- この男(怪物)、好色につき… 後編 -
デンジマンたち5人は、ベーダー怪物ケベラーとの戦いの中で彼?が呼び出したブラックホールにレッド、ブルー、イエロー、グリーンの4人が異空間へと連れていかれてしまった。
広大な採石場に一人取り残されるような形になったピンク。猛烈な大地の揺れでしがみつくように地面に手をついていた彼女は、その光景をただ呆然と見ているしかなかった。
「…そ、そんな…み、みんなが…みんなが!」
地面にへたりこみ、その黒い異空間への入り口をただただ呆然と見つめているピンク。やがてその異空間への入り口も何処かへ消えてなくなり、激しい大地の揺れもおさまっていく。
「ダハハハハハッ!こ、これで邪魔するヤツはだ~れもいなくなったんだな…こ、これで、おではピンクちゃんと…ピンクちゃんと遊び放題なんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ!」
ドンドンドン…そのボリューム感のあるデップリとした腹を、勝ち誇るように大きな声で笑いながらバシバシと両手で叩いているケベラー。
(く、くっ……)
揺れがおさまった採石場上に起き上がり構えをとるピンク。だが、マスクの中のあきらはこの状況にあせりの色がありありと見えていた。
「…や、やっと誰にも邪魔されずにピンクちゃんと遊べるんだな…デヘッ、デヘヘッ、デヘヘヘヘッ」
真っ赤だった顔は元通り緑色になりその表情をだらしなくゆるませ、彼女に向かってゆっくりのっしのっしと歩いていくケベラー。
「く、くっ…ま、まだよ…た、例えわたし一人でも…あんたみたいなバケモノの好きにはさせないわ!」
チャッ。デンジピンクは右手で腰の右側にあるホルダーからデンジスティックを抜き取り、構えを取る。だがそれを持つ彼女の右手はわずかにだが、小刻みに震えていた。
「フフフッ…ピンクよ、まさに“孤立無援”だな、グフフフッ…」
「!はっ!?…ヘ、ヘドラー!…い、いつの間に??」
そこで彼女の右の方から野太く低い声が聞こえてくる…そこには数人のダストラー兵とヘドラー将軍の姿があった。
「…そいつに半端なダメージを与えてしまったようだな…フフフッ、バカなヤツらだ。そのバカの顔が真っ赤になっただろう?…そうなったらコイツの怒りが収まるまでは誰も手をつけられないはずだ。このオレ様でもな…グフフフフッ」
(ぐっ……)
ヘドラーの言葉を苦々しく聞いているピンク。
「…それよりよそ見をしてていいのか?ピンクよ…随分余裕だな、グフフフッ」
(えっ??……!はっ!?)
ゴロゴロゴロ…少しの間、ケベラーから目を切っていたピンクが視線を元に戻すと、ケベラーが先程のように体を丸め猛烈なスピードで彼女に転がってきていた。
「!はっ!?…き、きゃっ!?」
突っ込んでくるケベラーを横に転がり、かろうじてかわすピンク。
だが緑色の弾丸は止まる事を知らない…彼女から数m通りすぎた所ですかさず反転し、また彼女に向かって転がってきたのだ。さらにそのケベラーはピンクを中心に往復するようにゴロゴロと転がっている。
「!きゃっ!?…!あぁ!?…く、くっ」
自分へ次から次へ、ゴロゴロと転がってくるケベラーをかろうじてかわし続けているピンク。だが彼女はそれを転がりながらよけ続けているだけで反撃の糸口すら掴めないでいた。
(くっ…このまま攻撃をよけ続けてるだけじゃ…何とか反撃しないと…でも、どうしたら?……仕方ないわね…かなり危険だけど、またアイツを受け止めて…接近戦からのデンジサンダーを狙うしかないわ…よしっ)
覚悟を決めたデンジピンクは、デンジスティックを腰のホルダーに戻し、構えを崩す。
「ダハハッ、つ、ついに観念してくれたんだな…ま、またピンクちゃんに抱きつくんだな…うおおおおぉぉぉ、ピンクちゃ~ん!!」
緑色の弾丸と化していたケベラーから狂気のおたけびが上がる。そしてさらに勢いを加速させてデンジピンクへ猛然と転がっていく。
(…来なさい!…捕まえた瞬間にデンジサンダーをあのバケモノに食らわせてやるわ!)
