- 真夏の夜の悪い夢(デリンジャー視点) 前編 -
*注 この物語は同名タイトル「真夏の~」の話を悪役・デリンジャーの視点から描いた物です。なので本編と内容を比べながら読んで頂ければ幸いです。
「…そういう手はずでお願いしたい、デリンジャー殿」
目の前のその男、ベーダーとかいうヤツらの幹部“ヘドラー将軍”がオレに向かってそう言った。
オレの名はコイツの言う通り“デリンジャー”…闇の世界じゃちょっとは名の売れた“呪術師”であり殺しのプロだ。
今回のオレの仕事はコイツら“ベーダー”とかいうヤツらからの依頼だ。何でも現在、コイツらの一番の頭痛のタネになっている“デンジマン”とかいう5人組みを抹殺して欲しいそうだ。
本当かどうかは分からないが、こいつらが言うにはこのベーダーとかいうヤツらは“世界征服を企む異次元からの侵略者”なのだそうだ。ま、すぐにそんなたわごとが信じられるわけないが…コイツらが“マトモじゃない”というのは確かなようだ。
まぁ、本当かどうかそんな事はオレにとってはどうでもいい事だ。オレは“報酬(カネ)”さえもらえれば他の事には興味はないしな…。
何でもその“世界征服”を遂行していく中でそのデンジマンとかいうヤツらに相当手を焼いているらしい…そこでオレにそいつらを消して欲しいというわけだ。
そして今、オレたちはこの霧の深い樹海の中でその打ち合わせをしていたところなのだ。
「ふむ、了解した…」オレはヤツの問いかけにそう答えた。
「将軍!ヘドラー将軍!」
すると今後について相談をしていたオレたちの下へ一人の“ダストラー”とかいうコイツらの雑兵の一人が何か報告をしてきた。
「…何だ?騒々しいな、どうした?」
「…どうやらこの近くに“デンジピンク”がきたようです」
ピコン、ピコン…何か妙な機会音がしてるレーダーのような物を持っていたダストラーが目の前のヘドラーにそう報告してきた。
「よし、そうか…ではデリンジャー殿、先程説明した通りの手はずでお願いする」
「…よし分かった。では、もう一度だけその作戦を確認しておこう…」
どうやらターゲットの“ホシ”が近くに来たらしい…念のため、オレはもう一度作戦の内容を確認しておくことにした。
コイツらの話によると、どうやらこの深い樹海にデンジマンの一人をおびき寄せたらしい…そこで単独行動のそいつをヤツらベーダーが戦って消耗させる。
そして弱ったそいつをオレの“呪術”で抹殺する…という作戦のようだ。…こんな策で本当に上手くいくのか?オレはそんな疑問を感じていたがとりあえずこの場は何も言わない事にした。
既に報酬(カネ)はコイツらから頂いてるしな…ヤバいと思ったらトンズラすればいい事だ。そう思ってオレは黙ってコイツらのやりたいように付き合ってやる事にした。
「…うむ。それでだいたい問題はない…ところで何か他に質問はあろうか?デリンジャー殿」
ヘドラーがそんな風にオレに問いかけてきたのでオレはずっと引っかかっていた事をヤツに聞いてみる事にした。
「…そう言えばオレはターゲットの“デンジマン”がどうゆうヤツか知らない…打ち合わせ通りなら貴様らと戦ってる所を見れるから問題ないんだろうが…ただ、できれば事前に“ホシ”がどういうヤツか知っておきたいんだがな…」
「おおっ!?そう言えば貴殿にはまだデンジマンがどうゆうヤツらか教えてなかったな…ではこの樹海におびき出したヤツらの一人を紹介しておこう…」
“大事な事を忘れていた”と言わんばかりにヘドラーが一枚のA4サイズのプリントをあわててオレに差し出してきた。
