「ブルードルフィン！」
変身の声と同時に大爆発が起こる！
間一髪で変身完了したブルードルフィンにマシンマゼンダが立ち塞がる！
「ブルードルフィン！今日が、お前の命日だ！！」
「なんですって？！そう簡単に、やられたりしないわ！」
ブルードルフィンは、腰のライブラスターを抜き、マゼンダを撃つ！
マゼンダは、それを事も無げに跳ね返すとファイブフィンガーガンで反撃する！
「きゃああああああ！」
ブルードルフィンに大量の弾丸が降り注ぎ爆発する！
「バトルチェーン！！」
「あぁ！う、くぅ！」
マゼンダの右腕から射出されたバトルチェーンがブルードルフィンを縛り上げる！
「喰らえぇ！！」
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」
バトルチェーンを通じて高圧電流がブルードルフィンに叩き込まれれライブスーツの、あちこちが爆発した！
「パームバズーカ！」
「きゃあぁぁぁぁぁ！」
マゼンダの左手から放たれたバズーカ弾がブルードルフィンの左胸に命中し、青いスーツが大量の火花を噴き出しながら爆発する！
ライブスーツが破壊される事は無かったが、ブルードルフィンの左胸が黒く焼け焦げて白煙を上げていた。
マゼンダは、バトルチェーンを回収し、両肘をブルードルフィンに向ける。
「エルボーガンダブルヒット！」
パームバズーカのダメージで、まともに避けられないブルードルフィンにマゼンダの両肘から弾丸が雨霰の如く降り注ぐ！
「あぁ！あん！ああぁん！きゃあ！あああぁぁ！！」
ダメージのせいで満足に避けられないブルードルフィンに、弾丸は、容赦無く降り注ぎライブスーツが火花を散らす！
マゼンダが今度は、右膝を着き、ミサイルが左膝から迫り出す。
「まだまだ！喰らえ！！ニーミサイル！！！」
「あああぁぁぁぁぁぁ！！」
全身から白煙を上げながら、よろめくブルードルフィンの右足に、ニーミサイルが直撃し大爆発を起こした！
「う、くぅ、ああぁ！あ、脚が…。」
右足の強化スーツが破壊され、内部メカが火花を散らす。
「ふふふ、敏捷さが取り柄の、お前にとって絶望的なダメージね…」
サディスティックな笑顔でブルードルフィンを見下すマゼンダ。
しかし、ブルードルフィンは、まだ諦めてはいなかった。
「ま…まだよ…。」
「ふん、強がりを！なら、これで終わりにしてやる！！トッパーミサイル！！」
未だ諦めずに立ち上がろうとするブルードルフィンにマゼンダは、自身の最強の火器トッパーミサイルを放つ！
「きゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！」
ようやく立ち上がったブルードルフィンにトッパーミサイルが命中し、大爆発を起こす！
爆煙に包まれながら、大きく吹き飛ばされるブルードルフィン！
「ふん、ざまぁないわね。」
「う、くぅ！あ、あぁ！」
トッパーミサイルの直撃を受け、悶え苦しむブルードルフィン。
その強化スーツのイルカのエンブレムの部分が破壊され、内部メカが露出していた。
「私達に逆らうから、こういう目に遭うのよ！」
マゼンダがブルードルフィンの右足のスーツの破壊痕を踏みにじる！
内部メカが火花を散らしながら爆発する！
「う、うあぁ！く、あ、あぁ！」
傷口を踏みにじられ激痛に悶えるブルードルフィン。
さらにマゼンダは、胸の傷口をも踏み付ける！
「うあぁ！あ、あぁ！くあああぁ！」
「今まで散々、邪魔をしてくれた怨みは、この程度ではないぞ！」
マゼンダがファイブフィンガーガンをブルードルフィンに向ける！
「じっくりと、いたぶり抜いてやる…。喰らえ！」
「ああぁ！あ、あぁ！きゃあぁぁぁぁぁ！！」
無数の弾丸が再びブルードルフィンに降り注ぐ！
無数の火花が散り、青いスーツが徐々に焼け焦げ、黒ずんでいく。
「これで終わりと思うな！」
「ぐはぁ！」
全身から白煙を上げ倒れ伏しているブルードルフィンをマゼンダが蹴り飛ばす！
「丁度良い…改良したグラムロッドのテストだ。」
マゼンダが手にしたグラムロッドから刃が伸びる！
「たっぷりと味わえ…ギガゾメタルの刃の切れ味を！」
よろけながらも立ち上がったブルードルフィンに刃が振り下ろされる！
「きゃあぁぁぁぁぁ！！」
左肩から袈裟掛けに斬り裂かれ、強化スーツが火花を噴き爆発する！
「う、くぅぅぅ、そ、そんな…」
ライブスーツが斬り裂かれ内部メカが焼け焦げた傷口から覗く。
マゼンダは、再び刃を振るう！
「きゃあ！ああぁ！あ、あぁ！くあああぁ！ああぁん！あぁ！あん！ああぁん！」
マゼンダに滅多斬りにされるブルードルフィン。
「喰らえ！」
「きゃあああああああああああ！！！！！」
マゼンダがグラムロッドを一閃すると、ブルードルフィンが全身から火花を散らしながら吹き飛ばされた！
「あ、くぅ！う、あぁ、く、ド、ドルフィンアロー！」
斬り刻まれ、ズタズタのライブスーツから火花が散り、爆発し続けていたが、ブルードルフィンは、堪えながらドルフィンアローに矢を番え、マゼンダに向けて放つ！
「そんな物が通用すると思っているのか！ファイブフィンガーガン！！」
マゼンダのファイブフィンガーガンが爆音を響かせるとドルフィンアローの矢が粉々に砕け散った！
