- 戦隊壊滅!?公開処刑にされる女戦士 中篇 -
カサカサカサ…その時、あきらの後方から何かが蠢くような嫌な音がした。ケベラーが吐き出したタンがはりついている床の方からだ。
(な、何っ!?…何なの、この音は?)
その音が気になったあきらが後ろを振り返るとそこには彼女にとって信じられない光景が…ケベラーが吐き出したタンから前兆1cm程の白いおたまじゃくしのような物体が数体蠢いているのだ。
その物体はケケケッと小さな呻き声を発しながら、そのぬめぬめした小さな体であきらにカサカサと迫ってきていた。
「な、何なの、コイツらは?…き、気持ち悪い」
ケケケッと蠢くそのぬめぬめした蟲のような物体を見て嫌悪感を露にするあきら。
「ダハッ、そ、そいつらは、お、おでの体内に住んでいる、か、かわいい寄生虫“ミニケベラー”なんだな。そ、そいつらもぜひピンクちゃんと遊びたがってるんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
く、くっ…小さくケケケッと呻きながら不気味に蠢くその白い物体“ミニケベラー”を見て、あきらはさすがに身をたじろがせてしまう。
「そ、そういうわけだから、し、しばらくピンクちゃんの相手はコイツらがするんだな、ダハッ、ダハッ、ダハハハハハッ」
「ケケケ、ケケケケケッ…」
ケベラーがそのように言うと、カサカサと蠢いていたミニケベラーが、その体の小さな羽根をハタめかせ一斉にあきらに向かって勢いヨク飛び掛ってきた。
退職は異なるがその光景はまるでゴキブリが羽をハタめかせて飛び回っているようだ。
「く、くっ…き、来なさい!」
あきらはその光景を見て一瞬たじろいでしまうが、すぐに気を取り直し、腰を落として身構える。
ゴキブリのように飛び回る数匹の白い寄生虫、それを迎え撃つ両手を後ろ手にされている桃色の美人女戦士…ダストラーたちの歓声で盛り上がるコロシアムの中、何ともシュールな光景がそこでは繰り広げられていた。
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「…やあっ!…とおっ!やあああぁ!…ぐ、ぐっ」
飛び回る数匹のミニケベラーを相手にしていたあきらは、その”白い寄生虫”の集団を相手に苦しい戦いを強いられていた。
ただでさえ的の小さいそのゴキブリのような寄生虫が、自分の周りをビュんビュんとすばしっこく飛び回っているのである。
彼女はミニスカートからスラリと伸びるヘドラーの言うその“ムチムチ脚”を振り回して、飛び回っていたその寄生虫たちを懸命に打ち落とそうとしている。
しかし、彼女のその蹴り上げはむなしく何も無い空間を蹴るばかりであった。さすがにあきらの顔には疲労とあせりの表情が色濃く見えてきていた。
「…はぁ…はぁ…く、くっ」(ぐっ、何てすばしっこいヤツらなの?…わ、わたしの攻撃が全然当たらないわ…このままじゃ…どうすればいいの?)
