『渚の特別訓練! リツカ、真夏の夜の夢・後編』



ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



・・・・・・・・・・・・・カさん!リツカさん!リツカさん!・・・」



聞き慣れた声がする・・・
誰かがあたしを呼んでいる・・・
でも目の前が真っ暗・・・
あたし、どうしちゃったんだろう?・・・



リツカの意識は混沌としていた。
その為、外見上は眠っているように見えた。

(・・・そうだ・・・ジョウカエンに犯されたんだ・・・う・・・うぅ・・・それから・・・・・・・・・・・・・・・だめッ!・・・そこから記憶が無い・・・何にも思い出せない・・・)

リツカは悪夢のような惨劇を体験して、恐怖と屈辱で現実に戻りたくないと思い、目を覚まさないでいた。

「リツカさん!リツカさん!」

(この声はタマちゃん!?・・・)

聞き慣れた声の正体がタマちゃんだと気付いたリツカは、恐る恐る目を開いた。

「良かったぁ~!・・・リツカさんが気が付いたぁ!・・・」

タマちゃんはリツカを、くしゃくしゃの笑顔で覗き込んでいた。

「あたし一体?・・・ここはどこ?・・・(ジョウカエンに犯されていたとこまでは覚えてるけど、その先の記憶が・・・)

「ここは民宿のあたしとリツカさんのお部屋ですよ♪」

まだ意識が朦朧としているリツカに、タマちゃんは笑顔で続けた。

「昨日、リツカさん、サウナ室で倒れてたんですよ!・・・全然帰って来ないから心配になって、あたしが様子を見に行ったら、リツカさんがサウナ室に倒れてて・・・それで慌ててみんなに助けを呼んで、ここまで運んでもらったんです!」

「そうなんだ・・・ありがとうね、タマちゃん♪・・・あ!?・・・お婆ちゃんは?・・・お婆ちゃんは、どうしたの?」

「お婆ちゃん?・・・お婆ちゃんって誰ですか?・・・」

「えっ?・・・マッサージ師のお婆ちゃんだけど・・・」

「そんな人知りませんよ・・・」

「えっ?・・・タマちゃんや・・・みんながマッサージしてもらったお婆ちゃんだよ!」

「サウナには入りましたけど・・・誰もマッサージなんて受けてませんよ、リツカさん・・・」

「え?・・・」

タマちゃんと会話が噛み合わないことに驚き、リツカは言葉が出なくなる。

「リツカさん、何か変な夢を見てたんじゃないですか?・・・今さっきも、やめて~~~ッ!って叫んでましたから・・・」

訳の分からない話をするリツカに、タマちゃんは戸惑っていた。

(夢?・・・あれは夢だったの?・・・)

リツカも記憶が混乱してきて戸惑っていた。

「あ!リツカさんが目覚めたっす、起きたっす!・・・ユウマ先輩!ツバサさん!・・・リツカさんが目覚めたっす!」

タマちゃんを呼びに来たタツヤが、目覚めたリツカを見てユウマ達を大声で呼び集めた。
リツカとタマちゃんがいる部屋へ集まるタツヤ、ユウマ、ツバサ、ジュン。

「リツカ、もういいのか?」

ツバサがリツカに微笑みながら気遣う。

「うん!・・・まだ頭がボーっとしてるけど、体はなんともないわ!」

「そう・・・」

ツバサが答えようとしたとき、タツヤが大きな声で遮った。

「昨日は大変だったんすっから!リツカさんが倒れてて!・・・でもツバサさんが1人で抱えて、この部屋まで運んだんすよ!」

「そうなんだ!・・・ツバサ、ありがとう!」

「いや・・・」

再びツバサの声をかき消すタツヤ。

「でもリツカさんって巨乳だったんすね!・・・ね!ユウマ先輩!」

「ちょ!?・・・何、言ってんだタツヤ!」

「え?・・・」

慌てるユウマを横目にリツカはタツヤの視線の先を追ってみると、自分の胸を見ていることに気付き、自分の胸元を見てみた。

「な!?・・・」

リツカは布団から上半身だけ出して座っており、体にはバスタオルが巻いているだけの姿で、リツカの豊かな膨らみは半分近くが露わになっていた。

「このドスケベ――――――――――ッ!」

ドガンッ!ドガンッ!ドガンッ!ドガンッ!

リツカは恥ずかしさの余りに、四人の顔面にパンチをお見舞いした。

「うわぁ――――――――ッ!!!!」

吹っ飛ぶ四人の男達。

「タツヤ、お前なんてこと言うんだ!」

「つ~!・・・ツバサさん、すみません!」

「ユウマさん、サイテー!軽蔑しちゃうーッ!」

「ちょ!タマちゃん!俺だけは何にも言ってないよ~!・・・」

「僕も巻き添えですよ!」

情けない顔をしているタツヤ達を見て、掛け布団で胸を隠したリツカはタマちゃんと顔を見合わせてクスクスと笑っていた。

(タマちゃんが言った通り、夢だったんだ!・・・それにしても思い出したくもない酷い夢をみちゃったわ・・・)

和やかな空気が流れ談笑する六人。

「お喋りは、そろそろいいかな?・・・特別訓練を再開するぞ!」

池家が部屋の入口の扉から顔を出して、仕事に戻るようにタツヤ達を促した。

「はい!!!!!」

リツカを残して特別訓練に戻って行くタツヤ達。

「リツカさん、そこに着替え置いてありますからね♪」

タマちゃんもリツカの着替えを指差して出て行った。

「あ!待って!・・・あたしも!・・・タマちゃん?・・・」

リツカも特別訓練に参加しようと、タマちゃんを呼ぼうとして起き上がろうとする。

パタン!カチャ!

