- 緑の洗脳!!恐怖の黒十字戦隊 屈辱と恥辱の続き -
「…よ、よくも乙女の大事な唇を…ゆ、許せない!絶対許せないわ!」
顔をこわばらせ屈辱にわなわなと震えながら、両手で汚された口元を押さえつつ目の前の強姦魔を強気にキッと睨みつけるペギー。こんな“ヘンタイ”に唇を奪い取られるという耐え難い屈辱。彼女は未だに残っている強い抵抗の意志を示すかのようにナイフ仮面を凄まじい怒りの形相で強烈に睨みつけている。
「キーッヒッヒッヒッヒッ!…何が乙女だぁ?のこのこ戦場に出てくりゃあ男も女もカンケーねぇってほざいていたのは誰だっけなぁ?おい!ねえちゃん!てめえだよなぁ?危なくなったら急に女ヅラするってかぁ?笑わせてくれるぜぇ!ま、所詮女なんてそんなモンだろうけどなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ…」
しかしそんなものは嘲笑と侮蔑の視線を浴びるだけで今のナイフ仮面には何にもならない。逆にペギーのそんな、自分の弱い所を見せまいと必死に強がっている姿は嗜虐心に満ちたヤツの心の中を満足させていくだけだ。
ガッ。
「あっ!?」
ドスンッ!
「ああっ!?」
更にナイフ仮面はこの期に及んで“女”を主張し出すペギーを見下すように眺めながら、口元を押さえていた彼女の両手を掴み取りにし、その両手をそのまま左右に押し広げてアスファルトの地面に押し付けてしまう。
「…それとも何かぁ?これからは女としてキチンと扱って欲しいってかぁ?もっともオレは最初っからねえちゃんを女として扱ってやってるけどよぉ?そのムッチムチしたエロボディはいつ見てもたまんねえからなぁ!キヒヒヒッ、キヒヒヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐぅ…」
(こ、こんなヤツに…!?な、何か…何か手はないの?こ、このままこんなヤツに犯されるなんて…そ、そんなのイヤよ!な、何か…本当に何か手はないの?)
目の前の下卑た、ニヤニヤと醜い笑みを浮かべている仮面怪人を、その美貌をこわばらせながら必死に睨み付け返すペギー。彼女は心の中で渦巻くおびえと不安を懸命に押し殺すように、自分の目の前の醜い笑みを懸命に睨みつけている。
「さぁて…これからねえちゃんをどうしてやろうかねぇ?でも両手は塞がっちまったしなぁ。…そうだぁ!そのキレイなお顔をたっぷり舐めまくるってのもいいねぇ!それともさっきのチューの続きでもするかぁ?ま、オレはどっちでもいいんだけどよぉ!ねえちゃんはどっちがお好みかねぇ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
下卑た言葉を浴びせて動きを封じたペギーの美貌へ更にグイィと迫るナイフ仮面。そしてヤツはその蛇のように長い舌でペロリと舌なめずりしながら彼女の顔立ち、その柔肌をねっとりと観察していく。
(く、くぅ!?で、でもこのままじゃわたし、わたし……だ、誰か…誰か助けて…お、お願い…だ、誰か…)
しかし今のペギーにはそんな“ヘンタイ”に反発する力はもはや残っていない。その醜い顔で迫られたペギーは、そのナイフ仮面の顔を避けるように思わず目をつぶり右へ顔をそむけてしまう。
ついさっきまで心の中の不安を押し殺して目の前の醜い“ヘンタイ”を必死に睨みつけていたペギー。だがそんな見せかけの強がりもまるで砂上の楼閣のように脆くも崩れ去ってしまう。
心の中で誰彼構わず助けを求めるペギー。そんな彼女からはもはや女戦士としての誇りも力強さも少しも感じる事ができない。そこにいるのはもはやモモレンジャーでも何でもない。いるのは己の無力さと目の前の強姦魔にただただおびえるだけのごく普通の娘でしかなかった。
「キヒヒヒッ…これからどうしてやろうかねぇ?よぉねえちゃん?煮て食ってほしいかぁ?それとも焼いて食ってほしいかぇ?まぁオレはどっちでもいいんだけどなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ…!?あぁん!?ああっ!?…う、ううぅ!?…イ、イヤッ!?お、お願い…や、やめて…も、もうやめ…て…」
「もうやめてだぁ?あの気の強いモモレンジャー様がねぇ。まったく見る影もねえなぁ?ホントに笑っちまうぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
掴み取っていたペギーの両腕を大きくガクン、ガクンと揺らして今にも泣き出しそうな目の前の女を威嚇するナイフ仮面。だが、そこまで屈辱的な仕打ちを受けても今のペギーはあまりにも無力で無抵抗だ。
「ククククッ…おいナイフ仮面!おまえ、どうやら誰かの手を借りたいんじゃないのか?おまえの手は両方とも塞がっているみたいだしな?何なら手伝ってやってもいいぞ?クククッ、ククククククッ」
その時、二人の前に爆弾仮面がユラリと現れる。現れた爆弾仮面のその表情はとてつもなく暗く、陰湿なものだった。その表情はまるで『オレもそのクソ生意気な女のリンチに混ぜろよ』と言わんばかりである。
「おうよぉ!爆弾仮面かぁ?いいタイミングで現れてくれたぜぇ!…それじゃあ早速ねえちゃんの左手を持っていてくれやぁ。このままじゃあ両手が使えなくてどうも居心地がよくなくていけねぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ククククッ…まぁお安い御用だ。そら、その女の腕を早くよこしてみろ?クククッ、ククククククッ」
「あっ!?あぁん!?…ぐ、ぐっ…!?」
そしてナイフ仮面とペギーの前にユラリと現れた爆弾仮面はまるで物の受け渡しでもするように彼女の左腕をナイフ仮面から受け取った。その間ペギーは、弱々しく声を漏らすだけでもちろん何もできない。
「ククククッ…そういえばおまえ、この女、これからどうするつもりなんだ?…まぁおまえの事だ。この女がタダで済むとはとても思えないけどな?ククククククッ」
「キヒヒヒッ…爆弾仮面よぉ?オレァ蛙の解剖ってヤツが大好きなんだよなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
そう言いながらペギーを見つめるナイフ仮面の目はこれまでになく暗く、危険な香りを漂わせていた。まるで何かの実験材料(モルモット)を見つめるようなその狂気に満ちた目。
(な、何よコイツ!?こ、こんな時に一体何を言い出すの?…で、でも何なの?この胸騒ぎは…?何だかさっきから嫌な予感が止まらない?…な、何で?どうしてなの??)