「あぁ、そんな、ド、ドルフィンアローが…。」
最大の武器が全く通用せずブルードルフィンの心に絶望が忍び寄る。
「遊びは、終わりだ！」
マゼンダが猛然とブルードルフィン目掛けて突っ込んできた！
「きゃああぁ！あ、ああぁ！」
猛スピードでブルードルフィンに襲い掛かったマゼンダは、ドルフィンアローごとブルードルフィンをすれ違い様に斬り裂き、さらに返す刀で背中をＸ字に斬り裂いた！
「バトルチェーン！」
火花を散らしながら倒れ込むブルードルフィンを、バトルチェーンで拘束して正面を向かせ、マゼンダは、パームバズーカを撃ち込む！
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」
ブルードルフィンの左脚に命中し左脚が大爆発を起こした！
「両足にそれだけの傷を負っては、もはや逃げる事すらできまい！今度こそ終わりだな、恵！」
強化スーツの左脚から黒煙が上がり、パールホワイトのスーツが破壊され、内部メカが露出して火花を散らしていた。
「ま、まだよ！ライブラスター！」
満身創痍ながらも未だ諦めないブルードルフィンは、ライブラスターをソードモードにして、マゼンダに斬り掛かる！
互いの剣が交錯する！二合、三合と斬り結ぶが、ノーダメージのマゼンダと満身創痍のブルードルフィンでは、差があり過ぎた。徐々に押され、追い詰められるブルードルフィン。
「うっ、くぅ！」
「ほらほらぁ！どうした？ブルードルフィン！まだやれるんだろ？ハァ！！」
「あぁ？！ラ、ライブラスターが？！！う、くぅぁ！きゃああぁぁぁぁぁぁ！！！！んああぁぁぁぁぁ！！！」
マゼンダのグラムロッドを受け止めたライブラスターだったが、ギガゾメタルの刃の前に、敢え無く折られ、白刃がブルードルフィンを左肩を斬り裂く！そのままマゼンダは、左肩から左胸へと斬り下ろしライブスーツを斬り裂く！
さらにマゼンダは、左から横一文字にブルードルフィンを斬り付け、ブルードルフィンの強化スーツを斬り裂いた！
「そら、どうした？」
「ああぁ！きゃあ！くぅああぁ！ああぁぁぁぁぁぁ！あぁん！あぁ！きゃあ！あん！うぁあ！あぁ！ああぁ！きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！」
再び滅多斬りにされるブルードルフィン！
全身を膾斬りにされ、斬り裂かれたり、爆発で千切れ飛んだライブスーツの切れ端が、そこら中に舞い落ちていく。
「きゃあ！あぁ！うぁあ！ああぁ！きゃあん！あん！ああぁ！ああぁぁぁぁぁ！！！」
なおもブルードルフィンをサディスティックに斬り刻むマゼンダ！
マゼンダによって斬り刻まれたブルードルフィンの強化スーツは、見るも無惨な姿に変わり果てていた。
胸を中心に斬り刻まれた為、胸の青い生地は、完全に無くなり内部メカが断続的に爆発し火花を撒き散らし、スーツ内部を通っていたケーブルまでがマゼンダによって断ち切られ外に露出していた。
腰を被うスカートも斬り裂かれ破壊されていた。
両腕も隈なく斬り刻まれ、両足にいたっては、太股に痛々しい破壊痕が刻み付けられていた。
もはやブルードルフィンに勝ち目は、完全に無かった。
ライブラスターも、ドルフィンアローも破壊され、両手両足もまともに動かす事も出来ず、ただ、斬り刻まれるだけだった。
「そろそろ止めだ！」
マゼンダがグラムロッドを手に、猛然と襲いかかる！
「きゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」
グラムロッドから伸びたギガゾメタルの刃がブルードルフィンのベルトの中央に突き刺さり大爆発を起こす！
幸いにもスーツの下の肉体には達してはいないものの、小さなダメージではなかった！
「あ…あぁ、くっ、くぁぁ！」
もがくブルードルフィンにマゼンダがグラムロッドから破壊ビームをブルードルフィンに流し込む！
「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！」
ブルードルフィンの全身を駆け巡った破壊ビームがライブスーツを内部から完全に破壊し尽くす！
ブルードルフィンの全身から火花が噴き出し、ライブスーツの全身至る所で大爆発が起こった！
グラムロッドが刺さったブルードルフィンのベルトから勢いよく火花が噴き出しマゼンダが刃を抜くとブルードルフィンの全身で起き続けている爆発によろめきながら、倒れ込むとブルードルフィンは、大爆発を起こした！！
爆風に紛れて海豚を象ったマスクが破片を撒き散らしながら落ちてきて乾いた音を周囲に響かせる。
「あぁ、あ、ああぁ…。」
死んだと思わずにはいられない大爆発の中心に居ながらもブルードルフィンは、虫の息ながらも生きていた。
全身を被うライブスーツは、焼け焦げ、所々で火花が噴き出し、内部メカも残り火がスーツ共々燃やしていた。時折、内部メカがスパークしボロボロに破壊され尽くしたライブスーツを、さらに破壊し続けていた。ブルードルフィンの乳房や秘所などがズタボロのライブスーツから露出していた。
「運の良い奴！だが…。」
数時間後、ボルトが電波ジャックし、ブルードルフィンの公開処刑を全世界に生放送する事になった。