そのとき、部屋の扉の閉まる音と鍵の掛かる音がした。
扉の前に池家が立っている。
何か不穏な感情がリツカの中で湧き出した。

「なんでしょうか?・・・あ、あああぁ~~~~ッ!・・・」

池家に話し掛けようとして目を見た瞬間に、リツカは腹部を押さえて蹲ってしまった。

「おやおや、どうかしましたか?・・・ファイアースリー?・・・」

「!?・・・お前はジョウカエン!」

リツカの言葉を聞き終わると池家の体が融け始めて、中から再びジョウカエンが現れた。

「貴様!あたしに一体何をした?」

蹲りながらもリツカは叫ぶ。

「何をしたか?・・・アーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・昨晩は激しく愛し合ったではないか、ファイアースリー!」

「あ!?・・・うぅぅ・・・(やっぱり・・・昨日のことは夢じゃなかったんだ・・・)」

昨晩の悪夢が蘇り、屈辱感が湧き上がるのと同時に激しい怒りも込み上げて来た。

「ジョウカエン!昨日は不覚を取ったが今日は許さないわ!」

リツカの瞳に怒りの炎が燃え上がり、再びジョウカエンの目を睨み付ける。

しかし、
「うッ!・・・うぅぅぅ~~~・・・」
再びリツカは崩れ落ちて、腹部を押さえて蹲ってしまった。

ジョウカエンの目を見ると、体の内側から耐え難い高ぶる感情が湧き上がり、その感情に邪魔されて平静を保てない。
苦しむリツカの姿を見て嘲笑い続けていたジョウカエンは、おもむろに股間からベニスを取り出して、リツカの眼前に垂らした。

「ほれ、見ろ!お前の大好きな私のペニスだ!・・・咥えても良いんだぞ!」

嘲笑い続けるジョウカエン。

「誰が見るか!誰が咥えるか!」

二頭も屈辱に塗れてなるものかと気合いを入れるリツカだったが、視界の隅に存在するジョウカエンのペニスが、どうしても気になってしまう。
対するジョウカエンは仁王立ちのままで動く気配はない。
蹲り顔を背けているリツカは隙だらけで、今攻撃すれば簡単に血祭りに上げられるにもかかわらず動こうとはしないでいた。
当然リツカも今のままの姿勢では、やられてしまうと思っていた。

(目は見てはいけない!・・・でも、このままでは殺される!・・・屈辱を受けたままでは死ねない!・・・せめて相討ちにしないと気が済まない!)

本来の勝ち気な性格が戻って来たのが分かったリツカは、これなら戦えると考え、ジョウカエンの目を見ないようにして顔を上げた。

「勝負よ、ジョウカエン!」

しかし、リツカの目に映ったものは、眼前に垂れ下がっている大鯰のようなジョウカエンのペニスだった。

「あ!・・・あ!・・・あぁ~~~♪・・・」

リツカの唇が吸い寄せられるように、ジョウカエンのベニスに近付いて行く。

(何をしてるの、リツカ!しっかりしなさい!)

頭の中で自身が取ろうとしている行動を叱りつける。しかし、リツカの唇は魅入られたようにジョウカエンのペニスに近付く。

「アーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

リツカの取ろうとしている行動を予期していたように、ジョウカエンは勝ち誇ったような高らかな笑い声を上げた。

(どうなってるの?・・・また薬を飲まされたの?・・・こんな奴のペニスなんて口になんてしたく無いのに・・・)

リツカの顔が、ジョウカエンのベニスの鼻先までに迫る。

(あぁ~~~・・・うそ・・・うそよ!・・・ミス・パーフェクトとまで呼ばれた、あたしが・・・殺したい程に憎いこいつのペニスを・・・)

そう考えていた間にも、リツカはジョウカエンのベニスの先端を舌先で舐め上げていた。

「ダーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・堕ちたなファイアースリー!」

リツカを血祭りにする予定だったジョウカエンは、その計画を変更していた。
昨晩リツカを犯したときに得た、形容し難い程のとてつもない快感・感触・感情を手にしたときに変更していた。
もう一度味合いたい欲求に駆られたときに。
それと確かめてみたいこともあった。
リツカが思い描いていた通りの行動を取った為に、ジョウカエンは満足気な表情を浮かべて、その確信を得た。

(どうして?・・・どうして?・・・こいつのペニスを口にしたい衝動に勝てない!・・・殺したい程に憎い奴なのに・・・)

リツカの体は脳の支配から乖離したかのように、ひとりでに動いていた。
そのことが、より一層リツカをパニックに陥れていた。
ペニスの先端を舐め上げていたリツカの舌は、今や裏筋に達していた。初めてする行為の筈なのに、自然とジョウカエンを悦ばすように舌は動く。
いつしかリツカの瞳には涙が溢れていた。
根元まで渡ったリツカの舌が、再び先端まで戻って来る。舐め始めたときには、だらんとしていたジョウカエンのペニスは垂直にまでなるように屹立していた。
リツカが口を大きく開いた。
未だ誰とも交わしたことの無かったリツカの唇が、ジョウカエンのペニスを咥え込む。
リツカのファーストキスは、よりにもよって自分を屈辱感で一杯にし、自身を散々陵辱した敵の大幹部ジョウカエンのペニスであった。

