- 黒い死の要塞!!恥辱まみれのモモレンジャー 屈辱編1 -

「…ぅ、ううん…!…はっ!?こ、ここは…?」
そこは何処かの薄暗い倉庫のような建物の中…その中央で両手を頭の上で合わせるように真っ直ぐ伸ばされ、天井から爪先立ちに吊るされている若い女性の姿があった。ゴレンジャーの紅一点、モモレンジャーことペギー松山である。
…そっか。わたしは黒十字軍の秘密基地に潜入してその中で日輪仮面にやられてしまって……彼女は今、自分が何故このような状況に置かれているのか、頭の中の記憶を少しずつ紐解いていた。
黒十字軍の企みを暴くため、ヤツらの秘密要塞へと潜入したゴレンジャーの面々、大岩、明日香、そしてペギーの三人…しかしそれは彼らゴレンジャーをおびき出すために黒十字軍によって流された偽情報、いわゆる“罠”だったのだ。まんまと誘い出されてしまった彼らはあえなくヤツら黒十字軍に捕らわれる事となってしまう。
それでも三人のゴレンジャーは紆余曲折を経て一度は捕らわれていた部屋から脱け出す事に成功する。しかし彼らはその要塞からの脱出途上でまたしても黒十字軍に取り囲まれてしまい、ヤツらと戦うハメになってしまった。
既にモモレンジャーへと転換していたペギーはそこで黒十字軍の仮面怪人・日輪仮面と遭遇する…しかしヤツの狡猾な罠にあえなく落ちてしまった彼女、いや彼ら三人のゴレンジャーは身動きの自由を封じられてしまったところを日輪仮面の放つ強力な火炎攻撃・日輪ファイヤーによって、その灼熱の炎になす術なく飲み込まれてしまったのである。
…そうだわ。わたしは日輪仮面のあの強力な火炎攻撃をまともに食らってしまって……しかし自分が何故このような状態にされてしまっているのか、彼女にはそれ以降の記憶がない。ヤツらにやられてしまい意識を失ってしまった自分はどこかに連れていかれこのような状態にされてしまった…自らが置かれている状況とそれまでの経緯からペギーはそのように推測する。
だがそこで彼女の脳裏には一つの疑問が浮かんできていた。…でもそんな状態だったのなら黒十字軍はわたしを簡単に殺せたはず。なのに何故アイツらはわたしにトドメを刺さなかったのかしら…?
!…そうか。ヤツらの狙いはわたしを拷問してゴレンジャールームの場所を聞き出す事…そうよ。きっとそうに違いないわ……自分をこのような状態にした黒十字軍の狙いを彼女はそのように推理した。
ふふっ…でもそんな事してもムダよ。わたしはどんな拷問にも屈しない。例え黒十字軍がどんな事をしてきても…わたしは絶対に負けはしないわ!……彼女は少し口元をゆるませ、改めてヤツらへの闘志をみなぎらせていく。
でも…わざわざ拷問されることを待っている必要なんてどこにもないわ……暗がりで周りがよく見えない中、彼女は近くに敵の気配がない事を確認し…よしっ、幸い近くには誰もいないみたいね。
その事を確認したペギーは再び口元をゆるませ……ヤツらはわたしを殺さないでくれた。わたしを拷問しようとしてこんな事したつもりみたいだけど…わたしをむざむざ殺さないでいたこと、絶対に後悔させてやるわ!
…そのためにもここから早く脱け出さないと…うっ、くぅ……ペギーは両腕を真っ直ぐ伸ばされ爪先立ちにされていたこの状況から何とか脱け出そうともがき始めるのだが…。
ガチャガチャ、ガチャガチャ……!?…その時、彼女は頭の上で真っ直ぐ伸ばされていた両腕の先が何か冷たい金属のようなもので拘束されているような感触を覚える。
く、くっ!?…それに気付いたペギーが自分の頭上にあった両手首の方を見上げてみると…その両手首が頑丈そうな鋼鉄製の手錠で束縛されている光景が飛び込んできた。更にその手錠から上の方に鎖のようなものが伸びている。どうやらそれで彼女を天井から吊るしているようだ。くっ!?て、手錠が…そ、それじゃもしかして他の所にも?……そう不安に思ったペギーは自分の身体を見回してみる事にする。
……ふぅ…とりあえず上の方は“この手錠”以外は何もされてないみたいね……白いTシャツ、その上からはおっていたレザーのジャケット、この暗闇の中でも特に目立つ鮮やかな黄色いホットパンツ、それを腰で締めていた皮製のベルト…彼女は自身の足の付け根辺りまでを見回してみて、身に着けていたものが特に何も変わっていない事に安堵のため息をついた。
くっ!?で、でも足の方は……ペギーは先程から自分の両足が何かに引っ張られているような、ズシッとくる重さを感じていた。嫌な予感を覚えつつ彼女が真っ直ぐ伸ばされていた足元を見てみると…左右の足に履いていた白いロングブーツに鉄の輪のような物が付けられている事に気付く。
だがその鉄の輪にそれほどの重量があるようにはとても見えない。ジャリ…しかし彼女はそれから鎖のようなものが伸びている事に気付いた。どうやらその先に鉛の重りのような物が取り付けられているらしい。
ぐ、ぐっ!?…こ、これじゃ…ここから簡単に脱け出す事なんてとてもできないわ!?……頭上に真っ直ぐ伸ばされていた両腕はほぼ完全に束縛され、爪先立ちにされている両足も動かせるとはいえ、かなりの負荷をかけられている…自分の置かれている状況を改めて確認し、彼女は苦々しく顔をゆがめていく。
カッ!!…!?…その時、突然彼女に四方から強烈なストロボライトが浴びせられる。!…な、何っ!?……突如として浴びせられる明るい光にたまらずまぶしそうに目を細めるペギー。
「グッフッフッフッ…グッフッフッフッフッ…」
コツ、コツ、コツ、コツ…その不気味な笑いと共に暗闇の中から一人の男が彼女の下へゆっくりとその姿を現す…それは黒十字軍の仮面怪人・日輪仮面だった。
「!…お、おまえは??に、日輪仮面!?」
「グフフフッ…やっとお目覚めかな?…正義の味方がお寝坊さんでは格好がつかないのではないのかね?なぁ、モモレンジャーよ…いや、その姿だからペギー松山とお呼びした方がいいのかな?…グフフッ、グフフフフフッ」
「あ、あんたね!わたしをこんな格好にしたのは!?こ、こんな事してわたしをどうするつもり!?それにここはどこ??…こ、答えなさい!」
「グフフフッ…そんな格好にさせられて少しはおとなしくなると思っていたが…まったくよくしゃべる女だ。…まぁいいだろう。貴様の質問に答えてやるよ、グッフッフッフッ…」
ニヤニヤとやたらと余裕を強調した笑みを浮かべてその姿を現した日輪仮面に、ペギーは物凄い剣幕でまくしたてる。そんな彼女の質問にヤツは『やれやれ』といった感じで少し気だるそうに答え始めた。
「…まずここがどこか、だったな?…ここは貴様がわたしに倒された要塞の“とある倉庫の中”とでも言っておこうか?…わたしに無残に倒されおねんねしている貴様をわたしがここに連れてきたのさ、グフフッ、グフフフフフッ」
ぐ、ぐっ!?そ、それじゃわたしはまた敵の基地の中でヤツらの虜になってしまったの!?…一度ならず二度までも同じ敵地で捕らわれの身となってしまった…ペギーはそんな不覚をとってしまった自分を恥じていた。
「…それから貴様をこのようにした理由だったな?…なぁに、貴様にはまだ“利用価値”があるのでね。“色々な意味”でな…グフフッ、グッフッフッフッ」
「フンッ!どうせわたしを拷問してわたしたちゴレンジャーのアジトを吐かせようって言うんでしょ?…お生憎様ね。わたしはどんな拷問にも決して屈しない。あんたたちにしゃべる事は何一つないわ!…せっかくわたしを生かしといたのに残念だったわね」
目の前の仮面怪人に向かい、勝ち誇った笑みを浮かべてそう強気に言い放つペギー。…やはりヤツらの狙いは何かしらの手段で自分からゴレンジャールームの場所を吐かせる事だったのだ。しかしそれはある程度想定していた事…彼女も最初からそれくらいの事はされるだろうとは思っていたし、何よりそんな事でヤツらにそう易々と屈するつもりもなかった。
グフフフッ…だが自分の狙いを喝破されたはずの日輪仮面からは動揺の色は全く見えない。むしろ目の前の女戦士を見つめるその視線は先程よりも卑猥なものへと変わっていく。
「…どうやら貴様は肉体的な苦痛を与える事だけが捕虜を拷問する方法だと思っているようだな?グフフフッ……だが拷問にも色々な方法があるのだよ…グフフッ、グフフフフッ」
??…ど、どういうこと?……コツ、コツ、コツ…そう意味深な言葉を呟いて日輪仮面はつるし上げられているペギーの下へゆっくりと近づいていく。そして彼女の1m程前まで近づいてきたヤツはそこで足を止め…。
「グフフフッ…貴様は自分が“女”である事をすっかり忘れていると見える。グフフッ、グフフフフフッ」
?…わ、わたしが…女?…そんなの当たり前じゃない?コイツ一体何言ってるの?……ペギーにはヤツが何を言っているのか、その意味が全く理解できない。だが……グフフフッ…そう言い放った日輪仮面の“目”がこれまでよりも妖しく光る。そしてそんなヤツの視線が目の前の女戦士の足元へと動いていき…。
