(4) 4th Battle
ボルトの首領ビアスに捕まり、縛られて壮絶な拷問を受けていたブルードルフィン。
その戒めが解かれ、力なく横たわる。
「はあ、はあ・・・ああっ」
いつのまにかマスクが付けられ、息がうまくできない。それが狙いか。
ビアスの野望を砕いたが故の拷問は激しく、身体は苦痛を覚え、ライブスーツのあちこちにはその跡が痛ましい。(スーツがもうボロボロ、いつまで持つかしら)青と白を基調としたシンプルなデザインの強化スーツは、全身電流と鞭によりあちこち黒こげになり、ところどころ火花がパチパチ爆ぜる。硬直により時々身体がピクピクと動く。スカートからは失禁した雫がぽとぽと垂れて止まらない。(恥ずかしい・・・見ないで)丸くて知的な美貌を見れば、快楽と苦痛からくる激しい疲労で疲れきり、目は光を失っている上に泣いているのか笑っているのかわからない。(私、もうだめ)
彼女の意識は激しい痛みと脱力感からくる開放感を感じていた。
(もう痛いのか苦しいのかわからない。もう限界を超えてしまったみたい・・・みんな・・・助けて・・・わたしは、負けちゃった・・・・)

時間の感覚が麻痺していた彼女は知らないが、この間一週間は経っていた。
その間にライブマンはコロンの助勢もあってボルトを陥落させていた。
ガーノイドガッシュ以下、ジンマー兵を全滅させはした。
だが囚われたブルードルフィンを見つける事がどうしても出来なかった。

ビアスは部下を見捨て、ブルードルフィンを連れて地球の某所に脱出していた。
彼は自分の頭脳のみを頼みにしていたので、自分さえいれば、ボルトは再興できる。そう考えていた。

