体何だって言うのよ!?」
頭上にペギーの身体を高々と抱え上げながら、日輪仮面の左手は彼女の股間をモゾモゾとせわしなくまさぐっている。一方のペギーはそれを嫌がるように、水泳のバタ足をするように肉付のいい両脚をバタバタとさせていた。
そのような状態でペギーが周りの状況が見えるわけなどない。当然下から何か言ってくる日輪仮面の話も聞こえているわけがなかった。
「グフフフッ…そうか。ではこれからわたしが見せてやろう。貴様の身体でたっぷりとな、グフフフフフッ」
そのように言い放ち、日輪仮面は周囲にいたゾルダーたちを見回してそのゾルダーたちに何かを呼びかけ始めた。その間にもペギーの黄色いホットパンツの股間部分を握りつぶす日輪仮面の左手は彼女の性感をモゾモゾとせわしなくまさぐり続けている。
「おい、おまえら!今からわたしがこの女を思い切り地面に叩きつけてやるからな。…その後、この女を煮るなり焼くなり襲うなり犯すなりするのはおまえたちの自由だ。この“極上の獲物”をたっぷりと堪能するといい…グフフフッ、グッフッフッフッフッ」
「へっへぇ~待ってましたぜぇ、日輪仮面様!…へへへっ、へへへへへへっ」
その日輪仮面の号令を受けた近くにいたゾルダーたちは、ドッと歓声を上げ、ペギーが放り投げられる“その瞬間”を今か今かと、嬉々として待ち構えている。
ぐ、ぐっ!?マ、マズイ。このままじゃ本当にマズイわ。は、早く何とかしなきゃ……で、でもどうしたらいいの??
周囲から湧き上がるゾルダーたちの大歓声。自分の周りでヤツらが話している内容がよく聞き取れなくても、ゾルダーたちのその歓声から自分の置かれている状況がドンドン悪くなっている事はペギーも肌で何となく感じ取ったようだ。
「グフフフッ…ではいくぞ。……そぉら!!」
しかしペギーが脱出への糸口を見つける前に彼女は抱え上げられていた日輪仮面の手の中から地面に向かって勢いよく放り投げられてしまう。
ドスンッ!
「ああっ!?」
背中から猛烈な勢いで地面に叩きつけられてしまうペギー。動く腕が片方だけという事もあり、まともに受身も取れない彼女は、強烈に打ち付けられた背中から全身に激しい苦痛が広がっていく。
更に彼女は背中を強く打ちつけた衝撃で肺から空気が搾り出され、呼吸困難のような状態に陥ってしまう。
「…ぁ…ぁ…カハッ!?…ぁ、ぁ、っ…ぅ、ぅぅっ…」
まともに呼吸ができないような状態にされてしまい、ペギーは息苦しさで陸に打ち上げられた魚のように口をパクパクさせている。しかし彼女を待ち受ける受難はまだまだ終わらない。
「へへへっ、もらったぜ!モ~モちゃん♪…ほいぃぃぃぃぃぃ!!」
「…ケホッ、ケホッ……はぁ、はぁ、はぁ…ぐ、ぐっ!?は、早く立たな……!?き、きゃあああぁぁぁぁ!」
ようやく自分の呼吸を取り戻し始めたペギー。だがそんな彼女に一人のゾルダーが圧し掛かってきた。それに対して、まだ動くこともままならないペギーは抵抗らしい抵抗もできず、ただ甲高い悲鳴を上げるだけだ。
ドスンッ!
「ああっ!?」
ペギーは無抵抗のまま、ゾルダーの一人にボディープレスを仕掛けられるように全身で圧し掛かられてしまう。更に彼女の下には数体の別のゾルダーたちがわらわらと近寄ってきた。
ガシッ、ガシッ…。
そしてペギーの周りに集まってきたそのゾルダーたちは彼女の腕や脚を次々と掴み、ガッチリと捕まえた彼女の手足を大の字に広げ、その四肢を地面に押し付けてしまう。
「あっ!?な、何をするの!?や、やめなさい!…は、離して!?」
それぞれの手足はゾルダーが一人ずつしっかりと地面に抑え付けている。これではさすがにペギーが幾らモモレンジャーと言えどもどうしようもない。
「へへーっ。ようやく会えたねぇ、モ~モチャン♪…これから楽しく遊ぼうねぇ~へへへへっ、へへへへへへっ」
「ぐ、ぐっ!?…ぁ、ゃ、い、いやっ…や、やめて…ぁ、ああっ!?」
ペギーに圧し掛かっていたゾルダーは、すかさず彼女を馬乗りにし、“挨拶代わり”とばかりに剥き出しのペギーの両乳房を乱暴に揉みほぐしてきた。それでも彼女はどんなに嫌な顔をしても、その艶のある色っぽい声でどんなに悩ましく喘いでも、その行為を無抵抗に受け入れる選択以外はないのだ。
「へへーっ。相変わらずいい声で鳴くなぁ。それに涎が出るほどのムチムチボディだし…モモちゃん、やっぱあんた最高だわ。それに相変わらずオレの“ムスコ”もビンビンさせてくれるぜぇ、へへへへへへっ」
「…ぁ、ああぁ!?…や、やめなさい…や、やめて…ぁあっ、あぁん…」
ゾルダーの胸への愛撫に相変わらず激しく喘いでいるペギー。そんな彼女を見て、そのゾルダーは心底満足していた。己の欲望も自分の股間にある“分身”も…。
「へへぇ~、オレ、そういえばモモちゃんのかわいいお顔、もっと近くで見てみたいなぁ。そのついでにそのかわいい顔、ペロペロ舐めちゃおうかな~。こういう機会でもないとそんな事できないもんねぇ、へへへへっ、へへへへへへっ」
その雑兵のペギーへの欲望はとどまる事を知らない。更にそのゾルダーは彼女の美貌へふくよかな胸から鎖骨、下あごとペギーの肢体を這うように迫っていく。もちろん、ヤツの両手は彼女の両乳房をいじりながら…。
「…ぁ、ああっ!?…く、くっ…」