「ケケケッ」「ケケケッ、ケケケケケッ…」
ブゥン、ブゥン。その時、あきらがやや前屈みになって呼吸を整えていたところへ、ミニケベラーの集団がここぞとばかりに彼女の身体目掛けて一斉に飛び掛ってきた。
くっ…何とか迎え撃とうと自身のその脚を振り回しているあきら。だが、相変わらずその彼女の脚はむなしく空を切るばかりだ。
ピトッ。そして遂に一匹のミニケベラーがあきらの身体に取りついた。彼女の背中に取りついたその寄生虫はあきらの背中を気色悪くカサカサと這い回っている。
「ひっ!?いやあぁ、き、気持ち悪い……ぐ、ぐっ」
自身の背中を這い回る寄生虫の存在に明らかに取り乱すあきら。だがそんな彼女に対する試練はまだまだ続く。
ピトッ、ピトッ。今度は二匹のミニケベラーがあきらの胸元に取りついてきたのだ。その寄生虫は彼女の胸のふくらみをカサカサと這い回っている。
「!?いやあぁ!な、何なの?き、気持ち悪い。や、やめて、やめてよぉ!」
今にも泣き出しそうな弱々しい声で叫ぶあきら。取りついた寄生虫が這い回り自身の背中と胸元から湧き起こる感覚は、彼女にとっては耐え難い物だった。
(そ、そうだわ…この闘技場の壁に体当たりすれば…こ、この気持ち悪いヤツらから開放される事ができるかも?……よ、よし…)
ダッ!一刻も早く“この気色悪さ”から開放されたかったあきらは、闘技場の壁に向かって一目散に駆け出した。身体に取りついていたミニケベラーたちを体当たりの衝撃で落とすためだ。
ゴロゴロゴロ…だがその彼女を先に回りこんだケベラーが行く手を遮る。
「あっ!?…ぐ、ぐっ……お、お願い、そこをどいて!どいてよぉ!」
「デヘヘッ…い、嫌なんだな。ピンクちゃんには…ピンクちゃんには、も、もっとそいつらと遊んで欲しいんだな、ダハッ、ダハッ、ダハハハハハッ」
その長細い両手を目一杯広げて、あきらの行く手を遮ろうとするケベラー。
ぐ、ぐっ……ダッ!行く手を遮られたあきらは、何か考えがあるわけでもなく無意識に右方向に向き直り無我夢中でそちらに駆け出した。
今の彼女は一刻も早く、自身の身体に取り付いている白い寄生虫が与えてくる全身を駆け巡る不快感から逃れたい一身だったのだ。
ゴロゴロゴロ…しかしあきらのその願いはまたしても踏みにじられる事になる。彼女の向かう方向へ再び先回りしたケベラーが両手を広げて行く手を遮ったのだ。
「ダハッ、ピンクちゃん、どこに行くんだな?ピ、ピンクちゃんにはまだまだお、おでのかわいい寄生虫と遊んでほしいんだな、ダハッ、ダハッ、ダハハハハハッ」
「ぐ、ぐっ……お、お願い、そこをどいて、どいてぇ、お願いよぉ」
「デヘッ、い、嫌なんだな。ダハッ、ダハッ、ダハハハハハッ」
ぐ、ううぅ……自分の行く手を遮られたあきらは今にも泣き出しそうだ。彼女がジタバタとそんな抵抗をしてる間にも、あきらに取り付いていたミニケベラーたちは彼女の身体を味わうように這い回っている。
カサカサカサ…あきらの胸元に取りついていたその白い寄生虫が、彼女のピンクの上着の上からあきらの胸のふくらみの中心にある突起物の周りをカサカサと這い回ってきたのだ。
「ケケケッ、ケケケケケッ…」
「!ひっ!?いやあぁ!いやあぁ!き、気持ち悪い。、やめて、やめてぇ!」
己の身体を這い回る寄生虫から伝わってくる気色悪さに、普段冷静な判断力と強靭な精神力を持つあきらは、既に錯乱状態だ。
「ケケケッ、ケケケケッ…」
もはやパニック状態でその場に身悶えているあきらに容赦なく襲い掛かる白い寄生虫たち。カサカサカサ…今度は彼女の背中に取りついていた一匹のミニケベラーがあきらの上着の襟元から彼女の衣服の仲へ潜り込んだのだ。
彼女の柔肌を這い回るミニケベラー。それはあきらの背中を一通り堪能し、左脇の下から彼女の左の乳房へと這い回り、その柔らかいふくらみを味わうようにカサカサと蠢いている。
「!い、いやあああぁぁぁ!な、何なの?やめてっ、やめて!もうやめてよぉ!」
