- 捕獲されたヒロインたち 真の力 -

「…う、ううぅ…ううぅ…こ、ここは…?」
そっか…わたしはあのバケモノに投げ飛ばされて……霧深い森の中、やや湿り気のある土の上に転がされていた彼女、桃井あきらは背中から地面に倒され、尻餅をついて、その霧深い森の中に倒れていた。
不意に彼女に襲い掛かってきた緑色の宇宙人・メバ星人・ライムA。あきらは行動を共にしていた仲間の女戦士、渚さやかと共に懸命に戦った。
だがその戦いの中でライムAによってあきらとさやかはそれぞれ別々の方向に投げ飛ばされ離れ離れにさせられてしまった。どこまでも投げ飛ばされた彼女は一人、地面に転がされていたのである。
…わ、わたし…どこまで飛ばされたのかしら?……わからない…わからないわ……あのバケモノにどこまで投げ飛ばされたのだろう?…あきらは必死に思い出そうとしていた。
…で、でもいつまでもこんな所にはいられないわ…わたしが飛ばされてきた方向はたぶんこっちのはず……は、早く“あの場所”に戻らなきゃ…きっとさやかもそうするはず…早く行かなきゃ…!?…う、ううぅ!?
自分の身体を空中でブンブンと振り回されていたあきらは頭の中がガンガンと鳴り響き、目がグルグルと回っていた。う、ううぅ…左手で頭を抑え、かぶりをブンブンと振っているあきら。
う、ううぅ…あ、頭が痛い…で、でもすぐに行ってさやかと合流しなきゃ……朦朧とする頭を抑えよろよろと立ち上がるあきら。
う、ううぅ…はぁ…はぁ……足をふらつかせ辺りの木に触れながらよろよろと歩いていくあきら。…と、とにかく…このまま孤立してたらマズイわ。こんな状態で“あのバケモノ”に襲われたら……彼女の重い進退をそんな思いだけが突き動かしていた。
やがて徐々に意識も回復してきたあきら。だがこのまますんなり元の場所に戻れるほど彼女には平坦な運命は待っていないらしい。
「フフフッ、どこへ行こうというのだね?…久しぶりだな、桃井あきら…ご機嫌はいかがかな?クククッ、ククククククッ」
!?…あきらの後方から突如として聞こえるトーンの低い男の声…底響きする、不気味なその声に彼女は聞き覚えがあった。
「!…お、おまえは!?…ジ、ジャスミンが死の商人って言ってた…た、確かデストレーダーとか言うヤツ…」
「フフフッ…おまえのような“いい女”にわたしの名前を覚えておいてもらうとはね…実に光栄だよ、桃井あきら、クククッ、ククククククッ」
その男の方へ振り向き叫ぶあきら。自分の方に向き直ってきたその彼女の身体をデストレーダーは足先から舐めるようにして眺めている。
「い、一体わたしに何の用なのよっ」「フフフッ…実はおまえにはわたしの運動不足の解消に付き合ってもらおうと思ってね、ククククッ」
??…ど、どういう事よ!?……突然現れた事件の黒幕と思われる男、デストレーダーにとまどいの色が隠せないあきら。彼は彼女との“運動”を希望しているという。彼の言うその意図がまったく理解できず思わずデストレーダーに問いただすあきら。
「なぁに…ちょっとわたしと戦ってもらいたいのだよ…おまえにはわたしの“軽い運動”の相手をしてもらいたいのだ、ククククッ」
「??…な、何よっ…お、おまえ、“野蛮な戦い”は好まないんじゃなかったわけ?」
「クククッ…少し気が変わったのでね、高名な“女戦士”のおまえ・デンジピンクと戦いたいと思ったのだよ。それに…その自慢の肢体でわたしの“あっち”の運動にも付き合ってもらいたいと思ったのでね、クククッ、ククククククッ」
足先の白いロングブーツ、濃茶のパンストに覆われた肉付きのいい太腿、極端に丈の短いピンクのミニスカート、ほどよく大きいバスと、か細い首、そしてその凛々しい美貌…あきらの身体を足先から再び舐めるようにして眺めるデストレーダー。
ぐ、ぐっ!?……自分の“女の身体”へと向けられる明らかに好奇に満ちた視線にたじろいてしまうあきら。いやらしい、ねっとりとしたその視線に彼女は本能的に身震いしてしまう。
「フフフッ、それに…もうすぐ“この世”の人間ではなくなるおまえにわたしとの“本当の力の差”というものを思い知らせてやろうと思ったのでね、クククッ、ククククッ、ククククククッ」
「な!?…ま、まだそんな事言うわけ?そんなに言うなら…できるもんならやってみなさいよっ!」
デストレーダーが言い放ったその言葉にプライドがズタズタに引き裂かれるあきら。彼女は彼のその言葉に左手を大きく振り上げ、怒りを露にしている。
「クククッ…そう言えばおまえ、随分その“胸”がボヨンボヨンと揺れ動いてるんじゃないのか?おまえの“それ”はそんなに弾力があるのか?…クククッ、ククククククッ」
確かにあきらのバスとは、彼女が激しいジェスチャーをするたびに微妙に、ぶるん、ぶるんと揺れ動いている。デストレーダーが指摘したのはそれだった。カメラからの映像で、今までの一部始終を見ていた彼はもちろんその原因は知っていたのだが…。
「く、くっ!?…な、何よっ!うるさいわね!おまえには関係ないじゃない!」
彼のその指摘に、頬を朱に染め上げムキになって声を張り上げるあきら。今、彼女は身に着けていたブラをしていない。先程の戦いであの緑色のバケモノ、ライムAに引き剥かれてしまったからだ。図星を突いてくるようなヤツの言葉に明らかな同様を見せるあきら。
「クククッ…原因は“これ”をしていないからじゃないのか?…“これ”はおまえのものなのだろう?どうだ?クククッ、ククククククッ」
ゴソッ…デストレーダーはスーツのポケットの中から“ある物”を取り出す。それはあきらがよく見覚えがある物…彼女のストラップレスのベージュ職のブラジャーだった。あきらはそれを見て赤い顔が更に真っ赤になってしまう。
「!?…そ、それ、わたしの!?……な、何でおまえがそれを持ってるのよ!?そ、それ、返しなさいよ!」
「クククッ…そうだな。では返してやろう…わたしはレディには紳士的なものでね、クククッ、ククククククッ」
ポイッ…そう言い放つとデストレーダーは手にしていたあきらのブラを彼女の前にひょいと放り投げた。あきらの足元に落ちるベージュ色のその下着。
彼女はデストレーダーのその行動に溜まっていた怒りがマグマのように一気に噴き出してきた。あきらは屈辱にわなわなと身を震わせ、怒りで右の拳をギュッと握り締めていた。
「…どこまで…どこまでも…ゆ、ゆるさないっ!わたしをナメないでよね!…やあああああぁ!!」
そう言うとあきらは右の拳を振り上げ、甲高い、気合をみなぎらせた奇声を上げながら猛然とデストレーダーに向かって突進していた。
「フン、感情に任せて闇雲に突っ込んでくるなど…愚かな、ククククッ」
気合をみなぎらせ猛然と突っ込んでくるあきらを不適な笑みを浮かべ見つめるデストレーダー。やがて彼女は右のハードパンチを彼の顔面目掛けて繰り出す。