徐々に迫ってくるゾルダーの欲望丸出しの顔から少しでも遠ざかるように、ペギーは顔を右の方にそむけていく。
イ、イヤッ…こ、こんな……お、お願い。誰か…誰か助けて!…み、みんな…。
そして目の前の現実から逃れたい一心で瞼を閉じ、自身の絶体絶命の運命を悟ったのか、ペギーはついに心の中で弱音のような物を吐いてしまう。更に彼女はいないはずの仲間たちに弱々しく助けを求める…今のペギーはそれほどまでに追い詰められていたのだ。もはや彼女の女戦士としての顔は剥がされる寸前だった。
「へっへぇ~…モモちゃんのかわいいお顔、やっぱペロペロしちゃおっかな~。う~ん♪…ペロペロ、ペロペロ…へへへへへへっ」
ぁ、ぁぁ…ぁぁ…お、お願い、もうやめて!…だ、誰か…誰か助けて…。
もはやペギーの頭の中は弱々しい言葉であふれている。そしていよいよゾルダーが彼女の整った顔立ちをメチャクチャに嘗め回そうとしていた時、意外なところから横ヤリが入る事に…。
「おい…少しの間、その女からどいてくれないか?グフフフッ」
「へへへへっ…う~ん、ペロペロ、ペロペロ♪…」
「…おい!聞こえなかったのか?わたしがその女に用があるのだ。少しの間そこをどけ!」
ペギーをメチャクチャに舐めまわそうとしていたゾルダーを静止する声。それは他ならぬ日輪仮面だった。しかもヤツは彼女に何か用があるという。一体ヤツは今のペギーに更に何をしようとしているのか?…それは暗く陰湿な笑みをたたえている日輪仮面にしか分からない。だがペギーがその日輪仮面の声で自分の顔をゾルダーに蹂躙される危機をかろうじて免れた事も確かなのだ。
「へっ?…に、日輪仮面様!も、申し訳ございません!…し、しかし先程はオレたちの手でモモちゃんをメチャクチャにしていいと…」
「っ、ぁ!?…ぁ、あっ!?…」
…な!?と、とりあえず助かったみたいだけど…それにしても一体どういう事なの??
突然日輪仮面に呼び止められ、ペギーを馬乗りにしていたゾルダーはその声に背筋をピンと立ててあわてて反応する。だがそのあわてふためく態度とは対照的にそのゾルダーの両手は、その手クセの悪さを見せるように彼女のふくよかな乳房を相変わらずいじり続けている。
「グフフフッ…確かにそうだな。だが少し気が変わったのだ。一ついい事を思いついたのだよ。その女に更なる苦痛と屈辱、何より絶望を与えるためにな…グフフフッ、グフフフフフッ」
「に、日輪仮面様。し、しかし…」
「グフフフッ…まぁそう心配するなよ。おまえたちには後でちゃんとその女を堪能させてやるよ。だからちょっとの間、我慢してくれないか?…その女が見せる、更なる苦しみの顔はおまえたちもきっと楽しめると思うがな…グフフフッ、グフフフフフッ」
「はぁ、そうですか…。まぁ日輪仮面様がそこまで言うのなら……でもちゃんとオレたちの取り分は残しておいてくださいね…」
ブツブツ…かなり不満そうな表情を浮かべて何やら文句をブツブツ言いながら、そのゾルダーは馬乗りにしていたペギーの下から離れていった。
な、何!?わたしに更なる苦しみを与えるためにって…い、一体わたしに何するつもり!?こ、これ以上わたしをどうするつもりなの??
当面の危機は回避できたとはいえ、日輪仮面とゾルダーが交わしていたその会話にペギーが“これから自分に何をされるのか分からない”という不安と恐怖を覚えていくのは当然だった。何しろ今の彼女は“まな板の上の鯉”も同然なのだから…。
「グフフフッ、グフフフフフッ…」
そしてペギーに跨っていたゾルダーと入れ替わるように彼女の足元から日輪仮面が近づいてきた。ヤツは地面に四肢を広げたまま押さえつけられ、まるでアスファルトの地面に磔にされている彼女の姿をニヤニヤと眺めている。
「ぐ、ぐっ!?に、日輪仮面…な、何よ!一体わたしをどうしようって言うのよ!黙ってないで応えなさいよ!」
自分の真正面に現れた日輪仮面を見て、これまでと同じように強気に言い放つペギー。だが目の前の仮面怪人へと向けられる視線には以前のような鋭さはもうない。その視線は不安げに泳ぎ、意思の強さが宿っていたはずのその瞳はウルウルと潤んでいる。
そんな彼女からはもう女戦士としての力強さは感じられない。“わたしは…これからわたしは一体どうなってしまうの??”…今のウルウルと潤ませた彼女の瞳は、そんな弱々しい声を代弁しているようでもあった。
パシャッ!
「きゃっ!?…な、何!?今のは??」
その時、ペギーは突然ストロボフラッシュのような強烈な光を浴びせられてしまう。何の前触れもなく、いきなり強烈な光を浴びせられ、彼女はたまらずまぶしそうに目を細める。
「い、今のは一体??……!?あ、あれは!?…も、もしかして今のは…カ、カメラのフラッシュ??」
突然浴びせられる強烈な光に驚きの表情を浮かべているペギー。その時、彼女は日輪仮面が顔の前でカメラのような物を構えている事を発見した。どうやら先程ペギーに向けられたフラッシュはそのカメラから放たれたものらしい。
ウィィィィィン。
その低く唸りを上げるような音と共にそのカメラから一枚の写真が印刷されてきた。日輪仮面はその写真をカメラから抜き取って手に取り、それをこれ見よがしにペギーに見せ付けてくる。そしてその写真に写っているものは…。
!…あ、あれはもしかして…わ、わたし!?