ヘドラーから“その紙”を受け取ったオレは“その資料”を見て拍子抜けした。
このいかにも“いかがわしい”連中がやっかい者扱いしてるヤツがどれほどのゴツイヤツかと思えば…その紙に載っているヤツはとてもコイツらの障害になっているようには見えない、日本人と思われるごく普通の若い娘だったからだ。
一応コイツらからはもう多額の報酬(カネ)は受け取っている。それについては何も不満はない。
だがオレもプロだ。それなりにプライドってモンがある。こんな普通の娘相手にオレに殺しの仕事を依頼するなど…コイツらは、ベーダーはオレをナメてるのか?それを思うとオレはその紙の女を見てだんだん不機嫌になってきた。
「なんだこれは?…ただの若い娘じゃないか?…貴様らオレをナメてるのか?」
「いや、別にナメてるわけではない…この女はこう見えてもデンジマンの紅一点、デンジピンク・桃井あきらだ」
少し不機嫌そうに問いただすオレにヘドラーは真剣な面持ちでそう答えた。
「…確かにパワーでは5人の中では一番劣るし、実際それほど大した事はない。だがそいつはその分頭が切れる、そして精神的な強さを持つ見た目よりやっかいな女だ…ナメていると貴殿も痛い目に遭うぞ」
ふーん……ヤツは真面目な顔でそう応えた。それほどのヤツには見えないがな…オレはもう一度その紙の女に目を移し、よく観察する事にした。
……ほぉ、ヨク見るとこいつ、結構いい女じゃないか?…この顔もいいが…何よりもこのいやらしい身体つき、このムチムチしたケツと太腿がいい…ククククッ」
そう思いオレはその紙の端に書いてある“この女”の身体のサイズであろう数字に視線を送る。なるほどな、道理で…紙に記してあるその数字を見てオレは妙に納得した。
どうも最近いい女を植してないからな…コイツがどれほどのヤツかは知らないが…オレの欲情を掻き立てるいい女である事は確かのようだ。
殺しの方法は別にコイツらに何も言われてないしな…“仕事”のついでに“この女”の身体をつまみ食いするのもいいかもな、ククククッ…そんな事を考えるオレの顔はだんだんだらしなくニヤけてきた。
「ん?デリンジャー殿、そんなにニヤついて…いかがしたのか?」
「…ん?…あ、ああ。別に何でもないさ…では参考資料としてこれはいただいておこう…」
「??…そうか」
だらしなくニヤけた顔を見て、不信に思ったのかヘドラーがオレをそんな風に問いただしてきた…だがオレはさっき思っていた事はおくびにも出さず、何事もなかったかのように“その紙”を四つ折にしてスーツのポケットにしまい込んだ。
「では、そろそろ始めよう…貴殿も先程の打ち合わせ通り準備していただきたい、グフフフフッ」
ピコン、ピコン…先程ダストラーが持っていたレーダーのようなものを手にヘドラーがそんな事を言ってきた。
とりあえずオレは先程の示し合わせ通りに一本の大木に寄り掛かり、数体のダストラーたちに取り囲まれて“追い詰められてるフリ”をした。その“デンジマン”とやらをおびき寄せるための芝居だというがどうなることやら…オレは“やれやれ”といった感じで大木に寄り掛かって体勢を整えた。
「ではいくぞ…グフフフフッ」
ドォォォン!…一通り“芝居”の準備が整うと同時に、ヘドラーは何もないはずの空間、濃い霧の中に手榴弾のような物を投げ込んだ。霧深い樹海に轟音が響き渡る。
「!…フフフッ、どうやら“デンジピンク”は今の音に気づいてこちらに近づいて来てるようだ。とりあえずここまでは予定通りだ…では次の段階に行くぞ、グフフフフッ」