ジュル~ッ!ジュル~ッ!ジュル~ッ!ジュル~ッ!ジュル~ッ!ジュル~ッ!・・・

リツカのしゃぶり上げる音が鳴り響く。
いつしかリツカの両手は、ジョウカエンの臀部を持ち抱えるように添えられていた。溢れていた涙も、いつのまにか渇いていた。リツカの表情も大好きな動物達しか見せない、少女のような笑顔になっていた。

リツカは敗北した。

今ここでの二度目の戦いでは無く、始めの戦いで雌雄は決していた。
レイプされたことによって快感を知り、快楽を知り、そして、女の悦びを知ってしまったときに決していた。
リツカの肢体は、自身が気付かぬ内にジョウカエンの虜になっていた。
ジョウカエンは始めの戦いの後で連れ去っても良かったのだが、敢えてそれをしなかったのは、リツカに敗北を知らしめて受け入れさせる為であった。あの後に連れ帰れば抵抗を示すが、受け入れさせてしまえばリツカはもう自分の言いなりになると。
今のリツカは、その思惑通りの行動を取っていた。

「(どうして?・・・わからない!・・・体が・・・勝手に動く・・・)じゅぶ~ッ♪・・・じゅぐッ♪・・・じゅぎゅッ♪・・・じゅぐ~ッ♪・・・じゅぶゅ~ッ♪・・・」

リツカは遮二無二に大きな音を立てて、ペニスをしゃぶり上げていた。

「喉まで咥え込んでくれ。」

(そんなことが出来るか!)

頭では否定をするが、体はジョウカエンのリクエストに笑顔で応える。

「ん~~~~~~ッ・・・ぐちゅ~ッ!・・・ぐぽッ!・・・じゅる~ッ!・・・じゅるる~ッ!・・・」

言われたように喉の奥に達するまで、むしゃぶり付く。

(何故?・・・何故?・・・何故、言われたことをしてしまうの!・・・)

益々、頭の中がパニックになる。
リツカはペニスの全てを飲み込む勢いで咥え込む。
それでもジョウカエンのペニスの半分足らずしか、飲み込むことは出来ない。
それほどまでの長さを誇っていた。
これ以上は口に収めることは無理だと、リツカはジョウカエンの目を見て訴える。ジョウカエンと目が合っても、あれほど苦しめられた体の内側から高ぶる感情は湧いては来ない。
ジョウカエンは、むしゃぶり続けているリツカに微笑んだ。
これ以上は構わないという意味で。
リツカも理解したように微笑み返し、喉奥まで咥え続ける。

「じゅぐぅぅぅ~~~ッ♪・・・じゅぐッ♪・・・じゅぶぅぅぅ~~~ッ♪・・・じゅりゅッ♪・・・じゅぐぅぅぅ~~~~~~~~~~ッ♪」

「次は袋も頼む・・・」

(だめよ、リツカ!・・・これ以上、言うこと聞いちゃ、だめッ!)

しかし、新たなリクエストにリツカは再び微笑み返すと、ペニスを抜き出し、唇を放すことなく裏側を咥えて根元まで這わして行く。

(どうして~?・・・どうしてなの~?・・・)

リツカの唇が根元に達すると、そこには大きく垂れ下がった皺だらけの袋があった。

(くッ!・・・こんな汚らしい物なんか、咥えるか!)

だが、リツカはジョウカエンのリクエスト通りに、大きく垂れ下がった袋を真下から咥え込んだ。

(うッ・・・うッ・・・うッ・・・体が勝手に動く・・・)

しかし、リツカの口よりも大きな袋を全て収めることは不可能だった。
それでも全て収めようとするリツカの口で、ジョウカエンの袋は歪な形になっていた。

「おぉぉぉ~~~・・・」

予想を超える気持ち良さに身震いして、ジョウカエンは恍惚な表情を浮かべていた。
その為にジョウカエンは、どこもかしこも隙だらけだった。
今、攻撃すれば、たちどころにジョウカエンを倒すことは可能な状態だった。
そのことにリツカは気付いた。

「(今、攻撃したら・・・今、攻撃したら勝てる!)・・・んぐッ♪・・・んんん~ッ♪・・・ぺちゃッ♪・・・あむッ♪・・・ん~ぐッ♪・・・ん~ぐッ♪・・・ん~ぐッ♪・・・」

その状況になってもリツカは懸命に袋を舐め上げ、咥え続けて、ジョウカエンへの奉仕をやめることは無かった。

(でも、やめられないのは何故?・・・無性にジョウカエンのペニスをしゃぶりたいのは何故なの?・・・どうしてなの?・・・)

頭が混乱する中、ひとりでに勝手に動く体が腹立たしく思えた。

「ふぅ~~~・・・見事なまでの口技だ!・・・次はお前の乳で挟んでくれないか。」

(そんな真似が出来るか!・・・)

リツカの頭の中は拒絶するが、体は求められたように動いてしまう。
袋から口を放したリツカは膝立ちになると、体に巻き付けていたバスタオルを取り去り全裸になった。

(う・・・う・・・う・・・こんなことまで・・・しようとするなんて・・・)

徐々にリツカは絶望感を感じ始めた。

(これは、きっと薬のせい・・・あたしは操られてるのよ・・・ジョウカエンに!・・・)