精神を集中させ、頭部のデンジストーンからエネルギーを集め、デンジサンダーの準備をするピンク。彼女は突っ込んでくるケベラーを捕らえた瞬間、それを食らわせる腹積もりだった。
ゴロゴロゴロ…勢いよく転がりながら迫ってくるケベラー。ゴクッ…生唾を飲み込み、それをやや緊張したおももちで待ち構えるピンク。
ガシッ!…だが、そんな彼女の背後を両脇から持ち上げるように何者かがグイッと彼女の女性らしい丸みを帯びた身体を絡め撮ってきたのだ。
「グフフフッ、捕まえたぞ、ピンクよ」
「あっ!?…し、しまった!?…く、くっ…は、離せっ、この!」
それはいつの間にかピンクの背後から近づいていたヘドラーだった。彼は彼女の身体を両脇から絡め取り、グイッと持ち上げ、彼女を爪先立ちのような常態にする。
さらにヘドラーの周りにいたダストラーたちも、わらわらとピンクの下へと近づいてゆき、彼女のそれぞれの腕、両太腿を二人ずつで掴み拘束していく。
「ぐ、ぐっ!?…な、何すんの?…は、離してっ……!はっ!?」
ゴロゴロゴロ。ピンクの目の前まで猛烈なスピードで転がってきたケベラーは、彼女の目の前でその丸まっていた体を元に戻し、その全身を拘束され身動きができないピンクの身体に両腕を回してきた。
「!やっ!?な、何する気なの?…きゃあ!?…ああっ、あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
「デヘヘッ…お、おでは、ピ、ピンクちゃんを抱きしめるんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハッ!」
「…ぎゃああっ…あああぁぁぁっ…あああああぁぁぁぁ!!」
絞め上げられているピンクからは甲高い悲鳴が…バキバキバキッ…バァンバァン!…ケベラーの腕に法要されたデンジピンクの進退が悲鳴をあげる。その見た目より力強いケベラーの細い腕は彼女の桃色のデンジスーツから度々火花を起こす。
(ああ…こ、このままじゃ…よ、よし…今度こそデンジサンダーでコイツらを吹き飛ばして…)
ケベラーに身体を絞め上げられていたピンクが何とか反撃を企てていると…後ろから彼女を抱きかかえていたヘドラーから声が…。
「グフフフッ…そう言えばおまえの額に何か光る宝石のような物があるな?…コイツは戦利品としてオレ様がいただいておこう…グフフフフッ」
(えっ??)
するとヘドラーはデンジピンクの額のデンジストーンに手を掛ける。そして彼は、その手で彼女のマスクの額をグリグリとえぐり始めた。
「ああ…や、やめて!…そ、それは宝石でも何でもないのよ!だから取らないでっ、やめて、やめて!」
ヘドラーが額のデンジストーンを掴み取ろうとしていた事に、今までになく取り乱すピンク。彼女の額のデンジストーンはデンジマンの力の源だからだ。
「ほぅ…では宝石ではなくて何なんだ?言ってみろ、ん~…?」
「う…そ、それは……」
「何だ?言えないのか?…どちらにしても貴様にとっては大切なものらしいな。まぁいい…それは取ってみれば分かるというものだ、グフフフフッ…」
「そ、そんな…や、やめて、いやっ、いやぁ!やめてぇぇ!」
ひたすら叫びヘドラーに懇願するピンク。そこには戦士としての誇りは少しも見られない。
バキバキバキ…やがてヘドラーの手はデンジピンクのマスクの額のかざりを破壊する。そしてその中からはむきだしのデンジストーンが現れる。
「ああっ!や、やめて!お願い、もうやめて!…いやああぁぁぁっ!!」
「フフフッ…では頂くとするか…グフフフフッ」
甲高い悲鳴を上げ、必死に懇願するピンクの願いもむなしく、ヘドラーの手は、むき出しになった彼女のマスクの額の中へと侵入した。