グフフッ…このムチムチした脚をより際立たせている白いロングブーツ…更に健康的な色気を漂わせているムッチリ感たっぷりのこの剥き出しの太腿…サイズがとても合っていなそうな、小さなホットパンツからはち切れんばかりのこのデカいケツ…。
そしてキュッとくびれたこの細腰…ほぉ…それにコイツ、よく見ると実は結構胸あるじゃないか?…更に極めつけはこのいかにも生意気そうな面構えだ。
…憎きゴレンジャーの中にこのように“おいしそうな”獲物がいたとはな。やはり拷問用の捕虜にこの女を選んだ事は正解だったようだ…コイツは実にイタブリ甲斐がありそうだよ、グフフッ、グッフッフッフッフッ……いやらしく、ねっとりと動く日輪仮面のその視線はペギーの肢体を足先から舐めるように観察していく。
!…そしてペギーも目の前の仮面怪人の自分へと向けられる、そんなじめじめとした視線にようやく気付いたようだ。ゾクッ…更に彼女はその視線に本能的に背筋に寒いものを感じてしまう…それはこれまでの戦いで感じたことのなかった、まるで何か獰猛な獣に獲物を見定められているような、とてつもなく嫌なものだった。
それにペギーもある事を今、ようやく理解した。…自分が“女”である事という日輪仮面の言う意味が…ヤツの自分へと向けられているその視線は明らかに“敵”としての自分へではなく“女”としての自分へと向けられているものだという事を…彼女は今、戦いの場で初めてと言える、得体の知れない恐怖、何とも言えない不快感、そして言い知れぬ不安を感じていた。
「!…な、何よっ!何じろじろ見てんのよっ!?」
自分の身体へとまとわりついてくるような、日輪仮面のそんなねっとりとした視線に耐えられなくなったペギーが、それら言い知れぬ不安を振り払うようにしてたまらず大きな声でわめき始める。
グッフッフッフッ…しかしそんな彼女に構うことなく、日輪仮面は更にペギーへと近づいていき…左手で彼女の右頬をそっと触れていく。
「グッフッフッフッフッ…相変わらず生意気そうな面構えだ。いわゆる“凛々しい顔立ち”というヤツなのかな?グフフフッ……だがこの生意気そうな顔がこれから汗と涙で醜くグチャグチャになるのだ。実に楽しみだよ、グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?…そ、その薄汚い手でわたしに触らないでっ!」
キッ!…日輪仮面に右頬を触られているペギーはその美貌を更にゆがめ、ヤツを鋭く睨みつける。しかしそんな強気な態度とは裏腹に彼女は頬をほんのりと紅く染め、瞳をほんの少しだけ潤ませていた。幾ら強がっていても彼女が感じていた言い知れぬ不安を完全に覆い隠す事はできない。
グフフフッ…日輪仮面もその事は何となく分かっていた。だから彼女の心理をじわりじわり、真綿で絞め上げるように目の前の女戦士の右頬を更にやさしく愛撫していく。
「ぐ、ぐっ!?さ、触らないでって言ってるで……!…ゃ、な、な!?」
さわっ…その時、左手でペギーの頬を撫で、その凛々しい顔を覗き込んでいた日輪仮面の右手が、彼女の左胸のふくらみをいやらしい手つきでそっと撫でていく。
「グフフフッ…この柔らかさ、それでいて若さに溢れているこの張りといい…中々の触り心地だ。…貴様、やはりゴレンジャーなどにしておくのはつくづくもったいない気がするよ、グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?…ど、どこ触ってるのよ!このヘン……!?」
さわっ…ペギーの女性らしい丸みを帯びた身体をいやらしい手つきで動くヤツの右手は、更に彼女のキュッとくびれた細腰の左側へと降りていく。
「グフフフッ、この脇腹…意外と固いじゃないか?貴様、以外と引き締まったいい身体してるな?…こんなにいやらしい身体してる割には貴様、引き締める所はちゃんと女戦士らしく締めてるんだな?…グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「ぐ、ぐっ!?こ、このっ……!…」
さわっ…そしていやらしい手つきのヤツの右手は、黄色いホットパンツからはち切れんばかりに迫力のあるペギーのヒップの左側へと動いていく。
「…だがその引き締まったムダのない身体と“このデカいケツ”が同居しているのだ。…これをいつも後ろから見ている他のゴレンジャーのヤツらはたまらんだろうな?グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?ど、どこまで……!?…」
ジュッ…その時、どこかでファスナーが開く音が…それはペギーのホットパンツについていた股間のファスナーが、彼女の迫力抜群の尻の感触を愉しんでいた日輪仮面によって下ろされている音だった。
グフフフッ…その一方で日輪仮面は相変わらずペギーのその凛々しい美貌をじっと覗き込んでいる。ジィィィィィ…彼女の黄色いホットパンツのファスナーが、まったくそれを見ていないはずのヤツの左手によって器用に下ろされていく。
「く、くっ!?な、何すんのよっ!……!?ゃ、ぁ!?」
グリ、グリ、グリ…そして相変わらずペギーの顔をじっと覗き込んでいた日輪仮面の左手の指が、先程開けたファスナーからその中へと侵入し、彼女の下腹部を顔色一つ変えずにグリグリとまさぐっていく。
「…貴様、こんな事をされたことはないのだろう?なぁ、ペギー松山よ、グフフフッ……だが拷問にはこういうやり方もあるんだよ。特に貴様みたいに生意気な女にはな…それをこれからたっぷりと貴様のこのいやらしい身体に教えてやるよ…グフフッ、グフフフフフッ」
「く、くっ!?や、やめなさい!このヘンタ…!?ぁ、あっ、あんっ…」
グリ、グリ、グリ…左手の指をペギーの下腹部へと突っ込んでいた日輪仮面は、相変わらず顔色一つ変えずに彼女の秘所を淡々とまさぐっている。ぐ、ぐっ!?…ぁ、ぁ、ぁんっ……いいように下腹部をまさぐられていたペギーの顔は徐々に汗ばみ、頬は桜色に染まっていく。
彼女もヤツのその指から何とか逃れようと、後ろに大きなお尻を突き出すようにして、わずかに自由になる身体をくの字に折り曲げていくのだが…それも所詮は焼け石に水である。日輪仮面の指はそんなペギーの行動をあざ笑うかのように、後方に退いていく彼女の股間を執拗に追いかけていく。
「…日輪仮面様!“例”の物が用意できました!」
その時、一人のゾルダーが気分よさ気にペギーの下腹部をまさぐっていた日輪仮面に何か報告してくる。ゴロゴロゴロ…それは高さ3m、幅5m程の巨大なモニターについてだった。いつの間にか、数人のゾルダーたちによって彼女の正面、数m前に下に車のついた巨大なモニターがゴロゴロと運び込まれている。
「そうか。グフフフッ……おい、貴様。一緒にいたゴレンジャーのお仲間さんたちに会いたいとは思わないか?グフフッ、グフフフフフッ」
「!…だ、大ちゃんたち!?…大ちゃんは!?明日香は!?あの二人は無事なの!?…そ、それよりあんた、あの二人は一体どこいったのよ!」
行動を共にしてきた二人の仲間の話題が出たその瞬間、それまで目の前の敵になるべく弱い姿を見せないようにしていたペギーの顔色が明らかに変わる。…彼女自身もその事はずっと頭の片隅で気にはしていた。
だが今までは何かこれといって手がかりもなく、とりあえずその事についてはあまり考えないようにしていただけの事なのだ。しかし目の前の仮面怪人はその有力な手がかりを持っている…だからペギーも何とかそれを聞き出そうと必死だった。
「グッフッフッフッフッ…相変わらずよくしゃべる女だ。…まぁ少し待っているがいい。もう少しで分かるさ、グフフッ、グフフフフフッ」
ぐ、ぐっ!?ゃ、ぁ、あんっ……そう言い放つと日輪仮面は“おまけ”と言わんばかりにペギーの股間を最後にもう一突きし、彼女から一時離れていく。
パッ…やがてペギーの目の前に運び込まれていた巨大なモニターに明かりが入り、何かを映し出す。??…何事かと思った彼女がそのモニターに映る画面を注視すると…ペギーが吸い込まれるように見入っていたそのモニターには驚くべき光景が映し出されていた。
『おいっ、おまえらここから解放しろ!…くそっ!オレたちにこんな事してどうするつもりだ!!?』『おいっ、おまえら!これからおいどんをどうするとね!?…あっ!?こらっ、捕虜はもっと丁重に扱いんしゃい!』
「!…あ、明日香!?そ、それに大ちゃんも!?」
それは共にこの要塞に潜入していた仲間、大岩と明日香の二人が要塞内のどこかの広い場所で十字架磔にされている光景だった。十字架磔にされている明日香は近くにいたゾルダーに何か喚き散らし、同じようにされていた大岩も彼を悪戯してくるゾルダーに対して何か文句を言いつけている。