「やああぁ!」
ふん、バカめ…そんな真正面からの大降りの攻撃など当たるわけがないだろう?…ククククッ」
デストレーダーはあきらのその右拳を少しだけ右に動き、余裕の表情でかわす。確かにスピードはそれなりにあるが、彼に限らずこのような正直な打撃が当たるわけなどない。
…まだよっ、やあああぁ!……しかしあきらもそのくらいの事は分かっている。彼女は間髪要れず左のハードパンチという二の矢を繰り出す。的確に繰り出されるその左拳は今度こそデストレーダーの顔面に炸裂するかに見えた。
フフフッ、そんなもの…まぁ少し遊んでやるか?ククククッ……しかし相変わらず余裕の笑みを浮かべているデストレーダーはあきらのその拳もすんでのところで見切り、突き出された彼女の左腕の外側に回りこんでかわす。更に彼はこの後数秒の間に素早い反応を見せる。
ガシッ…突き出された彼女の左腕をかわすようにあきらの左側に回りこんでいたデストレーダーが、彼女のその腕を両手で掴み取る。
そしてすぐさま流れるようにあきらの股間へ自分の左手を伸ばしていき…さわっ…ピンクのアンスコに包まれた彼女の股間をタッチする。スゥー…すかさずそのまま彼女の下腹部、意外と引き締まっている腹筋、ほどよいボリュームと形のいい左胸へと、あきらの肢体をなぞるように自分の手をすべらせていく。更に…ムギュッ…その触れた左乳房を力強く鷲掴みにする。
「あっ…ぐ、ぐっ!?な、何すん…は、放して…放しなさいよ!」
「フフフッ…よかろう。まだまだ終わらせるつもりなどさらさらないからな、ククククッ」
ドンッ!きゃっ!?……あきらの左胸を掴んでいた左手でデストレーダーは彼女の身体を突き飛ばす。よろよろと後方へよろめいていくあきら。
彼女を突き飛ばしたデストレーダーはあきらの左胸を鷲掴みにしていた自身の左手をじっと見つめ、ニヤリと笑みを浮かべている。
「クククッ…中々いい感触だったよ、クククッ、ククククククッ」
ぐ、ぐっ!?…右手でデストレーダーに触られた左胸を押さえ、両脚を内股にキュッと閉めているあきら。彼女は頬を真っ赤に染め、鋭い眼光でヤツを睨みつけている。と同時に、今のやり取りであきらは対峙する目の前の男の強さを嫌々ながらも肌で感じ取るハメになっていた。
く、くっ!?コ、コイツ、強い!?…例え変身できたとしてもわたし一人の力じゃ…?……で、でもわたしは負けないっ!…わたしは絶対にみんなの所へ還ってみせるわ!…さやかと…冴ちゃんと…みんなと一緒に元いた場所に帰るんだからっ……強大な強さの一端を垣間見せる敵を前にし、そう新たに決意するあきら。
「…どうした?もう終わりか?…まぁ戦いの最中に“女”を気にしているようでは所詮その程度なのだろうがな、クククッ、ククククククッ」
「く、くっ…な、何よっ!まだこれくらい…やあああぁ!!」
羞恥心にうろたえるあきらを巧みに挑発していくデストレーダー。その彼女は再び逆上してデストレーダーへと突っ込んでいく。
やあああぁ!……デストレーダーに次々と攻撃を浴びせていくあきら。顔面への右の手刀、左脚でのみぞおちへの膝蹴り…しかし彼はそれらを全て軽くいなしていく。だがまだまだ続くあきらの波状攻撃…今度は左の手刀をデストレーダーに食らわせようとする。
ふん、こんな単調な攻撃など……そして彼はこの攻撃も余裕の表情でかわそうとする。しかしあきらはその手刀をデストレーダーに受け止められる寸前で自分の身体へ引っ込める。
左の手刀はおとり…本命はこっちよ。やああああっ!……左手を引っ込めたあきらは彼の顔面へすかさず懇親の右ハイキックを浴びせようとする。彼女のその鋭い蹴りは見事に決まるかに見えたが…ガシッ!…だがその蹴りも彼の左手に簡単に受け止められてしまった。
「あっ!?…ぐ、ぐぅ…」
「残念。少しは考えたつもりだったのにな、ククククッ。それにしても…いつ見てもそそられるムチムチ脚だ…どれ、クククッ、ククククククッ」
スゥーッ…デストレーダーは掴み取った彼女の右脚の太腿を…濃茶のパンストに覆われた彼女の内腿を、右手で足の付け根へとなぞっていく…ムギュッ。彼の手はそのままピンクのアンスコに覆われたあきらの股間を握りつぶす。
「!?…や、やっ…な…ど、どこ触ってんのよっ…は、放して!…!…あっ!?き、きゃあああぁ!」
ガッ!…あきらの股間を握りつぶし、その感触を愉しんでいたデストレーダーの右足が彼女の左脚を払う。ドサッ…右脚を掴み取られたまま、地面に背中から転がされるあきら。
フフフッ…デストレーダーは掴み取っていた右脚の先から覗く彼女の股間をじっと凝視し…ガンッ!…!?……無防備に晒すハメになっていたあきらの股間を右足で思い切り踏みつけた。ガンッ!ガンッ!ガンッ!…二発、三発…桃色の下着に覆われた彼女の“魅惑の三角地帯”を尚も踏み続けるデストレーダー。
「…ほら、ほら、ほら…クククッ、ククククククッ」
「あんっ…や、やめ…!?あうっ…あぁんっ…」ガンガンと急所を踏みつけられ、その痛みに身悶えるあきら。
「フフフッ…いつまでも“これ”だけをやっててもつまらんからな、ククククッ…それっ…」
!?…あっ、あぁん!……ひとしきり彼女の股間を踏みつけるとデストレーダーは掴み取っていた彼女の右脚を軸にあきらの身体を裏返しにする。ぐ、ぐぅ…!…あっ!?く、くぅ……そして彼はうつぶせにした彼女の背中にのしかかり自身の右腕であきらのか細い首を絞め上げにかかる。
あっ!?…う、ううぅ……首をギリギリと絞め上げられ酸素を搾り出されていくあきら。
「ククククッ…このままただ首を絞めてるだけでは面白くないのでな…せっかくのおまえの身体だ。こっちでも遊ばせてもらうぞ、クククッ、ククククククッ」
そう言うと彼の左手があきらのピンクの上着の裾へ伸びていき彼女の服の中へと潜り込む。あきらの柔肌を這い回るデストレーダーの左手。そして…
ムギュッ。彼の左手があきらの左胸をとらえる。その手は先程、ライムAにブラを剥ぎ取られ剥きだしになっていた彼女の乳房を揉みほぐしていく。
「あっ!?あんっ…や、やっ…!?…ど、どこ触って…あぁん!」
あきらの柔らかい乳房を尚も愉しむようにまさぐるデストレーダーの左手。そして彼の手が彼女の乳首をとらえ…グイィ…その桃色の恥丘を摘んだヤツの左手がそれを引っ張り…ぱちんっ!あんっ!?…ある程度伸ばされたあきらの乳首が彼の手から離れる。伸ばされたゴムのように勢いよく戻るあきらの乳首。
「クククッ…素晴らしい触り心地だ…これだけ形のいい“おっぱい”ならわずらわしいブラジャーなどする必要はないのではないか?クククッ、ククククククッ」
「あっ、あんっ…ぐ、ぐっ!?…ぁ…ぁんっ……ぁ…」