そう考えていたリツカだったが、ひとりでに体は動き続ける。
両手で自身の胸を鷲掴みにすると、ジョウカエンのペニスを胸の間に挟み込んで扱き上げる。

「おぉぉぉ~~~・・・これは想像以上の気持ち良さだぁ~!・・・」

ジョウカエンは益々締まりの無い恍惚な表情をしていた。
リツカに挟み込まれたジョウカエンのペニスは、その太さ故にリツカの豊かすぎる膨らみと深すぎる谷間に挟まれても、半分は収め切れずに零れ出ていた。
その為にリツカの勃起した乳首が、ジョウカエンのペニスの側面を擦り、刺激を与えていた。そして、ジョウカエンに奉仕しているリツカにとっても、同時に刺激を自らに受ける結果を招いた。

(頭が・・・頭がくらくらする・・・)

それでもリツカは懸命に奉仕を続ける。
ジョウカエンは何も指示を出すことも無くリツカに身を委ねる。何も指示しなくてもリツカが、満足感を十二分に与えてくれるのが分かっているからだ。
奉仕し続けているリツカも、ジョウカエンに満足してもらおうと、新たに体が動き始める。挟み込み、扱き上げているペニスの先端を咥え込んだのだ。

ジュブゥゥゥゥゥ~~~~~~~~~~ッ!・・・
(こんなことまでしてしまうなんて・・・)

咥え込むと、再び目一杯しゃぶり上げる
舌を懸命に絡めつける。
そして、乳房でも一心不乱に扱き上げる。
もはやリツカには地球の平和を守って来たレスキューファイアーとしての威厳の欠片も無く、ただの商売女の風情を醸し出していた。
ひたすらジョウカエンに悦んでもらおうと、リツカは舌と唇と胸を使い続ける。
その頭をジョウカエンが掴んだ。

「おぉぉ~~~!・・・限界だ・・・出すぞ!ファイアースリー!・・・お前の口の中に!・・・うぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお~~~~~~~~~~ッ!・・・」

(いや・・・やめて・・・こんな物飲みたくない!・・・)
ブシュ――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!
「うぶぅぅぅッ!・・・うぅぅぅぅぅぅ~・・・ごくッ!ごくッごくッ!ごくごくごく・・・」

今日も大量の精液を注ぎ込まれた。
それも口の中に。
リツカは笑顔を浮かべて喉を鳴らして、それを飲み込む。
ただ余りにも大量に注ぎ込まれた為に、口元からは精液が二筋になって溢れ出ていた。
口の中の精液を全て飲み終えたリツカは、胸から手を放してジョウカエンのペニスを扱き、最後の一滴まで搾り取って飲み干した。それでも満足出来ないリツカは、ジョウカエンのペニスを舌と唇を使って綺麗に拭い取る。それから口からペニスを名残惜しそうに引き抜くと、顔と肢体に巻き散った全ての精液を指で拭って舌で舐めると、満足したようにペタンと座り込んだ。

(きゃッ!冷たい!・・・)

布団の上に座り込んだリツカは、そこが濡れているのに気付いて辺りを見渡した。

「ひッ!・・・」

驚きの声を上げてしまう。
そこにはリツカを中心にして大きな円を描いた染みが出来ていた。

(これはあたしから出たものなの?・・・)

それはジョウカエンのペニスを咥えている最中、秘壺から大量の蜜を溢れ返し、零れ落として出来たものだった。

「ふぅ~・・・見事な奉仕だったぞ、ファイアースリー!」

ジョウカエンはリツカの頭を撫でながら誉め称えた。
しかし、それはリツカにとって屈辱以外の何物でも無かった。

(死にたい・・・この世から消えて無くなりたい・・・このまま屈辱に塗れるなら・・・死んでしまいたい・・・)

リツカは絶望感に打ちひしがれた。
そう考えていたリツカの顎を指でクイッと持ち上げて、顔を覗き込むようにしてジョウカエンは話し始めた。

「そなたは私に薬を盛られたか、催眠術を使われたかで、操られていると思っておるのだろうな?」

「その通りよ!そうでなければ、このあたしがこんなことをする筈がないわ!」

リツカは叫んだ。

「だが、それは、そなたの大きな勘違いだ!」

「うそよ!」

「私は何もしていない!・・・そなたは、自身の欲望のままに行動しておるのだ!」

「違う!絶対に違う!」

「そなたの体は私を欲しておるのだ!」

「違う!違う!違う!」

「心と体から発している本能の言葉を聞くのだ!」

「そんなことありえない!ある訳がない!」

「強情を張らずに私の物になれ!・・・いや言葉が拙いな・・・私の妻になってくれ!・・・これから2人、一緒に暮らそう!」

「何を馬鹿げたことを、お前の妻になんかなるか!」

「言っておくが、ファイアースリー・・・いや!リツカ!・・・そなたの体は、もはや私の体無しでは生きていけないのだぞ?」

「ジョウカエン!貴様の妻になるくらいだったならば、例え、そういう体になっていたのなら、あたしは死を選ぶわ!」

「ここまで言っても駄目か?」

「当たり前よ!」

「やれやれ仕方ないな・・・」

頑な態度を取るリツカに業を煮やしたジョウカエンは、リツカの体を持ち上げ膝立ちにさせると、二本の長く太い指を秘壺に潜り込ませた。

「あああぁぁぁ~~~♪・・・」

信じられないような甘い悦びの声を上げてしまった。

グチャ♪グチャ♪グチャ♪グチャ♪グチャ♪グチャ♪グチャ♪
「あぁ~~~んッ♪・・・んッ♪・・・あぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♪・・・」
プッシャア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!・・・