全身を駆け巡る得体の知れない不快感に、ただひたすら弱々しく泣き叫ぶあきら。
もはや彼女からは凛々しい女戦士としてのオーラは感じられない。そこにいるのは、気味悪い寄生虫たちに全身を蹂躙され泣き叫び身悶えているうら若い女性の姿だけだ。
そんな彼女に対する寄生虫たちの責めはまだまだ続く。カサカサカサ…さらに今度は一匹のミニケベラーがあきらの太腿を這い回り彼女のミニスカートの中へと侵入していく。
「!ひっ!?や、やめて、お願いやめて!もうやめて、お願いよぉ!」
抵抗する気力も失い、もはや涙ながらに身悶える事しかできないあきら。だが彼女の身体に取りついていた寄生虫たちには、もちろんそんな事はおかまいなしだ。
あきらの股間に潜り込んだ一匹のミニケベラーは、彼女の下着、ピンクのアンスコとその下に履いているパンティをこじ開け彼女の茂みの中へと進入していく。
すっかり濡れてしまったその茂みを這い回る寄生虫は、彼女の秘所を刺激しあきらに耐え難い不快感とほんの少しの快楽を与えていく。
「いやぁ!いやああぁぁ!いやあああぁぁぁ!……う、ううぅ」
ベタンッ。ヒッ、ヒッく、ヒッく…所構わず泣き叫んでいたあきらは、膝から崩れ落ちそのまま座り込んでしまった。膝たちで座り込んでしまったあきらはダラダラと涙を流し鼻をすすっている。
「おいおいおい…あの女、とうとう座り込んじまったぜぇ、へへへへへっ」「ひゃはは、ガキのように泣きじゃくって情けねぇ女だなぁ…それでデンジマンの一員がよく勤まるよなぁ、グヘヘヘヘッ」「おい、さっきの威勢はどうしたんだぁ、ねぇちゃんよぉ…フヘヘヘヘッ」
闘技場の中央でしゃがみ込み、泣きじゃくるあきらの姿を見て、それを眺めていた周囲のダストラーたちからあざ笑うかのような嘲笑が漏れてくる。
「ヒッく、ヒッく…あっ!?あっ、あん…あぁん…う、ううぅ…」(い、いや…お、お願い…だ、誰か…誰か助けて…)
その整った顔を数本の涙腺で汚し、彼女の胸元や秘所に取りついていたミニケベラーにしばしば性感を刺激されながら、あきらは時折甘い喘ぎ声を漏らし、泣きじゃくっていた。
「ぐ、ぐぅ……あ、あきら…うっ、くっ…く、くそっ…ほ、本当にこのままだまって見てるしかないのかよ?」と何とか十字架の磔から脱出しようとしている緑川。
「く、くっ…あ、あきらがあんなに体を張ってるのにオレたちは…オレたちは…うっ、くっ…」と己の不甲斐なさを嘆いている赤木。
「そうだよ…おまえたちの“チカラ”なんて所詮こんなもの、大切な仲間の女一人助ける事ができない程度のものなのさ、わかったかい…アーッハッハッハッハッ!」
ぐ、ぐっ…赤木たちに傍らにいたヘドリアン女王の勝ち誇った笑いが嫌に耳に響く…十字の柱にそれぞれ磔にされていた、あきら以外のデンジマンたち4人は、座り込んで泣きじゃくっている仲間の女戦士の姿を見て、何もできない無力感にそれぞれさいなまれていた。
「デヘヘヘヘッ、ま、まだまだいくんだな、ダハハハハハッ」
カァーッ…モグモグ…座り込んでいたあきらの数m手前まできたケベラーは、再び喉元に絡んでいたタンを口内に上げ、口の中でモグモグしている。
「ひ、ひっ!?…ま、またそれなの!?……や、やめて…もう、やめ…て…」
目の前で口の中のタンをこねるケベラーに恐怖しおびえるあきら。だが当のケベラーはそんな事はおかまいなしだ。
ペッ。そしてそんなケベラーが再びタンをあきらの目の前の床に吐き出す。ケケケケッ…膝立ちで泣きじゃくっていた彼女の目の前の床に張りついたそのタンから、再び数匹のミニケベラーたちが生まれてきた。
「ひっ!?…あ…あ…あ…」(い、いやっ…いやっ、いやあぁ)
目の前で蠢くそれを見てすっかりおびえてしまっているあきら。しかもこの不気味な白い寄生虫が、今自分の身体の大事な所に取りつき蠢いているのだ。それを想像するだけであきらは身の毛のよだつ思いだった。