あきらの左乳房を尚も弄び続けるデストレーダー。と同時に彼は彼女のか細い首もギリギリと絞め上げていく。ぁ…ぁ…ぁ……彼女はそれを嫌がるように両脚をバタつかせ必死に暴れまわっている。
「…ぁ…ぁ……ぁ………ぁ………」
ギリ、ギリ…物凄い力で首を絞め上げられ徐々に酸素が搾り出されていくあきら。そんな彼女の動きはだんだん弱々しくなり、バタつかせている両脚の動きも徐々におとなしくなっていってしまう。
ふむ。そろそろいいか……スッ…しかしデストレーダーは彼女の意識を落とす寸前の所で絞め上げていた右腕をあきらのか細い首から放す。そして彼女の身体から離れあきらの左脇に立った。
「ぐ、ぐっ!?…ケホッ、ケホッ…な、なん…!?…きゃんっ…」
あのまま絞め上げていれば自分の意識を簡単に落とせたはず……首を外したデストレーダーを怪訝そうな表情で見ようとするあきら。ガンッ!…だが、その前にそんな彼女を足蹴にするようにデストレーダーは彼女の左わき腹を思い切り蹴り上げる。彼に蹴り飛ばされ2、3mほどゴロゴロと蹴り飛ばされるあきらの身体。
「…あぅ…う、ううぅ…ぐ、ぐっ!?…な、何なのよ、一体…?」
蹴られたわき腹を押さえ、怪訝そうな表情を浮かべながら鋭い眼光でデストレーダーを睨みつけ、よろよろと立ち上がるあきら。
「フフフッ…言っただろう?“運動”がしたいとな…“この程度”では運動にならないのだよ。それに…まだおまえのそのいやらしい“肢体”とほとんど運動をしてないからな、クククッ、ククククククッ」
ぐ、ぐっ!?…あくまでもあきらを自分の欲望を満たすためだけの対象としてしか見ていないデストレーダー。まとわりつくようなそのねっとりとした視線は彼女へ恐怖、いや何とも言い知れない不快感を与えていく。
「それと…おまえにはそろそろわたしの“本気”を見せようと思ったのでな…それと同時にわたしの“本当の姿”をお見せしよう…クククッ、ククククククッ」
そう言うとデストレーダーは顔に身に着けていた“ひょっとこ”のようなお面に手をかける。それを見てあきらが反応するように叫んだ。
「な、何よ!…そんな“お面”を取ったくらいで何が変わるっていうのよっ」
相変わらず強気な態度は崩していないあきら。だがその内心は得体の知れない恐怖に徐々に支配され始めてきていた。
「フフフッ、ところで…わたしが何故このような“面”をつけているか分かるか?ククククッ」
??…ヤツは自分が“面”をつけている理由についてあきらに突然質問する。その言い回しは何か意味深なようでもあった。
「!?…な、何よっ、いきなり…どうせ、ただ自分の素顔が割れて色んなところに出回るのが嫌なだけでしょ?」
「…確かにそれもある。だが本当の理由はな…有り余りすぎる“自分の力”をセーブするためにつけているのだよ。それをこれからおまえにお見せしよう…クククッ、ククククククッ」
「な、何よ!…ハ、ハッタリよ!ハッタリに決まってるわ、そんなのっ」
「クククッ…ハッタリかどうか…それは見てからのお楽しみだ。おまえ自身の身体で確かめるといい、クククッ、ククククククッ」
カパッ…そう言うと彼は顔につけていた“面”を外す。遂にその素顔を現すデストレーダー。その顔は…黒い坊主頭、浅黒い肌、そして大きく横に裂けた口で構成されていた。
しかし何よりも特徴的なのはサイコロの“六”のような形で縦4つ、横2つの碁盤目のように並んでいた彼の“目”であった。その“八つの目”がそれぞれ違う場所を見ているのだ。
ある目は微妙に揺れ動くあきらの胸を…ある目はピンクのミニスカに覆われていた彼女の股間を…ある目は迫力抜群の彼女の太腿を…またある目は対峙するあきらのその凛々しい美貌を…“八つの目”がそれぞれ意思を持って違う場所を見ている光景は不気味そのものだった。
「フフフッ…これからわたしとおまえの本当の力の差というものを教えてやろう…それと同時に“本当の恐怖”というものもな、クククッ、ククククククッ」
「く、くっ…バ、バケモノ…」
これまでとは遥かに違う、まがまがしいオーラを発しているデストレーダー。その不気味な姿を見てさすがにたじろいでいるあきら。
しばらくして…3mぐらいの間合いで睨みあう二人の男女。目の前の八つ目の男を微動だにせず睨みつけているあきら。いや性格には微動だにしてないのではなく、まったく動けないのだ。
彼から発せられているまがまがしいオーラと得体の知れない迫力に彼女の身体は金縛りのような状態になっていたのだ。
「…どうした?…さっきまでのように奇声を上げて仕掛けてこないのか?つまらんな、ククククッ」
「ぐ、ぐっ…う、うるさいわね!どうしようとわたしの勝手じゃないっ!」
相変わらず強気に言い放つあきら。だが彼女は本当は動きたくても動けないのだ。あきらはその表情をゆがませ、顔からは嫌な汗をにじませている。彼女は明らかに対峙する男から発せられる雰囲気と迫力に気圧されていた。
「そうか…では今度はこちらから仕掛けさせてもらうぞ、クククッ、ククククッ」
ぐ、ぐっ!?…そんなあきらの心の中を見透かすかのようにデストレーダーが自分から仕掛ける事を宣言する。そして…スッ。不気味な笑みを浮かべ、彼女の目の前でたたずんでいたヤツがその姿をスッと消した。
!…き、消えた!?…ど、どこ??あいつはどこいったの?……今の今までいたはずの場所に彼の姿がない!?忽然と姿を消したヤツをあわてて探し回るように辺りをキョロキョロと見回すあきら。
上?…左?…右?それとも下?…いない。本当にあいつはどこなの?……忽然と姿を消したデストレーダーをあせり探し回るあきら。目の前の敵を見失ってしまった事が彼女から平常心を奪い取っていく。
「…こっちだよ、おじょうさん、ククククッ」
!…後ろ!?ぐっ!?…ガシッ!…しかしあきらがそれに気付いた時にはもう遅かった。彼女の後ろに回りこんでいたデストレーダーが、あきらの左脇の下から左手で彼女の左乳房を鷲掴みにする。更に右脇から回された彼の右手があきらの股間をムンズと握りつぶす。
「あっ!?あっ、あんっ…や、やっ…あぁん…」
「クククッ…中々のさわり心地だよ、桃井あきら…デンジピンクなんぞより“こっち”の方で自分を活かした方がいいのではないか?この“いやらしい肢体”を活かしてな、クククッ、ククククククッ」
淫らに弄ばれる彼女の身体…彼の性感へのまとわりつくようなその責めに身悶えているあきら。
「あっ!?あんっ…く、くっ…このぉ!」
自分の身体を後ろで楽しげに弄ぶデストレーダーにあきらは右の肘鉄を食らわせようとする。…!?…えっ??い、いない?……しかし彼女のその肘打ちは何もない空間へ虚しく炸裂する。
「…こっちだよ、桃井あきら。クククッ、ククククククッ」