ジョウカエンの指に数回掻き回されただけで、リツカは絶頂の頂点に達してしまい大量の蜜を零してしまった。

「どうだ、リツカ!これでも納得出来ないか?」

「ちがう!・・・ちがう!・・・ちがう!・・・」

現実を見せ付けられてもリツカは頑なに拒絶する。

「はぁ~・・・まだ認めようとしないか・・・」

深い溜め息を吐いたジョウカエンは、リツカの肢体を抱えかかえようとする。

「もうやめて!」

口では拒絶の言葉を吐くリツカだったが、体は求めるように自然にジョウカエンの首に腕を絡める。ジョウカエンはリツカの右腿を大きく掬い上げると、巨大なペニスをリツカの中に深く埋めた。

「うッ♪・・・あぁぁぁぁぁ~~~はぁぁぁぁああああああああああああ~~~~ッ♪・・・」

またしてもリツカは甘い声を漏らしてしまった。

(あぁ~・・・感じる・・・悔しいけど、感じちゃう!・・・ジョウカエンのペニスが体に馴染む・・・殺してやりたい奴のペニスなのに・・・気持ちいい・・・)

いつの間にか左腿も掬い上げられたリツカの肢体は、ジョウカエンに突き刺された状態で抱え上げられていた。ジョウカエンの人間界では存在し得ない長さのペニスが極限までに深く中に差し込まれ、存在し得ない太さで膣を押し広げていた。それ故に全身にリツカの全てが快楽に包まれた。

「はぁ ̄ ̄ ̄ッ♪・・・はぁ ̄ ̄ ̄ッ♪・・・はぁ ̄ ̄ ̄ッ♪・・・」

息遣いが荒くなる。

(ジョウカエンの言う通りなのかもしれない・・・あたしはジョウカエンのカラダを求めていたのかもしれない・・・ジョウカエンに抱かれたかったのかもしれない・・・ジョウカエンに愛されたかったのかもしれない・・・)

ペニスを挿入され、快楽に包まれたリツカの思考に変化が現れた。

「あぁぁぁ~~~はぁぁぁ~~~ッ♪・・・」

ジョウカエンがリツカを揺さぶる。
また新たに大きな快楽が流れ込んだ。

(感じる・・・気持ちいい・・・もっと・・・もっと・・・欲しい♪・・・)

ジョウカエンはリツカの表情の変化に気付いて、唇を重ねて舌を絡め合わせた。
リツカも求められるまま素直に応じた。
長い長い口付けが終わり、唇を放したジョウカエンがリツカを見つめる。
リツカも微笑み返した。

「さて、このあとは、リツカの思い通りにしてあげよう!・・・やめるも良し・・・」

「いや!やめないで!」

ジョウカエンの言葉を遮ってリツカが話し始めた。

「お願いします!・・・続きを・・・昨日のようにあたしを抱いて!・・・昨日のようにあたしを逝かせて!・・・あたしを愛して!・・・お願いします・・・」

ついにリツカは堕ちた。
肉欲に溺れて墜ちてしまった。
二度と戻れぬ道を自分で選び歩み始めた。

ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!・・・ 
「あああぁぁぁ~~~~~ふゎあぁぁぁぁ~~~あッあッあぁぁぁぁぁぁ~~~ッ♪・・・」

ジョウカエンに抱えられ、激しく揺さぶられ、悦楽の声を上げる。
人間では到底味合うことが出来ない、異生物との爆裂的な快楽に溺れる。

ブシュ――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!
「あぁぁぁ~ッ!・・・逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ッ♪・・・」

またしても大量の白濁液が注ぎ込まれた。
快楽が体の中で、心の中で、頭の中で爆発して、全てが痺れた。
今回も収まり切れない白濁液が、ジョウカエンのペニスを伝って零れ落ちていた。

「ジョウカエン様ぁ!あなたの言った通りですわぁ!・・・わたくしはあなたを求めて、欲していたのです!」

長い余韻に浸った後、リツカはジョウカエンに心情を吐露した。

「やっと分かってもらえたようですね!」

「ええ!・・・ごめんなさい・・・」

「いいえ!構いません!・・・では、行きましょう!私達の愛の楽園に!」

「楽園?・・・それは何処?・・・ジャガエンへ行くの?・・・」

「まさか・・・あなたは人間界を捨てるのですから、私もジャガエンを捨てます。2人でひっそりと暮らせる場所を探しましょう!」

「いいわね、それ!・・・でもその前にもっと、わたくしを愛して下さい!・・・もっと!もっと!あなたが欲しいのです!」

「わかりました・・・旅立つ前に、もっと愛し合いましょう・・・」

愛の饗宴が開始された。

「あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・」

ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!ズパンッ!・・・ 

「あぁ~~~ッ♪・・・あなたぁ~・・・もっと・・・もっと・・・わたくしを愛して~~~ッ♪・・・」

「もっと、激しく突き上げても良いのですか?・・・」

「はい♪・・・もっと突き刺して♪・・・突き上げて♪・・・突き回して~~~~~~~ッ♪・・・」

「わかりました・・・ふんっ!・・・ふんっ!・・・ふんっ!・・・ふんっ!・・・」

「はぁ~~~ッ♪・・・あなたぁ~♪・・・私を・・・めちゃめちゃに犯して~~~~~ッ♪・・・」

「困った、お人だ・・・しかし、とても愛しい!・・・ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」

「あぁぁぁ~~~ッ♪・・・感じる♪・・・あなたの温もりが感じる~~~~~~~~ッ♪・・・」

「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!・・・」

「逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♪・・・逝っちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~ッ♪・・・ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~んッ♪・・・・・・・・・・あなた・・・もっと下さい♪・・・