ケケケケケケッ…そしてその寄生虫たちが、その小さな羽根を不気味にハタめかせすぐそばでしゃがみ込んでいるあきらに向かって一斉に飛び掛ってきた。
だが今の彼女にもはやそれを迎え撃つ気力は残っていない。ピトッ、ピトッ…数匹のミニケベラーたちは無抵抗の彼女のピンクの上着へと次々と取りついていく。
カサカサカサ…そして彼女の上着に取りついたそのミニケベラーたちは、あきらのピンクの上着の襟元や、袖の入り口、上着とミニスカートの隙間などから次々とあきらの衣服の中へと侵入し、彼女の柔肌を這い回っていく。
「あ…あ…い…い…やっ…やめ…て…やめ…て…」
ヒ、ヒッく、ヒッく…鼻水をすすり頬を何本もの涙で濡らしながら、彼女は自身の全身を這い回る寄生虫たちにすっかりおびえ、座り込んだままその身体を硬直させてしまっていた。
「あっ!?…あっ、あん…ヒ、ヒッく…あぁん……ヒッく…ああぁん…」
闘技場の中央で座り込み、泣きむせり身体に取りついている寄生虫たちに性感を時折刺激され甘いといきを漏らしながら、あきらはただ方針状態で身悶えてるしかなかった。
「デヘヘヘヘッ…そ、そろそろ、お、おでと遊ぶんだな、ダハッ、ダハッ、ダハハハハハッ!」
ガシッ。座り込んで泣きむせっているあきらの目の前にきたケベラーは、彼女の両脇の下からそれぞれ左右の腕を回し彼女の顔が自分の顔の目の前に来るように、あきらの身体を持ち上げる。
「ぐ、ぐっ……あ…あ…い、いやっ…い…や…」
10cmぐらいの距離にある醜いベーダー怪物の顔を目の前にして、あきらは身体を痙攣させただただおびえる事しかできない。
「デヘヘヘヘッ…や、やっぱりピンクちゃん、とってもきゃわいいんだな、思わずペロペロしたくなっちゃうんだな、ダハハハハハッ」
ベロベロベロ…そう言うとケベラーはその細長い舌であきらの顔面をベロベロと嘗め回し始めた。
「いやぁ、や、やめ…て…ん、んぶっ、んぶっ…い、いやああぁぁぁ!」
普段凛々しく整ったあきらの顔は、目の前の醜悪なベーダー怪物の嘗め回しの前に、その表情をゆがませ今や緑色の唾液まみれである。
「あっ!?…あっ、あん…あぁん…い、いやあぁ!や、やめてっ、も、もうやめてよぉ」
その上あきらの全身には相変わらず白い寄生虫“ミニケベラー”たちが彼女の身体を這い回っているのだ。
あきらの身体に巣食う、その小さな生物たちが全身に気色悪さとほんの少しの悦楽を与え、彼女の戦意を徐々に削いでいく。
ケベラーに抱きかかえられていたあきら。彼女は濃茶のパンストの上からその肉付きのいい内腿を愛液で濡らし、身体を痙攣させ弱々しく喘ぎながら身悶えている。
しばらくしてあきらの顔面を舐めまわすのを止めたケベラーが、おびえ震えている彼女を見てこう言い放った。
「デヘヘヘッ、い、いよいよ一緒に寝転がって遊ぶんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
「!ひっ!?ヒッく、ヒッく…や、やめ…て…もう…やめ……きゃあ!?い、いやあああぁぁぁ!……あぁうっ」
ドサッ…ケベラーにその細い腰とボリューム感のある尻を抱えられながら、あきらはその巨体に押しつぶされるように倒されてしまった。
そしてその怪物はすかさずあきらに馬乗りになり涙目で弱々しい表情を浮かべている眼下の彼女をいやらしい目つきで見下ろしている。
「…ぁ…ぁ…ぁ…」
「デヘヘヘヘッ、い、いよいよピンクちゃんと寝転がって遊べるんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
「!ひっ!?…や、やめ…て…」
しばらく眼下のあきらを眺めていたケベラーの右手が彼女のピンクの上着の胸ぐらを掴み、それを力任せに引きちぎろうとする。いよいよケベラーお気に入りのあきらのピンクの衣装が破られようとしていた。
『待てっ、ケベラー!』