ピコン、ピコン…レーダーの発信音がさっきよりも大きくなった。ヘドラーによるとどうやらターゲットのデンジマンが今の音に気づいてこっちに向かっているらしい。
「フフフフッ、ついに追い詰めたぞ…我らベーダーに協力できないというのであれば死んでもらおうか、フフフフッ」
背中から一本の大木に寄り掛かって“追い詰められてるフリ”をしているオレにヘドラーが凄みを利かせそんな風邪に迫ってきた。しかも近づいて来ている“ホシ”に聞こえるようにわざわざ大きな声でだ。
なるほど…“芝居”とは言えそれなりの迫力と威圧感はある。“世界征服”を企む組織の大幹部というのはまんざらデタラメでもなさそうだ…凄むヘドラーを観察しながらオレはそんな事を思っていた。
「待ちなさい!…そこまでよ、ヘドラー」
そこに霧の中からピンクの服を着た一人の若い女が飛び出してきた。なるほど…コイツが“デンジピンク”か。へぇ…本物は写真で見るよりずっといい女じゃないか?ククククッ…その女を舐めるように観察しながらオレは心の中で舌なめずりした。
「ムッ…誰だ!?…お、おまえは、桃井あきら!」
「ヘドラー!その人から離れなさいっ」
「おのれ桃井あきら、貴様もまとめて葬り去ってくれるわ」
ヘドラーとその女のそんなやりとりが続く…それにしても随分気の強そうな女だ。それにかなり“いい子ちゃん面”してるな…こういうヤツをグチャグチャにして泣かせるのが快感なんだよ、ククククッ…目の前の明らかに生意気そうな女を見てオレはそんな嗜虐心を抱いた。もちろんそんな事はおくびにも出さないがな…ククククッ。
「…そう簡単にはいかせないわ。いくわよ…デンジスパーク!!」
そんな掛け声と共に女の身体が淡い虹色の光に包まれ、そこからピンクを基調とした“全身タイツ”のようなスーツとゴーグルアイのあるピンク色のマスクを身に付けたヤツが現れた。
状況から判断するに、どうやら“あの女”が変身した姿らしい。なるほど…ピンク色の“デンジマン”だから“デンジピンク”か…だが身体は変化しても丸みを帯びた華奢な身体と両胸のふくらみは十分オレに“女”を連想させるものだ。
それにピンクの全身タイツのようなスーツがヤツのボディラインを更にいやらしく強調している。これはこれで楽しめるかもな、ククククッ…抑えてはいるがそんなオレの欲情は止まりそうにない。
「ムゥゥ、こしゃくな!…ダストラーたちよ、その女にかかれ、かかれい!」
「いくわよ…掛かってらっしゃい!」
どうやらあの女とベーダーが戦いになるようだ。どれ…ヤツのお手並み拝見と行こうじゃないか…オレはあの女の戦いぶりを高みの見物と洒落込む事にした。
「えいっ!やあっ!とおっ!…」
右手に“短剣”のような物を手にしたあの女が数体のダストラーをあっという間にバッサバッサと切り捨てた。へぇ、結構強いじゃないか?ヘドラーの言っていた事もまんざらウソじゃなさそうだ…オレは素直にそう感心した。
「むぅぅ…おのれ、いまいましいデンジピンクめ、こうなればオレ様みずから貴様を葬り去ってくれるわ」
「ヘドラー、今日こそおまえを倒してみせるわ、覚悟しなさい」
「フン、デンジマンで最も非力な貴様独りで何ができる…返り討ちにしてくれるわ」
「いくわよっ、ヘドラー!」
どうやら今度はヤツとヘドラーの一騎打ちになるようだ。せいぜいオレにおいしい所を残しておいてくれよ、ククククッ…オレはヤツらの戦いぶりを見守りながらその後“あの女”をどう料理するかについて思いを巡らせていた。
そうこうしてる内にヤツらの戦いが始まった。キン、キン、キン…しばらくお互いの剣での互角の攻防が続いていたが、やがて“あの女”の一瞬のスキを突いたヘドラーが波状攻撃を仕掛ける。