ナイフ仮面が何故突然蛙の解剖の話を持ち出してきたのか、ペギーにはもちろん分からない。だが今のナイフ仮面が彼女に向けている“狂気の目”がとてつもなく危険な香りを漂わせている事はペギーにもすぐに理解できた。
ゾクッ…。
そしてナイフ仮面のその狂気に満ちた目は同時にペギーの背筋に冷たい物を走らせる。早く逃げて!このままじゃわたし、とんでもない事になるわ!-。彼女の戦士としての長年のカンが、“危険”を知らせる警報音がペギーの頭の中でけたたましく鳴り響く。しかもそれは時間を追うごとに大きくなっていくのだ。
「ほぉ…ナイフ仮面。おまえにそんな趣味があったとは意外だな?だがその話とこの女の処遇と一体どういう関係があるんだ?…クククッ、ククククククッ」
「キヒヒヒッ…それはよぉ、爆弾仮面。オレァ“女”を解剖するってのも同じぐらい好きなんだよなぁ。それがこのねえちゃんみたいにムッチムチのボディを持ってりゃあ尚なぁ!キーッヒッヒッヒッヒッ」
(な、な!?…そ、それじゃこの“ヘンタイ”がこれからしようとしてるのは……ま、まさか、まさか…)
目の前で得意げに話すナイフ仮面の話を耳にして、既にこわばっていたペギーの表情がみるみる青ざめていく。蛙の解剖、女、ムッチムチの身体、そして“この”ねえちゃん-。これだけキーワードが出揃ってしまえば彼女が自分の運命を悟ってしまうのも当然の事だった。
「それによぉ、爆弾仮面。オレにとって女に必要な“パーツ”はなぁ…キヒヒヒッ」
「ぐ、ぐっ!?…な、何よっ!?…あっ!?」
まるで“物”でも見るようにペギーを見つめるナイフ仮面。そしてそこからヤツは右手で彼女の左頬を触りたてていく。
「女はよぉ!…このかわいい顔!ほどよい大きさで触り心地のいいこのおっぱい!プリプリしたこのデカいケツ!ムチムチしたこの太腿!」
ペギーの整った顔立ち、ふくよかな乳房、黄色いホットパンツに包まれた大きな桃尻、そして彼女のトレードマークの一つでもある肉付のいい太腿-。ナイフ仮面はまるでその肢体の触り心地を確かめるようにヤツの言う彼女の“パーツ”を次々と触りたてていく。更に…。
ムギュゥゥゥゥゥゥ。
「ぁ、ぁんっ!?」
ペギーから突然力なく漏れる甘い声。更にヤツはそのまま右腕を後ろに回して“トドメ”とばかりに黄色いホットパンツに覆われた彼女の股間を握りつぶしてきたのだ。
「そしてだなぁ!何と言っても女は“ここ”の感度が大事なんだよぉ!もっともねえちゃんは“ここ”もバッチリゴキゲンなんだけどなぁ!そしてこれだけの条件が全て揃ってるねえちゃんはオレにとって“最強の女”ってわけだぁ!キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッ」
(ぐ、ぐっ!?こ、この…このヘンタイ…)
力強く握りつぶされるペギーの股間。女戦士、いやむしろ女としての耐え難い屈辱にその美貌を真っ赤に染め上げていくペギー。だがそこまでされても今の彼女に抵抗する術はない。ペギーは顔をゆがめて目の前のニヤついた醜い顔を悔しそうに見つめる事しかできないのだ。
チャッ。
そしてヤツは彼女の肢体を一通り悪戯した右手で頭の上からナイフを一本抜き取り、こう言い放った。
「そしてだなぁ!オレにとってそれ以外の女の“パーツ”は邪魔でしかねえって事なんだよぉ!特に犯す女に余計な抵抗をされる腕なんかはうざくてしょうがねぇ!つまるところは“女”のそういうところを解剖するってわけだぁ!ついでにこれから食っちまう女の悲鳴も聞けるしよぉ。まさに一石二鳥ってわけだよなぁ!キーッヒッヒッヒッヒッ」
「ククククッ…なるほどな。悪趣味のおまえらしい理屈だよ、クククッ、ククククククッ」
ナイフ仮面のその悪趣味で身勝手な論理に半ばあきれ気味に納得する爆弾仮面。そのナイフ仮面はといえば、抜き取ったナイフの刃渡りを狂気に満ちた表情でチロチロと舐めながら相変わらず目の前でおびえている“女”を見つめている。
(な、何なのよ、それ!?そ、そんなの……イ、イヤよ!…イ、イヤ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ…)
一気にサーッと引いていく血の気。とめどなく吹き出てくる脂汗。二人の会話を聞いていたペギーは、目の前の仮面怪人から逃げ出したい一身でイヤイヤをするように何度も何度も首を振り続ける。
チャッ。
そしてナイフ仮面が手にしていたナイフがいよいよペギーの右肘の裏に突き立てられる。もはやこのまま彼女が“解剖”されてしまうのも時間の問題に見えた。
「まずはこの右腕からだぁ!ここから二の腕をズバッと解剖してやるぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
(…そ、そ…んな……イ、イヤッ!?イヤ、イヤ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ…イ、イヤァァァァァァァ!!)
“モルモット”を見るようにペギーを見つめるナイフ仮面の狂気の目。おびえに満ちた表情で目をつぶり、イヤイヤをするように相変わらずかぶりを振り続けているその“モルモット”。今にも“解剖”されてしまいそうなペギーは、押し寄せる恐怖に今にも押しつぶされてしまいそうでもはや錯乱状態だ。
「それじゃあいくぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッ」
「イ、イヤッ!?こ、こない…で……!?」
ブスッ!
「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁ!?」
獣のようなペギーの痛々しい絶叫。彼女の細腕にグサリと突き立てられるナイフ。ついにモルモットの“解剖”が始まった。
「そりゃそりゃそりゃあ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ!」
「ぎゃああぁぁ!?い、痛っ、痛ぃぃぃぃぃぃ!?や、やめ…い、いやぁぁぁぁぁぁ!?」
グリグリグリグリグリグリグリグリ…。
ペギーの細腕に、右肘の裏にグサリと突き刺さるナイフ。腕の肉が、骨が血しぶきと共にグリグリとえぐられていく。
「キーッヒッヒッヒッ…シャアアアァァァァ!!」
ブシュッゥ!
「!?ぎ、ぎゃあああああぁぁぁぁぁ!」
さらにヤツは耳をつんざくような奇声と共にそこから二の腕、右肩にかけてペギーの右腕を一気に引き裂いた。彼女の筋肉や神経、血管が次々と切り裂かれていく。それはまさにペギー松山の“解剖”というにふさわしい光景だった。
「キーッヒッヒッヒッヒッ、次はこっちの腕だぁ!でもこっちも腕からイチイチつぶしていくのはめんどくせぇ!元から一気にやってやんぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「う、ううぅ…も、もう…やめ……」
グサァッ!
「!?ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁ!?」
「ギャハハハハハッ!キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
グリグリ、グリグリ、グリグリ、グリグリ…。
ナイフ仮面によるペギーの“解剖”はまだまだ終わらない。ヤツは次に狙いを彼女の左腕に定めた。
だが今度はその腕の肘から引き裂いていくなどという回りくどい事はしない。ヤツは手にしたナイフをペギーの左肩の少し下あたりに突き刺し、彼女の左肩、そして左腕の機能そのものを破壊していく。
「う、ううぅ……も、もう…もうゆる…して…」
「さすがにいい表情(かお)で鳴くよなぁ?キヒヒヒッ…楽しい、楽しい、実に楽しいねぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
もはや涙目混じりの弱々しい表情を晒すだけで女戦士の面影などどこにもないペギー。ナイフ仮面によって左肩に突き刺された小型のナイフが痛々しい。
「…ぁ…ぅ、ぅぅ……ぅ…ぅ…」
それどころか今のペギーは自身の身体を“解剖”されてしまったショックと激痛、何より出欠多量によって意識がもうろうとし、もはやナイフ仮面に抗うどころの騒ぎではない。
しかしむしろかろうじてながらこのような状況下でも意識を保てている事が、彼女が女性ながらも戦士として常任離れした強靭な生命力を持っている事を計らずも証明していた。
だがヤツの、ナイフ仮面のペギーへの“魔の手”はまだまだ伸び続けようとしている。
モゾモゾ、モゾモゾ…。
「や、やっ!?な、何…すん…の…」
意識がもうろうとしているペギーから漏れる弱々しい恥じらいの悲鳴。徐々に頬を紅く染めて行くペギー。ヤツは彼女の白いTシャツの中に右手を潜り込ませてきたのだ。更にナイフ仮面はそこから彼女の乳房をおおい隠している下着に手をかけ、ニヤリと口元をゆるませてこう言い放った。
「キヒヒヒッ…オレァこれからねえちゃんの“コイツ”をとっちまおうと想ってるんだけどなぁ?キヒヒヒッ……だからねえちゃんよぉ?あんた、一生懸命オレの邪魔しねえとまた剥かれちまうぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ!?そ、そんな事…させないわ!……!?うっ、くっ…」
(!?…う、動かない!?う、腕が全然動かせないわ!?さ、さっきこのヘンタイに腕をやられてしまったからだというの!?……く、くっ!?で、でも…でもこのままじゃ…うっ、くぅ…)
何とナイフ仮面は手を突っ込んだ隙間からペギーのブラジャーを引ん剥こうとしていたのだ。しかし彼女は両腕を動かすなど抵抗らしい抵抗もする事ができない。その身をよじるだけで特に何もする事ができないのだ。
「キヒヒヒッ…ほうれ、ほうれ、どうしたぁ?ねえちゃんよぉ?頑張って抵抗しねえとねえちゃんの大事な大事なブラはとられちまうぜぇ!…それとも実は早くそうして欲しかったのかぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
抵抗しようとしてもロクに腕すら動かす事のできないペギーを見下すように挑発するナイフ仮面。ヤツは先程手にかけたブラジャーを、まるで身体を自由に動かす事ができない彼女をおちょくるようにクイッ、クイッと引っ張っている。
(くっ、うっ!?お、お願い!…う、動いて!動いて!動いてえぇぇぇぇ!)
だがそこまでされても今のペギーはナイフ仮面のされるがまま-。壊された自身の両腕はほとんど動かす事ができず、それどころか力を入れる事すらままならず、今の彼女はただ苦悶の表情を浮かべてその身をもがかせる事ぐらいしかできない。
「キーッヒッヒッヒッヒッ…別に何もしてこねぇとこみると剥いちまってもいいみたいだなぁ?じゃあ遠慮なく剥いちまうぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
(…そ、そんな!?…イ、イヤ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ、イヤ…)
ナイフ仮面のあまりにも無常なその宣告。それでもペギーは相変わらずイヤイヤとかぶりを振り続けるだけで何もする事ができない。
「それじゃあいくぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッ……シャアアアアァァァァ!!」
ブチブチ、ブチブチブチ!