その写真に写っているもの…それはまさに今のペギー自身の姿、あられもない格好で四肢をアスファルトの地面に押さえつけられてしまっている屈辱的なペギーの姿だった。
彼女の四本の手足は“大の字”に広げられ、その四肢はそれぞれゾルダー一人ずつに体ごと押さえつけられてしまっている。
そして完全に露わにさせられていた上半身の柔肌。女性らしくボリュームがあり、それでいて型崩れしてないふくよかな乳房…まだわずかに身に着けていた彼女の衣装、鮮やかな黄色いホットパンツと彼女のトレードマークとなっていた白いロングブーツ。それらが肉付のいい肢体に映え、程よいコントラストを形成していた。
「その写真を…その写真に写っているわたしをどうするつもり!?…応えなさい!日輪仮面!」
ペギーは全身に押し寄せる不安の波を、必死に振り払うようにして精一杯強がって日輪仮面を問い詰めようとしている。
グフフフッ、グフフフフフッ…。
ザッ、ザッ、ザッ…。
だが日輪仮面はそんなペギーの問いかけを完全に無視し、股下から彼女の身体へゆっくりと近づいてきた。
!?…こ、今度は…今度は何する気!?わたしをどうするつもりなの!?…イ、イヤッ…お、お願い!来ないで!来ないでよ!
そんな日輪仮面の姿を見て、ペギーはいやいやをするように動かない身体を振る振るともがかせている。また彼女がもがくたびにペギーの柔肌がブルッ、ブルッと揺れ動く。そんな今の彼女は目の前の仮面怪人への恐怖に、何よりこれから自分に待ち受けている過酷な運命に完全におびえきっていた。
ガシッ。
「ぁ、あっ!?…ぐ、ぐっ!?」
そして股下からペギーの肢体へジリッ、ジリッと迫ってきていた日輪仮面は、彼女の腰回りに跨るようにペギーを馬乗りにする。更にヤツは右手で彼女のアゴを掴み、すっかりおびえきっているペギーの顔を楽しむようにじっと覗き込んだ。
「グフフフッ…その目、不安と恐怖に満ち満ちているいい目だ。ゴレンジャーの誇る紅一点の女戦死が恐怖におびえきっている姿というのはわたしにとって最高のご馳走だよ。…なぁペギー松山よ、グフフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?…ぁ、ぁ…あ、あぁっ…」
先程から恐怖にその美貌を引きつらせ、不安げな表情を浮かべていたペギーの顔をニヤニヤと覗きこんでいる日輪仮面。その間にもヤツの左手は彼女の右乳房をせわしなく揉みほぐしている。
「あっ!?ああっ……に、日輪仮面!…ぁ、ぁ!?…さ、さっき撮ったわたしの写真をどうするつもりなの!?…ぁ、あぁん…」
日輪仮面の性感への愛撫に激しく、悩ましげに喘ぎながらも懸命にヤツを問いただそうとするペギー。だが日輪仮面は相変わらず彼女を無視し続け、変わらぬマイペースを貫き続けている。その上、自分の方からは彼女にこんな事を言ってくるのだ。
「グフフフッ…相変わらずいい声で鳴くじゃないか?なぁペギー松山、グフフフッ、グフフフフフッ……それよりこれから“面白い物”を見せてやろうか?」
「…お、面白い…物??…な、何なのよ、それは?!?…きゃっ!?」
グイィ。
日輪仮面のその意味深な言葉と共に、ペギーはヤツの右手によって右45度の方向へ顔を強引に向けられてしまう。
く、くっ!?…!?あ、あれは何…!?
そしてペギーが強引に顔を向けられた先には…一台の撮影用TVカメラと大きさ14インチほどのモニターがあった。
同時にペギーはその二つの機材を見て何か、とてつもなく嫌な予感を覚えてしまう。そしてその彼女の嫌な予感は見事に当たってしまう事に…。
「グフフフッ…あそこにモニターが見えるだろう?…これからあのモニターの画面に“面白い物”が映し出されるからな。それも貴様にとっても実に深い関係のある物だ。グフフフフフッ」
「わ、わたしに関係のある物って??…な、何よ!?一体何なのよ!それは!?」
「グフフフッ…それは見てからのお楽しみだ。貴様自身の目でよーく確かめるといい…グフフフッ、グフフフフフッ」
ぐ、ぐっ!?…日輪仮面にまるで相手にされず、苦々しく唇を噛むペギー。そんな時…。
パッ。
!…あ、あのモニターが何か映し出したわ。でも一体何を…??
その時、ペギーが視界に捕らえていたモニターに明かりが入り、何かを映し始めた。
?…な、何!?一体何なの??…誰か女の人が着替えをしてるところみたいだけど……!ま、まさか!あれって…!?