「…あ、明日香っ、大ちゃん!二人とも無事だったのね。よかった…明日香!大ちゃん!…」
『くそぅ!おまえら、おいどんにこんな事して…後で覚えてろばい!……!…ペ、ペギー!?ペギー、無事だったとね!?』『何っ、ペギーだと!?…ほ、本当だ!ペギー、無事だったのか?ペギー、ペギーッ!?』
目の前のモニターの中にいる二人に必死に呼びかけるペギー。呼びかけられた画面の中の彼らもそれに応えるように彼女に呼びかけてくる。どうやら大岩たちの方からも同じようなモニターを通してペギーの姿は見えているようだ。
しかしそのペギーの姿を大岩たちから覆い隠すように一人の男が立ちふさがってくる…それは黒十字軍の仮面怪人・日輪仮面だった。
…どうかね?感動の再会を果たした気分は?…なぁ、ゴレンジャーの諸君、グフフッ、グフフフフフッ」
『!…お、おまえは…に、日輪仮面!?おいっ、おまえ!オレたちにこんな事してどうする気だ!』『おいっ、日輪仮面!ペギーをそんな格好にしてどうするつもりとね!?おまえら!おなごはもっと丁重に扱いんしゃい!』
突如として仲間の女戦士の前に立ちふさがるように現れた仮面怪人に向かって、口々に抗議の声を上げ始める明日香と大岩。グフフフッ…しかし日輪仮面はそんな彼らを意に介する様子など全く見せない。すぐさま、後方に吊るしていたペギーの方へゆっくりと近づいていき…。
「…どうするのか、だと?グフフフッ……見ろ!こうするのだ!」
ガシィッ!…そう絶叫すると日輪仮面の右手はレザーのジャケットの上からペギーの左胸を力強く鷲掴みにし…。
「!?ぁ、あっ…痛っ…ぁ、あ、やっ…な、何すんの!!?」
「グッフッフッフッフッ…この感触…服や下着の上からとは思えないほどの触り心地だ。貴様、やはりモモレンジャーなどやっているのは間違いではないのか?…グフフッ、グフフフフフッ」
ググググググッ…グリッ…グリッ…グリッ……ヤツの物凄いパワーの握力が、掴んでいた女戦士のふくよかな果実を力強く握りつぶす。そして……。
「…ぁ、ぁ、あっ…!?…き、きゃあぁ!!」
バリリッ、バリリリリッ!…その何かが引きちぎれるような音と共に、ペギーのレザーのジャケットが日輪仮面によって勢いよく引きちぎられてしまった。
『ああ!?ペ、ペギー!!?』『ペギー!?ぐ、ぐぅ…に、日輪仮面!お、おまえおなごのペギーに何ばしよっとね!?』
「女のコイツに何をするのかだと?…グフフフッ、今更何を青いことを…いいか。戦いにのこのこ出てきたからには男も女も関係ないのだ。例えコイツの服が無残に剥かれて恥ずかしい姿を晒すことになってしまったとしてもな……コイツもそのつもりで戦場に出てきているのだろう?なぁ?ん~…貴様もそのつもりで女だてらにモモレンジャーなどになったんだよな?グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…!?ゃ、ぁ、あっ、あぁん…」
ガシッ!…グリ、グリ、グリ……画面の向こうで喚いている明日香と大岩の方を見て、ヤツは彼らをあざ笑うかのように右手でペギーの左胸をモミモミと揉みほぐしていく。
「…それとも何か?貴様らがゴレンジャーのアジトの場所をしゃべるのか?…そうであればこの哀れな女をここから解放してやってもいいぞ?ん?どうだ?大岩大太、明日香健二?…グフフフッ、グフフフッ、ハハハハハハッ」
『ぐ、ぐぅ!?く、くそぅ!…お、おなごにあんな真似をするなんて何て卑劣なヤツばい!』『く、くそっ!?だ、だけどこのままじゃペギーが…!?』
「…だ、大ちゃん、明日香。…わ、わたしなら…大丈夫よ。だ、だから…だからこんな事でこんなヤツらにわたしたちのアジトの場所をしゃべらないで…」
日輪仮面に淫らに弄ばれ続けるペギー。しかし手足の自由を封じられ、ほとんど無力な彼らはいいようにされ続けられてしまう仲間の女戦士に対して何も手を出す事ができない。ただ悲しく喚くだけである…そんなどうしたらいいのか、困惑している彼らに対して、ペギーは二人を落ち着かせるようにニッコリと笑みを浮かべている。だがその引きつった笑顔からも彼女が無理をしている事は明らかだ。
『…ペギー…』『ペ、ペギーすまない。おいどんたちが不甲斐ないばっかりに…』
「グッフッフッフッ…どうやら貴様ら男どもよりもこのクソ生意気な女の方が“戦い”の何たるかを分かってるみたいだな、グフフッ、グフフフフフッ」
そう不気味に笑うヤツの左手がペギーの下アゴを掴み、彼女の顔を自分の方へクイッと向かせる。ぐ、ぐっ!?…強引にヤツを見るようにさせられてしまった彼女は、目の前でニタニタと卑猥な表情を浮かべている日輪仮面に対して、少しでも抵抗の意思を示すように精一杯ヤツを鋭く睨みつけている。
「グフフフッ…そうそう、その目、いじめがいがあるそのクソ生意気な目だ、グッフッフッフッフッ……では早速剥かせてもらう事にするかな?それにそんな生意気なツラがいつまで続けられるかねぇ…グフフッ、グフフフフフッ」
「く、くっ…!?…ぁ、ぁ、ああぁ、き、きゃあああぁぁぁ!」
その美貌を卑猥な目つきで見つめていた日輪仮面がペギーの白いTシャツの襟元を掴むと……バリッ…ベリッ…バリバリバリバリ!……その白い衣服を首元から力任せに引きちぎった。無残に引きちぎられる白いTシャツ、そしてそれが覆い隠していた彼女の柔肌とベージュ色のブラジャーがその姿を露にする。
「グッフッフッフッ…どうだ?自分の服が憎き敵によって徐々に剥かれていく気分というのは?…これから貴様を更に恥ずかしい姿にしてやるからな、グフフッ、グフフフフフッ」
日輪仮面は左手でペギーの下アゴを掴み、彼女のその美貌を何ともいえないいやらしい目つきで眺めている。ぐ、ぐっ!?…目の前のそんな仮面怪人に対して、ペギーはただ鋭く睨みつけて抵抗の意思を示す事しかできない。更にヤツは十字架磔にされていた二人のゴレンジャーが映っていた後ろのモニターの方を振り返り…。
「…貴様らも早くゴレンジャーのアジトの場所をしゃべった方がいいぞ?貴様らがつまらない意地を張っていればいるほど“この女”がドンドン恥ずかしい姿を晒す事になるんだからな、グフフッ、グッフッフッフッフッフッ」
『ぐ、ぐぅ!?…』『く、くそっ!?ど、どうしたら……』
哀れにも爪先立ちにつるされ、その上敵に辱められてしまっている女戦士に対して、何も手を出す事ができずにただ歯噛みする事しかできない大岩と明日香。日輪仮面はモニターの中に映るそんな二人をあざけりと優越感に満ちた目で眺めている。更にヤツの右手人差し指がペギーの胸の谷間へと伸びていき…いやらしく動く日輪仮面のその指が彼女のブラジャーのベルトを引っ掛け……。
「…次はコイツの意外と大きなおっぱいを隠しているこのブラジャーだ。んん~?どうした?…早く貴様らがしゃべらないとこの女がドンドン恥ずかしい姿に剥かれていってしまうぞ?……まぁ貴様らがこの女の“ムチムチボディ”をもっとよく見たいのならそれでもいいんだけどな…わたしもこの女を少しずつハダカに剥いていくのは実に楽しいんでね、グフフッ、グッフッフッフッフッ…」
『く、くそっ!…こ、この変態野郎…!』『くそぅ!…黒十字軍は世界制服だけじゃなくてそげな変態行為もやるとね!?』
クイッ、クイッ…ペギーのブラのベルトに引っ掛けていた日輪仮面の指は、まるで玩具で遊ぶかのようにそのベージュ色の下着をクイッ、クイッと弄んでいく。目の前で淫らに弄ばれてしまう女戦士を明日香と大岩は、歯噛みをしてただ見ている事しかできない。
「…ぁ、ぁ、や、あっ…ぐ、ぐぅ!?…ふ、二人とも…わ、わたしなら…だ、大丈夫よ。だから…だから心配しないで…」
…ペ、ペギー!?……今まさに恥ずかしい姿に剥かれようとしていたペギー。それでも彼女は二人の仲間たちを安心させるようにニッコリと笑顔を見せている。
「…だそうだ。グッフッフッフッフッ……自分たちの秘密を守るために己の身を犠牲にする…この女、何ともけなげでいじらしいではないか?グフフフフフッ……ではお望みどおり、剥いてやるとするかな?…貴様らもコイツの生パイは見た事ないだろう?まさに本邦初公開ってわけだ、グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?…ぁ、ぁ…ぃ、ぃゃっ、ああっ!?…ああぁ、あああああぁぁ!」
ブチ…ブチブチ…ブチブチブチ!……引きちぎられていくホックの音…人差し指一本で引っ張っているとは思えないような物凄い力が、ペギーの身体からベージュ色のブラジャーを引き剥がしていく。そして…ブチーンッ!…プルンッ。…その下着が覆い隠していた意外と量感のある彼女の乳房が、押し出されるように飛び出してくる。
「…どうだ?これが貴様らも知らないモモレンジャー様の生パイだ。滅多に見れるもんじゃないからな…貴様らにもよーく見えるようにしてやるよ。さぁ、じっくり堪能するがいい、グフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ…」