「ああっ!?い、いやあああぁぁぁぁ!」
下着のホックが強引に引きちぎられていく音。ペギーの白いTシャツの中に突っ込まれていたナイフ仮面の手から、彼女のベージュ色のブラジャーが無残にもぎ取られていく。
「そおらぁ、大漁だぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッ」
「…ぁ…ぁ……ぁ…」
(そ、そんな……わ、わたしの…わたしの…)
ペギーの服の中から奪い取ったベージュ色のブラジャーをニタニタと上機嫌に眺めているナイフ仮面。だがそこまでの恥辱を受けても今の彼女は何もする事ができない。口を半開きにし、身体を小刻みに震わせて、ペギーから下着を奪い取って上機嫌なナイフ仮面をただ呆然と見つめているだけだった。
「それにしてもよぉ…ねえちゃんからせっかく奪い取った“コイツ”でな~んかできねえかなぁ?キヒヒヒッ……そうだぁ!こういうのはどうだぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
ブスリッ!ブスリッ!…ゴォリ、ゴォリ、ゴォリ…。
何やら試案顔のナイフ仮面。そしてヤツはいきなり何を想ったのか頭のナイフを一本手にし、ペギーから奪い取ったベージュ色のブラジャーのカップ部分にそのナイフで大きな隙間を作り始めた。
(な、何よこのヘンタイ!?こ、今度は一体何をしようとしているの??)
その“ヘンタイ”が突然取り始めた奇妙な行動はもちろんペギーには理解不能だ。彼女はその“奇行”をただあっけに取られて見ている事しかできない。だがヤツの行動が分からない事が返ってその事へのペギーの恐怖と不安を更に掻き立てて行く。
「キヒヒヒッ…どうだぁ!これでねえちゃんのブラジャーで作ったサングラス、名づけて“ブラサン”の完成だぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「な、なっ!?」
(な、何よこのヘンタイ?こ、今度は一体何を言い出すつもり??それにそれはサングラスっていうよりただのメガネじゃない!?相変わらずふざけたヤツだわ!)
また妙な事を言い始めたナイフ仮面。何と今度、ヤツは彼女から奪い取ったブラジャーでサングラスを作ったと言い出したのだ。その理解不能の奇行にペギーはただただ唖然とし、侮蔑の視線を送るばかりである。
ガッ。
「あっ!?な、何すんの!?」
更にヤツはペギーの白いTシャツを、胸ぐらを勢いよく掴んできた。そしてナイフ仮面は先程からその美貌をずっとこわばらせているペギーをニヤニヤと見つめ、獲物を見定めるような狂気に満ちた目でこう言放った。
「キーッヒッヒッヒッヒッ、いよいよねえちゃんの服を本格的に剥いてってやるぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ!?…や、やめ…て……も、もう…やめ…」
「キーッヒッヒッヒッヒッ…こんないい女が目の前にいるのにやめろと言われてやめるヤツなんざぁいるかよぉ、キーッヒッヒッヒッヒッ……シャアアアアァァァァ!」
「イ、イヤッ!?イヤアアアアァァァァ!」
「…と言いたいところだがよぉ。このままあっさり剥いちまっても何だか味気ねえからなぁ、ちょっと遊んでやるかぁ?…ま、ねえちゃんとはさっきから元々遊んでるようなモンだけどなぁ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
(ぐ、ぐっ!?コ、コイツどこまで……!?で、でもこのヘンタイ何か取り出したわ?コ、コイツ一体何をするつもりなの???)
物凄い勢いでペギーの胸ぐらを掴み、彼女の白いTシャツを剥こうとしていたナイフ仮面。だがヤツはそうすると見せかけてその寸前で止める。
そしてナイフ仮面は自分の身体から何か釣り針のような物をいくつか取り出してきた。
ジャラ…。
「ジャーン!…これなぁんだ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
突如としてヤツが取り出してきた幾つかの釣り針のような物。その釣り針のように尖っていた物の後ろからはピアノ線のような細い糸が伸びている。
そしてそのそれぞれの釣り針に付いていた細い糸はその先が一つに集まっており、ナイフ仮面の右手がそれを握っている。更にヤツは先程から顔をこわばらせているペギーへ見せ付けるように彼女の目の前でそれをブラブラとさせていた。
(ぐ、ぐっ!?あ、あれは一体何なの?そ、それに…それにアイツはあれで一体何をしようとしているの??)
ナイフ仮面がそれでこれから何をしようとしているのか、ペギーにはもちろん分からない。だがその事がこれまで痛めつけられ続け既に弱気の虫をのぞかせていたペギーを益々不安にさせていく。
「キヒヒヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ…」
プスッ、プスッ、プスッ、プスッ…。
一つ一つ、また一つ-。やがてナイフ仮面はその“釣り針”をおもむろにペギーの白いTシャツへいくつもいくつもプスプスと刺し始めた。
「な、何を……あ、あんた、一体何をしているの?これからわたしを一体どうするつもりなの?」
「キヒヒヒッ、分からねえかぁ?まぁ分からねえよなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ……それはな。こうするんだよっと!そおらぁっ!」
「えっ??……!?きゃあぁっ!?」
グイィ。
その突然の掛け声と共にナイフ仮面は手にしていた細い糸をグイッと引っ張り上げた。またその引っ張られる糸と共に、先程ヤツがペギーのTシャツにプスプスと刺していた“釣り針”が彼女の白いシャツを引っ張り上げる。
グイィ、グイィ、グイィ…。
「あっ、イ、イヤッ!?…な、何するの!?こ、こんな事…や、やめなさい!や、やめ…て…」
「キヒヒヒッ…そおらそおらそおら!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
ナイフ仮面にグイグイと引っ張られる細い糸。その先に付いている“釣り針”によって持ち上げられる白いTシャツ。まるで風船を入れられたように膨らむあお向けの彼女の身体。
だがそれでも既に涙目で弱々しい表情を浮かべているペギーは何もする事ができない。もはやヤツのされるがままに全てを受け入れ続けるしかないのだ。
「ほうれほうれ!早く何とかしないとねえちゃんのこの白い服がバラバラになっちまうぜぇ、キーッヒッヒッヒッヒッ」
「イヤ、イヤ、イヤァ!?や、やめ…お、お願い…も、もう…ゆる…して…」
「ペ、ペギーッ!?…く、くそっ!あ、あの刃物野郎!さっきからペギーを…よくもペギーを!」
ペギーをいいように弄び続けるナイフ仮面へ怒りをあらわにするミド。逆に言えば、ロクに身動きを取る事ができない今のミドには大切な仲間の女戦士が、戦友がそのような目に遭わされ続けていてもそうする事でしか抵抗の意思を表わすことができないのだ。
「…おいガキャァ!てめえ、ねえちゃんのハダカは拝んだこたぁあんのかぁ?…キヒヒヒッ」
「な、何だ!?この刃物野郎!いきなり何のつもりなんだ!」
その時、ペギーを弄び続けるナイフ仮面が突然ミドに妙な質問を投げかけてきた。聞かれたミドはその質問の意図を当然理解できるわけなどなく、彼はナイフ仮面へ思わず何となく返事を返してしまう。
「あぁ?見た事あんのかって聞いてんだよ!さっさと質問に答えやがれこのクソガキャァ!答えねえならまたこのねえちゃんとチューでもしちまうぞ?…んん~」
「ひ、ひっ!?…こ、こな…い…で…」
「お、おい!?や、やめろっ!」
「ならさっさと質問に答えるんだなぁ?このクソガキャァ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ!?こ、この野郎!…わ、分かった!答える!すぐ答えてやるからもうやめてくれ!」
中々答えようとしないミドにしびれを切らしたナイフ仮面が、もはや涙目でおびえるだけのペギーの顔へ口をすぼめて再び迫って行く。
そしてその目の前の醜い仮面怪人へ抵抗スル力などもはやどこにも残っていない、ただおびえるだけでごくふつうの娘と何ら変わりのないペギーへそのようにされてはミドもおとなしく要求を受け入れるしかなかった。
「もちろんそんな事あるわけなんかないだろ!だいたいそんなのオレだけじゃない!他のみんなだってそうだ!…おい!このナイフ野郎!だいたいそれがどうしたっていうんだよ!!?」
「そうかそうか?キヒヒヒッ……まぁお子ちゃまのてめえじゃあそおだろおたぁ想ってたけどなぁ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「な、何だと!?キ、キサマァァァァァァ!」
ナイフ仮面に小バカにされて興奮し、いきり立つミド。まともに質問に答えてこれではミドの怒りが頂点に達するのも当然だ。