<パサッ。>
誰か下着姿の若い娘が着替えをしているその光景。ペギーはそのモニターに映し出されている光景を見て、驚愕の表情を浮かべていた。
髪の長い黒髪、平均的な体格。その端正な顔立ちをやや赤らめている、ベージュ色のブラジャー一枚、下は黄色いホットパンツだけを身に着けたその女性。
その美しい柔肌を惜しげもなく見せ付けている彼女。更にその女性は黄色いホットパンツを脱ぎ捨て、上下共にベージュ色の下着のみのあられもない姿を惜しげもなく晒してしまっている。
だが何よりペギーにはその光景に見覚えがあった。それもあまり思い出したくない忌まわしい記憶として…そしてそのモニターに映し出されている光景を見て、ペギーの身体はガタガタと震えていく。何故なら…。
「…あ、あれ…あれ……あれって…も、もしかして…まさか、まさか…!?」
「グフフフッ…そう、そのまさかだよ。貴様にはこの光景に見覚えがあるよな?何たって貴様自身が昨日、同じ事をしていたんだからな。なぁペギー松山、グフフフフフッ」
そのモニターに映し出されているモノ…それは昨日、まさにペギー自身が、自らの進退に取り付いた小さな寄生虫たちを追い払うために身に着けていた衣服を次々と脱ぎ捨てているシーンだったからだ。
「…それにしても傑作だったぞ、このシーンは。あのモモレンジャー様が誰も見ていないと思ってこんな所で“生着替え”を惜しげもなく披露してくれてるんだからな、グフフフッ、グフフフフフッ」
「…ぁ…ぁ…な、何で、何で…あ、あそこには…あそこにはカメラらしき物なんてどこにも仕掛けられてなかったはずなのに…それなのに何で…!?」
だが幾ら身体に取り付いた寄生虫たちを追い払うためだったとはいえ、まさかあのような場所で誰も自分の着替えなど見ていないと思っていたから、彼女は自ら衣服を脱ぎ捨てその柔肌を晒したのだ。何よりあの時、あの場所にいたのは自分と二人の仲間だけだと、ペギーはずっと思い込んでいたのである。
しかし今、彼女の目の前の画面に映し出されていた映像は、まぎれもなくペギーが生着替えをしている、あられもないあの時の姿だった。
ヤツらがその映像をどこから撮っていたのか、それは彼女には分からない。だがモニターに映っていたその映像はペギーの前提を、まさに根底から覆す物だったのである。
「…ぁ…ぁ…ぁ…な、何で…何で…」
画面に映し出されていたペギーの恥ずかしい姿。その衝撃的な映像を見せ付けられ、さすがに彼女はショックの色を隠せないでいる。
「グフフフッ…さすがに驚いているようだな?だが我ら黒十字軍の技術を持ってすれば被験者に近距離からでも気付かれないような、小型の隠しカメラを作成する事など簡単な事だ。甘く見てもらっては困るな、グフフフッ、グフフフフフッ」
「…そ、そんな……そんな、そんな…」
「グフフフッ…だがこれだけではないぞ。…これを見るがいい!」
パチンッ。
そう言う日輪仮面が指をパチンと鳴らすと、これまでペギーが下着姿で着替えをしている、あられもない姿が映っていた画面が切り替わる。そして今度、そのモニターは違うものを映し出した。それは…。
<ああっ!?ああぁぁ、あああぁぁぁ!…や、やめてっ、やめてぇ!いやあぁ、いやああぁぁ、いやあああぁぁぁ、いやあああぁぁぁぁ!!>
!…あ、あれは!?…そ、そんな…そんな、そんな…。
それは両腕を上げ、爪先立ちにつるされていたペギーが苦悶の表情を浮かべながら身体を弓なりにさせ、甲高い悲鳴を上げ続けている凄惨な光景だった。
前のファスナーが開いていた黄色いホットパンツの口から、ペギーは日輪仮面の杖を股間にねじ込まれていた。そしてその日輪状の杖から発せられる灼熱のような高温に、彼女は股間を焼き続けられてしまっていたのである。それは、彼女がこの戦いで最も激しい苦痛を味わわされたシーンでもあった。
<ドサッ。>
更にその映像は屈辱的なペギーの姿を映し続ける。股間を耐え難い高温で焼き続けられ、意識を失い、その上失禁までもしてしまうという失態を犯してしまった彼女。
そのペギーは、日輪仮面に彼女の両腕をつるしていた鎖を強引に引きちぎられ、そのままあお向けに転がされてしまう。
肉感と艶のある魅惑的な肢体、その肢体の肉付のよさを更に強調する鮮やかな黄色いホットパンツと白いロングブーツ。そして意識を失っても、それまでの苦痛を表すかのような苦悶に満ちたその美貌…両腕を上げたまま、バンザイをするような格好で、コンクリートの床に無造作に転がされてしまっているペギー。
転がされている彼女の肉付のいい太腿を伝う黄金職の液体。股間から太腿を伝っていくその醜い液体が、この時のペギーの惨状を物語っていた。
「グフフフッ…何度見ても実にそそられる光景だ。なぁペギー松山よ、グフフフフフッ」
「…イ、イヤ……そ、そんな、そんな…」
そんな、次から次へと見せ付けられる自分の屈辱的な映像にペギーはそれをただただ呆然と見る事しかできない。
「へへへっ…日輪仮面様。オレたちが作った作品も忘れてもらっちゃ困りますぜぇ、へへへっ、へへへへへへっ」
「おお、そうだったな。そういえばもう一つ、おまえたちからもらった作品があったな。だがこれは実はわたしもまだ見てはいないんだよ。…おまえら、わたしもちゃんと楽しめる物なんだろうな?」
「ええ、そりゃぁもう…へへへっ、へへへへへへっ」
「そうか、グフフフッ……では早速おまえたちの作品を見せてもらうとするかな?実に楽しみだよ、グフフフフフッ」
…な、何…こ、これ以上一体何があるって言うの??これ以上何が出てくるって言うのよ??