そう高らかに笑い、日輪仮面はモニターの中に映る大岩たちにもペギーの柔肌がよく見えるように、爪先立ちにされている哀れな女戦士から離れていく。く、くっ!?こ、こんな……上半身を一糸纏わぬ姿にさせられてしまい、自身の素肌を憎き敵や仲間の男たちの前に晒すハメになってしまったペギー。
四方から彼女に浴びせられるストロボライトがペギーの柔肌を…ふくよかな乳房を明るい光で更にくっきりと照らし出す。…ぃ、ぃゃっ、こ、こんな……公衆の面前に恥ずかしい姿を晒す事となってしまったペギーはその美貌をみるみる赤らめていく。更に彼女は、あまりの恥ずかしさでモニターの中に映る仲間の男たちの姿を正視する事ができない。
で、でも…でも今は耐えるしか…耐えるしかないわ!……それでもペギーは目をつぶり目の前のモニターから顔をソムケ、その恥辱から歯を食いしばって必死に耐えていた。…そ、それにわたしのために…わたしのためにゴレンジャールームの場所を知られるわけには…ゴレンジャーを危機に晒すわけにはいかないっ……そんな使命感だけが耐え難い屈辱から、今の彼女を懸命に支えていたのである。
『く、くっ!?ペ、ペギー…す、すまない…』『ペ、ペギー…ダ、ダメばい。こんなペギーの姿、おいどんはもう見ていられないとよ…』
日輪仮面によって自身の柔肌を晒す事になってしまったペギー。明日香と大岩は、そんな彼女から何とか視線をそらそうと懸命に顔をそむけていく。それが卑猥な手段で女戦士のペギーを辱めてくる、ヤツらに対する彼らなりのせめてもの抵抗だったのだ。
しかしヤツら黒十字軍はそのささやかな抵抗ですらも許してはくれない。チャッ…その時、大岩たちの頬に冷たい鉄のような感触が…それは近くにいた二人のゾルダーが、大岩たちの顔に小型の銃を突きつけていたからだ。
『おい!おまえら何遠慮してんだ!?もっとあの女のおっぱいをよく見てやれよ、へへへへっ…』『そうだぜ。あの女の生パイなんて見たくても滅多に拝めるもんじゃねえんだろ?せっかくだからもっとよく見てやれよ、へへへっ、へへへへっ』
恥ずかしい姿を晒していたペギーから必死に顔をそらそうとしていた大岩と明日香。グリ、グリ、グリ…だが彼らに銃を突きつけていたゾルダーたちはまるでそのあられもない彼女の姿を『見ろ!』とでも言わんばかりに二人の顔に銃をグリグリと押し付けてくる。ぐ、ぐぅ!?…せっかくの彼らの気遣いもむなしく大岩たちは露にさせられていたペギーの肢体を強制的に見る事となってしまう。
それでも彼らはペギーのそのあられもない姿を何とか視界に捉えないように彼女の顔の横の暗闇をじっと見つめようとするのだが………しかし彼らがどんなに視線を避けようとしてもペギーの肢体はどうしても目に入ってきてしまう。
チラッ…やがて一瞬だけ、ペギーの方を見てしまった大岩たちの瞳に苦悶に満ちた彼女のその美貌が飛び込んできた。ペギーは凛々しかったその美貌を真っ赤に染め、額にはじんわりと汗をにじませている。そして精一杯瞼を閉じ、彼らを何とか見ないよう、その悩ましげにゆがめている顔を必死にそむけていた。
…ゴクッ……大岩たちは普段は絶対に見る事が出来ない、彼女のその苦悶に満ちた、それでいて何ともいえない悩ましい表情を見せる美貌に思わず生唾を飲み込むように見入ってしまう。…そして一度外れたタガはもう二度と元に戻すことはできない。
苦悶に満ちた彼女の顔を見てしまった彼らの視界には、自然とペギーのふくよかな乳房が目に入ってくる…普段、彼女が着ていた衣服で分からなかったが、全てから解放されたその乳房は若さとみずみずしさに溢れ、形の整った、それでいて想像以上に量感のあるものだった。更にその真ん中でしっかりと自己主張している桜色の突起物…彼らはその美しさと迫力に吸い込まれるように見とれてしまう。
そして普段、何気なく接していた女戦士の艶やかな肢体の魅力を改めて見せ付けられる事となってしまった彼らは…ムクムク、ムクムク……当然のように股間をムクムクとふくらませてしまう。ゴレンジャーの戦士とはいえ、元を辿れば彼らも普通の男である。彼ら二人の“オトコ”が目の前の魅力的な“オンナ”にたまらず反応してしまったのだ。
『へへへっ…おい、見ろよ。コイツら、仲間の女見て、こんなにもっこりさせてるぜ、へへへへっ』『そうかぁ、へへへへっ…よかったなぁ。モモレンジャー様のおっぱいはお仲間さんたちのお気に召したようだぜ…おい!ソコの女、聞いてるか?へへへっ、へへへへへへっ』
『く、くっ!?…ぁ、ぅ!?…お、おい!おまえら!…な、何済んだ!…や、やめろっ、やめやがれ!』『ぁ、うひぃ!?…ぁ!?お、おい!おまえら!こら!や、やめんしゃい!おいどんの大事な所に何するとね!?』
あられもないペギーの姿を見て、思わず股間にテントを張ってしまっている明日香と大岩。その近くにいたゾルダーたちはそんな二人に嘲笑を浴びせ、更に彼らのふくらんだ股間を弄ぶようにツン、ツンと指差している。その耐え難い屈辱と、仲間の女戦士の恥ずかしい姿を見て股間を反応させてしまった自分たちを恥じ、明日香と大岩はその顔をみるみる赤面させていく。
う、ううぅ…だ、大ちゃんたちにわたしの…わたしの……共に死線を潜り抜けてきた仲間たちに自身の恥ずかしい姿を晒す事となってしまった…その耐え難い恥辱とどうすることもできない無力感が彼女を襲う。
もちろんこれは自分を貶めるため、明らかに黒十字軍によって仕組まれた卑劣なトリック…それは彼らにとっても仕方のないこと、ペギー自身もそれは頭では分かりすぎるほど分かっていた。
だが故意ではなかったとはいえ、彼らの脳裏には自分のあられもない姿が克明に焼き付けられてしまったはずだ。例えこの状況から首尾よく脱け出す事が出来たとしても、その自分の恥ずかしい姿は今後、夜な夜な彼らの慰み物とされてしまうかもしれない…それはペギーにとって耐え難い、とても受け入れられない屈辱的な事だったのである。
う、ううぅ…こ、こんな…こんな事って……ガシッ!…ぁ、あっ、な、何っ!?……耐え難いショックにペギーが打ちひしがれていたその時、彼女は自身の両胸が何かに揉みほぐされるような違和感に襲われる。
「グッフッフッフッフッ…まさに手ブラの二人羽織ってヤツだ。まぁもっともわたしが目隠しをしてないから正確には二人羽織ではないのだろうけどな、グフフフフッ……どうだ?これで中々気持ちいいもんだろ?グフフッ、グフフフフフッ」
「…ゃ、あっ!?…な、何すん…あ、あっ、あぁん…」
それは日輪仮面の両手だった。いつの間にかペギーの背後に回りこんでいた日輪仮面が後ろから彼女の身体に抱きついてきている。ムギュムギュッ、ムギュムギュッ…更にヤツは自身の手で両胸を鷲掴みにし、ペギーのふくよかな乳房を気持ちよさそうにモミモミと揉みほぐしていく。
「グッフッフッフッ…おい、そこのおまえ!メジャーと細い糸を持ってこい!…長さを測るメジャーとタコ糸のような細い糸だ。わたしが何をしたいのか分かるよな?グフフフフフッ」
「はっ!日輪仮面様!…へへへっ、へへへへへへっ」
命令を受けたそのゾルダーは暗く、陰湿な笑みを浮かべて日輪仮面に言われた物を取りにいく。そして命令を下した日輪仮面自身は、巨大モニターに映る二人の男たちに向かって不気味で意味深な笑みをたたえながら、何かを語り始めた。
「…なぁ、貴様ら。この女の見事な“ムチムチボディ”がこんなにじっくり拝めるんだ。せっかくだからこの女の、モモレンジャー様のスリーサイズが知りたいとは思わないか?…何ならわたしが直々にコイツの身体のサイズを測ってやってもいいぞ?この“デカいケツ”共々な…グフフッ、グフフフフフッ」
さわっ…ぁ、ゃ、な!?……そう言い放ち、ペギーの黄色いホットパンツに包まれた大きなお尻を触りながら、日輪仮面は彼女の身体から少し離れていく。そしてヤツは先程命令を下したゾルダーから、指定していたモノをおもむろに受け取る。更に日輪仮面は彼女の前へ回り込み…。
「…まずはこの意外と引き締まっている腰回りだ。これだけくびれているウエストだ。結構いい数字が出るんじゃないか?グフフッ、グフフフフフッ」
シュッ…シュッ…日輪仮面が手にしていたメジャーがペギーの腰回りに巻かれていく。公衆の面前で恥ずかしい姿を晒し、なおかつ身体検査をされてしまうペギー。く、くっ!?…彼女は必死に歯を食いしばり、精一杯瞼を閉じてそんな受け入れ難い恥辱を懸命に耐えていた。
「ふむ…61cmといったところか?やはり中々見事な“くびれ”のようだな?グッフッフッフッフッ……では次は小さなホットパンツからはち切れんばかりのこのピッチピチのデカいケツだ。これは貴様らも実は結構前から興味があったんじゃないか?グフフッ、グフフフフフッ」