ムギュッ。あんっ!?…またいつの間にか彼女の前に回りこんでいたデストレーダーが右手であきらの股間をムンズと握りつぶす。ムニュ。あっ!?…更に彼は余っていた左手で彼女の右胸を鷲掴みにする。
「フフフッ…おまえ、戦いに明け暮れてちゃんと男とのスキンシップはしているのか?…これだけ見事な身体なのだ。わたしが存分に満足させてやろう…ククククッ」
「ぐっ…あっ!?…ぐ、ぐっ…え、遠慮…しとく…わ…このぉ!」
デストレーダーの執拗な性感への責めに、身体に上手く力が入らないあきら。ビュッ!…それでも彼女は必死に力を振り絞って彼に右平手打ちを浴びせようとする。
「ふん!小ざかしい…そらっ…」
!?ゃん!…そんなあきらの行動をあざ笑うかのように、デストレーダーが掴んでいた彼女の股間をくいッと上の方へ突き上げる。股間を突き上げられわずかに浮き上がるあきらの身体。
「フフフッ…こんなのはどうだね?クククッ…そらっ!」
更に容赦なくあきらへと攻撃を浴びせるデストレーダー。ゴスッ!ぐふぅっ……彼は体制が崩れていた彼女のみぞおちに右の拳を叩き込んだ。ぐ、ぐっ…拳をもらったみぞおちを押さえ、身体をクノ字に折り曲げてうずくまるあきら。
「フフフッ…まだまだこれからだぞ?ククククッ」
シュルシュルシュル…ギュッ!…あっ!?……みぞおちを押さえ、うずくまっていたあきらの両手首を何かの薄赤い触手のようなものが絡めとった。あ、あっ!?…更に彼女はその触手のようなものに両腕を広げられ、そのまま宙釣りにされてしまう。
「ぐっ、あっ!?…な、何よ、これ?…!?…な、何っ?あ、あいつの舌??」
自分を絡め取っていた触手のようなものの先にあきらが視線を動かしていくと…驚くべき事に、その触手はデストレーダーの大きく裂けた口から伸びてきている。そう、彼女の両手首を絡め取っていたのは彼の舌だったのだ。
ヤツの裂けた口から伸びる、二本の長いその舌は彼女の両手首にギリギリと巻きつく。地面から1mほど吊り上げられているあきらの身体…彼女は両脚をバタつかせ、そこから何とか逃れようと懸命にじたばたと身悶えている。
「うっ、くっ…こ、こんなもの…!?うっ、くっ…」
フフフッ……しかしそんなあきらをあざ笑うかのようにデストレーダーの次の毒牙がすぐさま彼女に襲い掛かる。シュルシュルシュル…ギュッ!…彼の口から伸びる、別の二本の舌が彼女の両膝に絡みつく。
更にその二本の舌があきらの両脚を…濃茶のパンストに覆われた彼女の太腿を、足の付け根へとよじよじと這い上がっていく。
やっ、あっ!?…キ、キモチ悪い!?……あきらのムッチリとした脚を這い回るぬめぬめしたその舌が彼女に鳥肌が立つような不快感を与えていく。
「クククッ…そういえばおまえ、随分わたしに噛み付いてきていたな?どうだ?わたしとの本当の“力の差”というものを身を持って思い知っただろう?…本当に能のある鷹は爪を隠しておくものなのだよ、クククッ、ククククククッ」
勝ち誇った笑みを浮かべたデストレーダーが、四肢を封じられ、両手を真っ直ぐ広げて宙釣りにされているあきらを下からすくい上げるように眺める。ねっとりとまとわりつくような彼の視線が、鮮やかな桃色の衣装に包まれた彼女の身体を舐めるように動いていく。
「ぐ、ぐっ…ま、まだよっ…ま、まだこのくらいで…」
「フフフッ…その負けん気の強さだけは認めてやろう…だがな、本当に圧倒的な力の前では“気合”だけではどうにもならないのだよ。そして戦いにおいて弱者は強者の思うがままにされる運命なのだ…今からわたしがおまえの身体で“それ”をたっぷりと教えてやろう、クククッ、ククククククッ」
「く、くっ…!?…あっ、あんっ!?…な、何をっ…い、いや…」
スススススッ…そして遂にあきらの足の付け根に這い上がってきたデストレーダーの二本の舌。その舌が彼女の極端に丈の短いピンクのミニスカの中に完全に潜り込む。
更に彼女の脚の付け根に辿り着いたデストレーダーの二本の舌先が、あきらの股間を包み込む下着を…ピンクのアンスコを両側からよじよじとこじ開け、中に侵入しようとする。
「!?…や、な、何するの?やっ、イヤ、やめて、やめてっ…イヤ、イヤァ!」
「フフフッ…そんなに嫌か?わたしの舌は?…だがわたしの“それ”はまだあるのだよ…ほうら、こんな感じにな、クククッ、ククククククッ」
まだまだあきらの身体を付け狙うデストレーダーの長い舌。シュルシュルシュル…今まで彼女の身体に絡み付いていた舌とは別の二本の舌が、彼の大きく裂けた口からあきらの股間へと伸びていく。
シュルシュルシュル…そしてその内の一本がピンクのミニスカをヒラリとめくり上げ、もう一本の舌が彼女の秘所を桃色の下着越しにチロチロと舐めていく。
「く、くっ!?…ま、まだ舌があったなん…!?…イ、イヤ!あっ、あんっ…」
「クククッ、いい眺めだ…実にいい眺めだよ、桃井あきら、ククッ、クククッ、ククククククッ」
「…あっ!?あんっ…やっ!?…イ、イヤ、イヤ…イヤァ」
デストレーダーの口から伸びる舌にトレードマークのピンクのミニスカをめくり上げられ、その中身、魅惑の三角地帯が…ピンクのアンスコが丸見えのあきら。
そのピンク色の下着には彼の舌が群がり、二本の舌がその桃色の下着を両サイドからこじ開け侵入しようとしている。更にもう一本の舌がピンクのアンスコ越しに彼女の秘所をチロチロと舐めている。
自分のすぐ目の前で繰り広げられているあきらへのその辱めを、デストレーダーは恍惚な表情でじっと凝視していた。
「イ…イ、イヤ!?…く、くっ…あっ、あんっ」
「フフフッ、どうだ?圧倒的な力の差を見せつけられて自分がいいように弄ばれてしまう気分というのは…!…クククッ…面白い事を思いついた。そう言えばおまえと楽しく遊んだ証として何か“戦利品”のような物が欲しいと思っていたのだがな…だがわたしはその対象として“いい物”を見つけたよ、ククククッ」
あきらを弄んだ証として“戦利品”のような物が欲しいと言い放つデストレーダー。陰湿な笑みを浮かべ怪しく光る彼の目。その視線の先には…彼女のトレードマークの一つである白いロングブーツが映っていた。
「…そういうわけで“これ”を頂いておこう…おまえたちのような“女戦士”にはこの手の白いロングブーツは定番のアイテムらしいからな…きっとマニアには垂涎もの、高く売りつけられるのではないか?…我ながら実に明暗だよ、クククッ、ククククククッ」
そう言うとデストレーダーは釣り上げていた彼女の身体を自分の目の前へと引き寄せていき、見つめていたあきらの右足の白いロングブーツに右手を伸ばしていく。彼のその行動に感づいた彼女が、それを嫌がるように自分の両脚を必死にバタバタとさせている。