パチンッ。
日輪仮面の周囲にいる下卑た笑いを浮かべていたゾルダーたち。そんなゾルダーたちにうながされるように、日輪仮面は再び指を鳴らした。そんなヤツらの様子をペギーは顔を引きつらせ、不安そうにおびえながら見つめる事しかできない。
パッ。
そして日輪仮面が鳴らしたその指の音と共に、再びモニターに映っていたものが切り替わった。今度その画面上に映し出されたものは…。
<ぐ、ぐっ…ぁ、っ…ぁ…く、くぅ!?>
<へへぇ…見た目通り、やっぱモモちゃんのおっぱいホントたまんねぇな、へへへへっ……それとモモちゃんもオレの手で感じてくれてるんなら我慢なんかしないで甘~い声で喘いでくれても全然構わないんだぜぇ。いや、むしろもっと喘いでくれねえかなぁ?へへへっ、へへへへへへっ>
!?ウ、ウソ!?ウソ…でしょ…あ、あんな…あんなものまで…。
次にモニターに映し出されたもの…それは昨日の夜、ゾルダーたちによって繰り広げられていた宴。そしてペギー自身がその大宴会に酒のつまみとして、無理矢理出席させられていた光景だった。
哀れにも上半身に身に着けていた衣服をボロボロに剥かれてしまい、半裸状態で広場の中に十字架磔にされ、冷たい夜風に晒されていたペギー。
そしてそんな十字架磔にされていた彼女の背後から一人のゾルダーが回り込む。更にそのゾルダーは十字の柱ごと、後ろからペギーのふくよかな両乳房に両手を回していき、その肢体を抱きしめ、そのまま彼女のバスとを乱暴に揉みくちゃにした。この戦いのさなかペギーが受けた、最大の恥辱にして最も屈辱的な出来事である。
<…そういえばオレ、モモちゃんの例の決めゼリフ、“いいわね!いくわよ!”の大ファンなんだよなぁ…!…そうだ!オレたちにいじられてモモちゃんがイク時はぜひ“いいわね!イクわよ!”って言ってイッてくれねぇかなぁ?へへへっ、へへへへへへっ>
「グフフフッ…中々面白い光景だな。だが…それにしても何だ、おまえら?実はもうその女と結構楽しんでるんじゃないか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「へへへっ…実はそうなんですよぉ。へへへっ、へへへへへへっ」
「…ぁ…ぁ…イ、イヤ…イ…ヤ…も、もう…やめ…て…」
十字架磔にされているペギーがいいように弄ばれる映像を前に、お互いのニヤニヤとした顔を見合わせている日輪仮面と周囲にいたゾルダーたち。一方のペギーはあまりのショックに茫然自失、もはや声を発する事もままならない状態だ。だが日輪仮面は打ちひしがれるペギーに追い討ちを掛けるように更に彼女を追い詰めていく。
「グフフフッ…そうか。声が出ないほど嬉しいか?…だが更にこんなのもあるぞ?グフフフッ、グッフッフッフッフッフッ…」
…や、やめて…こ、これ以上何があるっていうのよ?お願い!も、もう…やめ…て…。
次から次へと曝け出される屈辱的な映像の数々に、すっかり戦意喪失気味のペギー。だが彼女への屈辱はまだまだこれだけでは終わらない。
パッ。
そして日輪仮面の合図と共にまた画面が切り替わった。だが次にどのような映像が出てくるかはこれまでの蛍光を考えれば誰にでも想像はつく。
…や、やめて…もう…やめ…て…。
もちろんペギーもその事は十分過ぎるほど分かりきっていた。だから彼女はすっかりおびえている。これからすぐ映し出されるであろう、自分を辱める映像に…。
<…>
や、やっぱり…わたしだわ。う、ううぅ…??…で、でも…な、何か変…だわ。全然動きがない??何で…。
「グフフフッ…何鳩が豆鉄砲食らったような顔をしているのだ?…これは今の貴様自身だよ。哀れにも悪の手に堕ちてしまった、情けない正義のヒロインのな。グフフフッ」
!…ま、まさ…か…。
あお向けに転がされ、四肢を“大の字”に広げられて地面に押さえつけられたまま、日輪仮面に馬乗りにされてしまっているペギー。
だが日輪仮面の言う通り、モニターに映し出されたそれはまさに現在のペギー自身の姿だった。画面に映し出されていたものは今の彼女自身の姿を映し出しているライブ映像だったのである。
「グフフフッ…これまで見せた四つの映像、そしてさっき撮った一枚の写真。この貴様の恥ずかしい姿を全世界のイーグルの各支部に送りつけてやるよ。我ら黒十字軍の貴様らゴレンジャーへの勝利宣言としてな…グフフフッ、グッフッフッフッフッフッ」
「…そ、そんな…そんな、そんな…や、やめて…やめて…イ、イヤ…イヤ、イヤ…イ…ヤ……イ、イ、イヤアアアアアアァァァァァ!!」
耳をつんざくような甲高い悲鳴。これまで黒十字軍の責めに必死に耐えてきたペギー。だがそんな彼女もこれまで懸命にこらえてきたものが遂にプツッと切れてしまったのか、堰を切ったように大きな悲鳴を上げてしまう。
「いやあぁぁ、イヤアアァァァ!やめて、やめて、やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
無敵の戦士、正義の象徴でもあるゴレンジャーの自分の屈辱的な姿が全世界に晒される。強大な悪の力の前に屈した、完膚なきまでに叩きのめされた正義のヒロインの末路として…それは正義の象徴、ゴレンジャーの一員として戦ってきたペギーにはとても耐えられない、まさにそれはモモレンジャーとしての彼女の“死”を意味しているものでもあった。
「イヤアアァァ、イヤアアァァァ、イヤアアァァ…う、うぶっ!?…う、ううぅ、うううぅ、ううううぅ…」(う、ううぅ…な、何なの!?何なの、一体!?)