後ろのモニターに映る大岩たちの方を振り返りながら、何かを見下すような笑みを浮かべてそう言い放つ日輪仮面。ぐ、ぐっ!?…言われた大岩たちは、もちろんそのような事を考えた事があるわけがない。だがそんなヤツの下卑た言葉にも彼らは屈辱に身を打ち振るわせる事しかできない。
シュッ…シュッ…やがて日輪仮面のメジャーが迫力抜群のペギーのヒップへと巻かれていく。イ、イヤッ……ヤツのあまりに屈辱的な仕打ちにペギーはその美貌をすっかり真っ赤に染めている。精一杯瞼を閉じていた彼女はいやらしく動く日輪仮面の手つきをまともに見る事ができない。
「89…いや、このピッチピチのホットパンツを履いているから88cmといったところか?…貴様、こんなデカいケツをしてる割には実はそれほどビックリするほどでもないんだな?ということはそれだけこの黄色いホットパンツが貴様のケツのサイズに合ってないということか?…貴様、何でこんなサイズの合ってないヤツを履いてるんだ?…もしかしてその方が男を惑わす事ができるからか?グフフッ、グフフフフフッ」
その美貌を羞恥で真っ赤に染めている女戦士へ日輪仮面はそんな下卑た言葉とあざけりの死線を浴びせていく。さわっ…そしてヤツは黄色いホットパンツに包まれた迫力抜群の彼女のヒップを触りながら、再びペギーの背後へと回り込む。こ、こんな…こんな……ヤツが与えてくる屈辱の数々、そんな敵の思うがままにただただ辱められていく自分への無力感…今のペギーはこれまで散々与えられてきた恥辱に心を折られそうになりながら、精神的に追い詰められながら、それでも歯を食いしばって必死に戦っていた。
「…いよいよ次はこのバスとだ。これでモモレンジャー様の身体検査も完了ってわけだな?グフフッ、グフフフフッ」
ペギーの背後へと回り込んでいた日輪仮面が手にしていたメジャーをいよいよ彼女の胸回りへと回していく。!?っ…ぅ、ぅぅ………それぞれの桃色の頂を通し、ヤツのメジャーがペギーのバスとへと回される。左右の桜色の突起にメジャーで性感を擦られる度に耐え難い嫌悪感が、いや淫靡な感覚が彼女を襲う。イ、イヤッ…しかし今のペギーはただただ羞恥で顔をひたすら真っ赤に染めるだけだ。もはや抵抗する気力でさえも今の彼女には残っていない。
…85…ふむ。まぁ、85cmのDカップってところか?これで若い青少年が一番知りたかったモモレンジャー様のサイズは上から85・61・88ってわけだ。…貴様、やはりムチムチボディだな?……なぁ、貴様らもそう思うだろう?それにこれでこれから“この女”を“夜のオカズ”にする時、もっとコイツのエロい身体が想像しやすくなったんじゃないか?グフフッ、グフフフッ、ハーッハッハッハッハッ!」
「…う、ううぅ…!?ぁ、あっ、あぁんっ…」
陰湿な笑みを浮かべ、モニターに映る二人のゴレンジャーを身ながら日輪仮面が言い放つ。ゴシゴシ、ゴシゴシ…ペギーの胸回りに当てられていたメジャーを日輪仮面が左右にゴシゴシと動かす度に、それが彼女の左右の乳首と擦り合い、ペギーの性感を激しく刺激する。それにヤツが言い放った彼女の身体のサイズ…これで大岩と明日香の脳裏には益々ペギーの肢体が克明に焼き付けられてしまったはずだ。
もはや彼らはペギーにこれまでと同じように接する事はできないだろう。彼女と向かい合う度にペギーの艶めかしい肢体が浮かんでしまうはずだ。ふと見事な身体のラインが目に入る度にその身体のサイズが脳裏へと浮かんできてしまうはずだ。
大岩たちはもはやペギーを仲間の女戦士としてではなく、魅惑的な肢体を持つ一人の若い娘としてしか見れないだろう。いや、もし彼らが自分を律する事が出来たとしても、お互いの意識にはこれまでとは違う微妙な“男女間のズレ”が生まれてしまっているはずだ。もはや彼らはお互いを信頼し合える“戦友”の関係には戻れないのかもしれない。ぅ、ぅぅ…ペギー自身もその事は十分過ぎる程分かっていた。もはやどうすることも出来ない、絶望的な空気がペギーの周りに漂い始める。
「グッフッフッフッフッ…相当ショックを受けているご様子のようだな?だがそれだけ男の目を見張らせる見事な肢体なのだ。別にいいではないか?…それにアイツらも貴様の、モモレンジャー様の新たな魅力に気付いたかも知れないぞ?グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「う、ううぅ…!?ぁ、あ、あっ、あぁんっ…」
ゴシゴシ、ゴシゴシ…日輪仮面はそんな卑猥な言葉を浴びせながら、手にしていたメジャーでふくよかなペギーの両胸を相変わらずゴシゴシとしごいている。ぁぁ、ぁぁ…う、ううぅ…ヤツのメジャーが両胸の突起と擦れあう度、彼女に官能の波が容赦無く押し寄せる。今のペギーはそれを無抵抗にただ感受するのみである。
『ああ!?ペ、ペギー…』『ペ、ペギー!?…やめろ!日輪仮面、もうやめてくればい!』
「グッフッフッフッフッ…やめて欲しいのか?なら貴様らのアジトがある場所をしゃべるか?もしそうならこの女と遊ぶのはやめてやってもいいぞ?んん~、どうだ?グフフッ、グフフフフフッ」
『う、ぐっ…そ、それは…』『ぐ、ぐぅ!?ひ、卑怯なヤツばい!』
明日香と大岩の目の前で繰り広げられるペギーへのあまりに凄惨な拷問…というよりも苛烈な陵辱を見るに耐えられなくなっていた彼らがペギーへの拷問を止めてくれるように懇願する。
だが日輪仮面もそう易々と大岩たちの願いを受け入れるわけがない。当然のようにヤツは取引を持ちかけてくる。…しかし彼らはその条件を飲むことができずに、そのまま口ごもってしまう。
「…何だ?しゃべるつもりはないのか?ならコイツと遊ぶのを続けるまでだ。…おい!そこのお前!…この糸をこの女のエロい肢体に巻きつけろ!…股下からコイツのおっぱい辺りにかけてよーくな、グフフフフフッ」
「はっ!股下からこのポヨポよしたおっぱいにかけてよーくですね?…へへへっ、へへへへへへっ」
取引が成立しなかった日輪仮面は再びペギーへの拷問、いや陵辱を開始する。グフフフッ…ヤツは先程受け取っていた細長い糸を近くにいたゾルダーに手渡した。
そして日輪仮面はそれを彼女の身体へよく巻きつけろと命令する。へへへへっ…命令を受けたゾルダーは下卑た笑いを浮かべながら、その白く細長い糸をペギーの身体へと巻きつけていく。
…な、何っ!?何が始まるっていうの!?イ、イヤッ……そんなヤツらの貝和を傍で聞いていたペギーの頭の中には、不安と恐怖が限りなく増幅されていく。
へへへへっ…シュッ、シュッ…シュッ、シュッ……やがてそのゾルダーは日輪仮面に言われた通り、ペギーの魅惑的な肢体を愉しむように彼女の股下から腰回り、そしてふくよかなバスとへとその糸をグルグルと巻きつけていく。
「…日輪仮面様!これで終わりです。こんなモンでどうですかねぇ?へへへっ、へへへへへっ」「うむ。中々上出来だ。ご苦労だったな…お前もこれからこの女がどうなるのか、楽しみにして見ているといい、グッフッフッフッフッ」
「…な、何っ!?何しようって言うの!?あんたたち!わたしをどうしようっていうのよ!?」
ペギーに巻きつけた糸の先を日輪仮面に渡し、そのゾルダーは下卑た笑いを浮かべてその場から下がっていった。その様子を傍らで見ていた彼女は不安にその美貌を引きつらせていく。今のペギーの頭の中は何をされるか分からない不安と恐怖でいっぱいだ。
「どうするのかだと?…まぁすぐに分かるさ、グフフフッ……そらっ!こうするのだ!!」
「?…ど、どういう……!…な、な!?ぁ、ぁ、あ、あっ、ああああっ!?」
グイッ!…その時、ペギーは上半身を中心にして何かに絞め付けられるような感覚に襲われる。それは先程“あのゾルダー”が巻きつけていた細い糸だった。彼女の背後にいた日輪仮面によってその糸の先が引っ張られ、巻きつけられていたその白い糸が彼女の身体へグイグイと食い込んでいく。
「ぁ、あっ!?な、何っ!?ぁ、あ、あっ、ああっ…ああああぁ」
ギュッ、ギュッ…ギュッ、ギュッ……ペギーの肢体にグルグルと巻きつけられていた白く細長い糸が彼女の柔肌へ容赦なく食い込んでいく。
「ああっ!?ぁ、あっ…イ、イヤッ、な、何なのコレ!?…ぁ、ゃ、あっ、あ、ああああぁ!」
ギュッ、ギュッ…ギュッ、ギュッ、ギュゥッ……上半身を中心にペギーの身体へグイグイと食い込んでいく細い糸が、絞め付けている白い糸と糸の間から彼女の柔肌を更に強調するようにくっきりと浮かび上がらせる。
人間の構造上、女性の身体は同年代の男性のそれよりも脂肪分が多く、だからこそ彼女たちの身体は男性のそれよりも丸みを帯びており、柔らか味がある。ぁぁ…ああっ……ペギーの身体を絞め上げてくる細い糸は、計らずも彼女の肢体の柔らか味を証明するようにペギーの柔肌へ容赦なく食い込んでいく。