「!?…な、何するの?イ、イヤ…や、やめて、やめてっ…そ、そんな事しないで!イヤ、イヤ!イヤァ!」
「フフフッ…そうやってその迫力たっぷりのムチムチ脚をじたばたとさせるおまえのしぐさは実にそそられるのだがな、桃井あきら…だが今はそうジタバタされてもらっては困るのだよ。そういうわけでしばらくおとなしくしていてもらおうか?クククッ、ククククククッ」
そう言い放つとデストレーダーは、自分の右腕をあきらの左脚の膝裏に回していき、そこから彼女の両脚を抱きかかえるようにする。そして、あきらの両脚を完全に抱きかかえた後、自分の左手を彼女の右足の白いロングブーツへと伸ばしていく。
「あっ!?…イ、イヤ…や、やめてっ、イヤ、イヤァ!」
クククッ…しかし、両の瞳に涙を潤ませたあきらのそんな懇願もデストレーダーは無視し、自分の作業を淡々と進めていく。そして…ジュッ。彼はそのロングブーツのジッパーを下ろし、その白いロングブーツを彼女の右足から引き抜いていく。あきらの願いもむなしく、彼女の右足からあっさりと引き抜かれてしまうその白いブーツ。
「!?…ぁ…ぁ……そ、そんな…そんな……イ、イヤ…イヤ、イヤアアアァぁぁ!」
「フフフッ…これはおまえのトレードマークの一つだそうだな、桃井あきら、ククククッ…どれ…ふむ。クン…クン…」
!?…ヤツは奪い取った彼女の白いロングブーツの匂いをクンクンと嗅いでいる。その様子を見たあきらは顔を真っ赤にして、大きな声を張り上げている。
「!…や、やめて!何してるの!?…や、やめなさい!におい、嗅がないで!やめてっ、やめて!そんな事しないでぇ!イヤァ、イヤァ!」
「フフフッ…随分汗クサいぞ?ちゃんと消臭ケアはしているのか?桃井あきら…“戦士”とは言え女は身だしなみが命ではないのか?…クククッ、ククククククッ」
蒸れたあきらのブーツのにおいを嗅いでそう言い放つデストレーダー。ぐ、ぐっ!?…彼のその言い放った言葉に、顔を“これでもか”と言わんばかりに真っ赤に染め上げ、何も言い返せないあきら。
だが、彼のアジトからの脱出劇、ライムとの苦闘、そしてデストレーダーとの戦い…あきらがここに拉致されて以来、彼女はこれまでにかなり動き回っているのだ。履いていた靴の中が“そういう状態”になっているのは、ある意味当然の事だった。
しかしそういう事以前に、履いていた靴を脱がされそのにおいを嗅がれるという事は、彼女、いやあきらに限らず彼女のような年頃の娘にとっては屈辱的な事以外何物でもなかった。う、ううぅ……その最大級の屈辱を受け、強烈に打ちひしがれているあきら。
「フフフッ…とりあえず“コイツ”はその辺においとくか?ククククッ」
ポイッ…そう言うとデストレーダーは、手にしていたあきらからもぎ取った白いブーツをその辺に無造作に放り投げた。
そして彼は自分の右腕を再びあきらの左の膝裏へ回していき、彼女の両脚を抱きかかえるようにする。更にヤツは自分の目の前に引き寄せたあきらの両脚へ顔をうずめ、濃茶のパンストに覆われた彼女のその肉付きのいい太腿の感触を愉しむようにスリスリと頬ずりしている。
「!?…やっ…な、何するの!?…あ、イヤッ…イヤ、は、放してっ、放しなさいよ、こ、この変体!」
「フフフッ…見た目に違わぬ素晴らしい感触だ…こんな“おいしそうな”脚が目の前にあって悪戯をしないわけにはいかないだろう?それはおまえのようなレディに対しても失礼というものだ。なぁ、桃井あきらよ…クククッ、ククククッ、ククククククッ」
「…や、あっ……そ、そんなわけ…ないでしょ?…あっ、やっ、イ、イヤ、イヤ!…イヤァ!」
濃茶のパンストに覆われたあきらのムッチリとした脚を妖しく動くデストレーダーの左手…履いていた靴を脱がして剥き出しにしたふくらはぎ、迫力抜群の太腿…彼の左手があきらの脚をいやらしく、ベタベタとさすっていく。
「クククッ…そう言えばこのデカいケツは触ってみた事がなかったな…このボリュームと迫力だ。さぞ物凄いのであろう。期待してるぞ…どれ…クククッ、ククククッ」
あきらの脚をいやらしく這い回るデストレーダーの左手。その手がボリューム感たっぷりの彼女の尻へと伸びていき、桃色の下着越しにあきらの桃のように柔らかいヒップを撫で回していく。
「!?…イ、イヤァ!…な、何なの、や、やめてっ…キ、キモチ悪い!?…そ、そんなトコ触らないでっ!イヤ、イヤ!イヤァ!」
「フフフッ…まぁそう言うな。とても素晴らしい触り心地だぞ…わたしの“ムスコ”もビンビンきてる。やはりおまえはデンジピンクなどより“こっち”を活かした方がいいのではないか?…だがそれではおまえが戦地に出てきてわたしのような“悪人”を喜ばすことができなくなるわけだ。実に悩ましい問題だな?クククッ、ハハハッ、ハーッハッハッハッ」
「あっ、やっ!?…あっ、イ、イヤッ…!?…な、何するの?や、やめてっ!…そんな事しないでっ!イヤァ、イヤァ!」
あきらを淫らに弄ぶデストレーダーの手はまだまだとどまる事を知らない…ヤツの左手が彼女の桃色の下着をこじ開け、その中に潜り込んだ彼の左手が彼女の桃尻を…ピンクのアンスコの中をもぞもぞと這い回る。
更に脚の付け根からあきらの股間を伺っていたデストレーダーの二本の舌が、桃色の下着を遂にこじ開け中へと侵入する。ジュルジュル…彼の二本の舌が桃色の下着に護られた彼女の茂みをぬめぬめと這い回っていく。次々と繰り出される彼の淫らな行為が彼女へとてつもない不快感とほんの少しの悦楽を与えていく。
「!?…イ、イヤ、やめて、やめて、もうやめてっ…あっ、あんっ…イ、イヤ、イヤ、イヤァ!イヤァ!」
ジュルジュルジュル…そんなあきらの涙ながらの懇願もむなしく彼女の身体をひたすら弄ぶデストレーダー。彼女の下着の中に潜り込んだ彼の左手があきらの尻をもぞもぞと這い回り、股間から侵入していた彼の二本の舌が秘所の周りを不気味にうごめく。
「フフフッ…どうだ?正義の味方のマネごとをやっていたおまえ自身がこのように淫らに弄ばれるなど考えてもなかっただろう?だがこれが現実なのだ。戦いに敗れた女戦士がたどる運命はこうなのだよ。おまえのような“いい女”なら尚更な…クククッ、ククククククッ」
「あっ、やっ!?イ、イヤッ…ぐ、ぐっ!?…い、いつまでも調子に乗って…こ、これでも食らいなさい!」
ペッ…なすがままに弄ばれるだけだったあきらが、まだわずかに残っていた気力を振り絞ってささやかな抵抗を見せる。彼女が自分の身体を恍惚な表情で弄ぶデストレーダーの顔にありったけの唾を吐きつけたのだ。彼の顔面に見事に命中する吐きつけられたその唾。
ぐっ…一時、あきらの尻を弄ぶ手を止め、その左手で顔にかかった唾をグイと拭い取るデストレーダー。初めて効果があると思われる攻撃が繰り出せた事に少しだけ口元がゆるむあきら。