顔面への張り手、ヤツが吹き飛んだ所へ覆いかぶさるようにフライングボディアタック、グロッキー状態のあの女の全身を抱きかかえてギリギリと絞め上げる…ヘドラーの攻撃が次々と決まっていく。
「きゃあ、ああっ、きゃあぁ、あああっ、ぎゃあああぁぁぁ」
「フフフフッ、どうだデンジピンクよ…このまま目障りな貴様を絞め殺してくれるわ、グフフフッ」
ヘドラーに絞め上げられているあの女が甲高く悲痛な叫び声を上げている。みしっ、みしっ…バァンバァン…ヤツの身体が悲鳴を上げあの女のハデなピンク色のスーツから火花が上がる。
どうやらヘドラーの攻撃はあの女に相当効いているようだ。このままヘドラーがヤツを倒してしまうんじゃないか?…そう思えるほどのヘドラーの怒涛の攻めだ。
おいおいおい…オレにその女を抹殺して欲しいんじゃなかったのか?オレにもちゃんとおいしい所を残しておいてくれ、将軍さんよ。その後オレが活きのいいその女を食すんだからな、ククククッ…オレは心の中でそんな事を思いながら陰湿な笑みを浮かべ、目の前で繰り広げられているコイツらの戦いを眺めていた。
「デンジサンダー!!」
「う、うおおおぉぉぉ!」
だがそんなオレの心配は無用だった。絞め上げられていたヤツの身体から強烈な電撃がヘドラーに放出された。その電撃をまともに浴びたヘドラーは衝撃で数m程後ろに吹き飛ぶ。
へぇ、コイツこんな事もできたのか?ホントにやるじゃないか?…またまたオレは素直にそう感心した。
「はぁ…はぁ…ど、どう?まだ…まだ勝負はこれからよ」
ヘドラーの波状攻撃から開放されたあの女が呼吸を乱しながらそんな強がりを見せる…だがその様子からもヤツの消耗具合は一目にも分かる。
先程の打ち合わせ通りならこのくらい痛めつければいいんじゃないのか?…そう思っていたオレはヘドラーの方へチラッと視線を送る。
するとどうだ?ヤツが目配せのようなモノをしてオレにサインを送っているじゃないか?…ククククッ、どうやらヘドラーもオレと同じ事を考えていたらしいな…そう判断したオレはこの先の事のなりゆきを黙って見守る事にした。
「ムゥゥ…まぁいい、今日のところはこのくらいにしといてやる…さらばだ、デンジピンク」
そしてヤツはオレの読み通りその場からいずこかへスッとその姿を消した…つまりは後はオレに任せるという事、好きにしていいという事だな?ククククッ…オレはそう都合良く解釈した。
へぇ、あの将軍さんも結構ちゃんと仕事してくれるじゃないか?じゃあ、オレもプロとしてちゃんとそれに応えてやらないとな…ただし、あの女をどう料理するかはオレの裁量に任せてもらうがな、ククククッ。
「た、たす…かった?…でもあいつはまだ十分やれたはず…なのにどうして?…う…あ…」
ガクッ。はぁ、はぁ…それまでの戦闘での緊張から開放されたからか、あの女は片膝をついて肩で大きく息をしている。やはりこれまでのヘドラーとの戦いで受けたダメージはかなり大きいらしいな。
ビィィィン。そしてヤツのあのピンク色のハデなスーツの変身も解け、変身前の若い娘の姿に戻った。益々持ってオレには好都合だ。やはりあの女は無機質なピンクの全身タイツみたいな姿よりは、若い娘の姿の方が俄然犯る気が湧くというものだ、ククククッ…。
さて、いよいよオレの出番だ…これからたっぷりあの“ムチムチした肢体”をじっくりと料理してやる、ククククッ…股間のうずきとそんな内面を懸命に抑えながらオレはできるだけ“紳士的”にあの女に近づいた。
「ふぅ、助かった…おい、あんた大丈夫か?」