「よぉよぉ、まぁそう怒るなってコゾー。だからこのオレがお子ちゃまのてめえの今後のためにこのねえちゃんのハダカを見せてやろぉっていうんだよ。ただし半分だけだけどな。それから先はてめえの努力次第だってかぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「な、何だと!?お、おい貴様!やめろ!オレは貴様の質問に答えたんだぞ!話が違うじゃないか!!?」
「話が違うだぁ?オレァ別にこのねえちゃんの服を剥かねえなんて一言も言ってないんだぜぇ?別になーんも約束は破っちゃねえけどなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぐ、ぐっ…」
てめえが何言おうとオレがこのねえちゃんの服を剥くこたぁもうハナから決まってんだよぉ、キーッヒッヒッヒッヒッ-。まるでそう言わんばかりのナイフ仮面の言い草。結局ミドは何もできない己の無力さに苦虫をつぶす意外の選択はなかったのである。
「キヒヒヒッ…まぁそんなに怒るなっての。だからオレがお子ちゃまのてめえの後学のために、このねえちゃんのセミヌードを見せてやろうってんだよぉ、キーッヒッヒッヒッヒッ」
何もできない自分を悔しがるミドへそう言放ち、ナイフ仮面は再びおびえ切っているペギーへ視線を向ける。更にヤツは口元をニヤリとゆるめて…。
「…なぁねえちゃん?あんたも“彼氏”のためにそろそろ“ありのままの自分”を見せた方がいいんじゃねえのかぁ?」
「ひ、ひっ!?こ、こな…イ、イヤ…イ…ヤ…」
「おいおいおい!?別にそんなにこわがんなくてもいいんじゃねえのかぁ?ねえちゃんのこの服、オレがちゃんとキレイに剥いてやっからよぉ。やさしくやーさしくなぁ!キヒヒッ、キヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぁ、あっ!?イ、イヤッ…」
クイィ。
二旅引っ張られる白いTシャツ。再び膨らむペギーの身体。ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、ナイフ仮面はまたもや彼女の服を吊り上げてきたのだ。
ブチ……ブチ…ブチ…。
しかも今回はかなり本気だ。ペギーのTシャツが少しずつ引きちぎられていく音-。先程までのような生ぬるい感じじゃない。彼女を嬲るためにやっていた時とは力加減が明らかに違う。
「ぁぁ…ぁぁ!?…イ、イヤ…や、やめて…も、もう…ゆる…し…て…」
「キーッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
何も抵抗する事ができない今のペギーは、もはや目の前の醜い仮面怪人へ半泣き状態で許しを請うだけだ。しかし今のナイフ仮面の暴走がそんなもので止まるわけがない。狂ったように笑いながら嬉々として、ヤツはペギーの白いTシャツをひたすら引っ張り上げていく。そしてついに…。
ブチブチ…ブチブチブチ!
「!?ぁぁ…ホ、ホントにやめて!?このままじゃ……イ、イヤ…イヤ、イヤ、イヤ、イヤ…」
「キーッヒッヒッヒッヒッヒッ……シャアアアアアァァァァァ!!」
ブチブチブチブチ!ブチブチブチブチブチ!…ブチィィィィィィィィン!!
「ああっ!?イ、イヤアアアアアアアァァァァァァ!!」
ナイフ仮面の右腕へ更に込められる力。無残にもバラバラに引きちぎられていく白いTシャツ。涙声混じりのペギーの甲高い悲鳴と共に、バラバラに引きちぎられた“白い布切れ”があお向けに転がされていたペギーの進退の上からヒラヒラと舞い降りていく。
「キーッヒッヒッヒッヒッ…我ながらねえちゃんの服をハデに剥いてやったぜぇ!」
「…そ、そ…んな……」
「キヒヒヒッ、天下のモモレンジャー様もこのオレにかかりゃあこんなモンだぁ!……キヒヒヒッ、最高だぁ!最高の気分だぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
(う、ううぅ…こ、こんな…こんなことって…)
ペギーの服を目論見通り剥き取り、勝利宣言のような帰省とも高笑いとも取れる声を上げているナイフ仮面。ここまでヤツの思い通りに自分の服を剥かれてしまったペギーはただただうなだれるばかりだ。
しかも彼女はなす術なく世の強姦魔たちに襲われてしまう普通の力の無い、か弱き女性たちとは違う。女ながらもイーグルの特殊部隊である秘密戦隊ゴレンジャーに選ばれた選りすぐりの精鋭、ゴレンジャー4番目の戦士、モモレンジャーなのだ。
だが茫然自失の今のペギーからはそんな面影はどこにも感じられない。戦士のプライドは完全に打ち砕かれ女としても数々の恥辱にまみれ-。今のペギーは例え肉体は無事でも精神はもはや再起不能だろう。
「そ、そんな…ペ、ペギー!?ペギィィィィィィィィィ!」
あの凛々しかった女戦士としての姿などもはや見る影もない、すっかり弱々しい女へと変わり果ててしまったペギー。そんな彼女を目の前にしてはミドもただひたすらペギーの名を叫ぶばかりだ。
「キヒヒヒッ…よぉガキャァ?別にそんな恋しそうにねえちゃんの名前叫ばなくてもいいぜぇ。オレがこれからてめえにこのねえちゃんのハダカ、よーく見せてやっからよぉ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「う、ううぅ……あ、あっ!?」
ガッ。
ペギーの名を悲痛な声でただただ叫び続けるミド。そんな彼を見下すような目で眺めるナイフ仮面。
そこから更にヤツは涙目で弱々しい表情を浮かべているペギーへ視線を向けると…右手で彼女の首根っこを掴んできた。
「キヒヒヒッ、キヒヒヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「あ、あぁん!?な、何するの!?は、離して…イ、イヤッ…」
グイィ。
右手でペギーの首根っこを掴み取ってきたナイフ仮面。そしてそのままその場に立ち上がったヤツは更にその右手の力だけで彼女を軽々と持ち上げ、その魅惑的な肢体を見せ付けるように何もする事ができないミドへあられもない姿のペギーを彼へ晒してきたのだ。
「あ、ああっ!?イ、イヤッ…な、何するの…?」
「ああっ!?ペ、ペギーッ!?……お、おい貴様!一体ペギーをどうするつもりだ!?」
「キヒヒヒッ…なぁに、オレァお子ちゃまのてめえにこのねえちゃんのセミヌードを提供してやろうってだけだよ。ただし半分だけだけどな?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「な、何だと!?…お、おい貴様!やめろ!それにオレは別にペギーのハダカなんて見たくないぞ!」
「ほぉ?キヒヒヒッ…てめえ。それじゃこのねえちゃん、てめえみたいなお子ちゃまにはそんなに魅力的じゃないってかぁ?」
「な、な!?べ、別にそんな事言ってるわけじゃ…」
もちろんミドにとってもペギーは魅力的な女性だ。特に“女”としての彼女を強く意識し過ぎている今日の彼には尚更そうである。
一方で“オレはペギーのハダカなんて見たくないぞ”とミドが言う事もまた本心ではある。だがそれは彼女のハダカに魅力がないというより『そんなみじめなペギーの姿なんて見たくないぞ!』という事からきている。
それに幾らミドが“女”としてのペギーの魅力に気が付いてきてるとはいえ、ミドにとって彼女はあくまでも大事な仲間、戦友の一人なのだ。だからミドには今のペギーを、かつてない危機と恥辱に晒されているペギーを“女”として見る気分になどとてもなれない。
しかしミドのそんな複雑な想いなどナイフ仮面には関係ないのだ。ヤツはその想いを踏みにじるように更に彼を責め立ててくる。
「そうだろそうだろ?本当はそうなんだろ?キヒヒヒッ……それにオレだけでこのねえちゃんのムッチムチボディを楽しんじゃ悪いからなぁ。だからてめえにも“お裾分け”してやろうっていうのさぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「う、ううぅ…あっ!?あぁん!?…イ、イヤッ…」
モゾモゾ、モゾモゾ…。
何もできずに歯噛みしているミドへあられもない姿のペギーを見せ付けているナイフ仮面。更にヤツは前の方から左手を彼女の股間へと伸ばし、すかさずそこを気持ちよくまさぐり始めた。
一方でひたすら性感を淫らに弄ばれ続けるペギー。彼女はただただ半泣き状態で甘い声を漏らし、自身の股間をまさぐってくるナイフ仮面の手から逃れたい一心でその身体をくねらせるばかりだ。
「ほうれほうれほうれ!キーッヒッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッ」
「あぁん!?イ、イヤッ…や、やめて…そ、そんなこと…しないで…!?イ、イヤ、イヤ、イヤ…」
「ペ、ペギー!?…ぐ、ぐっ…」
(く、くそっ…ダ、ダメだ!?あ、あんなペギーの姿…も、もう見てらんねえよ…)
ただひたすら性感を弄ばれ甘い声で淫らに喘ぐだけのペギー。一方のミドはそんな彼女から顔をそむけ、視線を切る事でヤツらへのせめてもの抵抗を試みようとするのだが…。
クイィ。
「あ、あうぅ!?な、何だ一体…!?」