だがあきらはまだ知らない。彼女のこの中途半端な反撃がデストレーダーの火薬庫の導火線の火をつけてしまった事に…ここからが彼女への更なる陵辱の始まりだった。
やがて彼は抱えていたあきらの両脚も完全に離し、その場にスクッと立ち上がる。そして彼女の身体を再び先程の高さに上げて宙釣りにし、さっきまでのように両手を水平に伸ばして宙に晒し上げたあきらをじっと見つめ、とつとつと語り始めた。
「フフフッ…おまえ、“目”が小さな虫のようにブンブンと宙を飛び回る光景を見た事があるか?桃井あきらよ…クククッ、ククククククッ」
「??…な、何よ!一体!そんなのあるわけないじゃない!?」
デストレーダーがそんな突拍子のない質問をあきらに投げかけてくる。その質問の意味が分からず彼女はそれに不機嫌そうに応えた。
「フフフッ…まぁそうだろうな。ではわたしがこれからそれをお見せしよう…ククククッ」
そうデストレーダーが言い終わると、驚くべき事に彼の顔についていた八つの目が…その目が一番上の二つを残し、彼の顔面を離れて空中をふわふわと漂っている。デストレーダーの顔から離れた六つの目が彼の周りを不気味にうごめく。
「!?…ウ、ウソ??…め、目が??あいつの目が…!?」
「フフフッ…“コイツら”はそれぞれの“目”が自分たちの意思を持ってるのだよ…!?…ふむ、フフフフッ…どうやらコイツらはおまえに興味を示し始めたようだ。ほら、コイツらがおまえの身体に群がっていくぞ?ククククッ」
デストレーダーの言う通りだった。彼から離れた“六つの目”がサメが獲物を見定めるように、あきらの身体の周囲をゆっくり、グルグルと動き様子を伺っている。自分の周りを得体の知れない物体がうごめく光景に、蛇に睨まれた蛙のような感覚を覚え、彼女は本能的に恐怖する。
「ぐ、ぐっ!?…な、何なのよっ、コ、コイツら…?…こ、来ないで、来ないでよっ…!?…あっ!?」
その時、あきらの周りで彼女の様子を伺っていた目の内の一つが彼女の右胸にゆっくりと近づいていき、そのふくらみを服の上からツン、ツンとつつく。突然のその目の行為にたまらず声を上げるあきら。
「フフフッ…どうやらコイツらはおまえの事が相当気にいったようだな…クククッ、ククククククッ」
ぐ、ぐっ!?…ビシュッ!あっ!?……するとあきらの右胸をつついていた目が鋭い刃物のように彼女の桃色の上着を切り裂いた。右の胸部の辺りを切り裂かれるあきら。切り裂かれたピンクの上着の隙間から色白の彼女の胸のふくらみが、柔肌が覗く。
「フフフッ…そう言えば言ってなかったな…その“目”は鋭い刃物のようにもなるのだよ。そしてこれから“コイツら”にはおまえを“剥いてもらおう”と思ってね、ククククッ…おい、おまえらの今回のエサはこの女のピンクの衣装だ。ただしコイツの身体は傷つけるなよ…それだけ気をつけてくれれば後はおまえらの好きなようにして構わないぞ…クククッ、ククククククッ」
デストレーダーのその言葉にあきらの周囲をふわふわと漂っていた“六つの目”が心なしか“身体”全体で頷くような動きをする。
ぐ、ぐっ…ビシュッ!あっ!?…ビシュッ!ああっ!?……そして彼女の周囲を漂っていた“目”が遂に本格的にあきらへと牙を剥く。手始めに彼女の右の肩口を…左の脇腹をその“目”が切り裂く。
ぐ、ぐっ…ビシュッ!あっ!?…ビシュッ!ビシュッ!きゃあ!?…ビシュッビシュッ!ビシュッ!きゃあっ、あああっ!?…ビシュッビシュッビシュッビシュッ!ああっ、あああっ!?ああああぁ!?…ビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッ……あきらの桃色の上着へ次々と襲い掛かる“六つの目”…肩口、脇の下、胸元、腰回り…彼女の鮮やかなピンクの衣装が次々と切り裂かれていく。
「フフフッ…おまえのそのピンクの服が切り裂かれていく様は中々綺麗だぞ。特にその飛び散っていく細切れのピンクの生地がいい…クククッ、ハハハッ、ハーッハッハッハッハッ!」
「ああっ、あああぁ…ああああっ!あああぁぁぁ…い、いやあああぁぁぁ!!」
ビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッ!…無残にも切り裂かれていくあきらのピンクの上着…桜の花びらが舞い散るように鮮やかな桃色の生地が彼女の身体の周りを飛び散っていく。
「ああぁぁぁ!?あああぁ…や、やめてっ、やめてぇ…い、いやああぁぁぁ!!」
「ククククッ…ほうら、おまえの自慢の色白の肌が徐々に露になってきたぞ?クククッ、ククククククッ」
ビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッビシュッ!…鮮やかな桃色の衣装をなす術なく切り刻まれ、ただただ甲高い悲鳴を上げ続けるあきら。そしてデストレーダーの言う通り、彼女の色白の柔肌が徐々に露になっていく。
「フフフッ…よし。もういいだろう…おまえたち、ご苦労だったな、ククククッ」
「…ぁ…ぁ…う、ううぅ…」
やがてあきらの上着を切り裂く“六つの目”が彼女から離れ、再びデストレーダーの顔面へと戻っていく。嵐のような切り裂き攻撃に晒されていた彼女。それから開放され中から姿を現したあきらは…自身の桃色の上着をボロボロに切り刻まれ、ほとんど彼女の地肌は露出させられていた。
そして、そんなあきらにピンクの衣装だった細切れの布地が申し訳程度に彼女の身体に覆いかぶさっている。う、ううぅ…身に着けていた上着をズタズタに切り裂かれただただうなだれているあきら。
グイィ。きゃっ!?……身に着けていた服を切り裂かれ、打ちひしがれているあきらの身体を自分の目の前に引き寄せるデストレーダー。
フフフッ…ぐ、ぐっ!?…不気味な笑みを浮かべるデストレーダーがあきらへとゆっくり近づいていき…バリバリバリッ!きゃあ!?…彼女の身体にわずかに覆いかぶさっていた服の切れ端をむしり取り、あきらの白い柔肌を…上半身を完全に露にする。
ぐ、ぐっ!?…キッ。自身の衣服を無残に剥かれても少しも怯む様子を見せずに目の前の男に鋭い眼光を浴びせるあきら。だがヤツはそんな彼女へ更なる陵辱を与えようとする。ムギュッ。あんっ!?…そして彼はおもむろに右手で彼女の左乳房を鷲掴みにした。グリグリと揉みほぐされるその乳房。
「クククッ…おまえのその凛々しい顔と白い柔肌はあえて傷モノにしないでやった…その美貌と見事な肢体に傷をつけるのはあまりにも惜しいからな…レイプする女をこんなに大事に扱うやつは中々いないぞ。わたしに感謝するんだな、クククッ、ククククククッ」