「え、ええ…それよりあなたこそケガはないですか?」
オレはそんな当たり障りのない言葉をヤツに掛ける。それにあの女も丁重な態度でそう答えた…どうやらヤツはすっかりオレを信用しきっているようだ。所詮は甘ちゃんだな、ククククッ…コイツにオレに対しての警戒心がない事を確認しオレは更にヤツに近づく。
「ああ、オレの方は追われていただけで特に外傷はない…それよりこんなところにいるのは危険だ、この森の出口はオレが分かってる、さあ行こう」
もちろん出口など知るわけがない。ようはコイツをこの深い樹海に連れ出せればいい、その口実が欲しいだけだからな、ククククッ…そんな事を言いながらオレは膝から崩れ落ちているコイツに手を差し伸べた。
え、ええ…うっ…立ち上がろうとしたコイツは身体に力が入らず再びその場へ膝をついてくずれおちてしまった。どうやらさっきの戦いのダメージは相当のものらしいな…!そうか…よし、ククククッ…オレはこの女に更に近づく口実を見つけた。我ながら素晴らしい閃きだ、フフフフッ…その口実を理由にオレはこの女に更に近づいていく。
「おい、大丈夫か?…しょうがない…オレがおぶっていってやろう」
「えっ?…い、いいです、だいじょう…きゃっ!?」
「さあ、行こう」
オレの提案にとまどいを見せるこの女をオレは背中に強引に背負い込んだ。とりあえずコイツに近づければ何でもいいわけだからな、ククククッ…。
ヤツをおぶったオレの後方から“女”独特の甘い香りが漂ってきた…意外と量感のあるコイツの柔らかい乳房の感触がオレの背中越しに伝わってくる。
そしてこの女をおぶるために触っているこいつの両太腿とケツの感触は見た目の“ムチムチ感”にたがわぬ素晴らしいものだ。
フフフッ…最高だ、最高の気分だ。やはりこの女は間違いなく最高級のご馳走のようだ、ククククッ…オレは“極上の獲物”を背中に背負い込み、股間の“分身”を勃起させながらどこにあるか分からない出口を目指して歩き出した。
…その後、オレたちは行くアテもなく森の中を数十分間ただたださ迷っていた。いっこうに出口につく様子が見られないのを見てしびれを切らしたのか、背後からオレを問いただすヤツの声が聞こえてきた。
「ちょっと!…あなた本当にこの森の出口を知ってるの?ねぇ、」
「…もうちょっとだ…もう少し我慢していてくれ」
オレは平静を装い、とりあえずはこんな風に答えたが…この女もオレの事がさすがに怪しいと思い始めたようだ。
「ねぇ、さっきから同じ場所をぐるぐる回ってない。あなた本当は出口なんか知らないんじゃないの?…なら降ろして、ねぇ?」
「…」
オレは無言で黙々と歩き続けている。だがこの女もそんなにバカじゃないらしい…本当にオレの正体について疑問を抱き始めたようだ。
ではそろそろコイツには黙っていてもらおう…オレには細胞を採取して“呪術”で相手の自律神経を自在に操る事ができる、既にこの女の細胞は十分採取したしな…コイツにはしばらく眠っていてもらおうか、ククククッ。
「ねぇ?降ろして、ねぇってば?」
ヤツは必死にオレに抗議の声を上げている…だがしばらくするとコイツの意識は徐々になくなり始め、やがて完全に気を失ってしまった。
「…」
オレの背中ですっかり意識を失っているヤツの姿を見てオレはニヤリと笑みを浮かべた。いよいよ本格的な処刑の始まりだ。
そしてこの女のムチムチした身体はもうすぐオレのもの、この素晴らしい“ご馳走”はまもなくオレのものだ、ククククッ…コイツの処遇を考えながらオレは“例の場所”へ向かい始めた…。
-続く-