メキメキメキ…そして、そこに見えていたデンジストーンをマスクの中の回路ごとひきちぎる。
(ああ…デ、デンジストーンが…わ、わたしの力が…身体のデンジエネルギーが…)
デンジマンのエネルギーの源である額のデンジストーンをとられてしまった事で、彼女の身体から急速に力が抜けていく。
「ん?何だ?何か貴様の身体から力強さがなくなっていくな?…どうやら“これ”が貴様らデンジマンの力の源になっていたらしいな、グフフフフッ」
(ああ…そ、そんな…そんな…)
デンジピンクからデンジストーンを奪い取ったヘドラーは、“その石”をチラッと見てニヤリと笑う。逆に彼女は自分の力の源を奪われてしまった事に激しく同様している。
「…次は貴様のそのかわいい素顔を晒してみるか?…どうやら、そこのコイツも“それ”を望んでいるみたいなのでな、グフフフッ」
「うんうんうん♪…デヘヘヘヘヘッ…」
「!えっ??…いやっ…お、お願い、やめて!それだけはやめて!いやぁ、いやぁっ!」
デンジピンクの素顔を晒す事を宣言するヘドラー。それを機器として喜ぶケベラー。それに泣き叫び懇願するピンク。
「ではいくぞ!グフフフフッ…」
そう言うとヘドラーは、デンジストーンが埋め込まれていたピンクのマスクの額のくぼみに右手の人差し指を突っ込み、入れた指でその穴の入り口をグリグリと押し広げていく。
「な、何これ!?…き、気持ち悪い…や、やめて、やめて…」
身につけているマスクを通して、脳内を直接ほじられているような不快感が彼女を襲う。
「フフフッ、いい感じに広がってきたな…ではそろそろ貴様のそのかわいい素顔とご対面するか…グフフフフッ」
そう言うとヘドラーはデンジピンクのマスクの広げた額のくぼみに、おもむろに左右の人差し指と中指を突っ込み外側へと引きちぎろうとする。
メキメキメキッ…バキバキバキッ…フルフェイスのピンクのマスクに徐々に亀裂が入り、そのヒビはバキバキと嫌な音を立て、だんだんとマスク全体へと広がっていく。
「ああっ…こ、このままじゃ本当にマスクが…マスクが…やめて、やめてっ、やめてぇ!」
バキバキバキッ、バキバキバキッ…バキーンッ!そして遂にデンジピンクのマスクがヘドラーに引き裂かれるように破壊される。
ファサァ…マスクの中にまとめられていた彼女のサラサラの髪が広がっていく。更にそこから汗と涙にまみれた“桃井あきら”の素顔が露になる。
「フフフッ、遂に麗しい女戦士の素顔とご対面だ、グフフフフッ」
「わぁお、ピ、ピンクちゃんの…ピンクちゃんの素顔だぁ…や、やっぱりきゃわいいなぁ♪デヘヘヘヘッ」
「あ…あ…あ…」(ああ…そ、そんな…マスクが…マスクが…)
両手にそれぞれ手にしていた真っ二つに引き裂いたデンジピンクのマスクと涙目で恐怖におびえるあきらの素顔を見て、満足そうな邪悪な笑みを浮かべるヘドラー。もちろんあきらのその素顔を見たケベラーも大満足だ。
「ぎゃはは、きゃ、きゃわいいピンクちゃんの素顔なんだな、お、思わずペロペロしたくなっちゃうんだな、ダハハハハハッ」
ベロベロベロ…ケベラーが素顔が露になったデンジピンク、もといあきらの整った顔を、自身の紫色の細長い舌でベロベロと舐めまわしていく。
「!きゃああぁぁ!?ん、んぶっ…や、やめ…ん、んぶっ、んぶっ…や、やめてっ…」
醜いベーダー怪物の舐めまわしから何とか少しでも逃れようと、右に顔をそむけるあきら。だが、後ろにいたヘドラーが彼女の頭を両手で掴み、目の前のバケモノから逃げられないように仕向ける。
「!やっ!?…ん、んぶっ…い、いやぁ…んぶっ、んぶっ…」(いやあぁ、いやあぁ、いやああぁぁぁ!)