ぐ、ぐっ……!?…ぁ、ぁんっ!?……更に彼は、今までミニスカをめくり上げていた舌で右のふくらみにある桃色の突起物をチロチロと舐めていく。また既にピンクのアンスコの中に潜り込み、あきらの股間へと侵入していた二本の舌が遭いも変わらず秘所の周りの茂みをジュルジュルと這い回る。
「!?…あっ、あんっ…や、やっ!?ぐ、ぐっ!?…イ、イヤ!?あっ、あんっ…」
「フフフッ…いいぞ、やはりおまえの“乳”の触り心地は実に素晴らしいよ、ククククッ…それにしてもどうだ?仮にもデンジピンクという“正義のヒロイン”である自分がこれだけ好き放題に弄ばれる気分というのは?己がいかに無力かという事を思い知っただろう?クククッ、ククククククッ」
「…あっ、やっ、ぁんっ!?…や、やめ…あっ、あんっ!?…イ、イヤ…イヤ、や、やめて…もう…やめ…て…」
「フフフッ…どうした?もう先程のようにわたしの顔に唾を吐きつけてきたりはしないのか?…そうやってただ“ぁん、ぁん”と喘ぐだけなのか?ククククッ」
「…あ、あんっ…お、お願い…ぁんっ…や、やめて…あんっ…もう…やめて…!?…あぁん…」
「フフフッ…どうやらもう戦う気力も残ってないようだな…後に残る葉わたしになすがままに犯されるだけの“女”というわけだ…フフフッ、ではその期待にお答えしておまえのその“いやらしい身体”をたっぷり犯し抜いてやるよ、クククッ、ククククククッ」
力強くグリグリと揉みほぐされる左胸のふくらみ。舌でチロチロと舐められる右乳房の桜色の突起物。更に桃色の下着越しにツン、ツンと刺激される股間の女性器。その上、自身の股間を這い回るヤツの二本の舌…ひたすら性感を責められ、ただただ喘ぐ事しかできないあきら。
デストレーダーはそんな彼女の顔へ左手を伸ばしていき、その手で右の頬をそっと触れていく。それに対してもあきらはなすがままにされ、涙目でうなだれ懇願と弱々しい喘ぎを繰り返すだけだった。
やはり先程、自分の衣服が剥かれてしまった後に彼女が見せた強気な態度は、最後にほんの少しだけ残っていたわずかな気力を振り絞ったあきら自身の“女戦士”としての意地のようなものだったのだ。
そんな最後の砦も脆くも打ち砕かれてしまった彼女にはもはや抵抗する術も気力も残っていなかった。電子戦隊の紅一点、デンジピンク・桃井あきらに肉体的、そして精神的に…更には女戦士としても完全なる敗北が彼女には訪れようとしていた。
ジュルジュルジュル、ピチャ…その時、彼は彼女の股間を這い回っていた舌から今までとは明らかに違う感覚を感じ取った。ややドロッとしたその感触…それは恐らくあきらの愛液なのだろう。
「!?…クククッ、どうやらおまえの“アソコ”もいい感じに出来上がってきたようだな…ではそろそろおまえの“メインディッシュ”をいただくとするか?ククククッ、ククククククッ」
そう言うと彼は右手でピンクのミニスカをめくり上げ、左手を桃色の下着に覆われたあきらの股間へと伸ばしていく。ヤツのその手の動きに彼女はその意図を感じ取り、ドンドンと顔色を失っていく。
「!?…イ、イヤ…イヤッ、や、やめて…お、お願い…そんな事しないで…イヤ、イヤ、イヤァ!」
「フフフッ…さっき言った事を忘れたのか?戦いにおいて弱者は強者のなすがままにされる運命なのだよ…つまり、おまえはこのままわたしになすがままにされる、“女”を食われる、と言う訳だ…クククッ、ククククククッ」
「…イ、イヤ…イヤ…や、やめて、やめてっ…イヤ、イヤ、イヤァ!」
あきらの股間へと容赦なく伸びていくデストレーダーの左手。自身の大事なところへ、ゆっくりと伸びてくるその手が彼女に更なる絶望を与えていく。その恐怖にあきらは弱々しい悲鳴を上げ、ただいやいやをするようにブンブンとかぶりを振るだけだ。
ガッ…そしてあきらの股間へと伸ばしていたデストレーダーの左手が、彼女のそこを覆い隠していた桃色の下着を遂にとらえ…リリリッ!きゃあ!?ぐ、ぐっ……彼の手が掴んでいたあきらのピンクのアンスコをあっさりと破り捨てる。下着が破り捨てられた彼女の股間からは少し湿り気を帯びた黒い陰毛が顔を覗かせている。
更にあきらの秘所を伺っていたデストレーダーの舌が、トロトロと愛液で濡れていた彼女の女性器へと伸びていき…ペロッ…あっ、あんっ!?…あきらのそこを一舐めし、彼はその舌を自分の口元へと引っ込めていく。
「フフフッ…遂に“真打”のご登場だ。たっぷり楽しませてくれよ、ククククッ」
彼女のその“黒い茂み”を確認したデストレーダーは足の付け根に絡み付いていた自身の二本の舌をしゅるしゅると膝元まで下ろしていく。二本の薄赤い舌がムッチリとしたあきらの太腿をぬめぬめと這い回る。
更にヤツはニヤリと笑みを浮かべて自分のズボンを下ろし…普段、その中にしまい込んでいる自分の“ムスコ”をおもむろに取り出す。既にムクムクと隆起した彼の“モノ”…それは“ムスコ”と呼ぶにはあまりに大きいモノだった。
!?…あ、あんなモノがわたしに…!?…そ、そんな…イ、イヤ…イヤ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤァ!…それを見てあきらは更に恐怖し、ただただいやいやをするばかりである。
そして、デストレーダーの“それ”が黒い茂みに覆われた彼女の秘所に徐々に、ゆっくりと迫っていく。ぁ…ぁ…ぁ……ゆっくりと近づいてくる“それ”があきらに更なる恐怖を与えていく。
「フフフッ…いよいよフィナーレだ。だが最後までたっぷりと楽しませてくれよ、ククククッ」
デストレーダーがすっかり隆起した“それ”を黒い茂みに覆われたあきらの秘所に狙いを定め…ズブリッ!…!?…それで鐘を突くように勢いよく彼女を一気に貫いた。
!?…あ、あああぁぁぁ、いやあああぁぁぁぁ!!」
“女”を貫かれた激痛と耐えがたい屈辱感に森全体に響き渡るような叫び声を上げるあきら。それは今までの“喘ぎ声”とは明らかに質の違う、獣のような甲高い叫び声だった。
「フフフッ…相当ショックのご様子だな?…だがおまえにはまだまだ楽しませてもらうぞ。これだけで済ますにはあまりにもったいない“身体”だからな…クククッ、ククククククッ」
同時にデストレーダーはあきらの艶めかしい肢体も弄んでいく。彼の右手が彼女の左胸のふくらみをグリグリと揉みほぐし、一本の舌が彼女の右乳房の突起物をチロチロと舐めていく。
「…ち、ちょっ…や、やめてっ、あ、あんっ!?…や、やめ…あっ、い、いやあああぁぁぁぁ!」
更にいやらしい手つきの左手がボリューム感たっぷりのあきらのヒップへと伸びていき、その手が桃色の下着の中に潜り込み、彼女の桃尻の割れ目に親指を除くヤツの四本の指をうずめていく。
「!?…イヤッ!?な、何してるの??…や、やめてっ、そんな事しないでっ…い、いやぁ、いやあぁ、いやああああぁぁぁ!」