その後、何度も何度も精根尽き果てるまで激しく愛し合ったリツカとジョウカエンは、部屋から跡形も無く消え去った。





その日の午後。
タツヤ達はリツカを除いてファイアーブリッジへと戻った。

「特別訓練終了して、全員無事戻りました!」

隊長の前に整列して敬礼するタツヤ達。

「ちょっと待て!リツカがいないじゃないか?・・・リツカはどうしたんだ?・・・」

リツカがいない事と、それに気付かないタツヤ達に違和感を覚えた隊長は疑問を口にした。

「リツカ?・・・リツカって誰のことっすか?・・・」

タツヤは聞き覚えの無い名前を出されてきょとんとしている。

「何を惚けているんだタツヤ?」

隊長はタツヤ達が冗談を言っているものだと思っていた。

「惚けるも何もリツカって誰ですか?・・・」

だがタツヤは勿論のこと、他の隊員達も誰のことかと不思議そうな表情を浮かべていて、リツカのことなど知らないと言った顔をしているのを見て、隊長は焦り始めた。

「リツカはどうしたんだと聞いているんだ!・・・みんな、どうしたんだ!・・・リツカに何があったんだ!」

隊長はタツヤ達を問い詰める。
が、
「だからリツカなんて名前の人は知らないっす!ユウマ先輩は知ってますか?」
「いや知らない誰のことか全くわからない!タマちゃん知ってる?」
「ユウマさん、あたしも知らないですよ!ツバサさんはどうですか?」
「いや俺もわからない!」
「僕も知りません!」
隊長は愕然とした。

長い間、共に一緒に戦って来た仲間のことを誰も覚えてないと言うのだ。

「タツヤ!しっかりしろ!・・・リツカに何があったんだ!」

体調はタツヤの肩を掴み激しく揺すった。

「だからリツカな・・・うわあああああああああああああああああああ~~~~~ッ!・・・」

突然タツヤが頭を抑えて崩れ落ちた。

「頭が痛いっす!割れそうに痛いっす!」

「タツヤどうした?・・・タツヤ!・・・」

「うわああああああああああああああああああああああああああ~~~~~ッ!!!!」

そして、ユウマが、ツバサが、ジュンが、タマちゃんが、皆が、全員が頭を抑えて崩れ落ち苦しみ始めた。

「お前達!・・・どうしたんだ?・・・おい!・・・どうしたんだぁ――――――――――?・・・



タツヤ達全員が病院に収容された。
そして、検査の結果、全員が催眠ガスを吸い、暗示を掛けられ、記憶が操作されているのが分かった。
全員が最低でも、一ヶ月の絶対安静の入院が必要と診断された。
その日の夕方には地元警察が、民宿の裏にある物置小屋で池家とマッサージ師のお婆さんを発見した。幸いにも二人は命の別状は無かったが、二人ともタツヤ達と同様の症状だった為に病院に収容された。
おそらくジャガエンの仕業だと隊長は推察したが、レスキューファイア-の全員が入院した為に活動の停止を余儀無くされてしまった。

ドゴンッ!
「おのれジャガエンめ!」

大河隊長は机を叩いて呻いた。
大敗北だった。
F3、リツカを浚われてしまった。
捜索隊が早急に結成されたが、ジャガエンのアジトの手掛かりは全く掴めない。
ジャガエンの要求を待つしか手がなかった。

「リツカ!無事でいてくれ!」

隊長には祈ることしか出来なかった。





ジョウカエンとリツカの愛の逃避行生活は三ヶ月を過ぎていた。



「あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・」

リツカは今日も愛されていた。
この三ヶ月もの間、ひたすら愛されていた。

「あぁ~~~はぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ~~~~~~~んッ♪・・・」

「何度も何度も犯しても飽きないでアール!・・・人間の女は堪らないでアール!・・・」

「あぁぁ~~~~ッ!・・・逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ッ♪・・・」
ブシャ――――――――――――――――――ッ!ドクンッ!ドクッドクッドクッ・・・
「はぁぁぁ~~~♪・・・」

ウカエンがリツカの中に大量の白濁液を流し込むと、すかさずサカエンと入れ替わった。

「次は私の番でエル!」
ズブッ!ズブズブズブズブズブズブズブッ・・・
「んッああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ~~~~~~ッ♪・・・」

この三ヶ月の間、リツカはジャカエンの幹部のウカエンとサカエンに犯されていた。
初めは泣き叫んでいたリツカだったが、彼らもまた人間では持ち合わせていない特大のペニスの持ち主であった為に、突き回されている内に快楽に支配されてしまい、今では悦んで受け入れるようになっていた。
その状態になるのに時間は、さほど掛からなかった。