「グフフフッ…どうしたんだ?せっかくあのキチガイがおまえのために“彼女”のハダカを見せてくれてるんだ。それなのにそれからそうやって避けようとするなんてひどいじゃないか?それにせっかくの機会なんだ。あの女のハダカ、しっかりその目に焼き付けてやれよ。こんな機会は滅多にないだろうからな?グフフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ」
(く、くっ…コ、コイツ…)
しかしヤツらはそんなミドの些細な抵抗ですらも許してはくれない。あられもない、恥ずかしい姿を晒していたペギーから懸命に顔をそらそうとしていたミド。
だが先程からミドの近くにいた催眠仮面は、その顔を掴んだ後彼を力任せにペギーの方へ向ける。更に催眠仮面はあられもない姿を晒していたペギーを強引にミドへ見せつけ、その彼女の姿をミドの目に焼き付けようと目論む。
「あ、あぁん…ぁ…イ、イヤ…イ…ヤ…」
(!?ペ、ペギー…く、くっ…)
その間にもペギーから漏れてくる甘い声。しかもミドの顔は半ば強引に彼女を見るように仕向けられているのだ。ここまでされてはミドがどう意識しても、どう頑張っても何らかの形でペギーの姿はその視界に入ってきてしまう。
ほんのりと紅く染まった頬、額へじっとりとにじむ脂汗、涙目でクシャクシャに崩れてしまったその凛々しい美貌-。案の定、ミドの視界は既に汗と涙にまみれてしまっていたペギーの顔を捉えてしまう。
(く、くそっ…お、おい!?ダメだ!ペギーのためにも見ちゃダメなんだよ!……く、くっ!?…み、見ちゃダメだって分かってるのに…)
そして一度捕らえてしまったら最後。ミドの目はあられもないペギーの姿からもう逃れる事はできない。
普段のトレーニングのたまものか、よく鍛え上げられていた彼女のその身体。それでいて意外なほど色白でもあるその柔肌。女性の象徴でもある、程好くふくらんでいた形のよい二つの乳房。
更にはそのふくらみの中心で存在を主張している桃色の突起物-。これまで秘密のベールに包まれていたありのままのペギー。
その彼女が着ていた服の下に隠されていた“女戦士”としての力強さと“女性”としての丸みを帯びた柔らかさとあたたかさ。相反するその二つが絶妙なバランスで兼ね備えられていたその身体。ミドの目はその裸体の美しさへ吸い込まれるように思わず見とれてしまう。
モゾモゾ、モゾモゾ…。
「ほうれほうれほうれぃ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ぁ、あっ!?イ、イヤッ…」
「ああっ!?ペ、ペギーッ!?」
更にヤツは相変わらずペギーの股間を弄び続ける。そして当然、ミドの視線もその彼女の股間へ自然と奪われていく。
ペギーのトレードマークの一つになっていた剥き出しの肉付のいい太腿。その太腿がスラリと伸びていた目にもまぶしい鮮やかな黄色いホットパンツ。
更にはそのホットパンツの上から彼女の股間をまさぐる灰色の手。ペギーの“大事な部分”をモゾモゾといやらしく這い回るナイフ仮面の左手。
「ぁ…ぁんっ!?…イ、イヤッ…」
ペギーはその手から逃れたい一心で懸命に身をよじって身体をくねらせていく。その艶めかしく身悶える彼女の動きが何とも官能的でたまらなくいやらしい。
(く、くそっ!?…み、見ちゃダメだって分かってるのに……そ、そうだ!いっそ目をつぶってしまえば…)
視覚を遮断して見る事そのものを放棄してしまえばあるいは-。ありのままの自分を晒しているペギーから逃れたい一心のミドは、両目をつぶりあられもない姿の彼女を自分の中から必死に消去しようとしている。
しかし戦いの場において視覚から入る情報を完全に遮断するという事はかなり危険な賭けともいえた。だがそれでも今のミドが“ありのまま”のペギーから逃れるためにはそうする以外の選択はなかったのである。
『ぁ、ぁんっ!?イ、イヤッ…も、もうやめ…て…ぁ、あぁん…』
『ほうれほうれほうれ、ほうれぃ!キーッヒッヒッ、キーッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ』
(!?ぐ、ぐっ…や、やっぱりダメだ!目をつぶっても頭の中にペギーが勝手に…)
しかし瞳を閉じて暗闇の中へ完全に身を委ねてもミドが“ありのまま”のペギーから逃れる事はできない。
既にそれまでミドの目にしっかりと焼きついていた恥ずかしいペギーの姿。それが彼女がナイフ仮面に弄ばれる度に漏らす甘い声によって、ミドの脳裏に鮮明に蘇ってくるのだ。そういう意味では先程からの催眠仮面の狙いはまんまと図に当たったともいえる。
「ガルルッ、ガルルルッ、ガルルルルルッ!」
その時、うつぶせに転がされていたミドを背中越しに踏みつけていた岩石仮面が突然雄たけびを上げ始めた。ヤツは何かを主張するように両手を上げて吼え続けている。
「ん?何だ岩石仮面か?…おまえ、いきなりどうしたっていうんだ?」
「ガルルッ、ガルルルッ、ガルルルルルルルッ!」
「…何だ?岩石仮面。もしかしておまえも“あの女”と遊びたいのか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「ガルルルルルッ!ガルッ、ガルッ、ガルルルルルルッ!」
「ほぉ…何々。『最近特訓してる“あの技”をあの女に試してみたい?』だと?なるほどな、そういうことか?グフフフッ、グフフフフフッ」
岩石仮面のその雄たけびに気付いた催眠仮面がヤツの“言葉”を翻訳しながらニヤリと呟く。そして岩石仮面の狙いを理解した催眠仮面は上機嫌にこう言放った。
「グフフフフフッ…よーし!いいぞ岩石仮面。じゃあわたしからあのキチガイに頼んでやるよ、グフフフッ、グフフフフフッ」
「ガルルッ、ガルルッ、ガルルルッ、ガルルルルルッ!」
催眠仮面のその言葉に何度も何度も両手を振り上げ、喜んでいるような雄たけびを上げている岩石仮面。
(な、何だ!?コイツら!?…い、一体ペギーに何するつもりなんだ?一体ペギーをどうするつもりなんだ?)
それまでのヤツらの話していた内容と岩石仮面が嬉々として上げている雄たけび。
これからヤツらが一体ペギーをどうしようとしているのか-。ミドの胸騒ぎと言い知れぬ不安は益々大きくなっていくばかりだ。
「あ、あっ!?あぁんっ…イ、イヤッ…」
「ギャハハハハハッ、楽しい楽しい、実に楽しいねぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「…おい、ナイフ仮面!お楽しみのところ、非常に申し訳ないんだけどな。おまえにちょっと頼みたい事があるんだよ、グフフフッ、グフフフフフッ」
相変わらずペギーの股間を淫らに弄び続け、彼女の身体をいやらしくくねくねと踊らせているナイフ仮面。そこへ催眠仮面がそのナイフ仮面に突然声を掛けてきた。
「キヒッ!?何だぁ、催眠仮面?またこのねえちゃんを誰かに譲れってかぁ?だがよぉ、オレァもう我慢なんかするつもりはねぇ!今度こそこのねえちゃんとたっぷり遊ぶんだぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「あ、あんっ!?…」
しかしナイフ仮面も“もうこのねえちゃんは渡さねえ!”とばかりに自己主張している。ヤツも先程から催眠仮面にいい様に丸め込まれてペギーを取られているだけあって、あからさまに警戒感をあらわにしていた。
「グフフフッ…確かにそうだろな。だがこの話はおまえにとっても悪い話じゃないはずだ。…ナイフ仮面よ。どうやら岩石仮面がその女に最近特訓してた“あの技”を試したいらしいぞ?グフフフッ、グフフフフフッ」
「“あの技”だぁ?キヒヒヒッ…そうかぁ!岩石仮面。おまえ、“あの技”をこのねえちゃんにしてくれるってかぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルルッ、ガルルッ、ガルルルルルルッ!」
「グフフフフフッ…よぉ、ナイフ仮面。おまえ、確か『岩石仮面が“あの技”を女にかけてるとこ見てみてえぜぇ』とか言ってたよな?ナイフ仮面。まさに今がその状況なんじゃないのか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「キヒヒヒッ…そうだなぁ?おい、岩石仮面!そういう事ならこのねえちゃん、おまえに譲ってやってもいいぜぇ!おまえがこのねえちゃんに“あの技”をかけるならオレも結構楽しめそうだしなぁ、キヒヒヒッ、キヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルルルルルッ!ガルッ、ガルッ、ガルルルルルルッ!」
どうやら催眠仮面とナイフ仮面、それに岩石仮面の三者による“商談”はヤツらにしてはいやに珍しくスムーズに成立したようだ。
これまでミドの動きを封じていただけで特に目立った動きなどしてこなかった岩石仮面。そのヤツが珍しく自己主張をし始め、しかもそれまで既に散々ナイフ仮面の虜にされていたペギーに何かをしたいというのだ。
(な、何だよ、コイツら!?それにこの岩石野郎がペギーに“あの技”をかけたいって?……ヤ、ヤツら一体何企んでるんだ?一体これ以上ペギーに何するつもりなんだ?…く、くっ!?)