極限まで追い詰められた精神状態…これまでの執拗な責めがもたらす身体の芯からこみ上げるような熱情…それらが剥き出しにされたあきらの色白の柔肌から玉のような汗を生み出していく。
「クククッ…何打?汗びっしょりだな?…ではわたしがおまえのそれを拭き取ってやろう…クククッ、ククククククッ」
ペロッ、ペロッ…唯一余っていたデストレーダーの一本の舌が、彼女の柔肌にしたたる玉のような汗をペロペロと舐め取っていく。当然のように汗を拭き取るごとにヤツの舌があきらの地肌も一緒に舐め取り、それが彼女に更なる悦楽と“熱情”を与えていく。
「!?…あ、あんっ…イ、イヤ、や、やめ…あっ、あんっ…イ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ、イヤァ!」
「フフフッ、いいぞ…この乳のポヨポよした触り心地、このプルプルした感触のデカいケツ、そしてその柔肌に触れるだけでビンビンとわたしを刺激してくれるこのいやらしい肢体…どれをとってもおまえの身体は最高だよ、クククッ、ククククククッ」
自分の“モノ”であきらの“女”を貫いていたデストレーダーは、彼女との“行為”を愉しむように夢中で腰を振っている。
彼の四本の舌に左右両手足を束縛されてしまっているあきら。彼女は両手を水平に、両脚を真っ直ぐ伸ばされ無残にも“女”を貫かれてしまっていた。
そんな状態にされてしまったあきらは、デストレーダーの“行為”を愉しむ動きにあわせるように、拘束されて思うように動かない身体を彼の動きにあわせるようにして身悶えている。
…こ、こんな…こ、こんなどこかも分からない所で…しかもこんなヤツにいいようにされて…そ、それに何にも抵抗する事もできないなんて…く、くっ…う、ううぅ…。
苦悶の表情を浮かべていたあきらからは、悔しさと屈辱から大粒の涙がポロポロと流れ落ちてきていた。それを見てデストレーダーはあざけるような視線を彼女に浴びせる。
「フフフッ…何打?涙なんぞ流して…ようやくわたしとの“力の差”というものを思い知ったのか?…それともわたしに犯されるのがそんなに嬉しいのか?クククッ、ククククククッ」
「…あ、あんっ…ヒ、ヒック…あ、あんっ…ヒ、ヒック、ヒック…あんっ…う、ううぅ…」
ポロポロと涙を流し続けるあきら。そんな彼女を容赦なく弄び続けるデストレーダー。…そして遂に彼に絶頂の瞬間がおとずれたようだ。
「!…フフフッ、いよいよだ。いよいよ本当のクライマックスがおとずれてきたようだ…ありったけのオレをおまえにブチ込んでやるよ、クククッ、ククククククッ」
「!?…うああぁ…ああああぁぁぁ…イ、イヤ、いやあああああぁ!」
尚も気が狂ったように叫び続けるあきら。なすすべなく犯される恐怖が彼女の精神を更に追い詰めていく。そして…ドビュッ!…遂にありったけのデストレーダーの精液が彼女の仲へ射精された。
「…ぁ…ぁ…ぁ…う、ううぅ…」
「…ふぅ…フフフッ、いい気分だ。実に…実にいい気分だよ、桃井あきら、クククッ、ハハハッ、ハーッハッハッハッ…」
気持ちよく“いった”事で気分よく果てているデストレーダー。ドバァッ!…そして彼女とのその“行為”を愉しんだ彼は、あきらの膣に挿入していた自分の“モノ”を一時引き抜く。
デストレーダーの“モノ”を引き抜かれたあきらの“アソコ”からは男と女の体液が混ざったような、薄白く濁った液体がトロトロと流れ出していた。
「…フフフッ、おまえの“女”は実に素晴らしかったよ…だが、まだ一回こっきりだ。そんないやらしい身体をたった一回で終わりにするなどあまりにもったいないからな…これから存分に楽しませてもらうぞ、クククッ、ククククッ、ククククククッ」
「ひっ!?…そ、そんな!?…イ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ!…お、お願い、やめて…もう…やめ……い、いやああああぁぁぁ!」
まだまだ性欲旺盛なデストレーダー。彼はたった一回だけのあきらとの“行為”では到底飽き足らず、まだまだ彼女をしゃぶりつくす事を宣言する。それを聞いてあきらはおびえの色を隠す事もなく、ただ涙ながらにいやいやをするばかりである。
「フフフッ…それでは第二段だ。またまた存分に楽しませてもらうよ、クククッ、ククククククッ」
そう言い終わるとまだまだ“元気いっぱい”のデストレーダーの“獲物”があきらの秘所へゆっくりと近づいていく。そして…ズブリッ!…それはまたもあっけなく彼女を貫いた。
「!?…い、いやああぁぁぁぁ、あああぁぁぁぁ!!」
「フフフッ…おまえの“アソコ”はわたしの“ムスコ”をグイグイと絞めつけてくれるな。いい…実にいいよ。おまえ、見た目だけが“いやらしい身体”じゃなかったんだな?クククッ、ククククククッ」
まだまだ続くあきらへの陵辱…それは彼の“欲望”が尽きるまで続くのであった。
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しばらくして…あきらとの“行為”を何度も、飽きるまで楽しんだデストレーダー。何かに満たされたような表情を浮かべ、彼は彼女の前にたたずんでいた。
何度も“女”を貫かれてしまったあきらからは既に凛々しい女戦士としての面影は微塵も感じられない。そこにいるのは、デストレーダーの四本の舌で四肢を絡め取られ、口からだらしなく涎を垂らし、散々使い込まれた股間からいやらしい液体をトロトロと流している哀れな若い女の姿だけだった。
「はぁ、はぁ…ふぅ…フフフッ…これだけ“あっち”の運動をしたのは実に久しぶりだ…本当にご協力感謝するよ、桃井あきら…クククッ、ククククククッ」
「…ぁ…ぁ……ぁ………」
このような形で自身の“女”を奪い取られ、あまりのショックに茫然自失のあきら。彼女は目の前の男への恐怖に身体をガクガクと震わせ、視線の定まってない瞳でただうつろを見上げるばかりだった。
「フフフッ…ではそろそろお遊びは終わりにして“本当の目的”に取り掛かるか?…おまえには随分満足させてもらったしな、桃井あきら、クククッ、ククククククッ」
えっ??…あ、遊び!?本当の目的って!?…ま、まだ何かあるの??…ウソ!?そ、そんな…イ、イヤ…や、やめてっ、お願い、もう…ゆる…し…て……あきらの脳裏にそんな弱々しい言葉が浮かぶ…だが遂に“本章”を現した目の前の男・デストレーダーに対してひたすら恐怖する事しかできない彼女は、ただただおびえるだけでそんな言葉も上手く口から出てこない。
ゴソッ…やがて彼はスーツのポケットの中からおもむろに“ある物”を取り出す…それはプラスチックのケースに入った、一枚のCD-ROMだった…。
- 以下 捕獲されたヒロインたち 狩られていく女戦士たちへ続く -