顔面を嘗め回され唾液まみれのあきらの顔…醜悪なベーダー怪物に受けた屈辱で流した涙もその舌で次から次へと舐め取られていく。
「デヘヘヘッ、そ、そのきゃわいいお顔を舐めるのは、と、とりあえず止めにするんだな…ヘ、ヘドラー将軍、ピ、ピンクちゃんと寝転がって遊びたいんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
あきらの顔を舐めまわす事を止めたケベラーがそんな希望をヘドラーに願い出る。
「ほぅ、そうか…いいだろう。おい、おまえら、少しの間その女を離してやれ、グフフフフッ」
そんなケベラーの願望をあっさり受け入れるヘドラー。そのヘドラーの号令にあきらに取りついていたダストラーたちが、組みついていた彼女の手足から次々と離れていく。
そしてケベラーは抱えていたあきらの身体をグイッと持ち上げ、舌なめずりしながら、すぐ目の前にある彼女の顔を観察している。
「ダハハッ、これから、も、もっともっと楽しく遊べるんだな、ダハハハハハッ」
「…ぁ…ぁ…い、いや…こ、来ないで…来ない…で…」
獲物を品定めするようなケベラーの視線にあきらはただひたすら恐怖におびえる事しかできない。そのケベラーはおびえる彼女を抱きかかえたまま押し倒していく。
「デヘヘヘヘッ…つ、次は一緒に寝転がって遊ぶんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
「や、やめ…き、きゃああああぁぁぁ……あぁん…」
ドサッ!小石の混じった地面に勢いヨク押しつぶされるあきら。その彼女はそのままケベラーにすかさず馬乗りにされてしまう。
「!あっ!?…ぐ、ぐっ…」
「デヘヘッ…さ、さっきピンクちゃんのおぱーいペロペロした時、柔らかくて、と、とっても気持ちよかったんだな。だ、だからまたペロペロするんだな…ダハッ、ダハッ、ダハハハハッ」
ベロベロベロ…ケベラーのその細長い舌がピンクのデンジスーツの上からあきらの胸のふくらみをペロペロと舐めまわしていく。
「!やっ!?…あっ、あん…な、何すん…あっ、あっ、あぁん…や、やめ…あっ、ああぁん…こ、このっ」
あきらの乳房を夢中で舐めまわしているケベラーの顔を、自由を取り戻した両手で必死に押しのけようとしている彼女。
ガシッ、ガシッ。だが周囲にいたダストラーたちが再びあきらの両手足に組み付いていき、その彼女の手足を動かないように地面に押し付けていく。
「あっ!?…ぐ、ぐっ…な、何するの?は、離して、離しなさい…あっ、あん…」
小石の混じったジャリの地面にあお向けで大の字に押さえつけられたあきら。かぶりを振り身体をもがき強気に声を張り上げている彼女。だがその強気な口調とは裏腹にあきらはその瞳を涙で潤ませている。
「デヘヘッ…そ、その細い首をギュウギュウ絞めるんだな、ダハハハハハッ」
ガッ。ケベラーは両手をあきらの細い首に掛けグイグイと絞め上げ、同時に彼女のその乳房をペロペロと舐めまわしていく。
「…ぁ…う、ううぅ…く、苦し…ぁ…ぁっ、ぁん…」(く、苦しい…そ、それに…い、嫌っ…き、気持ち悪い…)
グイグイと絞め上げられるあきらの細い首とベロベロと舐められる胸のふくらみ…絞め上げられる首が息苦しさを、舐められる乳房が彼女の性感を刺激し甘い吐息を漏らしていく。
「フフフッ…随分楽しそうじゃないか、ケベラーよ。オレ様も混ぜてくれないか?…グフフフフフッ」
そう言うとヘドラーがあきらの足元に回りこみ彼女の股間をじーっと見つめている。そして手にしていた自身の剣先で、ピンクのデンジスーツに覆われていたあきらの股間をツン、ツンとつつき始めた。