「グフフフッ…まぁちょっとした“緊縛”ってヤツだな。…それにしてもどうだ?やってみるとこれが意外と気持ちいいもんだろ?実は結構クセになるんじゃないか?…貴様もこれだけエロい肢体をもってるんだ。これを機会にモモレンジャーなどやめてSM嬢でも目指してみたらどうだ?んん~?…グフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ」
「ぐ、ぐっ!?こ、このヘンタ……ぁ、あ、あっ、あんっ…イ、イヤッ!?…あっ、ああっ、ああああぁ!?」
ギュゥッ、ギュゥッ、ギュゥッ…ペギーの柔肌へ容赦なく食い込んでいく白く細長い糸。ぁぁ…ぁぁ…みるみる紅潮させていく顔、悩ましげにゆがむ苦悶に満ちた表情、大量の脂汗をにじませるその凛々しい美貌…彼女の肢体を緊縛するその糸は肉体的苦痛よりもむしろペギーを精神から徐々に追い詰めていく。
…こ、こんな…な、何でわたしが…わたしがこんな目に遭わなきゃいけないの?……仲間たちに自身の恥ずかしい姿を見られてしまっているという受け入れ難い屈辱…精神的にモロい一面のある彼女は次第に戦う意欲を、何よりペギーが一番大事にしていたモモレンジャーとしての誇り、使命感といったものでさえも失いかけてしまう。
『ああっ!ペ、ペギー!?…や、やめろっ!…頼む!もうやめてくれっ!』
「グッフッフッフッフッ…ほら?どうした?…早く貴様らがしゃべらないとこの女がボンレスハムのようになってしまうぞ?グフフッ、グフフフフフッ」
『く、くっ!?…わ、分かった。言う倍!…言うからもうペギーを…ペギーを…』
「ほぉ…そうか。…では聞こう。貴様らゴレンジャーのアジトはどこにあるんだ?…んん~、言ってみろ、大岩大太?グフフッ、グフフフフフッ」
『わ、分かったばい。…ゴ、ゴレンジャーの…ゴレンジャーのアジトはしんじゅ……』
「…ダ、ダメよっ、大ちゃん!」
明日香が、大岩が…ペギーへと繰り広げられる凄惨な陵辱を、見るに耐えられなくなっていた彼らが次々に悲痛な声で喚き始める。そして遂に大岩が口を割ろうとしていたその時…それに割り込むように若い女性の声が聞こえてくる。それは今、まさに二人が何と化して助け出そうとしていた捕らわれの女戦士、モモレンジャーことペギー松山から発せられているモノだった。
「はぁ、はぁ…だ、大ちゃん、言わないで…はぁ、はぁ…わ、わたしなら大丈夫よ。それに…それにコイツらのこの攻撃なら……わ、わたしさえ…わたしさえ耐えられれば…みんな死ぬ事はないわ。…あっ、あんっ……い、生きていさえすれば必ずチャンスはあるはずよ。だから…だからそれまではそのチャンスを待ちましょう」
『…ペ、ペギー……』
恥辱にまみれた、屈辱以外何物でもないこの状況から一刻も早く、一番逃れたいのはペギー自身のはずなのだが…その柔肌を細い糸でギリギリと緊縛されながらも、ニッコリと笑顔を作られてそのように言われては、大岩たちにはもはや彼女に返す言葉はなかった。
「グッフッフッフッフッ…貴様らの“女”は中々見上げた根性じゃないか?グフフッ、グフフフフフッ……確かにこの女の言う通りだ。わたしはこの女の命を奪うためにこのムチムチボディと遊んでるわけじゃないからな…だがこの方法がこのクソ生意気な女には一番効果的で、かつこの女とは一番楽しく遊べる方法だと思ったのでね、グッフッフッフッフッ」
「ぐ、ぐっ…!?ぁ、あ、あっ、あんっ…」
耐え難い恥辱にまみれているにも関わらず、二人の仲間たちにニッコリと笑みを浮かべて力強い意思を見せるペギー。クイッ、クイッ…ギュッ、ギュッ、ギュゥッ……日輪仮面はそんな彼女をあざ笑うかのようにペギーの肢体を更にグイグイと緊縛していく。
「…だが確かにこのままではわたしがこの女と楽しく遊べるだけで貴様らゴレンジャーを倒すことができないのも事実だ。よし…では少しやり方を変えてやろう、グフフッ、グフフフフフッ……おいっ、おまえら!…“例”の準備をしろ!…それもとびっきりデカいヤツをな…グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「はっ!日輪仮面様!では早速準備に取り掛かります!……よし、おまえたち!“例のモノ”をすぐ“アイツら”の前にセットするんだ!」
日輪仮面が近くにいたゾルダーに向かって何やら意味深な命令を下す。ほいっ、ほいっ…命令を受けたゾルダーたちは例の“間の抜けた”掛け声を発しながら一斉に動き出した。
画面の中のヤツらも含めて、ペギーの目の前で一斉に動き出したゾルダーたち。…な、何!?何が始まるっていうの?つ、次は何をしようって言うのよ?……次の展開が全く読めない、またヤツらに何をされるのか分からない…そんな状況が彼女を更に不安に陥れ、その美貌を恐怖に引きつらせていく。
やがてモニターの中の大岩たちの目の前にオトナが両腕を回せない程太く、巨大な物体が運び込まれてきた。あ、あれって?…!…ま、まさか、まさか……それを見てペギーはみるみる驚愕の表情を浮かべていく。運び込まれてきた物はペギー自身よく見覚えのある、それでいて自分が最も扱いを得意としている物だったからだ。
それは大木の幹のように太く、高さも1m以上はある“超”がつくほど大きなダイナマイトだった。恐らく“あれ”の中には相当量の火薬が詰め込まれているはず…ヤツらは、黒十字軍は狙いを彼女から大岩たちに変え、そしてその大型ダイナマイトで大岩たちを本当に跡形も無く、木っ端微塵に吹き飛ばすつもりなのだ。ぐ、ぐっ!?…そんなヤツらの意図を読み取ったペギーはその表情をみるみる青ざめさせていく。
「どうやらわたしが何をしようとしているのか分かったらしいな?グフフフッ……つまりはそういうことだ。アイツらが中々口を割らないもんでね。というわけで今度は貴様に聞いてみることにした。…ただアイツらは女の貴様と同じような事をしてもわたしは全然面白くないからな。だから拷問のやり方も変える事にする。あの二人にはせいぜい“死の恐怖”を味わってもらおう…グフフッ、グッフッフッフッフッ」
ニヤリと不気味な笑みを浮かべた日輪仮面がそう言い放つ。そしてモニターに向かっておもむろに合図のようなものを送ると…ジュッ…先程、大岩たちの目の前に運び込まれていた巨大なダイナマイトの導火線に火が付けられる。ジィィィィィ…チリチリと嫌な音を立て、付けられた火花が導火線をジリジリと焦がしていく。
『う、うぐっ…あ、明日香っ!このままじゃおいどんたち本当にヤバそうばい』『く、くそっ…た、確かにこのままじゃマズイぜ!…うっ、くぅ…で、でも一体どうすりゃいいんだ!?』
く、くっ!?こ、このままじゃ大ちゃんたちが、大ちゃんたちが……大岩たちの前に置かれた巨大なダイナマイト。チリチリと散らす火花が大岩と明日香の爆発への恐怖を呼び起こし、その光景を黙って見ている事しかできないペギーは明らかにあせりの色を露にしていく。
「グッフッフッフッ…コイツは三分後には爆発する。三分後にはあの二人もドカン!だ。グフフッ、グフフフフフッ」
『ぐ、ぐっ…聞いたか、大ちゃん。後三分で目の前のコイツは爆発しちまうらしいぜ…』『く、くそぅ…お、おいどんはまだまだゴンのカレーば食べたかとよ。こんな所でまだ死ぬわけにはいかんばい!な、何とかここから脱出せんと…ぐっ、うぐっ…』
日輪仮面より告げられる死へのカウントダウン、迫りくる爆発の瞬間にあせる明日香と大岩…爆発への恐怖に顔をひきつらせた彼らは、その身を拘束されていた十字架から必死に脱出しようと試みるのだが…。
チリチリチリ…だが彼らがその拘束から逃れる事は叶わない。時間だけが空しく経ち、目の前でチリチリと散らす火花がダイナマイトの導火線をジリジリと焦がしていく。
「…あ、明日香っ!?大ちゃん!?…く、くっ…な、何とかして二人を助ける方法はないの!?」
「グッフッフッフッフッ…あの二人をそんなにあの爆弾から助けたいのか?なら方法はただ一つ、貴様がゴレンジャーのアジトの場所を言う事だ、グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ!?そ、そんな事言うわけ……」
「ほぉ…言えないのか?ならそれでもいいぞ。あいつらは“アレ”の爆発で木っ端微塵に吹っ飛ぶだけだからな、グフフフフフッ」
相変わらず不気味な笑みを浮かべている日輪仮面は、更にモニターの中で刻一刻と爆発の瞬間へと突き進む爆発物を指差し、ペギーに言い放つ。
「…あのダイナマイトの導火線に赤い線が引いてあるだろう?導火線があそこまで燃えたら残り30秒だ。貴様がそれまでに口を割ればあの爆弾の火は消してやる。…ただし“あの赤いライン”を過ぎたらアウトだ。わたしたちも少ない残り時間であんなアブない物に近づきたくはないからな…残りは2分そこそこと言ったところだ。それまでアイツらを助けるのか、あくまで秘密を守るのか、じっくりと考えるがいい…グフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ」