ペ、ペギーにこれ以上一体何をしようというんだ?-。ヤツらの、岩石仮面のしたい事が分からないからこそヤツらのその動きにミドも不安の色が隠せない。もはや彼はペギーの運命に希望が持てないのだ。
「ガルルルッ!ガルルルルルッ!」
ドスン!ドスン!ドスン!…。
やがてナイフ仮面と催眠仮面の承諾を取り付けた岩石仮面が踏みつけていたミドの上から離れ、ナイフ仮面が首根っこを捕まえていたペギーの下へのっしのっしと歩いていく。
(な、何だ!?この岩石野郎。オレが何もしてないのにオレを解放しやがったぜ?一体どういうつもりなんだ??)
その岩石仮面の突然の謎めいた行動。ヤツの意図がまったく分からないミドは怪訝な表情を浮かべるばかりだ。
(で、でもこれはもしかして相当チャンスなんじゃないのか!?今オレは完全に自由なんだぜ?ヤツらどういうつもりなのか知らないが……よ、よしっ)
だが同時にミドの上に乗っかっていた“重し”が無くなったおかげで彼は今、完全に自由の身だ。
現在自分を束縛するものは何もない-。少なくともミドにはそう見えていたはずだ。己の身が自由になったと確信していたミドは、すかさず動き出してペギーを助け出しに向かおうとする。
(!?…う、動かない!?ぐ、ぐっ…な、何でだ!?何でオレの身体は動かないんだよ!?い、一体どうしてなんだ!?)
しかし己の身体を早速動かそうとしていたミドはほとんど身体を動かせない。自分を、ミドを束縛するものは何もないはずなのに、だ。
もちろん彼にはその原因がまったく分からない。自由になるはずなのにほとんど満足に動かせない自分の身体-。原因不明のその現象にミドの心はあせるばかりだ。
「グフフフフフッ…どうした小僧?もしかして身体がロクに動かせないんじゃないのか?グフフフッ、グフフフフフッ」
そこへ催眠仮面がまるでミドの窮状を見透かしたかのようにうつぶせに転がされていた彼の下へ近づいてきた。
「な、何だ貴様!?そ、そんな事あるわけがないじゃないか!」
「ほぉ?…本当にそうなのか?じゃあ身体のどこか、試しに動かしてみろよ?岩石仮面がいなくなってせっかく自由になったんだ。ちょっと身体を動かすくらい何て事ないだろ?なぁ小僧?…グフフフッ、グフフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…あ、後で後悔するなよ!」
「グフフフッ…そうだな。ぜひそうならないように願いたいモンだよ、ミドレンジャー?グフフフッ、グフフフッ、グフフフフフッ」
(く、くっ!?…な、何だ!?コ、コイツの余裕は一体何なんだよ?……く、くそっ!?)
とりあえずそう強がっては見たものの、やはりミドの身体はほとんど動かない。
何よりそれらを全て見透かしているような催眠仮面の言動や態度。ヤツのその意味深な態度はミドを動揺させるには十分過ぎるものだった。そしてそれらはすぐ明らかになる事に…。
「どうした?どうせおまえの身体はロクに動かないんだろ?グフフフッ……まぁ当然だよ。何たっておまえが身体を動かせないようにしてるのはわたしなんだからな?グフフフッ、グフフフフフッ」
「な、何だと!?そ、それはどういう事なんだ!?」
これまでの催眠仮面の意味深な言動。何よりヤツの口から語られる衝撃の事実。ミドの身体を原因不明の金縛り状態にしていたのは、何とその催眠仮面自身だったのだ。
「グフフフッ…そういえば“あの女”がナイフ仮面に遊ばれ始めてから10分は経ってるよな?」
「な、何だ!?そ、それがどうしたっていうんだよ!?」
「何だ?ニブいヤツだな。まだ分からないのか?グフフフッ……いいか小僧。“あの女”がナイフ仮面に遊ばれてるそのほとんどの間、わたしはおまえの傍にいてやったよな?…これがどういう意味だか分からないのか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「な、何だと!?じ、じゃあまさかおまえがオレの傍にずっといたのは…」
「何だおまえ?まさかわたしがおまえなんかと茶飲み話をするためにずっと傍にいてやったとでも想ってたのか?グフフフッ……いいか小僧?わたしの自慢の催眠術なら10分もあればおまえを意のままに操る事なんてたやすい事なんだよ。つまりおまえの身体はわたしの思うがままってわけだ…グフフフッ、グフフフフフッ」
(く、くっ!?そ、そんな…そんな事が…)
またしてもミドが知る事になる驚愕の事実。何とミドの身体は既に催眠仮面の操られるがままにされてしまっているというのだ。
「グフフフッ…なぁ小僧?おまえの大事な“彼女”がこれからどうなるのか、わたしと一緒に見物としゃれこもうじゃないか?それに以外とおまえも楽しめるかもしれないぞ?…グフフフッ、グフフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッ!」
(ぐ、ぐっ!?…ペ、ペギー…)
身体をほとんど動かせず苦しんでいるミドをあざ笑うかのような高笑いを上げている催眠仮面。その何もする事ができないミドは悔しそうに歯噛みしながら、これから過酷な運命が待ち受けているであろうペギーを心配そうに見つめる事ぐらいしかできなかったのである。
「ガルルルッ!ガルッ、ガルッ、ガルルルルルッ!」
ドスン!ドスン!ドスン!…。
(な、何なの!?こ、この岩石のバケモノ……い、一体わたしに何をしようとしているの??…イ、イヤ…こ、こない…で…)
自分へ迫りくる体長が3メートル程はあろうかという岩石のバケモノ。巨漢のプロレスラーを二回り、いや三回りは大きくしたようなその巨体。
これまでのどの仮面怪人にもなかった巨体を誇る岩石仮面の威圧感。既に戦士らしからぬ弱気の虫を覗かせ、もはやただの女へと成り下がってしまっていたペギー。彼女はその圧迫感に耐えられなくなり、その弱気の虫の除かせるままただただおびえるばかりだ。
「ガルルルッ!ガルッ、ガルッ、ガルルルッ!」
「おっ!?来やがったな?岩石仮面よぉ、キヒヒヒッ……ほらよっ!」
「きゃんっ!?…く、くっ…」
やがてペギーの首根っこを捕まえていたナイフ仮面が『ほらよ』とばかりに彼女を岩石仮面に向かって差し出した。
「…じゃあ岩石仮面。ちょっとの間、このねえちゃんを貸してやるよ。その代わりしっかりオレを楽しませてくれよなぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルルルッ!ガルルルルルッ!」
ガッ。
そして岩石仮面はナイフ仮面に『ほれっ』とばかりに差し出されたペギーの背中の後ろ、腰の上の方へ、その丸太のように太いゴツゴツした両腕を回していく。
(な、何!?コ、コイツ、一体何しようとしてるの!?そ、それに何なの、この太い腕は…??……イ、イヤッ…)
相変わらず岩石仮面の意図が全く分からないペギー。分からないだけにペギーの心の中の不安は膨らんでいくばかりだ。
しかしその間にも岩石仮面の丸太のように太い両腕はおびえるだけのペギーの腰に大蛇のごとく巻きついていく。そして…。
グイィ。
「えっ!?」
「ガルルルルルッ!」
グイイイィィィィ!