今まさにその瞬間が迫っていた時、何者かの静止する声が…いつの間にかスタンドの観客席に移動し、赤木たちが磔にされていた十字の柱の近くにきていたヘドラーが、手にしていたマイクのスイッチを入れ、闘技場中央で彼女に襲いかからんとしていたケベラーに呼びかけたのだ。
『…待て、ケベラー…その女を好きなようにしても構わん。が“その女の衣服”だけは破かずにその女と遊ぶようにするのだ、グフフフフッ』
「えーっ、ど、どうしてですかぁ?ぶうううぅぅぅ…デヘヘヘヘッ」
そんな提案を持ちかけられたケベラーは目の前のご馳走を取り上げられたような感じで明らかに不満そうだ。そのケベラーにヘドラーが諭すように語り掛ける。
『…まぁいいではないか?オレ様に一つ面白い考えがあるのだ…きっとおまえも楽しめると思うがな、グフフフフッ』
「そ、そうなんですかぁ?じ、じゃあいいや。し、将軍にゆずってあげるんだな、デヘッ、デヘヘッ、デヘヘヘヘヘッ」
ニヤリと邪悪な笑みを浮かべそんな事を言うヘドラー。そのヘドラーの提案にケベラーも意外?にもあっさりと受け入れる。
『…決まりだな…ではオレ様が言った条件内ならば“その女”には何やってもいいぞ、グフフフフッ』
「わーい、わーい…こ、これで心置きなくピンクちゃんと…ピンクちゃんと遊べるんだな、デヘヘヘヘヘッ」
眼下に自身の巨体で押し倒したあきらを見てケベラーが頬をゆるませ気味悪くニヤリと笑う。
ぐ、ぐっ…あお向けに押し倒され、涙目でそんなケベラーを見上げていた彼女は“女”としての恐怖を改めて感じていた。
普段、圧倒的な力を誇るデンジマンである自分がまさか強姦されるハメに、それもベーダー怪物に“女”を狙われる事になるなど、あきらは想像もしてなかったのだ。
だが目の前の怪物は明らかに自分の身体を狙っている…そんな想像の範囲外の現実に彼女はただおびえ、戦いの中で初めて恐怖を心から感じていた。
「デヘヘヘッ…そ、そういえば、ピ、ピンクちゃんのおぱーい見た事なかったんだな…あ、あんだけ柔らかくて気持ちいいおぱーいなんだから、ぜ、絶対すごいおぱーいなんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
以前自身の舌で舐めたあきらの胸の感触を思い出し、ケベラーは胸躍らせて彼女の上着の腹部に両手を掛ける。
ぐ、ぐっ…その下のキャミソールごと腹部からヒラリと捲り上げられるあきらのピンクの上着。
徐々に露になる彼女の色白の柔肌…テニスや水泳で鍛えているためか見た目より引き締まった肋骨周り、ケベラーが夢にまで見たあきらのほどよく大きい形の良い乳房…そしてその真ん中でツンと立ちその存在を主張する桃色の突起物…。
現れたあきらのその柔肌を見てケベラーは狂気し、思わず舌なめずりしてしまう。
「わぁお!キ、キレイな肌なんだな…そ、それにやっぱり凄い、凄いおぱーいなんだな、デヘッ、デヘヘッ、デヘヘヘヘヘッ」
ぐ、ぐっ…目の前でだらしなくにやけているケベラーを唇を噛み苦々しく見ているあきら。
「デヘヘヘヘッ…や、やっぱりそのおぱーいはペロペロしたくなっちゃうんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハッ」
ベロベロベロ…ケベラーは露になったあきらの色白の柔肌をベロベロと舐め回していく。その舌が時折彼女の乳房の突起物に当たり、あきらの性感を巧みに刺激する。
「!やっ!?…や、やめ…あっ、あん…あん、あん…ああぁん…」
その紫の舌で今まであきらの乳房を這い回っていた“ミニケベラー”たちを弾き飛ばしながら彼女の乳白色の胸を舐めまわしているケベラー。ベロベロと刺激される自身の乳房にただひたすら身悶える事しかできないあきら。
(ああっ…こ、こんな…こんな…)
ベロベロと自身の乳房を弄ばれあきらは甘い声で喘ぎながら、目の前の醜いバケモノに身体を好きなようにされてしまう事に己の無力と無念さを感じていた。
カサカサカサ…その上、ケベラーの舌に弾き飛ばされてなかったミニケベラーが彼女の股間の茂みの周りを這い回り彼女の聖域を侵しているのだ。