相変わらずショックのあまり、ひたすら甲高い悲鳴を上げ続けていたペギー。その時、彼女は口の中に何かねじ込まれてしまう。
ペギーの口の中に広がるゴム臭い味。どうやら彼女の口の中に突然ねじ込まれた物はゴムボールのような物のようだ。いきなり口を塞がれてしまい、驚きのあまり、ペギーはその瞳を大きく見開いてしまっている。
「グフフフッ…せっかく捕まえた極上の獲物にいきなり舌を噛まれたりして死なれたら困るからな、グフフフッ、グッフッフッフッフッフッフッ」
「…う、ううぅ、うううぅ、うううううううぅ…」(な、何よ!?い、一体これからわたしをどうするつもり!?)
ペギーの口の中にそのゴムボールのような物をねじ込んできた者は日輪仮面だった。どうやらヤツは、追い詰められた彼女が舌を噛み切って自ら命を絶つことを防ぐためにそのような事をしたらしい。
「へへっ…日輪仮面様。さっき日輪仮面様に頼まれていた、さっきまでモモちゃんがおっぱいを隠していた白い布切れですぜ、へへへっ、へへへへへへっ」
その時、ゾルダーの一人が“ある物”を日輪仮面に手渡す。それは先程、ペギーの胸周りに巻かれていた白いマフラーの切れ端だった。先程彼女が破り取り、無造作に落ちていたそれを、いつの間にかそのゾルダーが拾ってきたらしい。
「うむ、ご苦労だったな。…ではその布切れをわたしによこしてくれ…グフフフッ、グフフフフフッ」
「う、うううぅ、ううううぅ、う、うううううううぅ…」(な、何を!?一体これ以上わたしをどうするつもりなの??…!?う、ううぅ…ううううぅ…)
ニヤニヤと笑みを浮かべていた日輪仮面はそれを受け取り、口の中を塞がれ、モゴモゴと何か言っているペギーの顔にそれを巻きはじめた。いわゆる“猿轡”である。
「グフフフッ…どうだ?その白い布は貴様が破ったおかげで少し短くなってしまったが…まだ貴様の顔を猿轡にするぐらいなら十分なのでな。ありがたく使わせてもらった。それにしても中々似合ってるぞ?なぁペギー松山よ、グフフフッ、グフフフフフッ」
「う、ううぅ…うううぅ…」(う、ううぅ…に、日輪仮面…も、もうやめ…て)
そしてその白いマフラーの切れ端でペギーを猿轡にした日輪仮面は、涙目でガタガタと震えている眼下の女戦士の顔をじっと覗きこんだ。
憎き敵にそのような屈辱的な態度を取られれば、少し前の彼女であれば強気にキッと睨み返すはずなのだが…だが数々の屈辱と恥辱にまみれ、完全に打ちのめされてしまっていた今のペギーにはそのような力はもう残っていない。日輪仮面を見つめる涙目の瞳も以前のような鋭さはもはやなく、明らかに弱々しい。
「さて…いよいよクライマックスなのだが…最後に何故わたしがゴレンジャー抹殺のために貴様、モモレンジャーを狙い撃ちにしたのか教えてやろうか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「!?…う、ううぅ、うううううぅ…う、ううううぅ…」(そ、そんなの知りたくもないわ!そ、それより…こ、こんな事早くやめて、もうやめて…お願い…もう…いっそ殺して…)
これまでペギーにたっぷりと屈辱と恥辱を味わわせ、その欲望を満たしてきた日輪仮面。ヤツは最後に自分がペギーを狙い撃ちにした理由を語りたいという。
だが当のペギー自身はそのような事にはまるで興味を示さない。すっかり絶望に支配されてしまっている今の彼女にとって、そのような事はもうどうでもいい事なのだ。
「そうかそうか、そんなに知りたいか?なら教えてやろう…グフフフッ……まず貴様らゴレンジャー最大の必殺技はゴレンジャーストームだよな?グフフフフフッ」
「!?…う、うううぅ、ううううぅ…う、ううううううぅ…」(な…そ、それが…それが何だって言うのよ…!?)
今やすっかりおびえきってしまっている、眼下の女戦士を目の前に今回の戦いの事について語り始める日輪仮面。一方のペギーは、そんな仮面怪人を前に目に涙を溜めて、ひたすらおびえる小動物のようにガタガタと震えているだけだ。
「そしてそのゴレンジャーストームの最大の要はキック爆弾を作り出す貴様、モモレンジャーだよな?…更におあつらえ向きにそのモモレンジャーが我が要塞にノコノコ忍び込んできたってわけだ。それも貴様を含めてもたった三人でな、グフフフフフッ」
「う、うううぅ、ううううぅ…う、うううううううぅ」(な、何よ!?そんなのこれまでもあったじゃない!?な、何を今更改まって…)
「…これをわたしはゴレンジャーを壊滅するための千載一遇のチャンスだと考えたってわけだ。だがそれだけではないぞ?グフフフッ、グフフフフフッ」
「??…う、ううぅ…ううぅ」(??…な、何!?まだ何かあるの??)
ペギーに狙いをつけた理由を、日輪仮面はもっともらしい理由をつけて話し始める。だがヤツが話したそれはペギーにとって何ら目新しいものでもなかった。そのような理由であれば、これまでも似たような理由で彼女が集中的に狙われた事は何度かあったからである。
だが日輪仮面がペギーを集中的に狙い撃ちにした理由はまだ他にあるという。それが一体何なのか、彼女には全く思い当たる節がない。しかしそれはペギーの想像など全く及びもつかないものだったのだ。
「グフフフッ…ところで貴様らゴレンジャーを今回、一気に一毛打尽にするためには、誰かゴレンジャーの一人を人質に捕る事がいいとわたしは考えたのだが…そのための人質に適任なのは貴様、モモレンジャー、いやペギー松山であるとわたしは考えた。…何故だか分かるか…?」
「??…う、ううぅ…!?」(??…な、何でコイツはわたしを選んだの?…だ、だいたいそんなの分かるわけ…)
「グフフフッ…最初にここに来なかった残りのゴレンジャーをおびき寄せるためには人質を拷問してそれなりに“いい感じ”にしておく必要があるだろう?そしてどうせ拷問するのであれば、それはむさ苦しい野郎よりも若い女の方がいいってわけだ。それが貴様のような“ムチムチボディ”であれば尚更そう思わないか?…グフフフッ、グフフフフフッ」
!…な、何よそれ!?そ、それじゃヤツはわたしが“コイツ好みのいい女”だったからわたしを狙ったっていうの?…だ、だいたいそれならわたしがゴレンジャーストームのカギだとか、そんなのどうでもいいって事じゃない??