そんなことは露知らず、苦しみから逃れようともがいて、前述の通りビアスに縄を解かれたブルードルフィン。
ごぼぼ、げええ・・・・。
激しい血液の流れとともに激しい嘔吐感が彼女を襲う。そのせいで頭がぼんやりする。
(も う う ご け な い)くちゃっ、くちゃっ。(え、なに)
視界がぼやける中ブルードルフィンは、度重なる拷問で興奮し、イルカの絵とVの字をあしらった青いライブスーツの上着からはっきりと分かるような形をした自分の乳首にビアスが何かを塗っているのを感じていた。
(なんなの、それは)
それはかつて自分がマゼンダなどに塗られた媚薬をさらに配合して強めたものだった。
「これを塗られたライブマンがどうなるか、ブルードルフィン、貴様の体で試したい。気持ちいい悲鳴を聞かせてくれ」
それを塗られ乳首の先をコリコリいじられ、その上嫌らしくモミモミともみしだかれた瞬間、目の前で火山が噴火した。
「い、ぎゃあああああああああああ!!あ、熱いいいいいいい!痛いいいいいいい!くううっ、感じる、いいいいいいいいい!」
乳首が燃えるように性感帯になった。
「ああああああああああああああああああああ」
それは青いスーツのしたではっきりと形になり、スーツと乳首が擦り合う摩擦により突起した豆が爆ぜり出した。未体験の激痛と快楽に、ぐったりしていたブルードルフィンの体がはねる。
「あっ、あううあ、ああん、あっ、駄目え、見ないで、恥ずかしい」
それはまさに打ち上げられたイルカだった。それを飽きることなく揉んで感触を楽しみ、屈辱と気持ちよさから思わず上がる「あっ、あっ」という嬌声を聞きなから、口に含み乳首をしゃぶり甘い乳液を吸った後、
「そうか恥ずかしいか。ならば胸だけではかわいそうだ。お前のお口も欲しがっているころだろうからな」
満足そうに笑ったビアスは容赦なく股の口にも塗る。
「ぎひいやああああああああああああああああああああああ、死ぬうーーーーーーーーーーーーーーううううう!!!」
すでに我慢できなくなっていた愛液が漏れてしまっていたが、ほんの一部に過ぎず、もしビアスに犯されようものなら自分の愛液をすべて放出してしまいそうだった。
「そんなに欲しがらなくても今塗ってやる、嬉しいだろう?」
「嬉しくなんか無いっ、やめて、御願い、やめてえええ」
その快楽を欲しがっていた股間にもたっぷり塗った。
「いひいいいああああいやああああ、あ、あ、あ、あああああああ、きぃやあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ただし快楽ではなく、苦痛を与えられたので、ブルードルフィンの気丈さからくる体力は一層奪われる事になった。一般女性に塗ろうものなら即死モノの塗り薬。ライブスーツはそれにも耐えて見せた。だがそれに包まれている岬めぐみの若く健康な体はその衝撃に耐える事ができなかった。
それだけならまだいい。あまりにもライブスーツが丈夫過ぎて、先程触れたようにもがく事により若く瑞々しい乳首と局部が刺激され、未曾有の快感をブルードルフィンに与えてしまう。堅牢さがあだになってしまった。ビアスだからそうしたとも言える。どうせ苦しめるなら、そのぴちぴちした裸体からだと、スーツの内部から責めていけばこちらは労せず馬鹿な女が喘ぎ苦しむ様を味わうことが出来る。こちらも疲れなくてすむ。
怒りに任せて我ながら下策をとってしまったわいーーーー高級そうなワインを嗜みつつ、ブルードルフィンの狂態を楽しみながらビアスは思った。
(人が苦しんでいるときにワインなんて・・・何を考えているのよ!)
憤って血圧が上がったせいか、再び強烈な快楽が頭を突き抜けた。
「だ、だ、だ、駄目っ、ふううーーーーーーーーーーーーー、ううううーーーーーーーーーーーーーーーーー、ううううんん、あ、くくく、んんん」
もともと塗られている所にさらに強力な媚薬を与えられたものだから、たまらず転げまわる。
(駄目、死ぬ・・・!ライブスーツに殺されるなんて!!)
顔からは強がりが消え、汗だくになっていた。
その焦りようをビアスは喜び、
「そんなに喜んでもらえるとはな、ならば全部与えよう!」
ドバッ。
天井から液体が降ってきた。
あるったけの強化版媚薬をブルードルフィンの全身にぶっ掛けたのだ。
「み、見えない」
マスクのバイザーが見えなくなった。
ごろん。「うばああああーーーーーーーーー!!!!!!!なにこれえええーーーーーーーーーーーーーーーー、ぎひやああああーーーーーーーーーーーーーーーーー駄目えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!感じちゃだめええーーーーーーーーーーーーーーーー!」
マスク以外のスーツ、グローブ、ブーツは全て局部となり、転がるだけで、横になるだけで「入れられた」時の感覚を感じてしまうようになった。
(立たなきゃ・・!)
立てばいいのだが、立とうとすればついた膝の部分と手を覆うグローブが感じてしまう。
そのうち立つ気力もなくなった。
「かっ、かはああっ」
グローブをくすぐられただけで、ブーツを擦られただけでオナニーしてしまう有様。
ぴちぴちぴち。「いいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーー!か、かんじるうううううううーーーーーーーーーーーーー!」
伸縮性にすぐれたスーツはめぐみの健康で豊満な体を痛めつけ(そのつもりはないが)犯していく。自慢の巨乳と身体を包み守るものがエロスを感じさせるのだから逃れる事も出来ない。
「うううううーーーーーーっっっ!!!!んんあああああーーーーーーーーー!う、うあああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーー!」
地面とスーツが擦れるときに寄せ来る現実世界では得られない快楽と、それを引き立てる激しい痛み。まさかのライブスーツによる激しい擬似性交。いつまでも感じていたい。いや脱出しなければ。
理性と本能の葛藤の果て、ブルードルフィンは力尽きた。
「いくうううううううう、いっちゃうううううううううう!」
(もうわたしは駄目みたい。ごめんね、地球を守れなかった・・・。)

ビアスはブルードルフィンを仰向けに寝かせた。イルカのマスクも付けた。
されるがままであった。ライブスーツに守られた体にはまだ体力があった。
が、疲れ果て散々痛めつけられた精神は逃げるのをやめていた。
手足の拘束もいらないとビアスに判断された程だった。
その上頼りのスーツもこれだけの性攻撃は予測しておらず、さすがに、普段程度の防御力に弱体化した。
ここへ来て破れ、その部分からは回路らしきものが見える。
もし強化していなかったら、ただのゴム製のウェットスーツになっていただろう。
そうなれば最初の鞭の時点で、あちこち裂けて、乳首など露出すれば精神的に辱めをうけたであろう。(それで済むのかどうか)
「今度は何よ!ビアス!これを外しなさい!」強がりというより押し寄せる嫌な予感から逃れたかったのか、無駄と知りつつブルーは叫ぶ。
(まさか、わたし!)
「感じたとおりだ。今から君を、犯す」感情の無い機械的な声をビアスは発した。拘束されて尚、強がる女を憐れむように。
「やめ・・て・・・」心から、本物の本音が出た。哀願するような目。目尻からは、一筋の涙。
「よく泣く女だ。それでこそなぶりがいがあるわ、私の頭脳を破壊した罪はこんなものではないがな」
ビアスはこれまでみせたことのない凶悪な顔になり、自分の一物をスカートがめくれた局所に刺した。
「いいいいいいいいやああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ブルードルフィンの絶叫が虚しくこだまする。