(ああっ…い、いやっ…ま、まだ…まだ“あれ”が…わ、わたしの…”アソコ”に…)
相変わらず思わず泣きたくなるような気色悪さを股間に感じ、それだけで彼女は気力が萎えさせられてしまう。
しばらくあきらの乳房を責め続けていたケベラーが一度その舌を止め、汗まみれで激しく甘い吐息を漏らしていた眼下の彼女をいやらしい顔つきで見下ろしている。
「デヘヘヘッ…お、おぱーいはしばらくはいいんだな…つ、次はピンクちゃんと…ピンクちゃんと合体するんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
そう言うとケベラーがあきらのピンクのアンスコに手をかけ、それを下に身につけていたパンティごと勢いヨくズリズリと下ろしていく。ぐ、ぐっ…ただ無抵抗に、なすがままにケベラーに衣類をひん剥かれていくあきら。
太腿の中ほどまでズリ下ろされたあきらの下着…そして中からすっかり濡れてしまった彼女の黒い陰毛が露になる。
「ダハハハハッ…つ、ついにピンクちゃんと…ピンクちゃんと合体するんだな、デヘヘヘヘヘッ」
「ぐ、ぐっ…!あっ!?あん」
そしてケベラーがあきらの秘所に取りついていたミニケベラーをパン、パンッと払いのける。それに彼女は思わず反応し声を上げてしまう。
「デヘヘヘッ…い、いよいよ…いよいよいくんだな、ダハハハハハッ」
「きゃあ!?…ぐ、ぐっ……うっ、くっ…」(くっ…い、いやっ…こんな…こんなヤツに……な、何とか…何とかならないの?)
ケベラーはどこに隠していたのか、自分の巨体に似合わぬ貧相な自分の分身を股間から取り出しそれをあきらに見せつけてくる。
そして馬乗りにしていた彼女のしなやかな身体を左手で抱きかかえ上げ、先程露出させた自分の“モノ”を右手でそえあきらの股間へと迫っていく。
く、くっ…抱きかかえられたあきらも抵抗の意思は見せるが両手を後ろ手にされたまま、あお向けに転がされ300kg弱の巨体に馬乗りにされているのだ。
そんな今の彼女にできる事はわずかに動く脚をバタつかせ唯一自由になる頭を髪を振り乱し身悶える事ぐらいだった。
それでもあきらは大切な仲間を救い出すため、自分の大事な“モノ”を守るため…懸命に打開策を考えていた。
『少し待てっ、ケベラーよ…』
だがヘドラーは今まさにあきらに毒牙を向けようとしていたケベラーを呼び止める。どうやら彼は今でも絶望的な状況に置かれている彼女をさらに過酷な状況に追い込もうと画策しているらしい。
「えへぇ?…何ですかぁ、し、将軍、デヘヘヘヘッ」
『フフフッ…別に“その女”を犯すのに異論はないが…その様子を我らにもよく見えるように体位を変えて立って犯ってくれないか?グフフフフッ』
「デヘヘッ…そ、それもそうなんだな。み、みんなによく見えるようにピンクちゃんと合体するんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
ガバァッ!するとケベラーは抱きかかえていたあきらをさらに自分に近づけ、彼女の顔が自分の顔の目の前に来るように持ち上げる。
ぐ、ぐっ…さらに窮地に追い込まれてしまうあきら。立位でケベラーの左手にヒョイと抱きかかえられた彼女は両脚をわずかに浮かせられたままケベラーに密着するように身体を持ち上げられてしまう。
「うおおおぉぉぉ!い、いいぞーっ!」「おい、せいぜいオレたちにもよく見えるように犯してくれよぉ、フヘヘヘヘヘッ」「コ・ロ・セ!コ・ロ・セ!」「オ・カ・セ!オ・カ・セ!」
いよいよ盛り上がってきた“デンジピンク公開処刑ショー”…それと共に観客たちもこの先の展開に胸と股間をふくらませてさらにボルテージを上げていく。
「デヘヘヘッ…み、みんなも喜んでくれてるんだな。こ、今度こそピンクちゃんと…ピンクちゃんと合体するんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハハッ」