「…ぁっ…やっ!?…や、やめ…ぁ、ぁっ、ぁん…」(い、いやっ…や、やめ…やめてっ……そ、そんなトコ……あっ!?あん)
ケベラーが絞め上げてくる首が息苦しさを、舐めてくる乳房とヘドラーが剣先でつついてくる股間があきらに気色悪さとほんの少しの快楽を与え、彼女の意識を徐々に奪っていく。
「…ぁ…ぁ…ぁ…」(く、苦し…わ、わたし…このまま堕とされちゃうのかな?…み、みんな…ゴメン…わたし…カタキ、討てなかった…)
ガクンッ。首を絞め上げられる息苦しさと性感を責められる快感におぼれながらあきらは顔を右にたれ気を失ってしまった。
ビィィィィン。そしてあきらの身体が虹色の光に包まれ、やがて光が立ち消え中から“デンジピンク”の変身が解け、ピンクの上着にミニスカートを身に付けた生身の“桃井あきら”の姿が現れる。
だがあきらの上に馬乗りになっているケベラーにはそんな事はおかまいなしだ。相変わらずピンクの上着に包まれた彼女の胸のふくらみをベロベロと舐めまわしている。
だが意識を失ってしまったあきらは、そのようにケベラーに性感を責められても何の反応もない。ただ苦しげな表情で頭を横にたれ気を失っているだけだ。
「フフフッ、これでデンジピンクは倒した…他のデンジマンたちはコイツの異空間へ放り込んだ…これでコイツらは…デンジマンは終わりだ、グフフフフッ、ハーッハッハッハッハッ!」
完全に気を失い相変わらずケベラーに悪戯されているあきらを見て、高らかに笑い勝利を確信するヘドラー。
「さて、この女をどうしてくれようか?……そうか!…おい、ケベラー、聞いてるか?」
「ベロベロベロ…ふあい?何ですかぁ?将軍」
気を失っているあきらを見てヘドラーはニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。どうやらこれからの彼女の扱い方について何か妙案が浮かんだようだ。
「…おい、いいか?とりあえず“その女”から離れろ…オレ様にいい考えがある…グフフフフフッ」
「えーっ!?お、おで、まだピンクちゃんと遊びたい、遊びたいいぃ!ぶううぅぅぅ…デヘヘヘヘッ」
ヘドラーのその提案に明らかに不満を見せるケベラー。だが、ヘドラーはそんなケベラーを諭すようにこう言った。
「フフフッ…心配するな。何もおまえの遊び相手を取り上げようというわけではない…ただ、おまえには“この女”とは別の場所で遊んでもらいたいのだ、グフフフフフッ」
「ふーん…別に、お、おではピンクちゃんと…ピンクちゃんと遊べればどこでもいいんだな…デヘヘヘヘッ」
ヘドラーの説得にやけにあっさり納得するケベラー。というよりケベラーはあまり物事を深く考えてないだけのようだ。
「フフフッ、任せておけ…おまえには最高の舞台を用意してやる。楽しみにしておけ…グフフフフッ」
「ほ、ホ~ントですかぁ?じ、じゃあ将軍の言う通りにするんだな、デヘヘヘヘヘッ」
「…よし、決まりだな……おい、この女を例の“あの場所”に連れて行くのだ…“あの場所”にな…グフフフフッ」
… するとヘドラーが周りにいたダストラーたちにあきらをどこかへ連れて行くように号令を掛ける。彼はどうやらあきらを別の場所に移して何か良からぬ事を企んでいるようだ。
(フフフッ…これからが貴様にとって本当の地獄だ、桃井あきら…今まで貴様らデンジマンたちに味わったこの屈辱、何倍にもしてお返ししてやる、貴様のその身体でな…グフフフフッ)
数人のダストラーにあお向けにされた常態で運ばれるあきらを見て意味ありげに陰湿な笑みを浮かべるヘドラー。
かくして醜悪なベーダー怪物とヘドラーに敗れたあきらは捕虜として何処かへ拉致されてしまうのであった…。
-この章 完 以下 戦隊壊滅!?公開処刑にされる女戦士に続く -