日輪仮面がペギーに狙いをつけてきた本当の理由…別にそれはヤツが最初に言ったような、もっともらしい戦略的な理由などではなく、ただ単純に己の欲望を満たすためだけのものだったのだ。
わたしが弱いとされている女だったから?わたしを選んだ理由はただ単純にヤツの性的欲望を満たすため…?そ、そんな、そんなのって…。
日輪仮面が自分を人質に選んだ本当の理由を知ってしまったペギー。しかもそれは戦略的な理由など何もない。あるのは個人的な欲望を満たすためだけの“ただのこじつけ”でしかないのだ。それはペギーにとって、屈辱以外何物でもなかった。その理由が彼女がただ単にヤツ好みの女であるというものであれば尚更である。
「おかげで貴様には随分楽しませてもらったよ。特に普段、“強い女戦士”、モモレンジャーを必死に装っている貴様が、徐々に本来の“ペギー松山”という脆い女を晒していくところなどはな。それでもその脆い部分を必死に覆い隠そうとし、強い女戦士、モモレンジャーを必死に演じようとしているところなどは最高に傑作だったよ。所詮、我ら黒十字軍の手の中で踊らされている事とも知らずにな…グフフフッ、グフフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ!」
…そ、そんな……わ、わたしが…わたしがこれまでヤツらの辱めから必死に絶えてきた事は全て無駄なあがきだったって言うの?わたしのしてきた事何もかも全てが日輪仮面の手の中で踊らされていただけだって言うの!?…こ、こんな…こんな事って…。
この戦いに渦巻く欲望と自らをターゲットに仕組まれた巧妙なカラクリ。ペギーは遂にその全貌を知ってしまう。
だがその全容を知っても、彼女の中にはハメられた事への怒りの感情は不思議となかった。あるのは全てへの絶望と自らへの無力感だけ…呆然とする中、ペギーに残ったものは完膚なきまでに叩きのめされた敗北感と、戦士として何もする事ができなかった無力感だけである。
しかしこれで全てが終わったわけではないのだ。ペギーにはもう一つ、底無し沼のように深い絶望が待っていたのである。それは…。
「グフフフッ…これでわたしのやりたかった事は終わりだが…貴様にはまだ相手をしてほしいヤツがいるのだよ。それもその相手は大勢だ、グフフフッ、グフフフフフッ」
…そ、そんな…まだ…まだ何かあるわけ??…も、もう…もうやめて…お、お願い。も、もう…殺して…。
己の無力さと敗北感に打ちのめされていたペギーの顔をじっと覗きこむ日輪仮面。だが今の彼女にはもうその憎き仮面怪人を睨み返す力も残ってはいない。
既に全身を絶望と恐怖、そして敗北感に支配されていたペギー。その日輪仮面の暗く、陰湿な顔を見ても今の彼女は、恐怖と絶望に目に涙を溜め、ガタガタと振るえているだけだ。
「…おい、おまえら!…待たせたな。いよいよおまえたちの番だ。グフフフッ、グフフフフフッ」
「へへっ…やっとですかぁ?本当に待ちくたびれましたぜぇ、へへへっ、へへへへへへっ」
そしてペギーを馬乗りにしていた日輪仮面は周囲のゾルダーたちに何か呼びかけ始める。その呼びかけにそのゾルダーたちは、哀れにも大の字で地面に押さえつけられている女戦士の下へ喜び勇んで近寄っていく。
「!…う、ううぅ!?ううううぅ、ううううぅ…」(な…こ、これから…わたしを、わたしをどうするつもりなの!?)
「何だ?これから貴様がどうなるか知りたいのか?いいだろう、教えてやるよ、グフフフッ……これから貴様には“コイツら”の相手をしてもらおうと思ってな、グフフフッ、グフフフフフッ」
「!!…う、うぐぅ!?」(!な、な!?)
周囲のゾルダーたちを見渡しながらそのように言い放つ日輪仮面。ペギーはその言葉に大きく目を見開き、驚愕の表情を浮かべている。そしてそこまで聞けばこの後自分にどのような運命が待ち受けているかもおよそ想像がついてしまう事に…。
「グフフフッ…何しろコイツらは貴様のムチムチボディがエラくお気に入りでな。“早くモモちゃんを犯してぇ”とさっきからうるさいんだよ。そういうわけで頼むからこいつらと遊んでくれないかな?グフフフフフッ」
「へへへっ…でもそれ、実は日輪仮面様も同じなんじゃないですかぁ?へへへっ、へへへへへへっ」
「そうか?そうでもないぞ。だからこうやってこのムチムチボディの一番おいしい取り分を譲ってやってんだろ?…なぁ、実に部下思いの上官だと思わないか?少しは感謝しろよ?グフフフフフッ」
「へへぇ、分かってますぜぇ、日輪仮面様。…それじゃ早速…へへへっ、へへへへへへっ」
日輪仮面とその周囲にいたゾルダーたち。ニヤニヤと、だらしなく崩れた顔をお互いに見合わせながら、既に生け捕りにし、近くに転がしてあった“極上の獲物”を眺めているその下衆な集団。
「う、うううぅ、ううううぅ…ううううううぅ…」(う、うぐぅ!?な、何とか…何とかならないの??も、もう…もうどうしようも…ないの…?)