苦々しく顔をゆがめるペギーに向かって高らかに笑う日輪仮面。ぐ、ぐっ!?こ、このままじゃ二人が…で、でもゴレンジャーの秘密をしゃべるわけには…一体どうしたらいいの?……そんな彼女の中の葛藤が更にペギーを苦しめる。
『…ペ、ペギー!…ぜ、絶対に言っちゃいかんばい!』『うっ、くっ…そ、そうだペギー!オレたちはここから何とか自力で脱出する!だからオレたちのためにゴレンジャーの秘密をしゃべっちゃダメだ!』
だ、大ちゃん、明日香……彼女はゴレンジャールームの場所を言ってしまうかも知れない…悩むペギーの姿を見て彼らはそう思ったのだろう。今度は二人の方が彼女を固く口止めしようとする。
「…赤いラインまであと一分だ。ほら?早く貴様がしゃべらないと二人の仲間は木っ端微塵に吹っ飛んでしまうぞ?なぁ、ペギー松山よ…それともなにか?ゴレンジャーの秘密はそれほど重要なものなのかな?グフフッ、グフフフフフッ」
『うっ、くっ…く、くそっ!早くここから脱け出さないと本当にマズいのに…うっ、くっ…』『くっ、うっ…お、おいどんはまだこんな所で死んでたまるかばい!…うっ、くっ…』
ぐ、ぐっ!?だ、大ちゃんたちが後一分足らずであの拘束から脱け出すのはとても無理だわ。やっぱりヤツの言う通り、わたしがゴレンジャールームの場所を言うしかないの?で、でも…。
十字架磔から何とか脱け出そうと必死にもがく明日香と大岩。だが彼らがその拘束から逃れられそうな気配は全く無い。仲間を守るのか、秘密を守るのか…どちらを選んでもペギーには厳しい洗濯の瞬間が刻一刻と迫ってきていた。
「…赤いラインまで後30秒だ。このままだとアイツらは本当に木っ端微塵になってしまうぞ?グフフッ、グフフフフフッ」
『く、くそっ!?だ、大ちゃん!…そっちは何とかならないか?』『あ、明日香っ!…ダ、ダメばい!この拘束、おいどんの怪力でもビクともせんばい…うっ、くっ…』
や、やっぱりあの拘束から自力で脱出する事は不可能だわ。でも…でも……しかしペギーにはもはや迷っている時間はない。決断の時間は刻々と迫っていたのである。
「…赤いラインまで残り15秒…いよいよキレンジャー・大岩大太とミドレンジャー・明日香健二の最後だ…グッフッフッフッフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ」
』ぐ、ぐっ…だ、大ちゃん!いよいよオレたち本当にヤバいみたいだぜ…』『あ、明日香!最後まであきらめちゃいかんばい!…うっ、くっ…』
ぐ、ぐっ!?も、もう迷ってる時間はないわ。やっぱりわたしが動くしか……変わらずに十字架磔から脱け出そうともがき続ける明日香と大岩。だが無常にも絶望の瞬間は彼らに確実に訪れようとしている。
「…」
ペギーは黙って目を閉じ、静かに下をうつむいて何か考え事をしている。仲間の命か、組織の秘密か…彼女にもどちらかを洗濯しなければならない瞬間が刻一刻と迫ってきていた。
「残り10秒…どうやら“あの女”は貴様らの命よりもゴレンジャーの秘密を選んだようだな?…そういうわけでいよいよ貴様らともお別れだ。我が黒十字軍に仇名すゴレンジャーなどになった事を後悔しながら死んでいくがいい…グフフフッ、グフフフフフッ」
『く、くぅ…本当にオレたちここまでなのか…!?『ぐ、ぐぅ。無念タイ…黒十字軍のこんな卑劣な手にやられるなど…』
「…待って」
日輪仮面の爆発へのカウントダウンが始まった。さすがに明日香と大岩も覚悟を決めたのか、観念したような表情をしている。だがその時…先程までうつむいて何やら考え事をしていたペギーからそれを止めるような声が…。
「…何だ今頃、ペギー松山?貴様はお仲間さんの命よりもゴレンジャーの秘密を選んだんじゃないのか?グフフフフフッ」
「…じゅくよ。わたしたちのアジトは……んじゅくにあるわ…」
「何だ?聞こえんなぁ?…もっとハッキリ言ってくれなきゃ分からんな。それでは“あの爆弾”の火を消す事はできないんだよ、グフフッ、グフフフフフッ」
地位さな声でボソボソと口を開くペギー。そんな彼女に日輪仮面はわざとらしく再度、それももっと大きな声でと要求する。そして…。
「…新宿よ!わたしたちの…ゴレンジャーのアジトは新宿のスナック・ゴンの地下にあるわ!!」
ペ、ペギー……遂に言ってしまった…大岩たちはそんな顔をしている。だがこの事態はそもそも自分たちの力の無さが招いてしまった事…ペギーは彼女なりに自分たちを助け出そうと必死に考えた末での行動だったのだろう。大岩たちもそれが分かっていたから秘密を漏らしてしまったペギーを責める事はできなかった。
これで…これでよかったのよ……一方、言ってしまったペギーは自分のした行動が正しかった事を自分自身に必死に言い聞かせている。
…そうよ。死んでしまってはもう挽回する事はできないわ。生きていれば必ずチャンスは訪れるはずよ。今は…今はこれでよかったのよ……これが最良の洗濯だった…苦渋の表情を浮かべ、ペギーは自分の行動を自己弁護するように自分自身を懸命に納得させていた。
「グッフッフッフッ…そうか。よくぞ言った。では早速貴様の言うその場所を確認しに行くとするかな?グフフッ、グフフフフフッ」
「…約束よ。あの爆弾の火をすぐに消して。そして大ちゃんたちをそこから解放しなさい!」
「グッフッフッフッ…そうか、そういう約束だったな。…いいだろう。では貴様のその素直な心に免じてあのダイナマイトの火を消してやろう、グフフフッ……おいっ、おまえら!…あのダイナマイトの火をすぐに消してやれ!」
はっ!…あのダイナマイトの近くにいた、日輪仮面の命令を受けたゾルダーたちがすかさずその巨大なダイナマイトの火を消しに行く。
ふぅ…とりあえずはこれでいいわ。…でも何?この感じは?あまりにも上手く行き過ぎてる?…ヤツら、一体何を考えてるの??……どうしても拭い去れない妙な違和感…黒十字軍との取引にしてはあまりにも上手く行き過ぎている事が、返ってペギーの中にもやもやした感覚を生み出していた。
だがペギーのそんな思いとは裏腹にそのダイナマイトの火はしっかりと消された。…しかしそのダイナマイトは火は消されはしたものの、まだ大岩たちの目の前に置き捨てられている。その事がペギーには気になって仕方がない。
「!?…な、何よっ!早くその爆弾を片付けなさいよ!それに大ちゃんたちは…大ちゃんたちは解放してくれないわけ!!?」
「あの二人を解放しろだと?グフフフッ…いいか。わたしは貴様にはそんな事は約束していない。グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…そ、それじゃ何でその爆弾は大ちゃんたちの前から片付けないのよ!?もう火は消したんだからそこからどけたっていいじゃない?」
「…相変わらず騒がしいヤツだな。…いいか。見ての通り“あの大きさ”だ。片付ける場所を確保するのも大変なんだよ、グフフッ、グフフフフフッ」
「何よっ、そんな事言って後で遠隔操作でもして大ちゃんたちの目の前でいきなり爆発させるつもりなんでしょ!?そんな手には引っかからないわ!」
ニタニタと陰湿な笑みを浮かべて説明してくる日輪仮面。そんなヤツにペギーは口角泡を飛ばさんばかりに食って掛かる。彼女のヤツらへの不信感はそんな様子からもありありと見て取れた。
「グッフッフッフッフッ…貴様らゴレンジャーなどとせっかく紳士協定を結んでやったというのに全然信用してくれないんだな?グフフッ、グフフフフフッ」
「当たり前じゃなくて?それに何が“紳士協定”よ!あんたたち黒十字軍をそう簡単に信用できるわけなんかないじゃない!」
「グッフッフッフッフッ、疑り深いヤツだな?…いいだろう。我らが潔白である事を貴様に証明してやるよ。……おい!おまえら!…そのダイナマイトをこの女によーく見せてやれ!」
はっ!…日輪仮面の命令を受けた二人のゾルダーがそのダイナマイトに駆け寄ってくる。そしてその二人でダイナマイトを抱えたゾルダーたちは画面の向こうにいるペギーによく見えるように爆弾の側面、底面部分を見せ付けてきた。
…おかしい?…本当に怪しい物は何も付いてないわ。それじゃアイツらはホントにあれを爆発させるつもりなんてないの?…いや、そんな事あるわけないわ。絶対に何か仕掛けがあるはずよ!絶対に…。
二人のゾルダーたちが“これでもか”と見せ付けてくる爆発物…しかしペギーが皿のように目を凝らして見続けても怪しい物を見つける事はできなかった。それでもあのダイナマイトには何か罠が仕掛けられているはず…あくまでそう考えるペギーは彼女の言う“仕掛け”を更に探し続ける。そんな時…。
ピッ。…ドカンッ!ドカンッ!ドカーン!!