「3ヶ月もして、よく飽きないでシー・・・」

呆れ顔でもう一人の幹部チュウカエンは、その様子を覗き込んでいた。

「しかし、ジョウカエンは何処へ行ったでシー!・・・あの女を置いて行って、そのまま姿を消して3ヶ月もたったでシー!・・・帰って来るまで超火災は停止だと言い残して行くシー・・・あの女の犯されてる姿を覗き込むのも飽き飽きでシー!・・・」

チュウカエンはボヤキ続けながら、それでもリツカの犯されている姿を覗き込んでいた。

「まぁまぁ・・・そうボヤくな、チュウカエンちゃん!」

「あらジョウカエン!?・・・いつ戻ったのでシー?」

「今さっきだ・・・それよりファイアースリーは、どうしてる?」

「ジョウカエンの命令通りにウカエンとサカエンが犯し続けているでシー」

「よしよし、それでは最後の仕上げといこう!・・・頼んだぞ、チュウカエンちゃん!」

「了解でシー!」

ジョウカエンはチュウカエンとの話しを終えると、ウカエンとサカエンの元へ向かった。

「これはこれはジョウカエン殿!お久しぶりでアール!」

「あぁ~~~ッ♪・・・あなた!?・・・んッあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~ッ♪・・・」

背後からサカエンに突き回されているリツカは、ジョウカエンの名を聞いて、声のする方向に顔を上げる。

「ファイア-スリーの味はどうだ、ウカエン?」

「人間の女は柔らかくて、抱き心地満点で素晴らしいでアール!何回抱いても、全く飽きないでアール!」

「ワッハッハッハッハ!そうだろう!・・・私も、そう思ったわ!」

ブシャ―――――――――――――――――ッ!ドックンッ!ドクッドクッドクッ・・・
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~んッ♪・・・」

ジョウカエンとウカエンが話している間に、リツカはサカエンにも中に射精され、絶頂の頂点を迎えた。

「ウカエン!サカエン!最後の仕上げをするから、2人は見学しておけ!」

ジョウカエンは指示を出して、リツカの傍らに仁王立ちをした。

「どうだ、ファイアースリー?・・・犯される日々は?」

「ジョウカエン様ぁ・・・何故、わたくしにこんな酷い目を遭わせるのですか?・・・私は、あなたの妻なんですよ!」

「アーッハッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

リツカの言葉を聞きジョウカエンは大笑いをする。

「何がおかしいのですか、ジョウカエン様?・・・」

「まだ気付かないのかファイア-スリー?」

「何のことです?・・・」

「貴様はジャガエンの肉奴隷になる為に連れ帰ったのだ!・・・アーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

「・・・私を騙したのですか?・・・」

「その通りだ!・・・私が根絶やしにしたい程、憎悪の念を抱いている人間などを妻になんぞする訳も無いわ!・・・アーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・アーッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

「酷い!・・・あなたを信じて・・・私はレスキューファイアーを捨てたのに・・・」

「最初に言っただろう?・・・貴様には死よりも辛い目に遭ってもらうと!・・・即ち、生き恥を晒してもらう!・・・ダァーハッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

「・・・そんな!・・・」

リツカは知った、全てが計算づくの罠であったと。
計算通りに罠に嵌ったリツカには反撃する体力も、逃げ出す気力も残ってはいなかった。
そして、騙されたと分かった今もまだジョウカエンを愛している、信じている気持ちが残っていた。それ故、自ら死を選択する考えは持ち合わせてはいなかった。

「ファイア-スリー!私達、異生物に犯されて気持ち良かったんだろう?・・・人間界に居ては味合えないセックスを味合っているのだから貴様も幸せであろう!・・・私達も人間の女が、こんなに素晴らしい物だとは知らなかったわ!・・・貴様には感謝しておるのだ!・・・だから貴様を一生飼い続けてやる!・・・そして・・・これからは、にっくき人間共の上玉の女を浚って肉奴隷にしてやるわ!・・・まずは、あのタマちゃんとか言う女を浚って来るか!フェッハッハッハッハッハッハッハッハッ!・・・」

「くッ!・・・」

重たく感じる体を引きずってリツカはジョウカエンの脚を掴んだが、何もすることなく崩れ落ちた。

(やっぱり・・・あたし・・・騙されていたんだ・・・)

ジョウカエンの卑劣さと、リツカを愛する気持ちが全く無いことに気付いたリツカに絶望感が襲った。

「愚かな女よ、ファイアースリー!・・・貴様には最後の一仕事をしてもらう!」

「・・・最後?・・・」

「そうだ!最後だ!・・・そして、この仕事が終われば、貴様はジャガスト達に払い下げて慰め者になってもらうわ!・・・一生ジャガスト達に飼われるのだ!・・・アーッハッハッハッハッハッハッハッハ!・・・」

「うぅぅぅ・・・」

リツカは言葉が出ず、ただ嗚咽を漏らした。

グルンッ!