周囲にいた、卑猥な薄ら笑いを浮かべている下衆な集団の話を耳にしてしまったペギーの美貌にはいよいよ絶望の色が広がっていく。それでもこの状況を必死に何とかしようと、今にも零れ落ちそうな涙目で懸命にもがき続けるペギー。
だがあお向けに転がされた状態で、地面に四肢をガッチリ押さえつけられてしまっている今のペギーの状態ではもはやどうしようもない。彼女が幾ら身体をもがかせても、その肉感のある肢体がブルブルと震え動くだけ…もう彼女には打つ手は何も…そう、何もないのである。
「…そういうことだ。では後は頼んだぞ。せいぜいアイツらを楽しませてやれよ?まぁこれも人助け、“正義の味方”の大切なお仕事だ。なぁペギー松山…いや、むしろこの場合、正義のヒロインモモレンジャー様とお呼びした方がいいのかな?…グフフフッ、グフフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ…」
眼下に馬乗りにした極上の獲物を見下すように眺めながら、高らかにあざ笑う日輪仮面。そしてヤツは“まぁ、これは餞別だ”とでも言わんばかりに、最後にペギーのふくよかな乳房をポンッと叩き、彼女から離れていった。
「…う、ううぅ…ぅぅ……!ぅ!?」(う、ううぅ…こんな…こんな事って……!はっ!?)
日輪仮面の狡猾な罠の前に完膚なきまでに叩きのめされ、ただただ打ちひしがれているペギー。
へへへへっ、へへへへへへっ…。
だがまだ全てが終わったわけではないのだ。打ちひしがれている彼女の下へ、薄ら笑いを浮かべてわらわらと迫ってくるケダモノたち。その忌まわしい光景が、ペギーが現実から逃れようとする事を許してはくれない。
「!!…う、うううぅ!?ううううぅ、ううううぅ…」(こ、こんな…イ、イヤッ…お、お願い…こ、来ないで…来ない…で)
へへへへっ、へへへへへへっ…。
もはやどうしようもない。
そんな、自らの絶望的な運命を悟った凛々しくも美しいその美貌がみるみる青ざめていく。
それでも涙目のペギーは、この絶望的な現実から逃れたい一心で、その身体をもがき続けている。
だがもうそのような事をしてもどうしようもない。彼女がもがけばもがくほど、その肉感のある肢体がブルブルと振るえ、その身体の持つみずみずしさを改めて証明していくだけ。またそうする事で結局は皮肉な事に、彼女の周りにいたケダモノたちを喜ばせる結果になってしまっていたのである。
モモレンジャー、ペギー松山に与えられたどこまでも深い絶望、そして決して逃れる事ができない恥辱の数々。もはや運命は変えられないのだ。
「へへへっ、へへへへへっ、へへへへへへへっ…」
「…うううぅ、ううううぅ…ううううううぅ…」(…イ、イヤ…こ、来ない…で……イ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ……イ、イヤアアアアァァァァ!!)
己の四肢を地面に押さえつけられ、まったく身動きがとれないペギー。
肉感のある肢体へ我先にとむさぼりつくケダモノたち。顔をクシャクシャにしてその凛々しい美貌を涙でダラダラと汚し、自由にしゃべる事でさえも封じ込まれてしまった彼女。そのペギーはくぐもった、声にならない悲鳴を上げ続ける事しかできないでいる。
そんなペギーからはもはや厳しい戦いを潜り抜けてきた女戦士としての凛々しさ、オーラは少しも感じられない。徐々に迫りくるケダモノたちと自身が犯される恐怖に泣き叫ぶ今のペギーの姿は、ケダモノたちになす術なく強姦されていく“普通の年頃の娘”と何ら変わるものではなかった。
これまで黒十字軍による数々の悪の野望を打ち砕いてきたゴレンジャー。だがそのゴレンジャーも黒十字軍の狡猾な罠の前に遂に敗れ去ってしまった。
アカレンジャー、アオレンジャー、キレンジャー、ミドレンジャーの四人はヤツらの前にあえなくその若い命を落とす事となる。そして唯一生き残った紅一点の女戦士、モモレンジャーも…。
「ほいぃぃぃぃぃ!ほいぃぃぃぃ!…へへへっ、へへへへへへっ…」
「うううぅ、ううううぅ!…う、うううううううぅ!」(いやあぁ、いやああああぁ!…い、いやあああああああぁ!)
まんまと地面に押さえつけた“極上の獲物”へ次々に飛びついていくケダモノたち。猿轡にされたその女は、口を塞がれ悲鳴を上げる事もままならない。
やがてその肉感のある艶やかな肢体は、容赦なく、我先に襲い掛かるケダモノたちの“黒いシルエット”に次々と覆い被されていく。
グフフフフフッ…。
少し離れた場所で繰り広げられていたそのおぞましい光景を、日輪仮面はニヤニヤと、ほくそ笑みながら眺めていた。憎き宿敵にして“極上の獲物”でもある女戦士がなす術なく犯されていくその光景を…。
ババババババッ…要塞の上空に響き渡るプロペラのローター音。空中を行き場もなくさ迷っている無人のバリブルーンである。
既に主を失ってしまい、上空を行き場もなくただ漂っている元空の王者のそんな姿は、地上の女戦士へ繰り広げられる、見るに耐えない凄惨な地獄絵図を悲しそうに見つめているようでもあった…。
- 黒い死の要塞!!恥辱まみれのモモレンジャー 完 -