な、な!?……その時、小さな音がわずかにしたかと思うと二人のゾルダーが抱えていたダイナマイトが突然大爆発を起こした。その爆発は爆弾を抱えていた二人のゾルダーたちを飲み込み、更には近くにいた大岩たちも悲鳴を上げる間もなく一瞬にして巻き込んでいく。
「ウ、ウソ!?ウソよ…大ちゃんが…明日香が…大ちゃん!明日香っ!」
目の前のモニターの中で“起きてしまった”信じられない光景を、ペギーはただただ呆然と見つめている事しかできなかった。
「おや?何といきなり爆発してしまったか?…これは思いがけず不運だったな?なぁ、ペギー松山よ、グフフッ、グフフフフフッ」
まるで目の前で起きている事態が“不慮の事故”であったかのように振舞う日輪仮面。しかしヤツのその表情はニタニタと笑っていた。…よくも…よくも!……日輪仮面のその“何か意味ありげな”態度に、モニターの中に映る爆発をただ唖然と見ている事しかできなかったペギーの中には、怒りのマグマが徐々に溜まっていく。
「…に、日輪仮面!……よくも…よくも騙したわね!よくも、よくも大ちゃんたちを…許さない!許さないわ!!」
「騙しただと?グフフフッ……おいおい、人聞きの悪い事を言うなよ。こちらもゾルダーを二体失っているんだ。そちらも犠牲は二人、つまり痛いのはお互い様というわけだ、グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「な!…あ、あんたたちのゾルダーはどうせ量産タイプの改造人間なんでしょ?それを…そんなヤツらと大ちゃんたちを同列に扱わないで!」
仲間を目の前で失い、悲しみで感情が昂ぶり涙目になっているペギーの怒りは激しくなるばかりだ。確かに彼女の言っている事は正論ではある。しかし今の日輪仮面はペギーを貶めるためだけに動いているのだ。だから、ヤツにとってそのような理屈はどうでもよかったのである。
と同時にペギーは自分自身にも激しい怒りを覚えていた。幾らあのようにどうしようもない状況であったとはいえ、“悪”そのものと言える黒十字軍と迂闊にもあのような取り引きをしてしまった自分自身にも…そのやり場のない怒りが、全て目の前でニヤニヤとだらしない笑みを浮かべている仮面怪人に向けられていたのだ。
「やっぱりわたしにゴレンジャーの秘密をしゃべらせて、あのダイナマイトは始めから遠隔操作で爆発させるつもりだったのね!どうなのよ!何とか答えなさいよ!」
様々な感情が入り混じった、ペギーのその激しい怒りは全く衰える気配を見せない。グフフフッ……しかしその怒りをぶつけられている日輪仮面自身は全くの涼しい顔だ。そしてペギーにゆっくりと近づいていたヤツは、左手で彼女の下アゴをクイッと掴み…。
「遠隔操作だと?グフフフッ…正義の味方が言いがかりとはあまり感心しないな?ペギー松山よ、グフフッ、グッフッフッフッフッ……いいか。貴様自身が“あのダイナマイト”には何もない事を確認したのだろう?爆弾のエキスパートである貴様自身がな、グフフッ、グフフフフフッ」
その凛々しい美貌をじっと覗き込み、そうペギーに迫る日輪仮面。ぐ、ぐっ!?た、確かにその通りだわ。でも……しかし彼女自身はだからこそ“あの爆発”の不自然さを肌で感じ取っていたのである。
「だ、だとしてもあの爆発の仕方は明らかに変よ。…!…そうだわ。どうせ離れた場所から銃弾でも討ち込んで爆発させたんでしょ?そうよ!そうに決まってるわ!」
そして彼女の頭の中はもう一つの可能性へと辿り付く。確かに理論上は一番可能性の高い方法だ。しかしその結論を導き出すには“ある重大なピース”が欠けていたのである。それは…。
「ほぉ…それは中々面白い推理だ。…だがその弾を討った時の“銃声”はどこから聞こえてきたのだ?そんなものは聞こえなかっただろう?…それとも貴様の耳にだけは聞こえたのか?んん~?どうなんだ?言ってみろ?…グフフッ、グフフフフフッ」
く、くっ!?…日輪仮面に更にそう迫られ、ペギーは口ごもってしまう…確かにヤツの言う通り、彼女の推測を成立させるためには“銃声”というピースが決定的に欠けていた。
だがどこからもそのような形跡があった事は見当たらないし、思い当たらない。ペギーのその推理はまたしてもアテが外れているかに見えた。
しかし実は彼女の“その推理”は見事に当たっていたのだ。ただし銃声が聞こえないようなかなりの遠距離から“銃弾”は打ち込まれていたのだが…それもペギーが想像もしないような射程距離から。
で、でも…でもやっぱり何か変よ!?一体どういう事なの?……しかし当のペギー自身はそんな事が行われているなど夢にも思っていなかった。それでも彼女の爆弾のエキスパートとしての経験がその“奇妙な違和感”を感じさせていたのである。
そしてペギーがそんな事を悩んでいたその時……!?な、ぁ、あ、あっ、あんっ……彼女は左胸を何かに強く握りつぶされるような感覚に襲われる。日輪仮面の右手がペギーの左乳房をグリグリと弄んでいるからだ。
「…ほら?どうした?言ってみろ?貴様にしか聞こえなかった銃声があるんだろ?んん~?どうなんだ?…グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「あ、あ、あっ、あんっ!?…ぐ、ぐっ!?…こ、このぉ!」
ペシィ…その時、ペギーの右脚が日輪仮面に触れる。いや、“現在”の彼女の懇親の右の足蹴りがヤツに炸裂したのだ。しかし軸足でしっかりと踏ん張る事もできず、何より彼女の両脚には相当量の重りが取り付けられている。そんな状態で放ったペギーの蹴りなど普段の一割の力も出てはいなかったはずだ。
ああぅ!?う、ぐっ…はぁ、はぁ、はぁ……そして現在の持てる力を全て使い果たして蹴りを放ったペギーは、激しく呼吸を乱し目の前の仮面怪人を鋭く睨みつけている。だがそんな消耗し切った状態でも彼女の瞳から力強さは失われてはいない。
「ほぉ…まだそんな事をする力が残っていたとはな…それに貴様のその両脚には片方15kgずつの鉛がつけられているんだけどな。だてにこんなムチムチした脚をしてるわけじゃないって事か?グフフッ、グフフフフフッ」
ぐ、ぐっ…ど、道理でこんなに重いわけ…あ!?や、やっ!?……その時、ペギーは右脚の内腿に不快な違和感を覚える。彼女の美貌を相変わらずじっと覗き込んでいた日輪仮面の右手が、その感触を確かめるようにペギーの肉付きのいい太腿に触れてきたからだ。更にいやらしく動くヤツの右手は彼女の内腿を這い上がり、そのまま黄色いホットパンツの股下をまさぐっていく。
「ほらほら、どうした?こんなに淫らに悪戯されてるんだぞ?またさっきみたいにそのムチムチした脚で脚蹴りをしてこないのか?…それともこんな事されて本当は気持ちいいんじゃないのか?グフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…ぁ、あっ!?…こ、このヘンタイ仮面…今に…今に見てなさい!」
しかしペギーは恥辱にその美貌を紅潮させるだけで日輪仮面のされるがままに淫らに動く手を受け入れるのみである。今の彼女ができる事はヤツの手の動きに合わせるように体をいやらしくくねらせ、自分の身体を淫らに弄ぶ目の前の仮面怪人を鋭く睨みつける事だけだ。
「グフフフッ…まったくいじめ甲斐のある女だ。……おい!この女の両脚に更に重りをつけてやれ!今コイツについている物と同じ重さの物を左右の脚に二つずつだ!」
はっ!…嗜虐心に満ちた笑みを浮かべていた日輪仮面がそのような命令を下す。ほいっ、ほいっ…命令されたゾルダーたちは次々と白いロングブーツを履いたペギーの両脚に鉄の輪をつけていく。
くっ、う!?…ぁ…ぁ…ぁぁ……彼女の両脚に更に取り付けられた重り…左右合わせて90kgの負荷がペギーの身体に襲い掛かる。
う、ぐっ…て、手が…手が……そしてそんな彼女の両手首には急激に負担が掛かり始める。手錠でガッチリと拘束され、爪先立ちにさせられているペギーの両手首には今、彼女に取り付けられた重り90kgとペギー自身の全体重約50kgのほぼ全てが掛かっているのだ。
ぁ…ぁぁ…ぁぁ……急激に負担の掛かり始めたペギーの両手首が徐々に紫色に変色し始めた。恐らくは負荷の掛かり始めた手首が内出血を起こしているのだろう。て、手に…手に血が溜まって……ペギーは苦悶にその凛々しい美貌をたまらずゆがめていく。
「グフフフッ…どうした?もう蹴りは放ってこないのか?それとも“この重さ”ではさすがにそのムチムチ脚でも動けないのかな?グフフッ、グッフッフッフッフッ」
「う、ぐ、ぐっ…!?ぁ、あっ、あんっ…イ、イヤッ!?」
グリ、グリ、グリ…相変わらず陰湿で不気味な笑みを浮かべている日輪仮面はペギーの肢体を“これでもか”と責め立てる。いやらしく動くヤツの右手は彼女の左乳首を捕らえ、桃色の輪の頂をグリグリと弄び続けるのだ。
「…日輪仮面様!ご支持通り、“生中継”の用意ができました!」
その時、女戦士の身体をやりたい放題に弄び続ける日輪仮面の下へ一人のゾルダーが何か報告を入れてくる。
そのゾルダーはちょうどペギーの右斜め45度、その上方を指差している。その方向には…TVカメラを手にした別のゾルダーがTVクルーのようにクレーンに乗り、彼女たちに向かってそのカメラを構えていた。その光景はまさに“生中継”といった趣である。
「そうか。グフフフッ……おい!“あれ”をよーく見るんだな。…これから貴様のこの恥ずかしい姿をイーグルの連中に生中継する。それにしても貴様のこのみじめな姿を見てヤツらはどういう反応をするのかな?グフフッ、グッフッフッフッフッ」
日輪仮面はそのように言い放つと、掴んでいたペギーの下アゴをクイッとその方向に向かせる。
ぐ、ぐっ!?そ、そんな…そんな……彼女の視界に現れる一台のTVカメラ。そのカメラを見つめるペギーの瞳は、これまでの苛烈な陵辱でさすがに弱々しいものになっていた。
「グフフフッ…ではこれから“この女”のみじめな姿をイーグルの連中に向けて生中継する。…おまえら、せいぜいしっかりと“いい画”を届けてやれよ、グフフッ、グッフッフッフッフッ」
ウィィィィィン…その日輪仮面の号令と共にクレーンが動き出し、それに乗っていたゾルダーが本格的に手にしていたカメラをペギーに向けて構え始めた。
そしてその映像は全世界に散らばるイーグルの全支部へ流される事となる…ゴレンジャーの紅一点、モモレンジャーの屈辱の生中継が、今まさに始まろうとしていた…。
- 以下 黒い死の要塞!!恥辱まみれのモモレンジャー 屈辱編2へ続く -