「ぇ、ぁ、ああっ!?き、きゃあああああぁぁぁぁ!」
グイィ、グイィ、グイィ、グイィ…。
ペギーの腰に巻きつく丸太のような二本の太い腕。岩のようなゴツゴツとした感触が彼女の柔肌へ容赦なく食い込む。
丸太のような、岩のような二本の太い腕が細い腰をグイグイと絞め上げていく。岩石仮面による強烈な胴体の絞め上げ、いわゆるベアハッグだ。
「ガルッ、ガルルッ、ガルルルルルッ!」
「ああっ!?い、痛っ…ち、ちょっ…やめ…ぁ、あっ、いやあああぁぁぁぁ!」
ミシッ、ミシッ、ミシッ、ミシッ…。
ペギーから上がる痛々しい悲鳴。ミシミシと骨がきしむ音。苦痛にその美貌をゆがめている涙目のペギーがうつろを見上げ、いやいやをするようにひたすらかぶりをブンブンと振り続けている。
「キーッヒッヒッヒッ…すげぇ!何だこのエロさはよぉ?やっぱ想った通りだぁ!おい!岩石仮面。もっとやってくれぇ!もっと、もっと、もっとだぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルルッ、ガルルッ、ガルルルルルッ!」
「ああっ!?あああぁ!?あああぁぁぁ!?」
グイィ、グイィ、グイィ、グイィ…。
ジタバタと暴れ回る白いロングブーツを履いた肉付のいい両脚。グイグイと絞め上げられるペギーの肢体。
確かにナイフ仮面の言う通り、ペギーの倍はあろうかという巨漢にその身体をグイグイと絞め上げられ、その美貌を苦悶にゆがめて激しく喘ぐペギーの姿はたまらなく官能的でいやらしい。
「キーッヒッヒッヒッヒッ…おい!岩石仮面よぉ?すげぇついでにてめえに頼みたい事があんだがなぁ?」
「ガルッ?ガルガルッ!」
「おお、聞いてくれるってかぁ?さすがにおまえさんは扱い易くていいぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
岩石仮面と何やら会話してるナイフ仮面。そしてナイフ仮面はどうやら岩石仮面へ更に何かしてもらいたい事があるらしい。
「キヒヒヒッ…実は頼みってのはよぉ。その黄色い“短パン”ずり上げながらねえちゃんに“その技”やってくれねえかぁ?ねえちゃんのケツがyバックになるぐらい思いっきりエロくなぁ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルルルルルッ!?ガルガルッ、ガルッ、ガルッ」
「おおぉ!?やってくれるってかぁ!さすがに話が分かるぜぇ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ククククッ…何だあのバカ?岩石仮面は物分りがいいっていうよりはただ知恵遅れなだけだろ?」
「フッ…爆弾仮面よ。そんな事幾らあのキチガイでも分かってるだろ?ようは自分の思い通りに動いてくれればあのキチガイは誰でもいいんだよ、フフフッ、フフフフッ」
「ま、確かにそうなんだろうけどな、電波仮面。クククッ、ククククククッ」
ナイフ仮面と岩石仮面、二人の仮面怪人がペギーをなぶっていた所から少し離れた場所。いつの間にか電波仮面と横に並んで立っていた爆弾仮面が“キチガイ”と罵るナイフ仮面と“知恵遅れ”と見下している岩石仮面のやり取りを小バカにしたような感じで眺めている。
「キヒヒヒヒッ…それじゃ岩石仮面よぉ、早速始めてくれや、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「ガルガルッ?ガルッ、ガルッ、ガルッ」
「あ、ああぅ!?…う、ううぅ…も、もう…やめ…て……!?きゃあぁ!?」
ガッ。
ペギーを既に自身の丸太のような太い腕で“ベアハッ具”の餌食にしていた岩石仮面。そのままヤツは彼女のホットパンツに手をかけて早速捲り上げようとしている。
「あ!?一つだけ言い忘れてたんだけどよぉ。ねえちゃんのこの短パン、おまえのバカ力でまだうっかり破らないでくれねえかぁ?この黄色いのはねえちゃんのこのデカいケツとムッチムチの太腿をよりセクシーに見せてくれる大事な小道具だからよぉ」
「ガルルルッ?ガルッ、ガルッ、ガルルルッ」
「キヒヒヒッ…そうかぁ?分かってくれたかぁ?それにねえちゃんのこの短パンはオレが“満を持して”剥いてやりてえしなぁ!キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
だがそれより一瞬だけ早く、ナイフ仮面は己の限りない性欲の赴くままに更なるリクエストを岩石仮面にぶつけようとする。
そして岩石仮面はそのナイフ仮面の支持されるがまま、黄色いホットパンツの裾の後ろに手を書け、今度こそそれを“可能な限り”上にズリ上げてきた。ナイフ仮面の希望通り“Y字型”に捲り上げられるペギーのその黄色いホットパンツ。
「ぁ、あっ!?…イ、イヤッ…な、何…するの!?」
黄色いホットパンツがペギーのヒップへ“Y字型”にいやらしくギチギチと食い込む。捲り上げられたそれが彼女の大きな桃尻の大部分をあらわにし、見るからに柔らかそうな尻のお肉をさらけ出す。突然の辱めにペギーはたまらず頬を紅く染め上げてしまう。
「うひょ~こりゃあたまんねぇ!本当にすげぇじゃんかよぉ!…そうだぁ!もっと近くで拝んでみっかぁ?キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
ペギーの尻へキツく食い込むホットパンツ。捲り上げられたそれから覗く大きな桃尻。身長およそ3メートルの巨漢にその細身の肢体をグイグイと絞め上げられ艶っぽく甘い悲鳴を漏らすペギー。
その官能的でいやらしいペギーの姿にナイフ仮面はたまらず性的興奮を覚えていき、そのままヤツはまるで吸い寄せられるように彼女の尻へ近寄っていく。
「あああぁ、ああああっ!?や、やめ…も、もうゆる…し……!?きゃあぁ!?こ、今度…は…一体…な、何…なの…?」
「キーッヒッヒッヒッヒッ、このデカいケツやっぱ見た目通りすげえやわらけぇ!まさに“プリプリ”だぜぇ!キヒヒヒッ、キヒヒヒヒヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「!?イ、イヤッ!?な、何…なの!?こ、このヘン…タイ。さ、さっさと…離しな…!?ああぁ、ああああぁぁぁぁ!?」
その時、ペギーの尻を突然の不快感が襲う。あられもないペギーへ涎を垂らさんばかりの卑猥な表情で“吸い込まれるように”近寄っていたナイフ仮面が、何と捲り上げられていたホットパンツの隙間から中に右手を潜り込ませ、その感触を確かめるように彼女の尻のお肉をなでなでと触り立ててきたからだ。
「キーッヒッヒッヒッ、すげぇ!何だよこのエロさはよぉ?すげぇ!すげぇ!すごすぎるぜぇ!キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
「な!?…イ、イヤッ…は、離せ…こ、この…ヘンタ…!?あああぁ、ああああぁ、ああああああぁぁぁぁ!?」
(な、何なの!?こ、こんな…や、やめて、やめて、やめてっ!イヤァ、イヤァ、イヤァァァァァァァ!)
ペギーの細身の身体を“ベアハッグ”で強烈に絞め上げていく岩石仮面の二本の太い腕。大きな桃尻へ“Yバック”にキツく食い込むホットパンツの隙間からペギーの柔らかそうな尻のお肉をいやらしい手つきで撫でていくナイフ仮面の右手。まるで大蛇に絞め上げられているような激痛と尻から広がる耐え難い不快感がペギーを襲う。
「ガルルルルルッ!ガルッ、ガルッ、ガルルルッ!」
グイィ、グイィ、グイィ、グイィ…。
「キーッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッ、キーッヒッヒッヒッヒッヒッ」
(イヤァァァ、イヤァァァァ、イヤァァァァ、イヤアアアアァァァァ!)