(ぐ、ぐっ…こ、このままこんなヤツに…こんなヤツに犯されるのを黙って待ってるしかないの?…うっ、くっ)
緑色の醜い顔を目の前に、あきらは白いブーツを履いた両脚をバタつかせ髪を振り乱す程かぶりを振り、何とかこの状況から逃れようと懸命にもがいている。
だがただでさえ絶望的な体格差のある彼らである。その上両手の自由を封じられているあきらにこの状況を打開できるわけもなく、ただむなしく身体を悶えさせるだけだった。
そんなあきらに刻々と迫ってくるケベラーの“モノ”…ケベラーの右手にそえられた緑色のそれは既に十分な愛液をしたたらせている彼女の股間へとゆっくりと迫っていく。
うっ、くっ……あきらも両脚をバタつかせ必死にもがいているがどうすることもできない。そんな中でも迫ってきているケベラーのそれが彼女の恐怖を徐々に増幅させていく。
「じ、じゃあいよいよ合体するんだな…い、一気にいくんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハッ」
「ぐ、ぐっ……あっ!?」
ケベラーの“モノ”がその場所を確かめるようにあきらの秘所をツン、ツンとつつく。それで性感を刺激されてしまった彼女は思わず甘い吐息を漏らしてしまう。
ズブリッ。そしてケベラーの“それ”は鐘を突くように勢いヨクあきらの中へと侵入した。
「!いやあああぁぁぁ!…ああああぁぁぁ!!」
貫かれたあきらから悲痛な叫び声が上がる。もちろんケベラーはそんな事はおかまいなしに夢中で腰を振っている。
「デヘヘヘッ…ピンクちゃんとの…ピンクちゃんとの合体…き、気持ちいいんだな、ダハッ、ダハハッ、ダハハハハッ」
「…うっ、くっ…くっ、いやっ…は、離せ…離し…て!」
ケベラーとの“合体”を何とか引き抜こうと、あきらはかぶりを振り髪を振り乱し白いブーツを履いた両脚をバタバタさせ暴れ回っている。だがその度に貫かれた股間から彼女にピシッ、ピシッと激痛が走る。
「ぎ、ぎゃはは…つ、ついでにそのきゃわいい顔もまたペロペロしちゃうんだな、ダハハハハハッ」
「!きゃあ!?…ん、んぶっ…い、いやっ…ん、んぶっ…や、やめ…ん、んぶっ…いやああぁぁ!」
ベロベロベロ…ケベラーの紫の細長い下が、またあきらの凛々しく整った顔を舐め回していく。
「いいぞーっ!もっとグチャグチャにしちまえーっ、ぐへへへへへっ」「おい、もっとその女を鳴かせてくれよぉ、フヘヘヘヘッ」
目の前に繰り広げられる光景に観客のサディストたちも次々と興奮の声を上げていく。
そんな光景を磔にされていた赤木たちの近くにいたヘドラーが、ニヤリと陰湿な笑みを浮かべ満足そうに眺めていた。
「フフフッ…どうだ、目の前で仲間の女が犯されてる光景を見るというのは?グフフフフッ」
「ぐ、ぐっ…あ、あきら…」と己の不甲斐なさに怒りを露にしている赤木。
「…ダ、ダメだ…オ、オレもう見てられねえよ…」と横を向き視線を目の前からそらそうとする青梅。
「…っ…あつっ…あああぁ…あああぁぁぁ!」
そんな青梅の顔にまたまた灼熱を帯びた鉄の棒が…そむけようとした青梅の顔面に近くにいた拷問を担当していたダストラー兵が根性焼きを入れる。
「…何目をそむけようとしてるんだよ…もっとちゃんと見な、おまえらの大切な仲間の女がなす術も無く犯される様をね…それに“あの女”が犯されてる図は中々面白い“見世物”じゃないかい?おまえら若い男にとってはねぇ…アーッハッハッハッハッ」
く、くっ…そんなヘドリアン女王の勝ち誇った高笑いを赤木たちは黙って聞いていることしかできなかった。
「…あああっ…ん、んぶっ…あああぁ…ん、んぶっ…い、いやああぁぁぁ!」
コロシアムの中央で嬲り者にされているあきらの悲鳴と興奮した観客たちの怒号が場内に響き渡る。そんな光景を赤木たちは己の無力さを噛みしめながら、ただ黙ってみている事しかできなかった…。
-続く-