ジョウカエンの顔が180度反転して顔が変化した。

「ダーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!・・・貴様には私の子を産んでもらう!それが最後の一仕事よ!ダーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!・・・」

「異生物同士では・・・妊娠しないと言ったのは・・・あなたの筈よ・・・」

最後の気力を振り絞ってリツカは反論する。

「それは前の顔のときの話よ!今このときは、どの異生物との受胎も可能よ!さあ産むが良いファイアースリー!・・・ダァーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!・・・」

(・・・もう、なにもかも・・・計算づくだったのね・・・)

ズグッ!グググググググググッ・・・
「あ!・・・あぁ~ぁぁぁぁああああああああああああああああああああ~~~~ッ♪・・・」

ジョウカエンはリツカの背後に回り込んで、大鯰のような特大ペニスを突き刺した。

「ダァーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!・・・これから言うことを聞いておけ!私が射精すれば、ものの数分で受胎し、そして数分で出産する!・・・楽しみにしておけ、ファイアースリー!・・・ダァーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!・・・」

ジョウカエンは射精目的だけの行為なので、楽しむことは無く、ただひたすらリツカを突き回す。

「あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・」

騙されているのがわかったにも関わらず、リツカの肢体は快楽を感じ、悦びの声を上げずにはいられなかった。

(うぅぅ・・・ジョウカエンの子供が出来ちゃうのに・・・感じる・・・感じちゃう・・・)

ズバパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパッ!・・・

「おぉ!・・・来たぞ!・・・来たぞ!・・・来たぞ!・・・」

「あぉ~ッ♪・・・あぉ~ッ♪・・・ぐッ・・・ふぅ~んッ♪・・・ん・・・逝くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ♪・・・」

ブシュッ――――――――――――――――――――――――――――――――-ッ!

「あぁぁぁ~~~~~~~~~~~~ッ♪・・・・・・・・・・」

リツカの中に精液を一滴残さず注ぎ込み終えたジョウカエンは、すぐさまペニスを引き抜き、その際に崩れ落ちたリツカの傍らに仁王立ちした。

(う・・・ぅぅ・・・ジョウカエンの・・・子供を・・・宿しちゃう・・・)

「フェッハッハッハッハッハッハ!・・・それから貴様に言い忘れていたことがある!」

(・・・もう・・・何も・・・聞きたくない・・・)

「今までの行為は全て録画して来た!」

「え?・・・」

そこにチュウカエンがビデオカメラを手に取り現れた。
リツカを画面からはみ出ないように。

「サウナ室のときから今までをずっと撮って来たでシー!」

「・・・何・・・の・・・為?・・・」

リツカの顔が蒼白になった。

「にっくき人間共に!・・・レスキューファイア-に送りつけるのよ!・・・貴様の不様な姿を見せ付ける為よ!・・・ドワァーヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッ!・・・」

「・・・・・・・・・・」

リツカは再び崩れ落ちた。
その姿をチュウカエンは撮り続ける。

「その後は全世界に貴様の生き恥を晒してやる!ジャガストに慰められている姿も晒してやるわ!・・・ドワァーヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッ!・・・」

「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~!・・・」

絶叫するリツカ。

ギュルルルルルルルルルルルルルルル~~~!

そのとき突然リツカの、お腹の中から音がした。

「ご懐妊おめでとう、ファイアースリー!」

「あぁぁぁ~~~!・・・いやぁぁぁ~~~!・・・産みたくなんかない~~~ッ!・・・」

リツカは恐怖に震えた。
それから徐々にリツカの腹部が大きくなり始める。

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああッ!・・・」

リツカは泣き叫び、これ以上大きくならないようにと腹部を強く押さえる。
押さえていても意味はないのに、リツカは必死に押さえ付けていた。
その努力を嘲笑うようにリツカの腹部は、徐々に大きくなっていく。

「ドワァーヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッ!・・・ドワァーヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッヒヤッ!・・・」

ジョウカエンの高笑いが響く中、リツカの腹部は臨月を迎えたように大きく膨らんだ。

ゴロンッ!

「いやあぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!・・・」

リツカは腹の中で不快な感触を受けた。

「いやあああぁぁぁ~~~!・・・降りてくる!・・・だめ!・・・降りて来ないでぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!・・・」

バシャ――――――――――ッ!

破水した。

「出ないで~~~ッ!・・・出ないで!・・・出て来ないでッ!・・・出ちゃ、だめぇぇぇえええええええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!」

リツカは狂乱して泣き叫ぶ。
その姿をジョウカエン達は嘲笑いながら眺めていた。

「いやあああああああああああああああああああああああああああ~~~~~~ッ!・・・





-エピローグ-

「大変っす!大変っす!・・・隊長~~~!大変っす~~~!」

タツヤが大声を上げてファイア-ブリッジに駆け込んで来た。
タツヤ達は一ヶ月余の入院を経て、全員が無事退院し通常業務に戻っていた。
この三ヶ月、ジャガエンが起こす超火災は発生していなかった。
人々は平和に過ごしていた。
しかし、レスキューファイアー達だけが心に蟠りがあった。
リツカの消息が依然不明だったからだ。

「タツヤ!どうした?・・・何事だ?」

「ジャガエンから荷物が来たっす!」

「何?」

全員が驚き、隊長の元に集まった。
隊長が届いた封筒を開けると、そこにはメモとDVDが一枚入っていた。

「何だこれは?・・・」

「隊長!メモには何て書いてるっすか?」

隊長はメモを読み始める。

「ファイアースリーは預かっている。返して欲しくば、同封したDVDを見ろ。そこに交換条件を録画した。」

「それだけっすか?」

「あぁ!これだけだ!・・・ジュン!今すぐ再生だ!・・・メインモニターに繋げ!」

「了解です!」

ジュンはメインモニターにリンクするように操作し、DVDをレコーダー入れた。

メインモニターに映像が流れ始めた・・・

                                      完