岩石仮面に絞め上げられているペギーの前でかがみ、涎を垂らさんばかりの卑猥な表情を浮かべて彼女の尻を触り立てていくナイフ仮面。そんな中、何も抵抗する術がないペギーはヤツらの責めから嫌がるようにその白いロングブーツを履いていた肉付のいい脚をひたすらバタバタとさせる事ぐらいしかできない。
“今は亡き”モモレンジャーから奪い取った薄い桃色の“布切れ”を頭に巻き、更にペギーから奪い取ったベージュ色のブラジャーをまるで伊達メガネのように身に着け、その彼女の前でかがみ“これでもか”という卑猥な表情を浮かべてペギーの桃尻を撫でているナイフ仮面。ヤツのそんな姿はまさにペギーが言うところの“ヘンタイ”そのものであった。
「ペ、ペギー!?ペギーッ!…や、やめろ!もうやめろ!も、もうやめてくれぇ!」
(ぐ、ぐっ!?こ、このままじゃペギーが、ペギーが……で、でも何でオレ、急に身体が熱くなってきてるんだ??それにオレの“アソコ”が急激にビクンビクンいってるような…)
その無残なペギーの姿を見ても何も行動が起こせないミドは、当然のようにヤツらへ悲しい懇願の絶叫を上げる事ぐらいしかできないでいる。
だがそれ以上の苦悩がミドを襲う。何と彼の身体は徐々に異変が起き始めているのだ。更にその異変自身にミドも気が付き始めている。そしてその異変とは何と…。
(!?ま、まさか!?い、今のペギーを見て…オ、オレは“アソコ”がた、起って……いるっていうのかよ??……ぐ、ぐっ…!?)
あられもない姿のペギーを見て、当然のように性的興奮を覚えている“ヘンタイ”のナイフ仮面。だがそんな彼女の姿を見て身体を興奮させているのはそのヤツだけではなかった。
次第に熱くなっていくその身体。徐々にムクムクと膨張していく男の股間。何と今のペギーの姿を見て“ヘンタイ”のナイフ仮面と同じようにミドも身体を反応させてしまっているのだ。
人間の男なら当たり前の整理現象とはいえ-。あくまで仲間の一人であると思い込んでいた女戦士にそのような反応をしてしまい、何より窮地のペギーをそんな目で見てしまい、ミドは己の未熟さをただただ恥じるばかりだ。
「グフフフッ…どうやら岩石仮面も結構楽しそうにやってるようだな?それにアイツらに遊ばれている“あの女”もなかなかたまらない格好してるじゃないか?あれはナイフ仮面でなくても涎モンだな?…どうだ小僧?おまえも“オトコ”としてそうは想わないか?グフフフッ、グフフフフフッ」
「な、な!?バ、バカな事言うな!な、何でペギーを…今のペギーをそんな目で見なきゃならないんだ!おい貴様!このオレをあんな刃物野郎と一緒にするなよ!」
催眠仮面のそのあまりにも卑猥な問いかけに憤るミド。仮にもゴレンジャーの一人である自分をあんなヤツと一緒にするなよ!-。ミドの怒りの根底にはそんなプライドがあったはずだ。
しかし一方で、ミドはその未熟な自分の心の中を見透かされているような問いかけにその内心は相当動揺していた。そしてそんな情けない自分がヤツにバレてしまわないようにミドは必死に平静を装っている。既にそれが催眠仮面に見抜かれている事とも知らずに…。
「グフフフッ…そうなのか?今のエロい“あの女”の姿を見て何も感じない男など本当にいるのか?それともおまえが正義の戦士ゴレンジャーだからなのかな?…そうだ!せっかくだからわたし自ら確かめてやろう。おまえが本当に嘘をついてないのかをな、グフフフッ、グフフフフフッ」
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ…。
そう言って意味深な笑みを浮かべながら催眠仮面は四つんばいでまともに動けないミドの下へゆっくりと近づいていく。
(く、くっ…マ、マズイ、マズイぞ!?こ、このままじゃ…)
ま、まさか…まさかコイツはオレの“アソコ”が今のペギーの姿に反応してる事に気が付いてるんじゃ-。徐々に迫りくる催眠仮面の足音。その何気ない音が今のあせるだけのミドにはとてつもなく嫌な音に聞こえていたはずだ。
「グフフフッ、グフフフフフッ…」
ザッ。
やがてうつぶせに転がっているミドの側、彼の臀部の右側に催眠仮面は立つ。
さわ…。
(な!?く、くぅ…)
そしてヤツはそのままミドの股間へ右手を当てた。まるでその感触をじっくりと確かめるように…。
「…何だ?おまえの“ここ”、しっかり起ってるじゃないか?やっぱりおまえも今の“あの女”を見てナイフ仮面と同じように欲情していたんじゃないのか?どうなんだ、小僧?」
「な、な!?そ、そんな事あるわけないだろ!!?な、何でオレがペギーを見てそんな風に想わなきゃならないんだ!!?」
「ほぉ?…じゃあおまえの“ここ”がこんなにもっこりしてるのはどうしてなんだ?わたしにもよく分かるように説明してくれないか?」
「う…そ、それは…」
「何だ?やっぱりわたしの言った通り、おまえも今の“あの女”を見て欲情してたんじゃないか。グフフフッ」
その場は何とか体面を取り繕うとしているミド。だが次々と浴びせられる催眠仮面の言葉責め、突きつけられる状況証拠の数々にミドは徐々に口ごもってしまう。
ついに暴かれてしまったミドの恥ずべき事実。だが催眠仮面はまだまだミドを心理的に追い詰めようとしている。
「…何だ?幾ら正義のゴレンジャーと言えど、所詮はそこら辺の色々盛んな男たちとあんまり変わんないんだな?実はおまえも普段から“あの女”の大きな尻を追い掛け回して鼻の下伸ばしてたんじゃないのか?だから戦力的には一番弱そうな“あの女”といつも一緒につるんでたんだろ?“あの”大きな尻をいつも眺められるようにな、グフフフッ、グフフフフフッ」
「な、な!?そ、そんな事あるわけないだろ!何でオレが…」
「どうかな?おまえ、本当は“あの女”のセクシーな尻を見て“アソコ”を勃起させながら戦っていたんじゃないのか?まったく不届きな小僧だよ、おまえは?」
「ち、違う!それは断じて違う!」
「違う?何が違うというんだ?だいたい今、おまえの“アソコ”が起っている事が何よりの証拠じゃないか?グフフフッ……何だ?正義のゴレンジャーだか何だか知らないが、所詮おまえもあの“キチガイ”とあんまり変わらないじゃないか?…そうか!?仲間の女を見て欲情してるおまえの方があの“キチガイ”よりよっぽどタチが悪いのかもな?それで正義を振りかざしてるんだしな、グフフフッ、ハハハハッ、ハーッハッハッハッハッハッ」
(う、ううぅ…ぐ、ぐっ!?)
ミドを見下したような催眠仮面の高笑いが辺りに響き渡る。肉体的にだけでなく心理的にもミドを完全に追いつめ、催眠仮面は笑いが止まらない。
一方でヤツの言葉責めによって完全に打ちのめされてしまったミド。全てが事実ではないとはいえ、彼が今のペギーの姿を見て身体を反応させてしまっている事は確かなのだ。
そのミドはヤツに打ちのめされてしまったというより、あまりにもふがいない自分に対してどこまでもうなだれるばかりだ。
「グフフフッ…そうだな、小僧。おまえが頭の中で“あの女”のどんなエロい姿を妄想してるのか、覗いてみるのも面白いかもな?」
「な、何だと!?そ、そんな事が…」
「そんな事ができるんだよ。このわたしならな、グフフフッ……小僧。いい子ちゃんヅラして正義の見方やってるおまえの化けの皮、これからわたしが剥がしてやろうじゃないか?グフフフッ、グフフフフフッ」
そう言いながら催眠仮面はミドの前に立ち、そしてその場にしゃがみ込んでミドの顔を覗き込み始めた。
「…ではおまえの頭の中、じっくりと見せてもらうぞ?どんな凄いモンが出てくるのか、非常に楽しみだな?」
「う、ううぅ……や、やめろ!そんな事してどうするつもりなんだ!!?」
「どうするのかだと?グフフフッ…決まってるじゃないか?おまえさんが本当に考えてる事を“あの女”に教えてやろうというんだよ。とってもスケベな事ばかり考えてるおまえのどうしようもない頭の中をな?」
「な、な、何だと!?」
ガッ。
既にミドの顔をじっくりと覗き込んでいた催眠仮面。そこからヤツはミドの頭を両手で掴み、更に彼の顔を、マスクのバイザーの奥に隠されていた明日香の表情までも観察するように、ミドの顔をまじまじと覗き込んできた。
「な、な!?く、くそっ…お、おいやめろ!やめろっ!やめるんだ!やめろぉぉぉぉ!」
「グフフフッ、グフフフフフッ…」
自分の顔を催眠仮面にまじまじと覗き込まれてしまうミド。しかしまるで金縛りにあってるように身体をほとんど動かす事ができない彼は催眠仮面のされるがままだ。
自らの頭の中まで覗き込まれてしまうという屈辱。これから催眠仮面によってさらけ出されてしまうミドの頭の中とは…。
- 以下 緑の洗脳!!恐怖の黒十字戦隊 洗脳。そして悪夢…へ続く -